2016年09月07日

0949『こわいものがこないわけ』

★★★3
こわいものが こないわけ (講談社の創作絵本) -
こわいものが こないわけ (講談社の創作絵本) - 新井洋行

おばけも、おおかみも、かいじゅうも来ないよ。
そう、お姉ちゃんが語りかけます。

せなけいこさんの『ねないこだれだ』や、オニオニ(なまはげ)教育、
そしてそれらに打ち勝とうとせんとする、ヒーロー戦隊への傾倒。

子どもは、我が子は、そうやって、畏怖の念を抱いたり、怖いものを知ったり、だからこそ優しくなれたり、臆病さに打ち勝つ勇気を見つけたり、強くなろうとしたり、するんだろうと信じて、ここまでやってきた。

自らが生み出す幻影と戦う点では、あるいは不健全かもしれないが、現実世界に敵を探し、それらを駆逐せんとすることは、あるいは迷惑なのかもしれない、という思いもあるのだ。
「桃太郎」の昔話を別の視点で見ると、平和な鬼たちにただただ凶悪だというレッテルを貼り、ぼこぼこにするという、バカリズムさんのお笑いを思い出します(YouTubeにあるかもしれないので検索してみてください)。

ともかく、そんな怖いものが現れる夜、についての、大丈夫だよ、というお話しか、と思っていたら、いやはやまた。。。

でも、こわがることができるときにともかくこわがっておくっていうのも、のちにいい経験になるのかも。

ねえ おねえちゃん、
さっきの えほん こわかったね。
よる おそく おきている こは、
おばけに つれて いかれちゃうって おはなし、
ほんとうかな?
posted by B&M at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0948『いきのびる魔法』

★★★★★5
いきのびる魔法―いじめられている君へ (コミックス単行本) -
いきのびる魔法―いじめられている君へ (コミックス単行本) - 西原理恵子

夏休みの終わる/明ける日は、自殺が最も多い日です。
そんな日に、図書館で特集の机に置いてあった本です。

ただただ、衝撃を受けます。
一読しておく価値はありそうです。

「うつくしいのはら」という作品を収録された意図は・・・。

でもどんな紛争地でも 年間 三万人も死んでいません。
そんなに多くの人が自殺する国は日本だけです。
この国は形を変えた戦場なんです。
posted by B&M at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0947『しにがみとおばあさん』

★★★★4
しにがみとおばあさん -
しにがみとおばあさん - 鎌田暢子

うちの子どもたちは、この頃、死ぬ、とか、亡くなる、とか、倒れる、とか、ともかくいろんな不吉な言葉を、使うようになりました。
その都度、その言葉はいやだなあ、聞きたくないなあ、と伝えるのです。

もちろん、死について考えることは、生について考えることです。
あるいは、メメント・モリ、今について考えることです。
それを使うこと=それを望むこと
でもなかろうに、何を目くじら立てて、とも思いますが、
やっぱり、人前で平気で「死ね」とか、言う人間になってほしくはないです。

そんな家庭教育の一助になればいいなあ。

「あーあ いやだ。もう しんでしまいたい」
posted by B&M at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

0946『世界の伝記NEXT スティーブ・ジョブズ』

★★★3
スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT) -
スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT) - 漫画 八坂考訓

ジョブズの半生を漫画でわかりやすく描いていた。
周囲の人々の力をつなげることで偉業を成し遂げることができた、ないないづくしの若者として。
コンピュータをすべての人々へもたらした天才として。
AppleTからマッキントッシュ、ピクサー、iMac、iPod、iPhone、iPad、iCloudなどを世に送り出していった経緯。

リサ氏のことや、ビル・ゲイツ氏とのことは割愛されている。

一人の養子の少年が、コンピュータに魅せられ、それを万人のものとしようとした奮闘の生涯を。

またあるいは、僕にとっては、この独創的な人物というのは、いかなる教育のもとで育ちうるのだろうという命題とともに読むことにもなった。
それは悲しいかな、きっと既存の教育機関では、こういった人物を輩出することは難しいのではないかな、という考えに至る。(小学校でのいたずら、リード大学中退)
すべての人がジョブズ氏のようになれるわけではない。
狙って作れる人材でもあるまい。
天才というのは、そういうものだ。
では、我々はその伝記を読んで、何を学ぶのか?
この漫画には、コンピュータというものに魅せられた、そのきらきらと輝く好奇心と未来が、そこへ向かう一個の魂の軌跡が描かれていた。
夢を描く、目標へ向かって走る、終末のその日に向けて力強く駆ける、その余韻は、心地良いものだった。

大切なのは結びつけることだったんだ!
コンピュータの「技術」と人間の「心」が結びつけば感動が生まれる
「技術」と「心」を結びつけることこそぼくがやるべきことなんだ!!
posted by B&M at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

0945『風が吹くとき』

★★★★4
風が吹くとき -
風が吹くとき - レイモンド・ブリッグズ

何かでこの本を知ったのだ。
そして、読んでみたい、と思って、メモをしたためていた。
そのメモが、他のものに埋もれていった。
なぜこの本を読みたいと思ったのかを、忘れていった。
このたび、メモを見つけ、本が近所の図書館にあることを知った。
それで、やっとこさ、読むに至ったのだ。

表紙から、なんのお話しかは察しがつく。
町から離れた一軒家の、子育ても就労も終わった夫婦の話である。
平凡で力のない、無知な、愛すべき英国市民である。
(そしてそれは、原発事故後の日本人にも見えてくる。)

日本とドイツに対する偏見に満ちた記述はご愛嬌。
差別の示唆を与えてくれる。

手塚治虫さんの匂いもするマンガだった。

「だが、日本では原爆のずっと後でも死者が出ている・・・なぜだったかな?」
「用心が足りなかったのね、きっと」
「そう、正しい策をとらなかったのさ。それに、あのころは科学がまだ幼稚だった。進歩した現代科学のおかげで、今は対応がきちんとできるはずだよ。そうさ。いろんな解毒剤や薬なんかも開発されてるはずだ。」
posted by B&M at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月22日

0944『一度きりの人生絶対に行きたい夢の旅50』

★★2
一度きりの人生  絶対に行きたい夢の旅 50 <心震える絶景&体験ガイド> -
一度きりの人生 絶対に行きたい夢の旅 50 - A-WORKS

世界でテロが頻発している。
日本も、4年後の東京オリンピックを見越して、治安維持は重大課題である。
世界が内向的になっている。
そんな時に、ちょっと憧れの気持ちを持って、海外へ思いを馳せるのに良い本。

地球という僕らの遊び場には、まだまだ知らないことが溢れています。
インターネットで見て、知った気でいるだけでは、もったいない。
現地に行って、空気を、匂いを、風を、感じる旅へ。

この本をきっかけに、あなたの人生を変えてしまうほどの旅に出逢えることを祈っています。(編集後記)


ところで、例えば大学時代、独り身の頃にこの本を見ていたら、行っただろうか。
冒険心をくすぐる旅。
今見ると、苦しくなる。
どうせ、行けないんだろうな。
中学生に見せたら、どういう反応をするだろうか。
ここ行ってみたい、これを見てみたい、そのために英語を勉強しようかしら、なんて思うだろうか。

限られた選択肢から旅先を決めてしまう。
(…)
人生は一度きり。時間は限られている。
だったら、「絶対にやってみたい!」という欲求を優先して、旅に出ようよ!(編集後記)


写真が新しく、奇麗です。
「いくらかかる?」
「どうやって行く?」
「いつがオススメ?」
と、
「周辺情報」
が載っています。

カテゴリーは「写真」?「旅行」(というカテゴリーは作っていない)?
と思ったのだけれど、とりあえず「エッセイ」カテゴリーに入れた。
posted by B&M at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0943『東大生が書いた つながる英文法』

★★★3
東大生が書いた つながる英文法 -
東大生が書いた つながる英文法 - 浅羽克彦

大学3年生終了後、著者は単身世界一周旅行に旅立つ。
バックパックで歩き回るなかで、日本人の素晴らしさを伝えるためには英語が不可欠であると思い至る。
帰国後、その想いを企画コンテスト「第3回出版甲子園」にて形にしたのが本書。

本書の肝は、マインドマップのような「英語の幹」。
そして、中のイラストのわかりやすさ。
中学校の英文法が、違った角度で迫ってきます。

 あなたに伝えたかったことは英文法の知識だけではないんです。
「全体像の中でどこにいるのか?」
「なんでこうなるのか?」
「何のためなのか? どんなことに役立つのか?」
という3つの質問について考える大切さこそ、実はこの本で僕が一番伝えたかったことなのです。(おわりに)
posted by B&M at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

0942『イングリッシュ・モンスターの最強英語術』

★★★★4
イングリッシュ・モンスターの最強英語術 -
イングリッシュ・モンスターの最強英語術 - 菊池健彦

なかなかすごい容姿(中の写真もインパクトありあり!)+一端社会人になった後、引きこもり生活の中で英語を独学し、TOEIC満点を連発=イングリッシュ・モンスター。

でも、途中、大和魂について語るところは素敵。
龍馬の「オトメギルル」の話(p169)も、肝に銘じます。

「忘れて覚えて、忘れて覚えての繰り返し。問題はそれを楽しめるかどうかということ。(p36)」「ここ20年ほどの日本の英語業界はどうすればラクに、効率的に英語の勉強ができるかばかりを追求している。英語を学ぶのにラクで効率的な方法はない。(p62)」「健康診断を何十回、何百回受けたって、健康にはならない(p146)」

ともかく、自分なりの方法で、コツコツ、コツコツ英語と触れ続けること、これ以外に成長の道はない!と。
でも、続けさえすれば、道は拓ける。

 だから、今日も「オトメギルル、オトメギルル」と唱えながら、英文を読むのだ。(p170)
posted by B&M at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0941『保育に生かすマジック』

★★★3
保育に生かすマジック -
保育に生かすマジック - 河合 勝

だいぶん古い本。
1995年の本。え、もう20年以上も前の本なの?!

教育の明治図書の本。

著者の、マジックに、そして教育に対する愛情を感じる一冊。

試しに「消えるお金」(p50)を我が子たち(幼児)にしてみると、すごく楽しんでくれて、ハグしてくれた。
本書に感謝(笑)

不思議に思う心、なぜだろうと考える好奇心、純粋に驚く気持ち。
マジックには、不思議な力があると思う。

著者の、大学で教えたり、ハンディキャップを背負った人たちや、高齢者にマジックを見せに行く、その情熱にも脱帽。
元気をもらう。

趣味のマジックは、1959年から本格的に習い始め、スイスの世界大会などにも出演しました。(まえがき)
posted by B&M at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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