2019年09月07日

1067『100円たんけん』

★★★★4
100円たんけん
100円たんけん 中川ひろたか

図書館絵本。
100円で買えるもの、なんだろう?
100均から、近所の商店街へ。
物々交換から、貨幣へ。

この頃、おこづかい、お駄賃や、ものの価値について考えはじめた子どもたちにとって、勉強になる絵本だった。

100円ショップで うっている スポンジと、
サーモン 1かんと、
さんま 1ぴきと、
きゅうり 3ぼんが おんなじ ねだん。
おんなじ ねうちって いうことなんだ。
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2019年02月16日

1042『ふまんがあります』

★★2
ふまんがあります (PHPわたしのえほん)
ふまんがあります (PHPわたしのえほん) ヨシタケシンスケ

この著者の絵本に一時期娘がハマっていて、その時に読んだ。

著者ヨシタケシンスケ氏は、TV『情熱大陸』では、ご家族に、新作絵本を披露される、家族想いな一面が覗けた。

『りんごかもしれない』の作者だが、その発想の柔軟さが好きだ。

図書館本。

じゃあ、どうして おとうとが わるいのに、
わたしばっかり おこられるの?

「おとうとのかわりに おこられてあげる
やさしい おねえちゃん」って、
王子さまとかに
すっごい にんきが
あるからだよ。

(あのコはえらい!!
 こんどおしろにしょうたいしよう!)


不満は、あるよね。
大人って、ズルいよね。
最後の会話に、涙。
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2018年02月18日

0977『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』

★★★★★5
ダース・ヴェイダーとルーク(4才) -
ダース・ヴェイダーとルーク(4才) - ジェフリー・ブラウン

スター・ウォーズ(SW)のヴェイダー卿の子育て。
絵柄がかわいすぎる。

「そして父と息子として共に銀河を支配するのだ!」
「そしたらおやつくれる?」


エピソード8の公開に先立ち、エピソード5、6、7がテレビで放映されていた。
それで、息子と共ににわかSWファンになった。
今や、家には2本のライトセイバーとレゴ・ミレニアムファルコンがあるくらい。
こんなに面白いものだったのか、と仰天した。

だめだ、ハン・ソロとは遊ぶな。絶対にだめだ。


SW本編のいろいろがわかっていなくても十分に絵柄や、子煩悩な父親、親子の素敵な関係性は楽しめるだろうが、僕には本編への華麗なる言及が面白すぎた。
ルークが野球ボールをライトセイバーで斬ってしまっているのは、あの修業を思い出させる。
ルークが右手首に擦り傷を負って、それにパパが絆創膏を貼ろうとしている(切り落とされたのでなくてよかった!)。
ヴェイダーパパが、息子にダース・モールを描いて教育している。あるいは、「ダース・モールはぱっととんで、クワイ=ガンを倒しましたとさ・・・」と夜、読み聞かせをしている。(もちろん、ルークは眠れない。)
ルークが危なっかしい高所にいて、ヴェイダーパパが「ルーク!危ない!戻ってきなさい」(その後落下しなければいいのだが)。

そして、ジャージャービンクスのおもちゃを前に、
ヴェイダー「これはおまえが探していたおもちゃではない……」
ルーク「ううん、これがそうだよ。」
※旧3部作のSWファンは、ジャージャーを受け入れられなかったらしい。

子育てとは、常に、うまくいかないものである・・・それは、SW本編も、この絵本も、同じように述べていることだ。

それでも、最後のページは、

「パパ、大好き」


と言って、膝に抱きついてくるルークなのだ。

 ***

以下の続編2編も読んだ。

ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア -
ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア -

こちらは、思春期にさしかかるレイアの子育て。
徹底的に反抗され、反発され、思い通りにいかない娘の子育て。

ヴェイダー「フォースのダークサイドの力がどれほどか、おまえにわかれば・・・」
レイア「わかってるって。もう耳にタコができるほどきいたもん。それに、人生には力以上に大切なものがあるのよ。」

それでも最後は抱きしめられて、赤くなるヴェイダーパパ。

 ***

おやすみなさいダース・ヴェイダー -
おやすみなさいダース・ヴェイダー -

こちらは2ページ構成で、寝る前のSWのいろいろなキャラクターに言及。
例えば、パジャマを着るとジャージャーは、いつでもきまって、すってんころりん(耳が腕に入ってる?!)。
例えば、夜の読み聞かせの途中で、シュー、コーと寝てしまっているヴェイダーパパ。

いずれも図書館本。

さらにもう一遍出ているらしい。
それもいつか読んでみたい。
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2018年01月03日

0964『ニコラスどこにいってたの?』

★★★★★5
ニコラスどこにいってたの? -
ニコラスどこにいってたの? - レオ・レオーニ

絵柄はいつものレオ・レオーニさんのもの。
思い込みや偏見から、戦争が起こっていくことを示唆するねずみと鳥の寓話。
幼児や少年少女は、ぜひご一読あれ。

ニコラスが つぎの ことばを いう ひまもなく、みんなは さけんだ、
「とりたちなんか くだばれ! とりたちと たたかうんだ!
 とりは みんな やっつけろ!」みんなは いつまでも さけびつづけた。
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0963『りんごかもしれない』

★★★★4
りんごかもしれない -
りんごかもしれない - ヨシタケシンスケ

これは、りんごかもしれない。
そうではないかもしれない。
てつがく的な問答の絵本。

じつは かみのけとか ぼうしが ほしいのかもしれない。


りんごが何か意志を持つかのように考えていくところは、静物を相手に、エイリアンか妖怪か何かを相手にしているかのようにスリリング。

かわいらしい絵柄もすてき。
ぜひ、ご一読あれ。

ほんとうは ほかのものに なりたかったのかもしれない。

ナシになりたかったのに→ちょっとちがっちゃった
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2016年10月12日

0956『永い夜』

★★★★4
永い夜 -
永い夜 - ミシェル・レミュー

わたしたちはどこからきたの?


カナダ在住のイラストレーターの絵本。
夜眠れない子どもの、果てしない問い。
いつしか年を取り、忘れたり見ないふりをするようになった、その問いの連続と、不思議なイラストの世界。

いつかわたしが死んで、わたしのいた場所にぽかんと穴があいても、
きっとなにかがすぐにそこを埋める。
世界はそしらぬ顔で流れていく。


図書館の絵本の棚に置いてあったのだ。
なぜなぜ坊やたちがこの本を手に取って、大人のところに押し掛けたら、どうするというのだ?
はにかむ知りたガールたちが、こんな絵本を読んで、夜眠れなくなって、「永い夜」を過ごすことになったら、どうするというのだ?

でも、そういう哲学の問いを知っている子どもは、強いと思う。
少なくとも自分で考えようとするし、探求しようとするだろうから。
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2016年09月07日

0949『こわいものがこないわけ』

★★★3
こわいものが こないわけ (講談社の創作絵本) -
こわいものが こないわけ (講談社の創作絵本) - 新井洋行

おばけも、おおかみも、かいじゅうも来ないよ。
そう、お姉ちゃんが語りかけます。

せなけいこさんの『ねないこだれだ』や、オニオニ(なまはげ)教育、
そしてそれらに打ち勝とうとせんとする、ヒーロー戦隊への傾倒。

子どもは、我が子は、そうやって、畏怖の念を抱いたり、怖いものを知ったり、だからこそ優しくなれたり、臆病さに打ち勝つ勇気を見つけたり、強くなろうとしたり、するんだろうと信じて、ここまでやってきた。

自らが生み出す幻影と戦う点では、あるいは不健全かもしれないが、現実世界に敵を探し、それらを駆逐せんとすることは、あるいは迷惑なのかもしれない、という思いもあるのだ。
「桃太郎」の昔話を別の視点で見ると、平和な鬼たちにただただ凶悪だというレッテルを貼り、ぼこぼこにするという、バカリズムさんのお笑いを思い出します(YouTubeにあるかもしれないので検索してみてください)。

ともかく、そんな怖いものが現れる夜、についての、大丈夫だよ、というお話しか、と思っていたら、いやはやまた。。。

でも、こわがることができるときにともかくこわがっておくっていうのも、のちにいい経験になるのかも。

ねえ おねえちゃん、
さっきの えほん こわかったね。
よる おそく おきている こは、
おばけに つれて いかれちゃうって おはなし、
ほんとうかな?
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0948『いきのびる魔法』

★★★★★5
いきのびる魔法―いじめられている君へ (コミックス単行本) -
いきのびる魔法―いじめられている君へ (コミックス単行本) - 西原理恵子

夏休みの終わる/明ける日は、自殺が最も多い日です。
そんな日に、図書館で特集の机に置いてあった本です。

ただただ、衝撃を受けます。
一読しておく価値はありそうです。

「うつくしいのはら」という作品を収録された意図は・・・。

でもどんな紛争地でも 年間 三万人も死んでいません。
そんなに多くの人が自殺する国は日本だけです。
この国は形を変えた戦場なんです。
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0947『しにがみとおばあさん』

★★★★4
しにがみとおばあさん -
しにがみとおばあさん - 鎌田暢子

うちの子どもたちは、この頃、死ぬ、とか、亡くなる、とか、倒れる、とか、ともかくいろんな不吉な言葉を、使うようになりました。
その都度、その言葉はいやだなあ、聞きたくないなあ、と伝えるのです。

もちろん、死について考えることは、生について考えることです。
あるいは、メメント・モリ、今について考えることです。
それを使うこと=それを望むこと
でもなかろうに、何を目くじら立てて、とも思いますが、
やっぱり、人前で平気で「死ね」とか、言う人間になってほしくはないです。

そんな家庭教育の一助になればいいなあ。

「あーあ いやだ。もう しんでしまいたい」
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2016年08月07日

0936『かないくん』

★★★★★5
かないくん (ほぼにちの絵本) -
かないくん (ほぼにちの絵本) - 谷川俊太郎作 松本大洋絵

きょう、
となりのかないくんがいない。


すごい絵本だぞこれは。

大人のための絵本かな。

しぬって、
ただここに
いなくなるだけのこと?


松本大洋さんの漫画が好きだった。
『ピンポン』とか、『鉄コン筋クリート』とか。
この人の漫画には、絵には、独特の「余白」がある。
白さというか、静けさというか。
立ち上ってくるもの、雰囲気というか。

ご高齢となった谷川さんの、その口から語られる物語と、
松本さんの、その雰囲気のある絵とが融合して、
奇跡の一冊となっている。

またそのうち、いやだいぶあとに、読み返してみたい一冊。

真っ白なまぶしい世界の中で、
突然私は「始まった」と思った。
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0935『にちよういち』

★★★★4
にちよういち (童心社の絵本 9) -
にちよういち (童心社の絵本 9) - 西村繁男

いやあ、おおきな やどかりが おる。みてちや ごぞごぞ うごきゆう。


高知の日曜市の雰囲気、方言!
南国っぽい、原色っぽい色使いも魅力。

「ありゃ まあ おんちゃん、ぽっちり おおたねえ。」
「ひさしぶりじゃが、じょうぶで やりゆうかよ。」
「まっこと ひさしいのう。おかげさんで げんきで やりよらあね。」


夏の日差しにあてられながら、読めた幸せな絵本。
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2016年04月03日

0927『だるまちゃんとかみなりちゃん』

★★★3
だるまちゃんとかみなりちゃん (こどものとも絵本) -
だるまちゃんとかみなりちゃん (こどものとも絵本) - 加古里子

いつも思うのだけれど、この人の絵本の魅力は、「描き込み」にあるなあ。
いろんなところで、いろんな人が、いろんなことをしている。
それを眺めているのが、楽しい。

きんとうんみたいな雲に、アンテナとハンドルがついている。
ドラえもんなんかに出てきそうだけれど、このハンドルつき雲の発案者は、もしかして加古さん・・・?

だるまちゃんは えい やっ! と とびはねました。
うんと とおくから かけてきて うんとこさ! と とびあがりました。
かさを もって ぴょんとこさ! と はねあがりました。
しかし どうしても とどきません。
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0926『てぶくろ』

★★2
てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本) -
てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本) - エウゲーニー・M・ラチョフ え/うちだ りさこ やく

ロシアの、ウクライナの民話。
実家にあった本で、むかしむかし、自身が母親に読んでもらった記憶がある。
それを、今、我が子へとバトンを渡している。

雪の日、おじいさんが落としたてぶくろの中で、さまざまな動物たちが共存する。

「くいしんぼねずみと ぴょんぴょんがえると はやあしうさぎと おしゃれぎつと はいいろおおかみと きばもちいのしし。あなたは?」
「うおー うおー。のっそりぐまだ。わしも いれてくれ」


肉食のものたちもいて、このひとたちいっしょで大丈夫かな、と思った記憶がある。
今思うに、寒さの前では、みな同じということか。
それほどまでに、おじいさんのてぶくろは暖かい。

てぶくろから顔を出している動物たちの絵が、なかなかシュールで、記憶が蘇った。
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0925『ゆうちゃんとめんどくさいサイ』

★★★★★5
ゆうちゃんとめんどくさいサイ (こどものとも絵本) -
ゆうちゃんとめんどくさいサイ (こどものとも絵本) - 西内ミナミ さく/なかのひろたか え

「あら、いやだ。はを みがかないから、はが きばになっちゃった。きばがある こは、オオカミさんの こどもに おなり!」
 そう いわれても、ゆうちゃんは へいきの へいざ。
「それじゃ おかあさん、いってきまーす。バイバーイ」


ゆうちゃんのふてぶてしさと、生きる力を感じた。

その後、さまざまな家庭を転々とするゆうちゃん。

めんどくさいサイに会って、自然と「めんどくさい」と訣別していく子どもの姿。
そういう自然な姿に、感銘を受けました。
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0924『にんじゃサンタ』

★★2
にんじゃサンタ (PHPにこにこえほん) -
にんじゃサンタ (PHPにこにこえほん) - 丸山誠司

柔軟な絵柄。
曲線が映え、躍動感がある。
この絵は、一見の価値あり。

にんじゃサンタは修業で、かくれたり、もぐったり、まいたり、
それが、12月24日に役に立つ。

ひたすら はしるのです
(ひたひたひたひたひた)


サンタクロースがにんじゃかもしれない、という、新時代の、男の子が好きそうな、新しい発想。
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0923『とうちゃんなんかべーだ!』

★★★★★5
とうちゃんなんかべーだ! (おとうさんだいすき) -
とうちゃんなんかべーだ! (おとうさんだいすき) - 伊藤秀男

こうえんの いけまで、
じてんしゃきょうそうも したし、
おたまじゃくしも とったし、
ブルーギルも つったし、
なつに つかまえた くわがたも、
ちゃんと ひょうほんばこに いれたし、


うしおくん、たいそうたくさんおとうさんと遊んでもらったみたい。
でも、まだ不満みたい。

そうしたら、ふすまをあけて、ヤツが出てくる。
その、不気味さと、驚きで終わる、不思議な絵本。

解析してみるに、お父さんは子どもと大層、というか、とことん、遊んでいる。
子どもがいるから、お父さんは、童心に返っているみたい。
疲れたお父さんは、ヤツになったのかな?
トロンとした目、疲れ果てて姿が変わったのかな?
そして、「ひみつのもり」へ。
大人世界とは違う世界へ、さらにうしおくんを連れて行くのだな。

うしおくん、あるいは絵本を読んでもらっている子どもたちにとっては、これはどういう絵本?
遊んで、遊んで、遊び倒して、さらに異界のものとも遊び倒せるっていう、遊戯賛歌?
あるいは、あんまり大人と遊びすぎると、ヤツが来てしまうぞっていう、警告なのかな?

驚きとともに、深く読める、心に残る、名作絵本でした。
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2016年02月20日

0918『もういいかい?』

★★★★4
もういいかい? -
もういいかい? - アイリーニ・サヴィデス作

ボクが ちっちゃいとき、いつも かくれてた
かいだんのした、さがしてみた。


もういいかい?
大好きなじぃじぃとかくれんぼ。

でも、じぃじぃは見つからない。

「どこにも いって いないのよ。
 ぐっすり、ぐっすり、ねてるだけ」
(…)
「でも じぃじぃ、みつからないの。」


Bump of chickenの曲に、「魔法の料理」という曲がある。
曲の中で、誰かが悟る。
ひげじい、あれは犬だって、伝えようがないこと・・・。

今、僕の子どもたちは、じぃじぃの死の以前にいて、「以後」は全く違う世界を生きることになる。
でもそれは、想像つくけれど、想像つかないことでもある。
誰かがいなくなるということについて、それが起こった後にならないと、結局のところ、、、

やがて鏡の前で、じぃじぃの残してくれた帽子をかぶった、じぃじぃそっくりの自分を見て、わかるのだ。

ここ だったんだね?!
ボクの そばに いたんだね! ずぅーっと…。


じぃじぃがいなくなるということ。
我々親にとっては、それは我々の親がいなくなるということでもあり。

死について、そのかすかな気配について、
あるいはみゃくみゃくと受け継がれていくなにかについて描いた、名作絵本。

作者あとがきより。

私に家族と幸せいっぱいを与えてくれたコスタスおじいちゃんと、
フィロおばあちゃんに、この本を捧げます。毎日2人を探し続け、
思ってもいなかったところで、いつも見つけています。
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2016年01月31日

0916『トッキュウジャーかぞく』

★1
トッキュウジャーかぞく (講談社の創作絵本) -
トッキュウジャーかぞく (講談社の創作絵本) - のぶみ

最悪だ。
家族で行くのはシアターGロッソ。
絵本でおもちゃのヒーローものの宣伝。

そう思った僕は、ヒーロー戦隊も金吊るで、子どもたちを騙して金を稼いでいると思っている。
諸富祥彦さんも『男の子の育て方』の第5章「「遊び」が人生のすべてを教えてくれる」にも書いてあったが、戦いごっこは仲間意識や正義意識を与えてくれる。
貴重な産業、分野、登竜門のひとつだ。

確かに金がかかる分野だが、それにはまっていたことがある僕は、子どもを否定できない。
昔我が子を鬼鬼教育で、『ママはテンパリスト』ではないが、屋外では鬼が闊歩していると思わせてコントロールしたことがある。
サンタクロースじゃないが、水木しげるの祖母じゃないが、実在しないものを実在するかのように思わせることは罪かどうかは別として、そういうものがいる、と思い込ませた時期がある。
その贖罪に、どうしても、ヒーローモノは必要だったと考えている。

そして、テレビ、スマホの映像ニュータイプベイビーたちが、こういう絵本をきっかけに、絵本の世界に入ってきてくれるなら、それもよい機会じゃろうてと思った。

「はると、ママ しんじてるわよ。
 すごい えと、しゅりけん、いつも できるもんね。
 いま、すこし ドキドキしちゃってるだけだもんね。」


でも星1つなのは、物語が紋切り型で、どうしても枠を出られないなあと思ったからだ。
他にも仮面ライダーとかニンニンジャーとかのこのシリーズの絵本もあるらしいが、そちらも見てみたい。

「トッキュウジャーかぞく さんじょう!」
「ママが てつやで つくったのよ♥」「パパ、おなか でてるぞ!」
「あんれま! ババちゃんのだけ、なぜか、トッキュウオー!いや、ババちゃんオーよ!?」


設定だが、パパ、ママ、息子、ばーちゃん、犬。
パパはメタボで、ママはボイン。ばーちゃん入れ歯。
パパのおならはくさい。
posted by B&M at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0915『だるまちゃんととらのこちゃん』

★★★★4
だるまちゃんととらのこちゃん (こどものとも傑作集) -
だるまちゃんととらのこちゃん (こどものとも傑作集) - 加古里子

だるまちゃんはいろんな子と遊ぶ。
今回はとらのこちゃんと街をペンキの色で染めていく。
で、ときには・・・

「こんな とおりで なにをしているんだ?
なになに もようを かいて あそんでいたんだと。
ふふん、それが おもしろかったのか。
それで、わしの くるまにも ぬろうとしていたんだな。
え? なんだって! まちがって つけてしまったんだって!
へえー! あめが ふれば もとどおりになると いうのかい!」


と怒られてしまったり。(このくだり、自読みする子どもも面白いと思う。)
まあ、このあとは、現代のモンスターなんとかみたいにじゃなく、あたたかな展開が待っているのですが。

 そこで、みんなも、えっさか ほっさか
てつだって、きれいな いろを ぬりました。


言葉遣いも絵本的。ほめてます。美しい。

「さあさあ おつかれ、ごくろうさん」
みんなは そこで からだを きれいにして
おいしい おちゃを のみました。
おいしい おやつも たべました。


ほらほら、子ども心におやつやおちゃの時間になりそうでしょう?
posted by B&M at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月20日

0913『どんぐりむらのほんやさん』

★★★3
どんぐりむらのほんやさん (どんぐりむらシリーズ) -
どんぐりむらのほんやさん (どんぐりむらシリーズ) - なかや みわ

どんぐりむらシリーズ。
今回は本屋さん。
前回投稿の「おまわりさん」から、カメラマンのどんぐりも健在。

「おいしい? だれかの なまえ?」さっぱり けんとうが つきません。
「どうしよう・・・。」
くるんが こまっていると、てんちょうが 1さつの ほんを さっと さしだしました。


確かにおいしい、誰かの名前の本でした。

本さがし、配達、お話し会。
本当に作者さんは本が、絵本が大好きなのだなあと実感できる絵本。

「ほんって やっぱり すごい! ぜったい まほうの ちからが あるわ!」
posted by B&M at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0912『どんぐりむらのおまわりさん』

★★★3
どんぐりむらのおまわりさん -
どんぐりむらのおまわりさん - なかや みわ

前回投稿の「そらまめとめだかのこ」の作者さん。
ドラマチックに話が書ける人だなあと思った。
ストーリー・テラー。

おまわりさんが こえを かけると、まてばじいさんが こまったように いいました。
「さいきん すっかり、めが わるくなってのう、あいようの つえを
なくしてから、ころんでばかりで こまっているんじゃよ・・・。」


どんぐりたちの生活と、今回はおまわりさんと、ちいさなおまわりさんの活躍を描く。
まてばじいさんのつえを軸に、いくつかの事件が起きる。
posted by B&M at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0911『そらまめくんとめだかのこ』

★★2
そらまめくんとめだかのこ (こどものとも傑作集) -
そらまめくんとめだかのこ (こどものとも傑作集) - なかや みわ

雨がやんだら、そこには大きな水たまりのみずうみが。
透き通った水の中に、緑の植物が沈み、そこにはめだかのこが迷い込んでいました。

それを、まめたちが助けます。

「そうだ!ぼくらの ベッドに
おみずを いれて はこんであげようよ」
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0910『だるまちゃんとやまんめちゃん』

★★★3
だるまちゃんとやまんめちゃん (こどものとも絵本) -
だるまちゃんとやまんめちゃん (こどものとも絵本) - 加古里子

同時に借りていた「とんぼのうんどうかい」と同作者とは!
漢字で著者名を書いてあったからこの記事を書くまでわからなかったぞ。
読書ブログを書く意義、ここにも得たり。

だるまちゃんシリーズ。
自分が小さい頃に、てんぐちゃんは読んでもらった。
でも、やまんめちゃんは読んでもらってない。
やまんめちゃん。
そのネーミングセンス、またしびれる。

「おらが これだけ とったから もう いいよ。
じゃ またね。さいなら」


かぜのおばあちゃんが、また元気な。

「たろ、じろ、さぶ!
だるまちゃんを たすけるんだ!
しろ、ごろ、ろくも
しっかりてつだうんだよ!」
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0909『とんぼのうんどうかい』

★★★★★5
とんぼの うんどうかい (かこさとし おはなしのほん( 2)) -
とんぼの うんどうかい (かこさとし おはなしのほん( 2)) - かこさとし

古典、なのだろうな。
かこさとしさんの全集のような感じで出ている本みたい。
けっこう古そう。

でも、驚くなかれ、典型定型から逸脱してやれアクションだ。
とんぼたちの掛け声や動きもおもしろい。

こうもりの造形も面白い。

でも、こうもりよりも残酷な、とんぼたちの無邪気さ。
ほんものの子どもを描いている。

「わっはっはっは・・・。にがしてなんか やるもんか。
ふくろの なかで からから ひぼしにして、
それから、じゃりじゃり こなにして、
ポットに いれて おゆをいれ、おいしい あかとんぼの
インスタントこうちゃに してやるんだからな。
わっはっはっはっは・・・。」
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0908『ばばばあちゃんのクリスマスかざり』

★★2
ばばばあちゃんの クリスマスかざり (ばばばあちゃんの絵本) -
ばばばあちゃんの クリスマスかざり (ばばばあちゃんの絵本) - さとう わきこ

まず、ばばばあちゃんっていうばあちゃんの名前が素敵。
それだけでもう虜だ。

ばばばあちゃんはクリスマスにむけて、いろんなものを手作りしてくれる。
多くにキャンドルが使われたりする。
最後には、とっておきのサプライズがある。

わたしは これが いちばん やりたかったんだよ。
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0907『14ひきのひっこし』

★★★3
14ひきのひっこし (14ひきのシリーズ) -
14ひきのひっこし (14ひきのシリーズ) - いわむらかずお

14ひきシリーズ。
あいかわらずやさしい画風、描き込まれた多彩な情報量!

どんぐり、まつのみ、やまいも、きのこ。たべもの たくさん あつめたよ。さむい ふゆが きても、もう だいじょうぶ。


それにしても、野ネズミたちの作業の早いこと!
机に棚、食器にスプーン、食材を保管する入れ物は縄を結ってあるかご!
歯を使って上手に作るんだろうな。
なんて、うがった読み方をしてみたり。
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0906『飛行機になりたいオーラフを、サンタクロースがどのようにたすけたか』

★★★★4
飛行機になりたいオーラフを、サンタクロースがどのようにたすけたか -
飛行機になりたいオーラフを、サンタクロースがどのようにたすけたか - フォルカー・クリーゲル

ちょっと長いこのタイトルからして、大人向けの絵本って感じ。
絵柄も、外国の新聞や雑誌に出てきそうな、風刺イラストみたいな感じ。

文章もけっこう多めで、おとぼけトナカイと、悪そうなサンタクロースが出てくる。
話の展開も妙で、面白かった。

ときには、嘲笑とするどい批判を受け入れなくてはならないこともありました。(…)「気にしないことさ」とサンタクロース。「かんじんなのは、また元気になることだよ」
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0905『おおきいトンとちいさいポン』

★★★★4
トンとポンの絵本 おおきいトンと ちいさいポン -
トンとポンの絵本 おおきいトンと ちいさいポン - いわむら かずお

幼き日に、母から読んでもらった覚えのある絵本。
それを今、我が子に。

いわむらかずおさん、名前に覚えが、と思ったら、「14ひき」シリーズの人だった。
やわらかなタッチで、やさしく動物主人公たちを描かれる。

おおきい人、ちいさい人。
どっちがいい?
どっちが得?
小学生くらいの時は特に悩むことだろう。
背の順、なんてね。
でも、どっちもいいところ、わるいところありそう。
そんな個性が、寄り添うんだな。

おきいほうが いいに きまってる。
  ちいさいほうが いいに きまってる。
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0904『ハルコネコ』

★★★★★5
ハルコネコ -
ハルコネコ - あおきひろえ

日常に嫌気がさしたハルコは、「不思議の国のアリス」や「猫の恩返し」よろしく、ある猫の後をつけて、自分も猫になる・・・。
最期に、ほっこり母の愛を感じられる一作でした。
やわらかな絵柄も好印象。

ハルコは むちゅうで とびついて
いっしょうけんめいに さけびましたが
にゃーにゃーにゃーとしか
こえが でません。
「あぁ おかあさん
わたしが こんなすがたに
なってしまったから
きっと わからないんだわ」


のくだりは感動。
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2015年10月31日

0901『スティーブ・ジョブズってどんな人?』

★★2
スティーブ・ジョブズってどんな人? -
スティーブ・ジョブズってどんな人? - 作:Nam Kyongwan

ぼくはアメリカ人だ。1955年2月24日に生まれてすぐに、養子になった。
ぼくを育てた父さんと母さんは、いつもぼくに
「私たちがきみを選んだんだ、きみはそのままでいいんだよ」
と言ってくれた。

IT界のこの伝説の人について学べる学習絵本。
巻頭にジョブズの名言、巻末に実際の写真や歴史を収録。
ちいさいといはいたずらっ子だった。
ゴキブリ退治の薬を飲んで救急センターに運ばれたり、
電気のコンセントにヘアピンをさしこんで、火傷したり。

MacBook Proでこれを書き、日々iPhone5cを使い、iPad、Apple TV、iPodを持つAppleフリークな大人な僕も、読んで参考になった。
そうそう、牧師さんが、アフリカのやせた子どもを神様が救えないわけを応えられなかったから、もう教会には通わなくなった。
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0900『あなたがだいすき』

★★2
あなたがだいすき -
あなたがだいすき - ロビン・クルーズ 作

なんて やわらかな
ぷっくりした ほっぺ
ママは あなたが だいすき!


あなたがだいすき。
そのことを伝えることは、当たり前そうで、簡単そうで、なかなか難しい。
我が子がひとつひとつ年をとるごとに、難しい。

幼い娘が図書館でこの本を手に取って、借りると決めた。
親の愛情が足りていないのかしら?
心配になりながら、借りて帰った。
ひらがなが読めるようになった娘は、ひとりで絵本を読んでいた。

漫画家の魚喃さんに通じるような絵柄は、上記ぷっくりほっぺ、くすぐったそうにからだをくねらすあなた、子どもの愛らしさを十二分に表している。
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0899『オリバーくん』

★★★★★5
オリバーくん (ほるぷ海外秀作絵本シリーズ 8) -
オリバーくん (ほるぷ海外秀作絵本シリーズ 8) - ロバート・クラウス ぶん

「ぼく みなしご」
「おとうさんも いない」
「おかあさんも いない」
「ぼく
ひとりぼっちなんだよー!」


こんな嘆きからはじまる、衝撃の絵本。
ほんと、ちいさいひとたちにとっては衝撃なんです。

僕が幼少の頃、親から読んでもらった絵本。
図書館で見つけて、我が子に読みついでみた絵本。

表紙のフクロウと、色とりどりの鳥たち。
挿絵も印象的な、名作絵本。

「オリバーは おおきくなったら
いしゃか べんごしに なるだろうよ」
(…)
「オリバーは きっと はいゆうに なるでしょうよ」


表紙裏のコメントが的を得ている。
 さて、オリバーくんは大きくなって、なにになったのでしょうか?
 教育ママへ一言、ちくり、と言っているような感じです。作家と二人の画家がチームワークよくつくりあげた、とにかく、笑ってしまう絵本です。
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0898『もしもし・・・』

★★2
もしもし… -
もしもし… - 竹下文子

「もしもし、おばあちゃん、たんじょうびプレゼント、どうも ありがとう。」
とおくの ひとと、いつでも はなしが できる。
でんわは べんり。


2000年9月の著。
その頃にはメールもけっこう一般的になってきていたと思うが、この絵本は、もしもし、夜中もかかってくる電話、まちがえる電話、いろいろな電話について書かれた絵本。

「はい。こちら、ちきゅうです。」


子どもの「不思議」や、夢に応える絵本。
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2015年08月19日

0891『うんこのたつじん』

★★★★★5
うんこのたつじん (PHPわたしのえほん) -
うんこのたつじん (PHPわたしのえほん) - みずうちきくお文 はたこうしろう絵

学級の友達が教室でうんこをしてしまったんですね。
それで、みんなが集まってくる。
でも、ある友達が言った言葉、そしてあきこ先生が言った言葉で、救われる。
ピンチが一転、成長・興奮・やる気に変身。
教育ってこうでなくっちゃ、と感じ入った一冊。

まさくんは、ようやく にっこり しました。
(…)
「これは、もう、
 うんこを した というより、(…)


実際のことは、絵本を読んでのお楽しみ。

挿絵のはたこうしろうさんは、うんこの本ばっかりか、なんて思ってしまった。

1ねん2くみは きょうも げんきです。
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0890『うんたろさん』

★★★★4
うんたろさん (えほんあらかると) -
うんたろさん (えほんあらかると) - 作・山脇恭 絵・はたこうしろう

動物のうんちに詳しいうんたろさん。
今日もうんちを観察している。
うんちの科学。

♪うんちは ほんとに たいした もんだ
 うんちは つちの えいようで
 つちの えいようは くさきの えいよう
 くさきの えいようは いきものの えいよう


名前もイカしてる。
うん。
うんたろさん。
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2015年02月28日

0878『はやくはやくっていわないで』

★★★3
はやくはやくっていわないで -
はやくはやくっていわないで - 作・益田ミリ 絵・平澤一平

くらべられると どきどきする
どきどきすると どうなるの


ふにゃけた絵だなあと思っていたら、ところがどっこい、すごく精神的な、スピリチュアルな絵本だった。

どきどきすると ひんやりする
どきどきすると ちいさくなる
まっくらで かなしい きもち
かなしい きもちは どこにいる
ちかくで でばんをまっている


独特の文が、ふぇりーくん(執筆者命名)と共に、迫ってくる。

ひっぱらないで
おさないで
ひとつ ひとつ ながさがちがう
ひとつ ひとつ じかんがちがう


まるで、プレゼンテーションを見ているかのような感じで、言いたいことが迫ってくる。
早く早くって言わないで、という子どもの声が、そう言いたい子どもの気持ちが、そういう気持ちなのかもしれない子どもの現状が、迫ってくる。

だからさ あのさ
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0877『こんとあき』

★★★★4
こんとあき (日本傑作絵本シリーズ) -
こんとあき (日本傑作絵本シリーズ) - 林明子

明るい色の、ふんわりとして、それでいてこまやかな絵を描く作家さん。
この作家さんの絵本が好きだ。
「あき」というのは、作家さんの名前だ。
昔の自分に向けて書かれたのだろうか?

表紙をあけて、タイトルの書かれた扉絵の絵は、「こん」を作った布生地だと気づく。
絵本の中で、こんは不思議な生命力をもってそこに起ち上がる。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ、つぎのえきに、おいしい おべんとうを うっているからね」

「だいじょうぶ、だいじょうぶ、おべんとう、まだ あったかいよ」

「あきちゃん、こわがらなくても だいじょうぶ。ぼくが ついているからね」


こんは、大丈夫、大丈夫と繰り返す。
でも、それがとことん大丈夫じゃないところ、頬がゆるんで笑えてしまう。(主人公あきや、読んでもらっている子どもにとっては笑っている場合ではないのだろうけれど。)

こんとあきのふたりの珍道中は、ちょっとはらはらどきどきしながら、おばあちゃんの家までたどり着く。
最後まで、どこか予想を裏切る展開が、大人でも楽しめた。

「つぶれたしっぽには、おふろが いちばん!」
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0876『なぜ戦争はよくないか』

★★★3
なぜ戦争はよくないか -
なぜ戦争はよくないか - アリス・ウォーカー 文

戦争が食べないものが何かある?
きりなしのよだれくりなの戦争は


『カラー・パープル』(未読)で、差別の構図と、その中で強く生きていく黒人女性の姿を描いた著者が、9.11テロ後のアメリカの報復について書いた絵本。
アリスさんの文章に、ステファーノ・ヴィタールさんという人が絵をつけている。
はじめの、どこかエスニックな雰囲気の絵から、どんどん変わっていく絵柄に、大人も戦慄。

戦争だってじぶんの考えはもっているわ
だけど けっして知ろうとはしないのよ
じぶんがいま おそおうとしているのが
だれなのかを


「戦争が、姿をたくみに隠し、人びとの平和な日々にしのびよるーーそのおそろしさを伝えることが、子どもたちを守るひとつの手だてになると信じています。」

戦争はひどい味がする。
(…)
ひとくち飲むごとにみんなを病気にしてしまうのが戦争のしみこんだ水なの


上記一文のページのステファーノ・ヴィタールさんの挿画の迫力には驚いた。

ある日みんな飲まなければならなくなるわ
戦争のしみこんだ水を
この場所で
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2015年02月22日

0875『のりもの』

★★★3
のりもの (五味太郎の絵本 1) -
のりもの (五味太郎の絵本 1) - 五味太郎

ひこうき だいすき
ロケット だいすき
うちゅうせん だいすき
とうさん だいすき
のりもの だいすき!


最後、父親が馬乗りにされて、「のりもの だいすき!」というところ、ペーソスというか、トゲも感じますが、それも五味太郎さんの味わい。
直前に、「とうさん だいすき」で、スーパーマンになっているのですが、実際はこれだよね、という感じでもあります。
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2015年02月12日

0874『しげちゃん』

★★★★4
しげちゃん -
しげちゃん - 室井滋

女優、室井滋さんの絵本。
Podcast「安住紳一郎の日曜天国」の対談で語られていたので、知っていた。
絵は、長谷川義史さん。
この人の絵本は何冊か読んだけれど、絵柄がいい。味がある。どうしてどうして、味がある。

えんぴつで 名前を ぜんぶ
ガーッと 黒く ぬりつぶした。

力を入れすぎて、
えんぴつの しんが
ポキッと おれてしまった。


「しげる」という男みたいな名前に悩む少女と、名付けた親の話。
この絵本は、子どもに名前をつけたことのある、つまり、すべての親のための話。

しげちゃん、親が 子どもに 名前を つけるときってね、
そりゃあ一生けんめいなのよ。
ずっと ずーっと、その名前で 生きていくんだもの、
ぜったいに こうかいしない 名前に しなくっちゃあ
ならないでしょ?


「しげる」に込められた本当の意味を知って、少女はまたひとつ大人になっていく・・・。
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0873『がんばる!たまごにいちゃん』

★★★★★5
がんばる!たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ) -
がんばる!たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ) - あきやま ただし

作者は、NHKアニメ『花かっぱ』の生みの親。

おかあさんは おとうとたちのせわを しながら
たまごにいちゃんに いいます。
「みんなの おてほんに なるように がんばってね、おにいちゃん」
「はい、おかあさん」


僕には、弟を持ち、姉という立場にならざるを得ない娘がいる。
この本は、その娘を見ていて、ぐさっと胸に突き刺さった。

「また おかあさんに あたためてもらいたい。
たまごの ときは よかったな」


ため息をつくたまごにいちゃんに、友達は、たまごのからのかわりを探す。
しかし、しっくりくるものはない。
どうなるのだろう、と思っていたら、たまごにいちゃんが友達に聞いたのである。

「ねえ、みんなは
たまごに もどりたいって おもったこと ないの」


友達は答える。

「ぜーんぜん ないよ だって せっかく おおきくなれたんだもん」
「まえは できなかったことも、いっぱい できるように なったしね」
「ぼくは もっと もーっと おおきくなって、
はやく おとうさんみたいに つよくなりたいよ」


このくだりは、もう子どもには戻れない僕たち大人のためにも存在するんじゃないだろうか。
子どものすこやかな発育を願う、僕たち大人のためにも。

ともかく、少しずつたまごのからを破り、おしりに残ったたまごのからの残りも、ぽろっと取れそうな我が子とともに、楽しんだ絵本だったのでした。

 親もあまりイライラせずに、時々は手伝ってあげたり、叱咤激励しながらバランスよく接すれば、こどももきっと上手にからを割ってくれると思います。(表紙折り部「たまごのからを探して」より)
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0872『しかめっつらあかちゃん』

★★★3
しかめっつらあかちゃん -
しかめっつらあかちゃん - ケイト・ペティ

笑いのたえない人生を!

我が家の家訓である。

妻が読み聞かせをしているのを聞いていて、日本のお話だと思っていた。
そうしたら、外国のお話だった。
絵を見てもらえばわかるのだが、おばあちゃんの服装のファンキーさ、おじいちゃんの服装も海賊みたいだし、おにいちゃんの服装はガンマンか!といった感じ。
でも、文章は、絵本だから単純化されているからだろうか、耳で聞いているとなるほど無国籍。

しかめっつらで、笑わない赤ちゃんに、お父さんも、お母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、いぬもねこも四苦八苦。
でも、おにいちゃんは逆の発想で・・・。

「きっと きょうは
わらいたくないんだよ、ね?」と
おにいちゃん。

でも、あかちゃんは おにいちゃんを
じろっと にらんだだけでした。


絵本と笑顔は、国境を越えるのだ。

わらって わらって わらいましたとさ!
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2015年01月14日

0871『とこちゃんはどこ』

★★★★4
とこちゃんはどこ(こどものとも絵本) -
とこちゃんはどこ(こどものとも絵本) - 松岡享子さく 加古里子え

これは、とこちゃんです。
とこちゃんは、おばあちゃんにもらった このあかいぼうしが きにいって、どこへいくときも、これを かぶっています。

このとこちゃんが、とことこ、どこかへ行ってしまう。
目を離した隙に、とことこ、どこかへ行ってしまう。
読む人は、とこちゃんどこだ、と、ウォーリーを探せばりに、いろんな人々を眺めながら、とこちゃんを探すことになる。

よそのひとは とこちゃんをみて、よく、
「まあ、げんきそうな ぼっちゃんだこと」
と、いいます。するとおかあさんは、
「げんきすぎて こまるんですの。ちょっと めを はなすと、すぐ とことこかけだして、どこかへ いってしまって」と、いいます。


小さな子は、なぜどこへでも行ってしまうのだろう?
親の監督がなっていないから?
好奇心旺盛で、冒険が好きだから?
迷子になるのが怖くないから?
そのくらい、世界が平和だから?
最後にはきっと、両親は自分を見つけてくれるだろうと確信しているから?

小さい頃、読んでもらった記憶が残っていた、再会本。
その絵の感じなど、懐かしさで心がいっぱいになる。
ちょっと古き良き時代を感じられるところも、いいところ。

かえりみち、おとうさんも おかあさんも、とこちゃんの てを しっかりにぎって、はなしませんでした。
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2014年11月02日

0866『きょうのごはん』

★★★★4
きょうのごはん -
きょうのごはん - 加藤 休ミ

猫が今日の晩ご飯を見て回る。
その晩ご飯の絵の描写の、なんとおいしそうなこと!

また、商店街のページに、登場人物のみなさんが出てきている遊びも面白い。

とうさん とくいの オムライス。
おかあさんも いっしょに いただきまーす。
んー おいしい。

おむかいからも いいにおい。
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0863『おしっこしょうぼうたい』

★★★3
おしっこしょうぼうたい -
おしっこしょうぼうたい - こみ まさやす

2歳半を過ぎた息子がおしっこやうんちを言わない。
そんな息子に、ちょっとしたエール。

おしっこをがまんしておもらし。
というわけで、これ、おみやげです。

そんな男の子に、幼稚園の先生は、トイレが家事です!
おしっこしょうぼうたい出動!と声をかけます。

「ぼくたち、みどりえん しょうぼうたいだ!」
「さあ、しゅっぱつ じゅんび。ばんごう!」
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2014年07月28日

0861『Papa!』

★★★★4
Papa!パパーッ! (ポプラせかいの絵本) -
Papa!パパーッ! (ポプラせかいの絵本) - フィリップ・コランタン

「ぼくのベッドのとなりにいるの、なあに?」
と思って、
「パパーッ!」
と叫んだのは、まずは怪獣。
「ベッドに、かいじゅうが、いるよ!」

怪獣から見たら、人間は怪獣。
そんな視点の置き換えが楽しい絵本。

「どうしたの ぼうや こわい ゆめを みたの?」


といわれる際、おとな怪獣はみんな全身が映っているのだけれど、人間の方は、足下だけ。
これは、人間の方は、自分の周囲の人を投影して見れるように、想像力の余地を大きくしたってことなのかな?
posted by B&M at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0860『ぐりとぐらのかいすいよく』

★★★★4
ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本) -
ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本) - なかがわりえことやまわきゆりこ

僕のはじめての「ぐりとぐら」は、これだった。
図書館で、再会した。

とうもろこしの皮をお腹に巻いた瓶。
その絵の感じを、覚えているなあ。

永遠の名作。
ほのぼのとした、性別のわからない二匹のねずみ。

ぐらが さきの とがった かいがらを ひろってきて ねじりこむと、うまいぐあい、
ポン! と、ぬけました。
posted by B&M at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0859『ぼくのえんそく』

★★★3
ぼくのえんそく (カラフルえほん) -
ぼくのえんそく (カラフルえほん) - 長谷川義史

遠足の日に、体調不良で休んじゃったら。
長谷川さんの絵が、また味があっていい。

だけど「どうしても、どうしても、えんそくに いきたい」という
ぼくのきもちは、「にゅっ」と からだから ぬけだした。
「さぁ!! えんそくに しゅっぱつだ」
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0858『こいぬがうまれるよ』

★★★3
こいぬがうまれるよ (かがくのほん) -
こいぬがうまれるよ (かがくのほん) - ジョアンナ・コール

昔昔に大人に勧められて読んだことがあった気がする。
自分が大人(親)になって、再び手に取った。
白黒の写真で、子犬が生まれてきたところは、けっこう生々しく、幼心に衝撃だった。

おかあさんいぬは はで ふくろを やぶる。


読み直してみると、生命の誕生の奇跡でもあるが、ヒトが家畜(ペット)を飼いならす軌跡でもあった。

ひもで つなぐと ソーセージは いやがる。
はじめは どうしても うごかない。
(…)
きょうから ソーセージは ほんとに わたしの いぬ。
これからは いつも いっしょ。
いっぱい いろんなことして あそぼうね。


大人になると、いっぱい、いろんなことを考える。
posted by B&M at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月18日

0852『おならうた』

★★★★★5
おならうた [大型本] / 谷川 俊太郎 (著); 飯野 和好 (イラスト); 絵本館 (刊)
おならうた [大型本] / 谷川 俊太郎 (著); 飯野 和好 (イラスト); 絵本館 (刊)

谷川俊太郎氏の原詩。
飯野和好という人が絵。
そして、この人の絵が、破壊的衝撃的。

いもくって ぶ
くりくって ぼ

屁をこいている人、屁をこかれている人、その表情がすごすぎる。
どこか懐かしい、暑苦しい絵。

「くっついて ぱ」なんて、なんでこの絵になるんだ。
開いていくのが楽しみな絵本。

そして、絵も、せりふも、子どもたち(3歳と2歳)に大ウケ大成功。
ということで、僕としては星4つ、子どもたちの評価を加えて星5つ。
posted by B&M at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月11日

0850『あたしいいこなの』

★★★★4
あたしいいこなの (カラフルえほん) [単行本] / 井上 林子 (著); 岩崎書店 (刊)
あたしいいこなの (カラフルえほん) [単行本] / 井上 林子 (著); 岩崎書店 (刊)

あたし、りりこ。いいこなの。
パパもママもようちえんのせんせいも
みんなしらないけれど、
あたし、とってもいいこなのよ。
でも・・・

ほんとは おおきな おなら ぷーってして、
そら とびたいの!

線の細い、マンガタッチな絵柄で、近々お姉ちゃんになる幼稚園児「りりこ」のお話がつづられる。

漫画『ヘルター・スケルター』と同名なのが、大人な僕にはどうも別に響いてしまうが・・・。

あたし、いい子なの。
でもね、ほんとは悪い子かもしれない。
あたし、でも、ほんとはいい子なの。
でも、ときどき、悪い子かもしれない。
でも、結局、わたしは、いい子なの。
"だって、パパとママがそう言ってくれるから"。
そういう絵本だった。

我が家と同じ、姉弟の話。
我が家も、この頃、姉に気を使う。
どうしても、下の子ができて、強制的に「おねえちゃん」にさせられる、我慢させられる、そういうストレスはあると思う。
そんな時に出会った一冊。

18、19ページの満面の泣顔が痛い・・・。
posted by B&M at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0849『キティちゃんのじしんがきたらどうするの?』

★★2
キティちゃんのじしんがきたらどうするの? (おやこでみにつくあんぜんえほん) [大型本] / セコム子を持つ親の安全委員会 (監修); ポプラ社 (刊)
キティちゃんのじしんがきたらどうするの? (おやこでみにつくあんぜんえほん) [大型本] / ...

防災教育絵本。
セコム株式会社、ポプラ社。

 しかし、「危ないから」といって、お子さんの興味を断ち切ってしまうことはできません。(…)「何が、なぜ危険なのか、そのためには何をすればよいのか」、ということを親子で理解し、家庭に合わせた生活ルールを作り、実行することです。

何を学び、何を考えれば良いかが決まっている絵本。
でも、いのちを守るために、大事な一冊。
子どもの本棚に必携の一冊。

動物園で地震にあったキティちゃん。

かえりの バスの なかでも、キティは おうちが
こわれていないか しんぱいで、どきどきしていました。
「もし、おうちが なかったら どうしよう」

でも、あまり表情には出ないキティちゃん(笑)

ブロック塀、つなみ、落下物への対処、
非難するときのやくそく「おはしも(押さない、走らない、しゃべらない、戻らない)」、
背表紙裏には防災グッズ。
充実の一冊である。
posted by B&M at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0848『鬼ぞろぞろ』

★★★★4
鬼ぞろぞろ (赤羽末吉の絵本) [単行本] / 舟崎 克彦 (著); 赤羽 末吉 (イラスト); 偕成社 (刊)
鬼ぞろぞろ (赤羽末吉の絵本) [単行本] / 舟崎 克彦 (著); 赤羽 末吉 (イラスト)...

今は昔。
鬼が、まだ、いせいのよかったころの話である。


ある日鬼の行列と出くわした男は、鬼のつばきで透明人間に。
見えないことをいいことに盗みを働くが、ある日、観音様のお告げに従い、牛飼いの後をついていき・・・。

わが家では「サンタ」や「鬼」を信じている。
非現実的だ、という向きには、ファンタジーやユーモアの心を育てている、と答える。
脅迫的だ、という向きには、"親も一緒に"怖がったり待望したりしている、と答える。

子どもにとっては、世にも恐ろしい一冊。

鬼とはなんだろう、と考える大人にとってもよい一冊。

こんなにして、ぬすみをはたらいたり
人をいたいめにあわせたりしているうちに、
おれは人間の心をなくしてしまうぞ。
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2014年01月21日

0843『ルラルさんのたんじょうび』

★★★★★5
ルラルさんのたんじょうび (いとうひろしの本) [単行本] / いとうひろし (著); ポプラ社 (刊)
ルラルさんのたんじょうび (いとうひろしの本) [単行本] / いとうひろし (著); ポプラ...

初めて読んだ、ルラルさんシリーズ。6冊目の絵本なんだそう。

「かぞくは いないし、ともだちは とおくだし。
いつも ひとりで おいわいしてるんだけど・・・。」


真っ白な背景に、やさしい線のタッチ。
この絵、どこかで見たことがある・・・
小学校くらいに読む本の、扉絵だったろうか。

と思ったら、0760『だいじょうぶ だいじょうぶ』の人だった。
納得。

誕生日は、自分が生まれた日でもあるけれど、自分がこの世に生を受けた日でもある。
最後にそのことに気付くまでに、やさしい絵柄と、そしてやさしい言葉で物語が紡がれている。

だけど うまれてすぐに わかれてしまった おかあさんが ほとんどです。
あまり、はっきりとは おもいだせません。 それでも
みんなが ここに いるのは おかあさんが うんでくれたからです。
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0842『考える本5 悪』

★★★★4
悪 (考える絵本) [大型本] / 石坂 啓 (著); 大月書店 (刊)
悪 (考える絵本) [大型本] / 石坂 啓 (著); 大月書店 (刊)

100%の善人も、100%の悪人もいない。
マンガは、100%の善人だけでは、物語が進まない。
そんなマンガは、現実世界の写し絵だ。
作者の石坂啓氏は、マンガを描くときに、そのキャラクターと同じ表情をされるんだそう。
それは、同じ漫画家の浦沢直樹氏も言っていた。
どこか、自分の中に、そういう一面があるんだそう。

そのことについて、ちょっと考えさせてくれる絵本。
絵柄は線が強くて、イラストレーションのよう。
字の配置も飛び飛びで、小さい子どもには読みにくそう。
外国のマンガを思わせる。
あるいは、大人のための絵本かもしれない。

まあまあ、そんなに泣かないの。
うちの子ならいっしょにいればいいじゃない。


この展開にはあっと驚いた。
お母さんは、なんて寛容な・・・。
と同時に、どんな僕でも受け入れてくれるんだ、と、安心した。
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0841『くだものだもの』

★1
くだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ) [単行本] / 石津 ちひろ (著); 山村 浩二 (イラスト); 福音館書店 (刊)
くだもの だもの (福音館の幼児絵本シリーズ) [単行本] / 石津 ちひろ (著); 山村 ...

ちょっとだけダジャレのように言葉がかかっている。
でも、ちょっとだけで、ちょっと「ん?」となる。

絵の雰囲気は独特で、味わいがある。

イチゴの ごちそう おっこちそう
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2013年11月28日

0839『かみさまはいる いない?』

★★★★★5
かみさまはいる いない? (谷川俊太郎さんのあかちゃんから絵本) [−] / 谷川俊太郎/文, 清川あさみ/絵 (著); クレヨンハウス (刊)
かみさまはいる いない? (谷川俊太郎さんのあかちゃんから絵本) [−] / 谷川俊太郎/文,...

谷川俊太郎氏の文に、清川あさみという方が絵をつけたもの。
絵は、真っ黒な背景に、ボタンや糸などでコラージュしたようなもので、ぴったりだ。

シンプルに迫力を持って考えさせられる大人の絵本。

神様の代わりに人間が語り、
人間が神様を描き、
神様の人数は分からず、

せかいをこんなにゆたかにおりあげて
もうすることがないのだろうか
かみさまにせかいをまかされて にんげんたちはこまっている
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0838『おだんごぱん』

★★2
おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ) [大型本] / わきた かず (イラスト); せた ていじ (翻訳); 福音館書店 (刊)
おだんごぱん―ロシアの昔話 (日本傑作絵本シリーズ) [大型本] / わきた かず (イラスト...

昔、家にあって、読んでもらった記憶のある本。
ロシア民話。
昔のアンパンマンみたいなおだんごぱんの顔が、妙に印象に残っている。
微妙にずバランスのとれていない画風も印象に残っている。

貧乏なおじいさんおばあさんがなけなしの小麦粉で作ったおだんごぱんなのに、2人のもとから去っていく悲哀。
貧乏人は常に貧乏人。

歌を歌っては難を逃れるおだんごぱん。
ずる賢いきつねにだまされて食べられるおたんごぱんは、純粋性や女性を意識させた。

そして、きつねがほくそ笑んで終わり。
すばらしい。

「ぼくは てんかの おだんごぱん。ぼくは、こなばこ ごしごし かいて、 あつめて とって、それに、クリーム たっぷり まぜて、バターで やいて、それから、まどで ひやされた。けれども ぼくは、おじいさんからも、おばあさんからも、にげだしたのさ。おまえなんかに つかまるかい」
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0837『くさいくさい!』

★★★3
くさいくさい! [大型本] / 和田 登 (著); 和田 春奈 (イラスト); 星の環会 (刊)
くさいくさい! [大型本] / 和田 登 (著); 和田 春奈 (イラスト); 星の環会 (刊)

江戸時代、文政8年末から9年にかけて起こった「善光寺町下肥出入」と言われる事件をもとに作られた絵本。
切り絵風の絵に、昔懐かしい語り口。

 そのように作物がよくとれたわけはだな、ウンチやションベンをいっぱい、えいようとしてくれていたからだぞ。
 きたねえって?
 そんなこたァいっていられなかっただ。
 いまの時代のように、いいヒリョウがなかったもんでな。


いつの時代も、悪知恵を出す者、汗かき働き土から恵みを得る者。

 むかしは、このようなかたちでリサイクルをしていたことを、知っていただけるとうれしいです。また、人々が協力しあって、はじめて住みよい社会ができることも知ってほしいです。(あとがき)
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2013年11月22日

0836『はしれ!カボチャ』

★★★★4
はしれ!カボチャ―ポルトガルのむかしばなし [大型本] / エバ メフト (著); アンドレ レトリア (イラスト); Eva Mejuto, Andre Letria (原著); 宇野 和美 (翻訳); 小学館 (刊)
はしれ!カボチャ―ポルトガルのむかしばなし [大型本] / エバ メフト (著); アンドレ ...

まごむすめの結婚式に行こうとしたが、道中にはこわ〜いケモノがいっぱい。
おばあさんは、カボチャに入って切り抜ける。
ポルトガルの昔話。

すごいのはケモノたちのセリフで、結婚式に行ってくるから帰りには太っている、とおばあさんが言ったら、
オオカミは「なるほど このばあさんは ほねばっかりだ」と言い、
クマは「なるほど このばあさんは かわばっかりだ」と言い、
ライオンは「なるほど このばあさんは すじばっかりだ」と言う。

「じゃあ、いってきな。ここで かえりを まってるぜ!」

孫娘はこんな危険で不条理な世界に動じない。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と笑っている。
そして、おばあさんが帰る時、カボチャの中に、スッポ〜ン!おばあさんを突っ込んで道に転がす。
そのおばあさん、靴はハイヒール・・・。

ケモノたちに、カボチャが話す。

「みーなかった みなかった
じいさんも ばあさんも みなかった。
ゴロロン ゴロロン カボチャよ はしれ!
はしれよ カボチャ ゴロロン ローン!」


帰宅したおばあさんの家には、おじいさんの遺影。
さっき、カボチャが、じいさん見なかったと言っていたのは・・・?
と、ふと思う・・・。

これは、ハロウィンのジャックオーランタンと関係があるお話なんだろうか?
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2013年09月08日

0832『14ひきのあさごはん』

★★★★4
14ひきのあさごはん (14ひきのシリーズ) [単行本] / いわむら かずお (著); 童心社 (刊)
14ひきのあさごはん (14ひきのシリーズ) [単行本] / いわむら かずお (著); 童心...

14ひきも主人公がいる!
あの子はどこから泣いているのか?
あの子はどこでどうしてケガをしたんだろう?

行きつ戻りつ、繰り返し読めるいい絵本。

シリーズもの。

ほかるぶくろが かぜに ゆれてる。
すてきな ぼうしを かぶったのだれ?
posted by B&M at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月19日

0831『アンパンマンをさがせ!3』

★★★3
アンパンマンをさがせ!〈3〉 [大型本] / やなせ たかし, 東京ムービー, 石川 ゆり子, K&B (著); フレーベル館 (刊)
アンパンマンをさがせ!〈3〉 [大型本] / やなせ たかし, 東京ムービー, 石川 ゆり子,...

何がすごいって、アンパンマンのこのキャラクターの多さだ。
これだけ考え出したことが、まずすごい。

次に、その中から、指定されたキャラクターを探すということ。
『ウォーリー』シリーズで既存の遊びだが、アンパンマンとなると、子ども達の食いつきが違う。

そして更に驚くべきことがあった。
アンパンマンのキャラクターを利用した、「あいうえお」ずかんが家にあった。「アイウエオ」ずかんもあったのだが、ある日、子どもが、
「このキャラクターはずかんにあったね」
と言い出した。
またまた、嘘だろう、と思っていたら、ぺらぺらとずかんをめくり、そのキャラクターを出してきた。

文字はまだ覚えない子どもだが、この、キャラクターが与えた印象、記憶への残り方!

やなせたかしさん、すごし!
と思った瞬間だった。
posted by B&M at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0830『ようこそうみへ』

★★★3
ようこそうみへ (ピーマン村のおともだち) [大型本] / 中川 ひろたか (著); 村上 康成 (イラスト); 童心社 (刊)
ようこそうみへ (ピーマン村のおともだち) [大型本] / 中川 ひろたか (著); 村上 康...

夏だ。海だ。

では、じゅんびたいそう
いたしましょう。

おてて ぶらぶら
おしり くねくね


体操のうきうき感が、いい。

「わたくしが、これを
そらに ばらまきます。
みなさんは、そのなかから
おんなじサンダルを みつけてください。」


こういう遊びも、いい。

そして、くもと遊び、俯瞰から海を見下ろす自由さが、いい。

村上康成さん。
どこかで見た絵だなあ、と思っていたら、名作絵本『おおきくなるっていうことは』(未投稿)のコンビだった。

中川ひろたかさん。
0800『あかちゃんの詩2』の人だった。
この人のことばの使い方は、実にいい。
posted by B&M at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0829『ぼくは...』

★★★★4
ぼくは…―JE SUIS… [大型本] / 三浦 太郎 (著); ブロンズ新社 (刊)
ぼくは…―JE SUIS… [大型本] / 三浦 太郎 (著); ブロンズ新社 (刊)

簡素なイラストの中に、はっと考えさせられる何かがある。

ひねってあるところを、大人はあれこれ考えてしまう。

とげとげで人をよせつけないぼくは、はにかみ屋。
あぶなっかしくハシゴを昇るぼくは、うかれ屋。
月まで食べてしまうぼくは、欲張り。

ぼくは いろいろだけど
だから 人生は 楽しい...


その最後のページ、たくさんの、文章説明のついていない「ぼく」がたくさん出現する。
それぞれを、どんな「ぼく」だろうと考えるのも、また、楽しい。
posted by B&M at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月06日

0828『おひめさまようちえん』

★★★3
おひめさまようちえん|のぶみ|えほんの杜|送料無料
おひめさまようちえん|のぶみ|えほんの杜|送料無料

帯に、
「女の子が大好きなおひめさま絵本新定番!」
と書かれていて、まず、おじさんは、
おひめさま絵本って、なんだ!
と、オドロいた。

で、読んでみて、なるほど、と思った。

おひめさま、というのは、宮殿の決まりに従って、多くの人々の注目の的で、おしとやかに、かわいらしく、落ち着いていなければならない・・・。

そういう幼稚園
(私立、なんて言葉も思い浮かんだけれど、)
には入れないはずだったアンちゃんの、お話。

どうやら あなたの こころは
まっすぐで、とても じゆうなようですね
posted by B&M at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0827『ゆうれいのまち』

★★★3
怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4) [大型本] / 恒川 光太郎 (著); 東 雅夫 (監修); 大畑 いくの (イラスト); 岩崎書店 (刊)
怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4) [大型本] / 恒川 光太郎 (著); ...

油絵の具みたいな、抽象的な話。
だから、夢の話みたいな。
切り貼りの、コラージュみたいなことも。

そして ぼくは ゆうれいのまちで くらしはじめた

つまりは、世界ってのはいろんな世界があるってこと。
ゆうれいのまちでの生活もあるってことだな。

ゆうれいのまちは、時間の進むのが早いんだね・・・。
posted by B&M at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0826『のっぺらぼう』

★★★★★5
のっぺらぼう (おばけ話絵本) [単行本] / 杉山亮 (著); 軽部武宏 (イラスト); ポプラ社 (刊)
のっぺらぼう (おばけ話絵本) [単行本] / 杉山亮 (著); 軽部武宏 (イラスト); ポ...

振り向くと、あれ、あるはずのものがない・・・。
という、恐怖。

「のっぺらぼう」をよく分析してみると、つまり、顔がない。
顔って、人間にとって、とってもとっても重要、ということ。
表情も読めない。
識別できない。
コミュニケーションができないな、と思わされる。
そういう恐怖なんだな。

絵は迫力があり、質感がうまい。

出てくる男の子が息子にそっくりで、それでこの絵本に愛着が湧いた。
最後の「おしまい」のページで見せる、男の子の表情も好きだ。

以下の引用の、最後のひとひねりも、良。

「たすけてよ、おっかあ。
おいら、めも はなも ない
のっぺらぼうに
おいかけられているんだよ!」
すると ははおやは
ゆっくりと こちらを むいて・・・
posted by B&M at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月03日

0824『ぼくのおとうさんははげだぞ』

★★★★4
ぼくのおとうさんははげだぞ [単行本] / そうま こうへい (著); 架空社 (刊)
ぼくのおとうさんははげだぞ [単行本] / そうま こうへい (著); 架空社 (刊)

「おとうさんが おじいちゃんから もらったのは はげだけじゃないもの」

頭頂部が気になり始めた僕だが、タイトルから衝撃的。

中身を読んでまた衝撃。
というか感動。

でも最後に、
「でもはげてなけりゃもっとよかったのにね。」

ちゃんちゃん。
posted by B&M at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0823『バスラの図書館員ーーイラクで本当にあった話ーー』

★★★3
バスラの図書館員―イラクで本当にあった話 [単行本] / ジャネット・ウィンター (著); 長田 弘 (翻訳); 晶文社 (刊)
バスラの図書館員―イラクで本当にあった話 [単行本] / ジャネット・ウィンター (著); 長...

戦争は、本をも焼き尽くす。

図書館には、血を流すための知ではなく、もっと豊饒な人間の英知が集まっている。

それを、守ろうとする人は、どんな人であれ、尊い。

そのときがくるまで、図書館の本はまもられています。
バスラの図書館員の手で。
posted by B&M at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月05日

0821『オニじゃないよ おにぎりだよ』

★★★★4
オニじゃないよ おにぎりだよ [大型本] / シゲタ サヤカ (著); えほんの杜 (刊)
オニじゃないよ おにぎりだよ [大型本] / シゲタ サヤカ (著); えほんの杜 (刊)

うちの娘は、鬼が大嫌いです。
スマートフォンのアプリ「鬼からの電話」などがいけなかったと思います。
『ママはテンパリスト』でも、鬼が怖い僕ちゃんが出てきます。
そんな折りに、こんな絵本はいかがでしょう。

絵はポスターカラー的な、パソコン的な、ポップな感じ。
現代的な感じ、でもどこか懐かしくもある感じ。
3匹の鬼たちの奮闘ぶりが、昔話を踏襲しつつ、言葉遊びもありつつ、なかなかほのぼのほほ笑ましい。

「ひどすぎる!いくらなんでもにんげんどもがかわいそう!」
(…)
あらまあ、なんだかりっぱなかんちがい。


絵本は切り抜いて、おにぎりを作ったり、おにぎりになれたりします。

作者シゲタサヤカ様のサイトです。↓
アカモチ工場/シゲタサヤカ
posted by B&M at 06:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0820『わにわにとあかわに』

★1
わにわにとあかわに (幼児絵本シリーズ) [単行本] / 小風 さち (著); 山口 マオ (イラスト); 福音館書店 (刊)
わにわにとあかわに (幼児絵本シリーズ) [単行本] / 小風 さち (著); 山口 マオ (...

前作ほどのインパクトはないけれど、独特の版画絵と、独特の言い回しが魅力。

それからくちをあけて
ひなたぼっこをしました。
とぷとぷ
ゆうひがしずみます。


あかわにが去っていく時の、わにわにの表情が、たまらん。
posted by B&M at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0819『あっ、オオカミだ!』

★★2
あっ、オオカミだ! [大型本] / ステファニー ブレイク (著); Stephanie Blake (原著); ふしみ みさを (翻訳); あすなろ書房 (刊)
あっ、オオカミだ! [大型本] / ステファニー ブレイク (著); Stephanie Bl...

オオカミ少年の、うさぎのシモン版。
でも、最後の、やっぱり、、、的な展開は、前回の「うんちっちをやめてもこうか」みたいな、子育てによくある、永遠に続く感じというか、手を変え品を替えなんだというか・・・。

それも含めて、愛らしい絵本です。
絵も印象的な色使いで、子どもにはいいみたい。
1ページの語彙数も、テンポも、丁度いいみたいでした。

そのすきに
シモンは
ゴロンと ねころび、
やりたいほうだい
しほうだい。
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2013年04月20日

0817『オニたいじ』

★★★3
オニたいじ [大型本] / 森 絵都 (著); 竹内 通雅 (イラスト); 金の星社 (刊)
オニたいじ [大型本] / 森 絵都 (著); 竹内 通雅 (イラスト); 金の星社 (刊)

森絵都さんは、『風に舞いあがるビニールシート』(未読)で第135回直木賞を受賞された小説家。

節分のオニってなあに、を、わかりやすく描いてくれた。

ヒーローは、豆。

いちばんめに とびだした まめは、こう かんがえました。

「あそこで オニの おめんを つけてる ひとは、
 オニの ふりを してるだけで、
 いつもは ふつうの おじさんだ。」
posted by B&M at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0816『ちきゅうのへいわをまもったきねんび』

★★★3
ちきゅうのへいわをまもったきねんび (えほんのぼうけん37) [単行本] / 本 秀康 (著); 本 秀康 (イラスト); 岩崎書店 (刊)
ちきゅうのへいわをまもったきねんび (えほんのぼうけん37) [単行本] / 本 秀康 (著)...

なにがまもったやねん!
というツッコミ具合は、星1つで、
でも、こういう、のほほんとした日常が、世界を救うのだと思うと、
誰かが傷ついたり、血を流したり、命を失ったりするのよりは、ドラマチックじゃないけど、こっちのほうがいいよなあ、なんて思ったりする点では、星5つ。
間を取って、星3つ。

絵は実にコマカク、精密なもの。
宇宙人たちも、コミカルです。
ちょっとバルタン星人みたいだけど。

「お、ぼくの だいこうぶつ!たかかったろ?」
「えきまえの スーパーで とくばいだったの」
「でかしたぞ」
posted by B&M at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0815『ねむりひめ』

★★★3
ねむりひめ [大型本] / 荒井 良二 (著); NHK出版 (刊)
ねむりひめ [大型本] / 荒井 良二 (著); NHK出版 (刊)

NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングの絵本。
NHK出版。

ねむり姫は、王子さまのキスで、100年のねむりから覚める。
その祈りは、ドラマのラストと重なります。

眠り姫がかわいらしいです。

かわいくて、美しくて、やさしくて、かしこくて!
みんなみんな このおひめさまを 好きにならずに
いられませんでした。
posted by B&M at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

0812『ふたり』

★1
ふたり [ハードカバー] / 谷川 俊太郎 (著); 中辻 悦子 (イラスト); クレヨンハウス (刊)
ふたり [ハードカバー] / 谷川 俊太郎 (著); 中辻 悦子 (イラスト); クレヨンハウ...

あいうー
えおか きく?


谷川俊太郎さんの、あいうえお遊びの絵本。
言葉遊びが楽しい。

絵はなんだかすごいのだが、赤ちゃんにとっては、きっと、印象的な色柄絵柄。

だ ぢづて?
ど なにーぬ

ねのはば ひっひっひ
ぶべぼ まま


読んでて大人が大笑いしてしまうよ。
posted by B&M at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0811『うんちっち』

★1
うんちっち [大型本] / ステファニー ブレイク (著); Stephanie Blake (原著); ふしみ みさを (翻訳); あすなろ書房 (刊)
うんちっち [大型本] / ステファニー ブレイク (著); Stephanie Blake ...

外国の絵本。
タイトルからして、もう。

うさぎは
ことばを
たったひとつしか
いませんでした。
それは・・・!


絵はのっぺりペンキみたいに塗ったもの。

家にかえったオオカミが、おくさんにこたえるシーンは、なんとも悪そうで、秀逸。

ラスト、スープのせいでそうなったの???

お下品?自由な発想?
まあタイトルは、おトイレのときの使えますけどね。
posted by B&M at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0810『はつゆき』

★★★3
はつゆき (レインボーえほん) [大型本] / 西片 拓史 (著); 岩崎書店 (刊)
はつゆき (レインボーえほん) [大型本] / 西片 拓史 (著); 岩崎書店 (刊)

静かな湖畔で、何が起こるんだろう。
かわいらしい絵で、ある冬の出来事を描きます。

とりも なかない
しずかな よる。

『はつゆき』 作・絵 西片拓史

みずうみの ほとりの
ちいさな こやに
このふゆ はじめての
あかりが ともりました。


タイトルコールがある絵本も、こんな雰囲気の中なら、味があって、いいなあ。
映画のワンシーンみたいな。

子どもたちの敏感さも、また、いいですね。

むらの こどもたちは、
ひとり またひとりと、
おとなたちより さきに
めをさましました。
これから なにが おきるのかを
しっているのです。
posted by B&M at 06:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0809『駅のおかあちゃん』

★★★3
駅の おかあちゃん (講談社の創作絵本) [単行本] / まえだ まさえ (著); 鈴木 博子 (イラスト); 講談社 (刊)
駅の おかあちゃん (講談社の創作絵本) [単行本] / まえだ まさえ (著); 鈴木 博子...

駅にいる、みんなの「おかあちゃん」。
そういう、都会での地域のコミュニティというか、つながりというか、そういうものの核たる人物を描く。

「あぶないじゃ ないか!」
「おかあちゃんに、あやまれ!」
 みんなも だまって いない。
 ぼくも おもいっきり にらんで やった。


あったかい、おかあちゃん。
女性じゃなくちゃ、やっぱり、だめなんだなあ。

 駅の みんなは、どっと わらった。
でも、口を ぽかんと あけた まま、
わらって いない 人が いた。
 おかあちゃんだ。
posted by B&M at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0808『ふしぎなナイフ』

★1
ふしぎなナイフ(こどものとも絵本) [大型本] / 中村 牧江, 林 健造 (著); 福田 隆義 (イラスト); 福音館書店 (刊)
ふしぎなナイフ(こどものとも絵本) [大型本] / 中村 牧江, 林 健造 (著); 福田 隆...

ナイフの絵が続きます。
でも、このふしぎなナイフは、いろいろに変化します。

我が子に、包丁を持たせるのは危ないので、ナイフを与えて料理に挑戦させてみています。
その、固い、危ないナイフが、こんな風に変化することを教えてくれる一冊。

ふくらんで
ちぎれる
ほどける
とける
ねじれる
(…)
posted by B&M at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0807『へっこきよめどん』

★1
へっこきよめどん (日本名作おはなし絵本) [単行本] / 長谷川 義史, 富安 陽子 (著); 小学館 (刊)
へっこきよめどん (日本名作おはなし絵本) [単行本] / 長谷川 義史, 富安 陽子 (著)...

0780『てんごくのおとうちゃん』の作者。

 え?ひきっぺって なにかって?
 つまり、およめどんほどの
へっこきになると、
へも 出すばっかりじゃ なく、
すいこむんだね。


まあ、そのズボンポズポポンがすごいのなんの。
楽しい楽しい絵本です。

 人に笑われるような欠点が、みごとに幸せを勝ち取る、へっこきよめどんの話は、私たちに、生きる勇気をあたえてくれるように思うのです。(解説・松谷みよ子)
posted by B&M at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0806『のこさずたべてね、ペネロペ』

★1
のこさずたべてね、ペネロペ (ペネロペできるかなえほん) [単行本] / アン グットマン (著); ゲオルグ ハレンスレーベン (イラスト); Anne Gutman, Georg Hallensleben (原著); ひがし かずこ (翻訳); 岩崎書店 (刊)
のこさずたべてね、ペネロペ (ペネロペできるかなえほん) [単行本] / アン グットマン (...

いたずらっこのペネロペ。

くいしんぼうの ねこさんに
スープを あげちゃおうかな。
そしたら すぐに
デザートが たべられるよ。


うちの子も、食事がなかなか進まず、苦労している。
食べないと、お菓子はなし!
でも、食べなかったり・・・。

このペネロペっていうキャラクター、けっこう人気があるんだろうか。
アニメがもと?
我が子に、叔父さんが、パズルを買ってくれていました。

posted by B&M at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0805『ぐるんぱのようちえん』

★★★★★5
ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本) [単行本] / 西内 ミナミ (著); 堀内 誠一 (イラスト); 福音館書店 (刊)
ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本) [単行本] / 西内 ミナミ (著); 堀内 誠一 ...

幼い頃に読んでもらったものの、復刊。こどものとも。

大きくて何もしない汚い像、ぐるんぱ。
仲間に洗われて、仕事せいせい。
今で言うニートか。
はりきって仕事しても、不器用で、うまくいかない。
作るものは大きいものばかり。
「もう けっこう。」
でも、ね・・・。

 ぐるんぱは ここでも とくべつはりきって、
すぽーつかーを つくりました。
 ところが、 おおきな おおきな すぽーつかー、
のってみた おきゃくさんが、
「まえが みえなくて うんてんできないよー」
とさけんだので、じーさんも、「もう けっこう」
と いいました。


最後にやってくるオチも、ほのぼの納得。
教訓的で、いい絵本ですよね。

 ぐるんぱは もう さみしくありません。
 びすけっと、まだ たくさん のこっていますね。
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0804『だるまちゃんとてんぐちゃん』

★★★★4
だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本) [単行本] / 加古 里子 (著); 福音館書店 (刊)
だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本) [単行本] / 加古 里子 (著); 福音館書...

幼い頃に、読んだことがある。
その、復刊。
この、「こどものとも」、復刊事業に取り組んでくれている。
ありがたいことだ。

「こんな ぼうしじゃ ないんだけどな」

そのうち だるまちゃんは
いいことを おもいつきました。


覚えている、覚えている。
幼心に、その工夫!と思ったこと。

「さあ おいで。 あかくて ながくて
とんぼでもちょうちょでも
はちでも とまれる はなだよ。
どの はなが ほしいか
いってごらん」


このときの、だるまちゃんの顔ったら!

ちいさい だるまちゃんは なきそうになって
おこって いいました。
(…)
「ごめん ごめん。これは おおまちがいの
とんちんかん」


我が子のために、たくさんの靴や、帽子などを並べるお父さんだるまどんのけなげさも含めて、とっても良い絵本です。

最後のページで、てんぐちゃんと仲良く肩を組んで笑う姿が印象的。
posted by B&M at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0802『ふゆがすき』

★1
ふゆがすき [単行本] / ロイス レンスキー (著); Lois Lenski (原著); さくま ゆみこ (翻訳); あすなろ書房 (刊)
ふゆがすき [単行本] / ロイス レンスキー (著); Lois Lenski (原著); ...

ふゆが すき。ゆきが すき。
つめたい かぜも なんのその。
ひらひら ゆきが まいおりて
あたり いちめん ぎんせかい。


太い線とポスターカラーで書いたみたいな、外国チックな絵の中に、冬の楽しさがいっぱい。

かぜは ねないと なおらない。
あたまも のども いたい いたい。


リズムに乗せた言葉遣いで、テンポよく読むことができる。
最後には楽譜まで載っています。

かぜが なおった。
げんきに なった。
こがらしも ゆきも
もう へいき。
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0801『サンタといっしょにメリークリスマス』

★1
サンタといっしょにメリークリスマス (まついのりこクリスマスえほん) [単行本] / まつい ...

クリスマス イブのゆうがた
いえつくりこびとの トントンは
しごとを おえて
やまみちを かえってきました


いえつくりこびと!
その響きだけで、けっこうノックダウン。

絵は棒人間みたいな簡素なもので、ちょっと寂しいけれど、
おばけのこどもたちのために家を作ってあげる2人は、やさしさであふれていますね。

ありがとうサンタクロース
ありがとういえつくりこびと
posted by B&M at 06:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0800『あかちゃんの詩2』

★★★★★5
あかちゃんの詩〈2〉 [単行本] / 中川 ひろたか (著); 松成 真理子 (イラスト); 偕成社 (刊)
あかちゃんの詩〈2〉 [単行本] / 中川 ひろたか (著); 松成 真理子 (イラスト); ...

おふろで ちゃぷちゃぷ
あそんでいたら
ゆびにぶどうが できました


あかちゃんのための詩。
その言葉はきらきら輝き、我が子がすぐに覚えたものがある。
それが、こちら。

パンツ

パンツ はいたら
いちにのジャンプ

パンツ ぬげたら
シュシュシュとあげる


絵の具のかわいい絵と共に、言葉の楽しさを教えてくれる。
言葉に重きを置いた、詩の絵本。
絵本と共に、一度は読んでおきたい。
超お勧め。

よっつにきって
トーントン

いただきまーす
めしあがれ

あむあむあむ
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0799『ようこそクリスマス』

★1
ようこそクリスマス (世界の絵本(新)) [大型本] / M.L. クシマノ (著); 市川 里美 (イラスト); 森山 京 (翻訳); 講談社 (刊)
ようこそクリスマス (世界の絵本(新)) [大型本] / M.L. クシマノ (著); 市川 ...

作者は、市川里実さんというパリ在住の日本人と、マリアン・クシマノ・ラヴという外国人。

ラヴさんは道化師、歌手、人形使い、養護者などの職歴。
絵本は2冊目。
アメリカ人。

里実さんは、パリに住む絵本作家、日本での受賞も多数、パリ市長賞までもらっているすごい人。

その2人の共作。

かわいい、ぬいぐるみみたいなくまさん親子の、素敵なクリスマス。
絵がやさしく、その愛らしさ美しさに、見ていて心がぽかぽかします。

「ぼく、こねこね つくるんだ。」
ぼうやがいいます。
「よしよし、よーく かきまぜて。」
おとうさんが こたえます。
posted by B&M at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0798『へいきへいきのへのかっぱ!』

★★2
へいきへいきのへのかっぱ! [大型本] / 苅田 澄子 (著); 田中 六大 (イラスト); 教育画劇 (刊)
へいきへいきのへのかっぱ! [大型本] / 苅田 澄子 (著); 田中 六大 (イラスト); ...

『へのかっぱ』って しってる?
こまったことや たすけてほしいことが あったら、

へのかっぱー!

ってよぶんだ。
そしたら・・・


NHKで『はなかっぱ』というアニメがあるが、あれとは別のカッパでありまして。
頭のお皿が、プラスチックのままごと用でも大丈夫だという!
ちょっと怪傑ゾロリちっくな、ちょっと下品でも、元気にさせられる。
そして、このフレーズ!
子どもはすぐ覚えました。

だけどね、あそびに むちゅうで これないことも あるんだ。
そしたら きみが、
「へいき へいきの へのかっぱ!」
っていってごらん。
なんだって、
『へのかっぱ』に なっちゃうよ。
posted by B&M at 05:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0797『ノンタンがんばるもん』

★★★★4
ノンタンがんばるもん (すきすきノンタン) [単行本] / キヨノ サチコ (著); 偕成社 (刊)
ノンタンがんばるもん (すきすきノンタン) [単行本] / キヨノ サチコ (著); 偕成社 (刊)

そ〜れ びゅんびゅん
スピードのりだ。


そして、悲劇が起こる。
幼児向け絵本としてはけっこうなまなましく、ノンタンは傷を負う。

著者は、それを描いた後で、しっかり闘病する勇気を与えるような、そんな絵本を描きたかった、という。

ノンタンの魅力は、嫌がったり、逃げたり、猫らしい百面相で、はじめは悪い顔を見せながら、男の子か女の子かもわからない中性的な感じで、最後はにっこり、ここにあるんだろうなぁ。

 子ども達が、注射なんか、へっちゃらさ!手術だってこわくない!と思える、読めば勇気りんりん湧いてくる楽しい絵本がほしい、そんな要望にこたえてできあがったのが、この絵本です。(カバー裏)
posted by B&M at 05:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月02日

0793『のろまなローラー』

★★★★4
のろまなローラー(こどものとも絵本) [単行本] / 小出 正吾 (著); 山本 忠敬 (イラスト); 福音館書店 (刊)
のろまなローラー(こどものとも絵本) [単行本] / 小出 正吾 (著); 山本 忠敬 (イラ...

「おいおい、のろまな ローラーくん。どいたり どいたり あっはっは・・・」

昔、読んでもらった本の、復刻版。(リンク先とは違うものを読みました。)
ぺらぺらした本になっていましたが、出版事情もあるでしょう。

でこぼこざかを直してのろのろ走る、ローラーくん。
他の車はのろまなローラーをバカにして追い抜いていきますが、やがて、ローラーの仕事を見直します。

ああ、懐かしいなあ、という思いで、手に取った。
こういう形で、親が経験したものを、子どもに手渡せるのって、すばらしい。
「でこぼこざかで パンクだよ。ちょっと やすんで、パンクを なおして いるのだよ。」
posted by B&M at 02:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0792『どうながダック』

★★2
どうながダック (こどものともコレクション (’64~’72)) [単行本] / 永田 力 (著); 永田 力 (イラスト); 福音館書店 (刊)
どうながダック (こどものともコレクション (’64~’72)) [単行本] / 永田 力 (...

追い出してしまったあひる(ダック)が気になる、胴長ダックスフントの話。
不思議な絵が印象的。
 それから、もう だれにも いじめられないで、
たのしい まいにちを おくることができるように
なりました。
 あるばん ぼくは、あひるが ほかの とりたちに
いじめられている ゆめを みました。
 ぼくは、よがあけるのを まって、
こうえんまで いってみました。
(…)
 ぼくは、すっかり あんしんして
うちへ かえりました。
posted by B&M at 02:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0791『つぼつくりのデイヴ』

★★★★4
つぼつくりのデイヴ [ハードカバー] / レイバン・キャリック ヒル (著); ブライアン コリアー (イラスト); Laban Carrick Hill, Bryan Collier (原著); さくま ゆみこ (翻訳); 光村教育図書 (刊)
つぼつくりのデイヴ [ハードカバー] / レイバン・キャリック ヒル (著); ブライアン コ...

わたしに とっては
それは、ただの つち。
ふんで あるく じめん。
てで すくうと、
ゆびの あいだから
ざらざらと こぼれおちてゆく。

優れた導入の文章。
つぼつくりのデイヴ、我々が「踏んで歩く」地面。
そして、つぼつくりのデイヴの探求は、歴史学者にとっては、ざらざらとこぼれ落ちていく虚像。
「画家のことば」によると、デイヴの姿や顔については何も分かっていない。
つぼに書き残された文章以外に、デイヴにつながるものはほとんどない。
だから、その存在をはっきりとしたものにするために、この絵本は書かれた。

昔、奴隷制度というひどいものがあったんだよ。
それを教える一冊。

水彩とコラージュを使ったという絵は、独特の雰囲気。

「つみつくりのデイヴ」なんて言葉遊びをしてしまった両親を、どうぞ諌めてください。

この絵本は、人間の精神や芸術性や真実がもつ力について語っています。
そういう力は、どんなに束縛しても沈黙させることができないのです。
 ーーB.C.
posted by B&M at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0790『いたい いたいは とんでいけ』

★★★★★5
いたい いたいはとんでいけ|松谷みよ子/佐野洋子|偕成社|送料無料
いたい いたいはとんでいけ|松谷みよ子/佐野洋子|偕成社|送料無料

むっちゃん
むがつく
むうざえもん

もう、冒頭から引き込まれてしまいます。

いたい いたいが飛んで行くと、なんとうさぎのところへ!
いたい いたいは
まるめて なげて
ぼうで たたいて
ふわふわ のばし

これなら、こけても痛くなさそうです。
よかったね、子どもたち。

ほんのすこし昔、母親は子守唄をうたって子どもを育てていた。(…)虚構と真実とのかねあいを赤ん坊はそこで覚える。それは文学への入り口でありm豊かな心をつくる源となろう。(表紙裏、松谷みよ子)

松谷氏の言葉を読んで、ほう、なるほどなあ、と。
わらべ唄、取り入れていこう。

挿し絵は、『100万回生きたねこ』の、佐野洋子さん。

posted by B&M at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0789『ぐりとぐらのおきゃくさま』

★★★3
ぐりとぐらのおきゃくさま [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集 (1)) [単行本] / なかがわ りえこ (著); やまわき ゆりこ (イラスト); 福音館書店 (刊)
ぐりとぐらのおきゃくさま [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集 (1)) [単行本] /...

ぐりとぐらは、なんでそんなに読まれるんだろう?
不思議。
ぐりとぐらは、兄弟?夫婦?

今回のお客様は、勝手に不法侵入した、12月のあの人。
やりたい放題して、見返りはケーキ。
と書くと、やさぐれた大人の感想になります。

「クリスマス おめでとう」 おじいさんは ぐりと ぐらの
まえに、ケーキを おきました。
posted by B&M at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0788『クリスマスプレゼント 1 はな』

★★★3
クリスマスプレゼント〈1〉はな [単行本] / あいはら ひろゆき (著); あだち なみ (イラスト); 教育画劇 (刊)
クリスマスプレゼント〈1〉はな [単行本] / あいはら ひろゆき (著); あだち なみ (...

おんなのこの おうちには おとうさんが いません。


絵が、羽海野さんのマンガみたいに、やさしい。

お母さんの帰りを、ひとりで待つ、女の子のお話。

挿し絵が、独特。
というのは、直接的ではない。
子どもには、わかりにくいかもしれない。
でも、その空気感は、すばらしい。

おんなのこは あたたかい ミルクティーを いれました。
おかあさんの ぶんと じぶんの ぶん です。
おかあさんが かえってきたら すぐ のめるように
ふたつ ならべて げんかんに おきました。
posted by B&M at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0787『きらきら きらら おつきさま』

★★2
きらきらきらら おつきさま (児童図書館・絵本の部屋) [大型本] / デイヴィッド コンウェイ (著); ドゥブラフカ コラノヴィッチ (イラスト); David Conway, Dubravka Kolanovic (原著); おがわ ひとみ (翻訳); 評論社 (刊)
きらきらきらら おつきさま (児童図書館・絵本の部屋) [大型本] / デイヴィッド コンウェ...

よるは もう そんなに くらく ありません。
アタと こおった なみだの おかげです。そして・・・

・・・おつきさまも もう さびしくは ありませんでした。

娘が、お月さまを見て、怖がったり、お月さま、もうお片付けしましたからね、と、語りかけたりする。
月は、不思議な存在。
その月が、おりてくる。
大きな絵本。

表紙に、指で触るとわかるキラキラがある。

「あそこは とっても くらいんだ。
 それで、さびしくなってしまってね。」
posted by B&M at 02:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月27日

0784『うえきやの くまさん』

★1
うえきやのくまさん (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本) [単行本] / フィービ・ウォージントン, ジョーン・ウォージントン (著); フィービ・ウォージントン, ジョーン・ウォージントン (イラスト); まさき るりこ (翻訳); 福音館書店 (刊)
うえきやのくまさん (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本) [単行本] / フィービ・ウォー...

プーさんがかわいい。
テディ・ベアがかわいい。

くまさんって、なんでそんなにかわいいんだろう。

じっさいは、人を襲ったり、怖いイメージなのに。
怖いからこそ、かわいく見せようとしたのだろうか。
日本ではなく、外国で、この傾向は強い。
日本では、「熊・出没注意!」のイメージだから。

この絵本も、3冊のシリーズみたいだが、かわいいくまさん。
うえきやのくまさんは、働き者。
「こんにちは」や「どうも ありがとうございます」のあいさつも忘れない。
勤勉で、礼儀正しい。

 11じになると、
おとなりのおくさんが、
ビスケットと レモネードを
もってきてくれました。

何が起こるでもない、かわいいくまさんが、労働にいそしむ絵本。
posted by B&M at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0783『おばけパーティ』

★1
おばけパーティ|ジャック・デュケノワ/大澤晶|ほるぷ出版|送料無料
おばけパーティ|ジャック・デュケノワ/大澤晶|ほるぷ出版|送料無料

かわいいおばけたちの晩餐会。

「さいごは やっぱり
 あつあつ ミルクが いちばんだね、アンリ」

ほんとに向こうの人ってそうなのか、それとも身体の色を戻そうとしたためか・・・。
posted by B&M at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0782『三まいのおふだ』

★★★3
三まいのおふだ (てのひらむかしばなし) [単行本] / 長谷川 摂子 (著); きむら よしお (イラスト); 岩波書店 (刊)
三まいのおふだ (てのひらむかしばなし) [単行本] / 長谷川 摂子 (著); きむら よし...

絵柄は、どこか小学生の写生大会の絵を思わせるような。
細かく、遊びのある、
でも、布団の中のおにばばは怖かった。

だども、こぞうが ぱたぱた はしったって、
おにばさ、だっふぁ だっふぁ、おおまたで
くるから、もう おいつかれそうになる。

最後のこれは、なに。

いっちゃ ぽーんと さけた

調べてみると、「一期(ぽーんと)栄えた」めでたし、めでたし、だそうな。
「いっちゃはんじゃさけた。」ってどういう意味? | 国語のQ&A【OKWave】
posted by B&M at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0781『ノンタン ぶらんこのせて』

★★★★4
ノンタンぶらんこのせて (ノンタンあそぼうよ (1)) [単行本] / キヨノサチコ (著); 偕成社 (刊)
ノンタンぶらんこのせて (ノンタンあそぼうよ (1)) [単行本] / キヨノサチコ (著);...

「ノンタン ノンタン、
 ぶらんこ のせて。」

ぼくのぼくの、という独り占めの話は、絵本には多い。
またそのパターンか、と思ったら、最後はひとひねり。

これを読んで、ノンタンシリーズ、読もう、と思った。

「じゃあね、
 えーと あのね・・・、
 1・2・3、・・・。
 えーと 1・2・3、
 で・・・。」

ちょっと揺れる線で描かれる動物たちも、愛くるしい。
posted by B&M at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0780『てんごくのおとうちゃん』

★★★★★5
てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本) [単行本] / 長谷川 義史 (著); 講談社 (刊)
てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本) [単行本] / 長谷川 義史 (著); 講談社...

冒頭から、がつんとやられる。

あさ おきたら みんなが
ないててん。
なんか わかれへんけど
ぼくは にわに はきました。

おとうちゃんをなくした男の子の、リアルな、日常。

ぼくは
「かわいそうに」と ひとに
いわれるたびに おもうねん。
ぼくより おとうちゃんが
かわいそうなんと
ちがうやろかって。

絵も味があっていい。

ぼく、元気に育てよ。
posted by B&M at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0779『ぼくの、ぼくの、ぼくのー!』

★1
ぼくの、ぼくの、ぼくのー! (ポプラせかいの絵本 22) [大型本] / マイク・リース (著); デイビッド・キャトロウ (イラスト); ふしみ みさを (翻訳); ポプラ社 (刊)
ぼくの、ぼくの、ぼくのー! (ポプラせかいの絵本 22) [大型本] / マイク・リース (著...

アメリカの絵本だそうだ。
なるほど、ちょっときつめの色合いに、少しグロテスクな登場人物と、そのおもちゃ。

内容としては、独り占めより、分け合いましょう。

「おい、コラ、なに してる!」

「くるな!みるな!よるな!」

セリフの過激さも・・・。

読み聞かせには、どうでしょう・・・。
ということで、星1つ。
posted by B&M at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月14日

0778『クリスマスのふしぎな はこ』

★★★★★5
クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本) [単行本] / 長谷川 摂子 (著); 斉藤 俊行 (イラスト); 福音館書店 (刊)
クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本) [単行本] / 長谷川 摂子 (著); 斉藤 俊行...

あれっ、なんだろう、このはこ。あけてみよう。

日本の伝統的な家の縁側の下に、ふしぎな箱があった。
お母さんは、ずきんをかぶって、縁側にそうじきをかけたり、洗濯物を干したりしている。
障子のある壁にはリースを飾ってある。
お父さんが晩酌に飲むのは、日本酒。
お母さんは、精出してイチゴケーキを作ってる。

ほんとうに日本、っていう、原風景。

そこに、クリスマスの箱という、夢がある。

クリスマスの夢は、どこでだって有効だ。
サンタさんがやってくる。
それだけで、どんな場所も、輝きはじめる。

この絵本は、そんな純日本の風景と、箱の中のクリスマスの夢を、そっとつなげてくれる。

「ねえ、おかあさん。サンタさん、もう しゅっぱつしたかなあ」
「そうねえ、サンタさん、おねぼうしてないと いいけどねえ」
posted by B&M at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0777『ふたつのいちご』

★★★★4
ふたつのいちご (クリスマスの三つのおくりもの) [単行本] / 林 明子 (著); 福音館書店 (刊)
ふたつのいちご (クリスマスの三つのおくりもの) [単行本] / 林 明子 (著); 福音館書...

小さな絵本である。
子どもの手の平の大きさ。
NHKの教育番組に、手の平絵本、というコーナーがある。
子どもが、自分の手の平の上で、お話をつくって、語る。

私の子どもは、まだ字が読めない。
字が読めないが、この頃、記憶と、挿し絵で、なんとなくお話を作って読むようになった。
創作の萌芽とも言えると思う。
このことは、本書の内容とは特に関係ないが、この本でも、左側にある挿し絵を見ながら、自分なりに、絵本を読み聞かせてくれる。

絵柄はやさしい。
女の子かすみちゃんは、かぎりなくかわいい。
うさぎはピーターラビットみたいな?

大人のツッコミどころも満載。
まず、イチゴがそこらになってるのか!
そして、森の中にとことこ一人で歩いていくのか!
都会っ子の意見であろうか。

 ところが、かすみちゃんが いってみると、
まえに いちごが なっていた ところには、
かれた はっぱが あるだけでした。


家でもイチゴを育てている。
だから、枯れたイチゴの株は、ああ、わかるわかる。

posted by B&M at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月12日

0776『ザガズー』

★★★★4
ザガズー―じんせいってびっくりつづき [大型本] / クェンティン ブレイク, Quentin Blake, 谷川 俊太郎 (著); 好学社 (刊)
ザガズー―じんせいってびっくりつづき [大型本] / クェンティン ブレイク, Quentin...

それから なんにちかは ぞうでした・・・
また なんにちかは おこりっぽい りゅうでした。


これは、子どもの代弁のための絵本でもあり、それを読む育児者のための絵本でもあるのだ。

表紙カバー裏で解説している、谷川俊太郎氏の言葉に、聞き入る。

でも子どもは育つ苦労を言葉にできません、子どもは苦労を言葉にならない感情や行動で表現するだけです。クエンティン・ブレイクは、この絵本の中でそういう子どもを代弁しています。


大人のための育児書なんかは、たくさんあるのだけれど。

子どもがときに大人の目からは理解できない怪物に見えることは、誰しも経験することです。(…)まだ人間になりきれない、不思議な生きもの、そこにこそ子どもの成長のエネルギーがひそんでいるのではないでしょうか。


今の僕だって、決まったものじゃないんだ。

そして大人は老いるにつれて子どもに戻っていきます。今度は大人になった子どもが、子どもに戻った大人とともに生きていくのです。それがまた新しい苦労(と喜び)の始まりだということも、ブレイクは暗示しています。


最後、二羽の鳥と、それでも楽しげに去っていくこと!

題名も、おもしろい。
「ザガズー。」
子どもも、すぐ覚えた。

なんてすてきなんでしょう。ジョージとベラは
それを ほうりっこして
しあわせな ひびを すごします。

いや、でも、ほうりっこしなくても(笑)
posted by B&M at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0775『わにわにのごちそう』

★★★3
わにわにのごちそう (幼児絵本シリーズ) [大型本] / 小風 さち (著); 山口マオ (イラスト); 福音館書店 (刊)
わにわにのごちそう (幼児絵本シリーズ) [大型本] / 小風 さち (著); 山口マオ (イ...

その、版画のような絵の、わにの存在感のすごいこと!

ずり づづづ ずり づづづ
わにわには だいどころに はいってきました。


そして、自分で調理して、迫力の食事!

がふっ がふっ がふっ
むちゃ むちゃ むちゃ


これはなかなか読みごたえがありました。
わにの厚ぼったい感じとか、怖い感じも、そしてどこかおちゃめな所も伝わってきました。
posted by B&M at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0774『おふろや』

★1
おふろや|黒田愛|白泉社|送料無料
おふろや|黒田愛|白泉社|送料無料

絵柄は、狂気。
うどんみたいなお風呂に、動物たち。
リンゴを追いかけて、おふろにつかまる。

作者は23歳で急逝したという。
病死という。
短い人生をわかっていたかのように、エネルギッシュな絵を描いた。

こんな読者のブログもあった。
楽豚:黒田愛 絵本原画展へ

「・・・」誰かいるような・・・?
うっきょっきょ うっきょっきょ

娘がまねして困ります(笑)
posted by B&M at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0773『わにになった子ども』

★★★★★5
わにになった子ども [ハードカバー] / シンシア ライラント (著); ダイアン グッド (イラスト); Cynthia Rylant, Diane Goode (原著); こしば はじめ (翻訳); 新樹社 (刊)
わにになった子ども [ハードカバー] / シンシア ライラント (著); ダイアン グッド (...

ずっと 子どもで いるのは、もう あきあき、
へんしんできたら いいな。

ひょんな思いつきを、遠くにいるおばさんに、叶えてもらう。

それにしても、なんで、わに。

そして、わにになった子どもを、周囲は受け入れていく。

お父さんはなでなでし、お母さんはお医者に見せた。
いじめっこはやっぱりいじめてきたし、
わにの風貌だって、いいことをしたりした。
車いすの子とも同列に並ぶし、
なんていうか、わに、わに。
自分が自分でいいじゃない、ということの背中押しというか。

わにに なった 子どもの ころの すてきな お話。


最後のは、原文も、これだったのだろうか?
「わにだった子どものころ」
ではないので、今もまだわに?
それとも、
「わにになった子どものころ」
というのは、今は別のものになっている大人のころ?
「子どものころのすてきなお話」
というのは、今はすてきじゃないってこと?

大人になると、いろんなことを考えてしまいますね.

絵柄も含めて、大好きな一冊になりました。
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0772『きりのなかのはりねずみ』

★1
きりのなかのはりねずみ (世界傑作絵本シリーズ) [大型本] / ユーリー ノルシュテイン, セルゲイ コズロフ (著); フランチェスカ ヤルブーソヴァ (イラスト); Yury Norshteyn, Francheska Yarbusova, Sergey Kozlov (原著); こじま ひろこ (翻訳); 福音館書店 (刊)
きりのなかのはりねずみ (世界傑作絵本シリーズ) [大型本] / ユーリー ノルシュテイン, ...

ロシアって、何を考えているんだろう。

はりねずみが、こぐまさんに会いに行くのだけれど、途中で白い馬に惹かれて、霧の中で怖い思いをする。
こぐまさんの家に辿り着いて、やっぱりこぐまさんといっしょにいるのはいいよなあなんて思いながら、白い馬を思い出したりする。
みんな無表情で、画面はいつも、暗い。
これが、寒さ厳しい北の国の絵本なのだろうか。

はりねずみは、水たまりを のぞきました。
「あっ、水の中にも お星さま!」


ところで、フクロウって、存在感あるよね。
あの目がいけないんだろうか。
何か他の絵本でも、フクロウで娘を泣かしてしまった思い出がある。
この絵本のフクロウも、怖がっていた。
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2012年10月22日

0770『真昼の夢』

★1
真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本) [大型本] / セーラ・L. トムソン (著); ロブ ゴンサルヴェス (イラスト); Sarah L. Thomson, Rob Gonsalves (原著); 金原 瑞人 (翻訳); ほるぷ出版 (刊)
真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本) [大型本] / セーラ・L. トムソン (著); ロブ ゴン...

仕掛け絵というか、2Dで3Dに見えたり、ひとつの絵の中に二つの空間があったり。

レメディオス・バロやルネ・マグリットに感銘を受けたという、絵:ロブ・ゴンサルヴェスさん。
ただ、どこか二流というか、大人の私には、こなかったんだよなあ。
子どもならこれで大喜びだろう、というのは、いかがなもんか。

見ていて、おお、と思うところはあるんだけど。

そして、とってつけられたような文章も、あるいは高尚な詩なのかもしれないけれど、僕には響かなかったので、星は1つとした。

ある日、
落ちるなんて
考えられなくなったら。


ちなみに翻訳は芥川賞作家金原ひとみ氏の父、金原瑞人氏。
いや、一読の価値はあると思いますが。
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2012年10月21日

0769『かいもの さんぽ ゴムぞうり』

★★2
かいものさんぽゴムぞうり [大型本] / 荒井 良二 (著); 古賀鈴鳴 (イラスト); 岩崎書店 (刊)
かいものさんぽゴムぞうり [大型本] / 荒井 良二 (著); 古賀鈴鳴 (イラスト); 岩崎...

音のリズムと、はちゃめちゃな絵。
それがすべて。

音のリズムはすばらしい。
ドゥンパ ドゥンパ ドゥンパ タットン。
はじめの表紙裏のあの写真は何?
ドゥンパ ドゥンパ ドゥンパ タットン。
作者のどちらかは、今NHKの朝のテレビ小説のオープニングを書いているそう。
ドゥンパ ドゥンパ ドゥンパ タットン。

おなかのすくいいにおい
おなかのすくいいにおい!


絵は、子どもがともかくぐわーっと描いたみたいな、いろんなものがごちゃまぜで。
こういう描き方でいいんだよ、というメッセージになるかもしれない。
ドゥンパ ドゥンパ ドゥンパ タットン。
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0768『たね そだててみよう』

★★★★4
たね そだててみよう (みつけようかがく) [単行本] / ヘレン・J. ジョルダン (著); ロレッタ クルピンスキ (イラスト); Helene J. Jordan, Loretta Krupinski (原著); さとう よういちろう (翻訳); 福音館書店 (刊)
たね そだててみよう (みつけようかがく) [単行本] / ヘレン・J. ジョルダン (著);...

タイトルからしていいですよね。
「種、育ててみよう。」

科学の心が育ちそうな。
絵は外国風で、すっきりしている。

「かしのきの種」のページで、赤ん坊がこっちを向いている。
庭でみんなで食事をするらしい。
庭ではいはい?!
猫が木の上に登っている。
女の子が土をいじっている。
僕は、この絵が、気に入った。

たまごの からを つかってみよう。
たまごの からを はんぶんに わって、
えんぴつで からの そこに
ちいさな あなを あけて つちを つめよう。


思わず実験したくなる。
そういう絵本。
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0767『ばけずきん』

★★★★4
ばけずきん (日本の民話えほん) [単行本] / 川村 たかし, 梶山 俊夫 (著); 教育画劇 (刊)
ばけずきん (日本の民話えほん) [単行本] / 川村 たかし, 梶山 俊夫 (著); 教育画...

化けて人をだまして喜んでいるきつねから、ばけずきんを奪ってやろうと和尚さん。

わしは やまのてらにすむ ふるぎつねじゃ。


まんまと自分のずきんと交換して、これできつねはもう悪さをしないだろう。

和尚さんと交換したふるずきんをかぶって、きつねは村へ。
坊さんのずきんをかぶったきつねに、村人は手を合わせる。

でも、水たまりで自分の姿を見て、きつねは真実に気付く。

そして、その後、きつねの取った行動に、ほっほうと、微笑む。

いい絵本でした。

挿し絵も日本の昔話という感じ。
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0766『いい おかお』

★★2
愛蔵版 いいおかお (主婦の友はじめてブックシリーズ) [単行本] / どい かや (著); 主婦の友社 (刊)
愛蔵版 いいおかお (主婦の友はじめてブックシリーズ) [単行本] / どい かや (著); ...

フェルトの感触が、絵本から伝わってくる。
さんかく、しかく、まる。
またその笑顔のかわいいこと。

たくさんわらって
おおきく なあれ
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0764『れいぞうこ』

★1
れいぞうこ (あけて・あけてえほん) [単行本] / 新井 洋行 (著); 偕成社 (刊)
れいぞうこ (あけて・あけてえほん) [単行本] / 新井 洋行 (著); 偕成社 (刊)

れいぞうこから、どんどんとって、最後に、あんな満面の笑みで、朝ご飯。

はじめはいちごに顔があるのに、皿に入る時は埴輪の顔。
食べられる恐怖か?と笑ってしまった。

いちごさーん
はーい
はーい
はーい


シンプルで、丈夫で、親しみやすい絵本。
0歳児向け。

そして、子どもの感性を失った大の大人が、星1つをつけても、この絵本に対しての正当な評価になりえないことを付記しておく。
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2012年10月10日

0763『おとうさん だいすき』

★★★★★5
Image
おとうさんだいすき (文研ジョイフルえほん傑作集―新のりもの絵本) [大型本] / 司 修 (...

言われてみたい。
そんな気持ちも込めて、星5つ。

動物の子ども達が、お父さんの自慢しあいっこ。
やわらかいタッチの絵。

小さい頃に、自分も読んでもらった気がする。
殿堂入り絵本。

くすん、おとうさんは どうして なにも
うんてん できないの。
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0762『きたないよ!』

★★2
きたないよ! [大型本] / フランチェスコ ピトー (著); ベルナデット ジェルベ (イラスト); Francesco Pittau, Bernadette Gervais (原著); 栗栖 カイ (翻訳); ブロンズ新社 (刊)
きたないよ! [大型本] / フランチェスコ ピトー (著); ベルナデット ジェルベ (イラ...

表紙からして、ゴミバケツの中なのだ。
子どもの「きたないよ!」をこれでもかと羅列する絵本。
「きたないよ!」を連呼することで、その逆の「きれいだよ!」を意識する。

にしても、この女の子の「きたないよ!」は壮絶なのだ。
ナメクジうねうね、ネコのおしりにゆびをつっこみ、くつみがきではみがき、足を洗うのはトイレの便器で、トイレブラシで髪をとく。
ミミズはまるのみ、みみあかお絵描き、テーブルでゲロ、
これはほんとうに、

きたないよ!


※2012/10/14、星3つ→星2つに変更。奇抜さやリズムはあるのだが、ただ汚いよを連呼しているだけのような気もしてきたので。
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0761『はしるチンチン』

★★★★★5
はしるチンチン (えほんのぼうけん) [単行本] / しりあがり 寿 (著); しりあがり 寿 (イラスト); 岩崎書店 (刊)
はしるチンチン (えほんのぼうけん) [単行本] / しりあがり 寿 (著); しりあがり 寿...

しりあがり寿さんの漫画。
こんなタイトルありか、と思うが、ありなのだ。
男の子のエネルギッシュな走りから、最後の光の中へと、壮絶に展開する。

絵本ってなんだ。
絵筆で描いた漫画に言葉がついたものか。

なにはともあれ、コドモが図書館で「チンチン」と言うのには、マイッタ。

でも、その純粋なところ、何も気にしないところ、無垢なところ、それこそがコドモの特権。

ながい ながい じかんのあと
とおく とおくに 光がみえてきました

すべてはその光ではじまり
その光でおわります。

やがて コウキくんは
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2012年10月09日

0760『だいじょうぶ だいじょうぶ』

★★★★★5
だいじょうぶ だいじょうぶ (ちいさな絵童話りとる) [単行本] / いとう ひろし (著); 講談社 (刊)
だいじょうぶ だいじょうぶ (ちいさな絵童話りとる) [単行本] / いとう ひろし (著);...

読み聞かせをしていて、涙なしには読めなかった。
名作。

祖父と孫の話。

この世界には怖いことがいっぱい。
でも、おじいちゃんの言葉があるから大丈夫。

だいじょうぶ、だいじょうぶ。
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2012年09月01日

0758『おこだでませんように』

★★★3
おこだでませんように [大型本] / くすのき しげのり (著); 石井 聖岳 (イラスト); 小学館 (刊)
おこだでませんように [大型本] / くすのき しげのり (著); 石井 聖岳 (イラスト);...

絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶならにて全ページためしよみにて。

昔、図書館かどこかで読んだことが、ある。

特別支援の視点からも、読める。

すべての、大人になってしまった我々子ども達が、読むべき本だなあ。

おこだでませんように
posted by B&M at 04:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0757『へいわってどんなこと?』

★★★3
へいわって どんなこと? (日・中・韓 平和絵本) [単行本] / 浜田 桂子 (著); 童心社 (刊)
へいわって どんなこと? (日・中・韓 平和絵本) [単行本] / 浜田 桂子 (著); 童心...

日・中・韓の平和絵本企画。

戦争をしない。
爆弾を落とさない。
見開きのページに、印象的な絵。

いやなことは いやだって、
ひとりでも いけんが いえる。

わるいことを してしまったときは
ごめんなさいって あやまる。


やっぱり日中韓は難しいけれど、それでも、この絵本が見せてくれる平和に、ちょっとずつ近づきたい。

検索して知ったが、絵本のためしよみができるサイトを発見。
絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら

この絵本の試し読みは、以下からできます。
(数ページよめる)日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?|絵本ナビ : 浜田 桂子 みんなの声・通販
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2012年08月29日

0755『たいふうがくる』

★★★★4
たいふうがくる [大型本] / みやこし あきこ (著); BL出版 (刊)
たいふうがくる [大型本] / みやこし あきこ (著); BL出版 (刊)

白と黒の独特な絵柄。
たいふうがくる、ということ、この頃の気象状況では、なかなかにせっぱ詰まったこと。
それが、子どもの目線で描かれる。

そして想像力の翼、

たいふうが去った後の、青空!

カバーの折り返しに、絵本作家杉田豊さんの批評。
「アングルが机の高さ位から床に近いローアングル」
「この絵本はテーマを象徴するのにモノクロが似合い、土曜日の朝、カーテンを開いた時の唯一の青色が光っているのが心地良い。」
でも、絵本は批評を好まない。
音楽もそうだが。
でも、だからといってそれが不必要なわけではない。

臨場感を持って読み聞かせてやったが、途中で、あきられてしまった。

うわあ、すごい おと!
ふとんのなかに ひなんだ!
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2012年08月26日

0754『きつねとうさぎ』

★★2
きつねとうさぎ―ロシアの昔話 (世界傑作絵本シリーズ) [単行本] / ユーリー ノルシュテイン (著); フランチェスカ ヤールブソワ (イラスト); Francheska Yarbusova, Yury Norshteyn (原著); こじま ひろこ (翻訳); 福音館書店 (刊)
きつねとうさぎ―ロシアの昔話 (世界傑作絵本シリーズ) [単行本] / ユーリー ノルシュテイ...

ロシアの昔話。
読み聞かせ。

きつねに家を奪われた。
うさぎはいろんな動物たちに助けを求めるが、きつね、最強。

「うおーっ、なんて すごいんだ!」
くまは うなって、すたこら もりへ にげていきました。


でも、最後はにわとりが勝つ。
ぼうしにしちまうぞ、と言った、にわとりが勝つ。

この絵本は、ふたつのことを教えてくれているように思う。

ひとつは、にわとりのように小さく弱そうなやつでも、実は頼りになるんだということ。
(当時、にわとりを持ち上げようという風潮があったのか?)

もうひとつは、この動物達、実際に戦うことはしていない。
ぜんぶ、言葉。舌戦なのだ。
和訳もけっこうえぐい。
ひきちぎってやる!とかね。
ここらへんも、ロシアっぽい、ところなのか?

不思議な絵本でした。
でも、この、得体のしれないところが、絵本としては、いいのかもしれない。
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2012年07月14日

0748『よるくま』

★★★★4
よるくま [単行本] / 酒井 駒子 (著); 偕成社 (刊)
よるくま [単行本] / 酒井 駒子 (著); 偕成社 (刊)

あのね きのうのよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。


夜、ベッドで眠りに就こうとしていた男の子が語った、よるくまとの出会い。
お母さんが出て行くのがさみしくて、作ったお話なのか、
それとも忙しくてお話をしてくれないお母さんに、自分で作って聞かせた物語だったのか。

ともかく、よるくまって一体なんだったのか。
大人ながらに、よくわからない。

中身は、魅力的な絵に、1ページ1ページの構成の妙。

いい絵本です。

たすけて ながれぼし!
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2012年06月11日

0746『としょかんライオン』

★★★★4
としょかんライオン (海外秀作絵本 17) [大型本] / ミシェル・ヌードセン (著); ケビン・ホークス (イラスト); 福本 友美子 (翻訳); 岩崎書店 (刊)
としょかんライオン (海外秀作絵本 17) [大型本] / ミシェル・ヌードセン (著); ケ...

図書館にライオンが来たら?
決まりにうるさい館長と、それに従うマグビーさん。

ルール遵守について問いかける絵本だった。

挿し絵もやさしいタッチで、良い感じ。

「あのう、ごぞんじないかもしれませんが、としょかんのきまりが かわったんですよ」
と、マグビーさんは いいました。
「おおごえで ほえてはいけない。ただし、ちゃんとしたわけがあるときは べつ。」(ずぶぬれライオンのページ)
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2012年05月03日

0742『くものこどもたち』

★★2
くものこどもたち (ほるぷ海外秀作絵本) [大型本] / ジョン・バーニンガム (著); John Burningham (原著); たにかわ しゅんたろう (翻訳); ほるぷ出版 (刊)
くものこどもたち (ほるぷ海外秀作絵本) [大型本] / ジョン・バーニンガム (著); Jo...

たにかわしゅんたろう訳。
著者は、『80日間世界一周』なんかの著者らしい。

リアル写真と、絵本の融合。

それだけに、雲の中にいるような、そういうリアルへの橋渡しになっている。

今や、ハリウッドのSFXなだけに、絵本でこういう世界を体験することの意味もあるだろう。

話が脱線するが、昔の、技術が稚拙な頃の映画は、こちらの想像力を試す。
ここは現実にあったらこういうことだろうな、とこちらに想像する余地がある。
すみずみまで行き届いた3D映像などは、そういう余地がなく、洗脳みたいだとも思う。
でも、それが、作家の表現したいことを、そのまま視聴者に届けるということでもある。

話をもとに戻すが、本書は1996年の作品で、SFXが進化しはじめる頃のものだ。
実験的、先駆的な作品だったのかもしれない。

くものなかに、国はあるんだろうか?
くもの中の生活は?

物語自体はステレオタイプ。

そういえばドラえもんにも雲の王国があったなあ。

「かみなりあらしになるよ、
めいっぱい おおきなおとを だしてやろう」
 こどもたちはいった。(真ん中あたり)
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0741『なつのいちにち』

★★★★★5
なつのいちにち [大型本] / はた こうしろう (著); 偕成社 (刊)
なつのいちにち [大型本] / はた こうしろう (著); 偕成社 (刊)

すばらしい構図。
すばらしい色使い。

二次元の感じもして、ああこれは、MacOS9時代にした、フリーソフトのゲームにあったなあ。
射的とか、釣りとか。
ああ、その前に、ファミコンの。

なつかしい日本の夏。
再体験なのか、遺伝子の中の原風景なのか。

著者は兵庫県の49歳。
著者の体験だろうか・・・?

蒸し暑くなってきた今日この頃、心にしみる絵本でした。

この えほんの なかに
あなたの
なつの おとは
きこえますか。(表紙カバー裏)


大人のための絵本なのかもしれない。
この人の本を追いかけてみたい。
はた こうしろうさん。

ところでどうして、iPad後は、こうした絵本がiPadコンテンツになったら、と考えざるを得ない。
ここのあたりが動いて、こういう音がして。
この絵本の場合、描き足せるようなものはどうだろう。
作家の作品への冒涜だろうか。
草の一本とか、何か、描き足せるような。
また違った深まり方をするような気がする。
いやいや、頭の中で、この止まった絵が動き出す、その想像力を、子ども達には身につけてほしいじゃない?
だから、動かなくてもいいんだよ?かな?
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2012年02月25日

0737『おおきな木』

★★★★4
おおきな木 [ハードカバー] / シェル・シルヴァスタイン, Shel Silverstein (著); 村上春樹 (翻訳); あすなろ書房 (刊)
おおきな木 [ハードカバー] / シェル・シルヴァスタイン, Shel Silverstein...

それで木はしあわせでした。


村上春樹訳の絵本。
もとの翻訳者が物故され、出版社の事情もあって、改訳となったらしい。

大人が読んでも、というか、大人が読んだら、考えさせられる絵本。

絵柄は白黒で、子どもはあまり馴染まない。
でも、長く本棚で読み継がれてほしい一冊。

あなたがこの物語の中に何を感じるかは、もちろんあなたの自由です。それをあえて言葉にする必要もありません。そのために物語というものがあるのです。物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。(あとがき)
posted by B&M at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0736『こりゃ まてまて』

★★★3
こりゃ まてまて (0・1・2・えほん) [単行本] / 中脇 初枝 (著); 酒井 駒子 (イラスト); 福音館書店 (刊)
こりゃ まてまて (0・1・2・えほん) [単行本] / 中脇 初枝 (著); 酒井 駒子 (...


こりゃまてまて、と好奇心旺盛な、かわいい栗毛の女の子。
愛らしい子どもを追いかけて、

さあ いこう
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0735『うしろにいるのだあれ』

★★★★4
うしろにいるのだあれ [単行本] / accototo (著); 幻冬舎 (刊)
うしろにいるのだあれ [単行本] / accototo (著); 幻冬舎 (刊)

あっ へびくん
へびくんの まえに
いるの だあれ


少しずつ姿を見せてくる動物たちを追って、最後は全体像が示される。
動物が何か、単語単位で学習していくと同時に、部分を見て全体を類推する力も養われる知育絵本。

我が子は、「みみずくさん」のところで驚いて泣いた、という経験をした。
ちょっと驚かしてしまったかな。
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0734『どうぶついろいろかくれんぼ』

★★★3
どうぶついろいろかくれんぼ (これなあに?かたぬきえほん) [単行本] / いしかわ こうじ (著); ポプラ社 (刊)
どうぶついろいろかくれんぼ (これなあに?かたぬきえほん) [単行本] / いしかわ こうじ ...

しかけ絵本。
めくると、色から、泣き声、型抜きされているもので、動物が現れる。
色には、英語も書かれている。
めくっていくたびに、右側のページに動物が増えていく。
復習にもなって、よろしい。

きいろ
yellow

どうぶつの おうさまだよ。
だれかな?
がおー
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0733『できるといいねはみがき』

★★★3
アンパンマンのしかけえほん〈1〉できるといいねはみがき (アンパンマンのしかけえほん (1)) [単行本] / やなせ たかし, 東京ムービー (著); フレーベル館 (刊)
アンパンマンのしかけえほん〈1〉できるといいねはみがき (アンパンマンのしかけえほん (1))...

我が子がはみがきが嫌いなので買った。
震災でもその存在感を示したが、おもちゃ売り場でも、これでもかというくらい、アンパンマンずくしだ。
でも、子どもはアンパンマンが大好きだ。
うちの子は、「アンパ」と言って親しんでいる。

本書では、チーズが主人公。
最後は、バイキンマンが虫歯になるという、自分のアイデンティティを疑われる展開に(笑)

大人の本達から見ると、なんて金食い虫なんだ、絵本!
でも、家にあるってことが大事なのだと思う。
絵本は、少しずつ、増やしていっている。

チーズもまねして しゅっしゅっしゅ
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0732『こどもずかん』

★★2
0さい~4さいこどもずかん 英語つき [単行本] / デイブ テルキ (著); よしだ じゅんこ (イラスト); 学習研究社 (刊)
0さい~4さいこどもずかん 英語つき [単行本] / デイブ テルキ (著); よしだ じゅん...

キュートなイラストの、こどもの図鑑。
ただ、かなりデフォルメされていて、リアルではない。
だから、これってほんとにこんな形だっけ?
と思うようなものもある。
でも、視点を変えれば、子供でも簡単にお絵描きできるようにもなっている。
あと、間違って学習するかも知れない危惧としては、無駄にトンボやチョウチョが飛んでいたりね。ハムスターが覗いていたり。まあこれは、大人が一緒に見て指摘してあげれば問題ない。
でも、2歳前くらいの我が子にとっては、大切な本となったようで、買った者としては嬉しい限り。
まずは単語から増やしていくのだろうな。
言われたものを指さし、繰り返して言ってみたりできるものもあったり、そのうち自分で指さして言葉に出して言って、ほしいとか、持ってるとか、伝えてくるのだろうな。

英語に、カタカナがふられている。
ページの右側がタブになっていて、素早くアクセスできる。
紙質も硬い、水をはじく。

ブックオフで半額で入手。
除菌おしぼりで一応、ひととおり拭いておいた。

シリーズで、「じどうしゃ」とか、続編とかあるようです。
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2012年01月04日

0729『アンパンマンとアクビぼうや』

★★★3
アンパンマンとアクビぼうや (アンパンマンのおはなしるんるん) [大型本] / やなせ たかし (著); フレーベル館 (刊)
アンパンマンとアクビぼうや (アンパンマンのおはなしるんるん) [大型本] / やなせ たかし...

僕が子どもの頃も、アンパンマンが大好きだった。
幼稚園の学芸会では、おむすびマンをやった。
家では、母親が、ティッシュの箱を利用して、アンパンマンやおむすびマンの玉入れを作ってくれた。

被災地で、極限状態になったとき、ふと、アンパンマンのマーチが頭に響いたと聞いた。
「そうだ、おそれないでみんなのために。愛と、勇気だけが友だちさ。」
哲学的に混迷の時代になると思ったやなせたかしさんは、
「なんのために生まれて、何をして生きるのか、わからないまま終わる、そんなのはいやだ」
というテーマソングを作った。
今になっても、不思議な歌として、僕たちに響いている。

以前、何かの講演会で、ウルトラマンにはなれなくても、アンパンマンにはなれる、と聞いた。
どこからともなくやってきて、3分間のあくせくの中で、街を破壊しまくりながら、最後はスペシウム光線で残酷にもこっぱみじんに敵をやっつけるウルトラマン。
自分の頭をちぎり、身を削りながら、最後はアンパンチで、ばいきんまんまた来いよとばかりに愛のムチ。
そんなアンパンマンになりなさい。

キャラクターものの中で、娘はアンパンマンが一番好きだ。
商業的で嫌だと思われる方もおられるだろうが、おもちゃ売り場には、アンパンマン売り場が必ずある。
それも、かなりのスペースをとって。
なんでもある。
おフロ場のおもちゃから、パン焼きキット、ノートパソコン、ひらがな、人形、ケータイまで。
子ども達はアンパンマンが好きなのだ。

図書館にも、たくさんの絵本があった。
その中のひとつがこれというわけだ。
まだ熱心に聞くわけではないけれど、読み聞かせをしてやった。
キャラクターから入るのも、習慣をつけるのに悪くはないだろうと思って。

最後のページには、ジャムおじさんが、ばいきんまんへの心配り。
たとえ ゆめの なかでも、ばいきんまんは
アンパンマンに かてて うれしかったと おもうよ。(最後のページ)
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2011年12月03日

0727『やこうれっしゃ』

★1
やこうれっしゃ (こどものとも傑作集) [単行本] / 西村 繁男 (著); 福音館書店 (刊)
やこうれっしゃ (こどものとも傑作集) [単行本] / 西村 繁男 (著); 福音館書店 (刊)

文字のない絵本。
昭和だろうか、やこうれっしゃの乗る人々の姿が、パノラマで、連続で、描かれる。
飲んでいる人もいれば、求愛をしている人もいる。
ひとりもいれば、会社仲間もいるし、大学仲間もいる。家族もいる。
人前でハンテンを着ている人など、今は昔。
それでも、こんな風景は、昔はあったのだなあ。
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2010年12月24日

0696『おかあさんとあたし。と、おとうさん』

★★★★4
おかあさんとあたし。と、おとうさん [ハードカバー] / k.m.p, なかがわ みどり, ムラマツ エリコ (著); 大和書房 (刊)
おかあさんとあたし。と、おとうさん [ハードカバー] / k.m.p, なかがわ みどり, ム...

「そんでね、そしたらね、」
「おしっこしといで。」(p14)


0154『おかあさんとあたし。』シリーズの3冊目。(2冊目を飛ばして読んでしまったわけだ。)
今回は、待望の(?)おとうさんとわたしのおまけつき。

読みながら、女の子が幼い頃のお母さんとの思い出を思い出している、その作業の中で、自分の記憶にも触れる。
懐かしいような、郷愁にかられる。

そして、自分が親になり、また違った次のサイクルの中で、本書を読んだ。

言葉の選び方もいいが、なにより単純な絵で表現される機微がすごい。

昔を思い出したい時。
母親になったとき。
懐古主義になったとき。
開いてみたい一冊。

人生に「こども」が登場したことで、
自分の立場も環境も、忙しさも優先順位も、
ガラっと変わってしまう「おかあさん」たち。
そんなことにはおかまいなく、ごはんも お風呂も おもちゃも、
すべてがそこにあってあたりまえだった、「あたし」たち。
思い出の舞台裏には、いつもおかあさんの演出があったんだなあ、と
おとなになってから、あの日々の「からくり」に気付いたりして。(p114)
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2010年10月03日

0660『ハルばあちゃんの手』

★★2

ハルばあちゃんの手 (日本傑作絵本シリーズ)

ハルばあちゃんの手 (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者: 山中 恒
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2005/06/01
  • メディア: 単行本



ハルという女性の一生。

鉛筆(だと思う)で描いた絵が、独特の雰囲気をかもしだしている。
少し大きめの本で、そのページいっぱいに描かれた絵には、いびつなようでいて、迫力がある。

最後の2ページが圧巻。
人の一生を想う。
飛んでいるのは、蛍か。
そういえばどのページでも、ずっと飛んでいた。
その色なのか。
そういえばどのページの文字色も、その色だった。
でも、最後の2ページでは、背景色とあいまって、迫力を増す。
「ずっと しあわせだったよ」という言葉に、思わず疑問を感じてしまう。

ハルは せっせと はたらいた。
そんな ハルの、ただ ひとつの たのしみは、
ねんに いちどの ぼんおどりだった。
そのときには、ハルは まいばん
むらの おどりばで おどった。
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2010年09月12日

0651『ボクは、なんにもならない』

★★★3

ボクは、なんにもならない

ボクは、なんにもならない

  • 作者: さとみ きくお
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2008/12/20
  • メディア: 単行本




美しい絵である。
ずっとずっと、背景には、地平線や水平線がある。
それは、地球のお腹、あるいは背中である。
その上で、ボクだけ、なんにもならない。
深重い絵本であった。

でもそれなら、火葬などをやめて、人間もきちんと循環すればいいじゃないか、というと、僕なんかには、心理的に、無理である。
そういう埋葬の文化も、大切な文化である。
だから、そういうのを大切にしながらも、それでも地球を循環しているという意識を持ちながら、なんらかの貢献をめざして生きていくんだろうなあ、と思った。

おにぎりは、ボクになる。
Rice balls become me.
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0650『たっちゃん しりませんか』

★★★3

たっちゃんしりませんか (えほんひろば)

たっちゃんしりませんか (えほんひろば)

  • 作者: さかぐち えみこ
  • 出版社/メーカー: 小峰書店
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 大型本




衝撃的な一作。
個人的に、子どもに読んでやりなよと母親に渡したが、酷な一作であった。
絵本には、世界の過酷さを子どもたちに一秒でも早く教えておこうという企みがあるのかしらん。

「君の願いは ちゃんと叶うよ でも覚悟しておくといい(Bump of chicken「魔法の料理」)」

あのね、
たっちゃんしりませんか
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2010年08月17日

0647『カバサンチとアドバルーン』

★★2

カバサンチとアドバルーン

カバサンチとアドバルーン

  • 作者: 阿部 行夫
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 大型本



美術監督として「あらしのよるに」とか「スティッチ」をてがけている阿部行夫氏の絵本。
雑貨屋さんという設定もあって、絵にいろいろな遊びがある。
やらわかく、色彩豊かに、描き込みもなかなかにすごい。

雑貨屋の経営不振(大きな道路ができたため!昨今の高速道路無料化とか思い出す)、
巨大広告に打って出る、
異常気象、
食糧危機、
難民保護、
マスメディアの威力、
隠遁生活、
引きこもり(ピザ)、
逃避、
巨大な乗り物の危機・・・
現代のそれと重ねて読めるというか、それは大人の読み方だな。

みんなあわせて、カバサンチ といいます。(p1)
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2010年08月09日

0645『三びきのこぶた』

★★2
IMG_5137.jpg
三びきのこぶた (世界名作えほん全集10)

作者: ドイツ民話
出版社/メーカー: 童音社
発売日: ?

もう普通では手に入らないであろう。
30年くらい前の絵本。

なにがすごいって、話のはじまりがすごい。
おかあさんぶたが、こんな顔して話すのだ。
IMG_5138.jpg

 あるひ おかあさんぶたが
いいました。
「おまえたちは もう
おおきくなったから、これからは
めいめい よのなかへ でて、じぶんで
はたらいて しあわせを つかみなさい。」
 こうして こぶたたちは、それぞれ
よのなかへ でていくことになりました。

よのなかって、何。
すごいでしょ。
昔は、こんな押しつけがましい絵本がふつうだったのだなあ。

1匹目のブタは、わらで家を作る。
3匹目のブタは、れんがで家を作る。

でも、2匹目の君・・・
ハリエニしだってなに・・・。

調べてみた。
ハリエニシダ - Google 画像検索
けっこうわらと似ているぞ・・・。
でも、挿し絵では、木造の家になっている。

で、最後、悪者オオカミは、鍋の中にどぷん、ぐつぐつ、そしてなんと3匹目のブタに食べられてしまう。
IMG_5139.jpg
可憐な顔して、やることがグロい。

そして、1匹目と2匹目についての記述がない。
たぶん、食べられてしまったのだろう。
そのことについて、3匹目は特に悲しむ描写はない。

今の絵本なら、3匹の子豚はみなれんがの家で生き延びるような気がする。
オオカミ(悪者)も、死なないような気がする。
それが、現代の道徳観な気がする。

でも、シビアなよのなかを教える本。
悪いことをしたら死を持ってつぐなえ、みたいな思想も、ありなような気もする。(というか、我々より上の時代はじっさい、そういう教育を受けていたのだろう。)

「はじめに」で、東京学芸大教授の辰見氏が、「お母さん、読んでやって下さい。」とおっしゃられている。
もちろん、いつの時代も「読み聞かせ」は重要な営為である。
でも、この絵本はちょっとなあ、と思ったり。

たぶん、検証すれば、現代でもそんな本もたくさんあるんだろう。
子ども達に、「きょういく」しようとする、いろんな本があるんだろう。

それらを取捨選択すべき?
それとも、そういう「悪書」も、良書が存するための反面鏡として、いろいろコメントつきで教えるべき?

なにはともあれ、「よのなか」にでていく子豚達の話。
なかなか深い絵本でした。
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2010年08月08日

0644『もうおねしょしません』

★★★3

もうおねしょしません (くりのきえんのおともだち 1)

もうおねしょしません (くりのきえんのおともだち 1)

  • 作者: 寺村 輝夫
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: −



僕が生まれた年が初版の絵本。
いもとようこさんの絵の色づかいがよく、かわいくて、やさしくて、きれい。

表紙裏に、登場人物たちの一覧があるのだが、ねず ちゅうことか、おおは ぽんたとか、はたけ むぐらとか、魅力ある名前ばっかりだ。

下記引用ページの挿し絵の、ちゅうこの小ささや肩の落としっぷりが、物悲しくてすごかった。

図書館にて。
短いので、読み聞かせには楽。
オールひらがななので、自分で読ませるのにもよい。

 ちゅうこは くやしく なりました。
 みんなが たんざくに いろいろ
かいて いるのに、
「わたし、かかないもん。」


大人視点で見ると、
・失敗はみんなしてるもんだ
・星の子どもは夢か、それともちゅうこの世界では存在するのか。星の子どもが登場してからのファンタジーの展開も急だけどリズムがいいよなあ。
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2010年04月15日

0590『帰ってきた空飛び猫』

★★2

帰ってきた空飛び猫

帰ってきた空飛び猫

  • 作者: アーシュラ・K. ル・グウィン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1993/11/22
  • メディア: 単行本



村上春樹訳、0589『空飛び猫』の続編。
母を訪ねて三千里。
スラムの変化、猫のドライな関係。

「またひとつスラムを壊しているのさ」と一羽が言いました。もう一羽は「そいつはひとつの進歩だね」と言いました。(p33-34)
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0589『空飛び猫』

★★2

空飛び猫 (講談社文庫)

空飛び猫 (講談社文庫)

  • 作者: アーシュラ・K. ル・グウィン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/04/04
  • メディア: 文庫



村上春樹訳の、羽のはえた猫の話。
母子の話。

もちろん、表紙を一目見たときから、僕はこの本を翻訳しようと決心しました。だって木の枝にとまった四匹の猫に翼がはえているのだから、これはどうしたってやらないわけにはいかないですよね。(あとがき)
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2010年01月27日

0560『絵本 小さいことにくよくよするな!』

★★2

絵本 小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと

絵本 小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと

  • 作者: リチャード・カールソン
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本



ベストセラーになった本の絵本版。
小さいことにくよくよせずに他人の痛みに鈍感になったり、派遣切りだのリストラだのをやろうと言ったり、お金がない貧乏人がとりあえずくよくよせずに、まあ幸せだよとだまされるための本かどうかは、ご自分でご確認を。
僕には、仏の「足るを知れ」も聞こえたのだけれど。

また、この本に反応してしまうと、自分がくよくよする人間だと言われているようでいやだわ、とおっしゃられるのもわかる気はします。

幸福になるためのすばらしい手段は、
「もっているもの」と「ほしいもの」を分別すること。
もっと多くのモノと幸せを追い求めて、一生を送ることもできる。
もうほしがらないと、心に決めて暮らすこともできる。
幸福は、モノによって与えられるわけではない。(p111)
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2008年10月23日

0384『なぜ戦争をするのか?六にんの男たち』

★★★3
六にんの男たち?なぜ戦争をするのか?
六にんの男たち?なぜ戦争をするのか?
デイビッド=マッキー,中村 こうぞう

学校図書館で読みました。
平和を考える絵本。

・兵士達が無個性でロボット的
・なぜ兵隊を持つのか、ということ(自分の富を守りたい!→侵略の欲へ)
・「6人」の意味は?
・6人の家族がいないなあ
・かも?!(これも欲から。)

シンプル、絵本で分量も少ない、すると、「自分で考える」ということが始まる。
あるいは絵本を必要としているのは、我々大人かも知れない。

絵はシンプルだが、銅版画のような迫力がありました。
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2008年01月26日

0260『羊男のクリスマス』

★1
羊男のクリスマス (講談社文庫)
羊男のクリスマス (講談社文庫)
村上 春樹,佐々木 マキ

これは個人的なことだが、どうも村上春樹氏の絵本というのは好きになれない。
羊男、双子、博士、ドーナツ、村上春樹的世界を絵本に収めたものだが、呪いを解きに、RPG的世界を旅し、最後はパーティーで終わる、という、なんとも紋切り型な物語なのだ。
絵はかわいいし、文章も読みやすいし、いいのだけれど、そこには教訓的なものなどはないように感じる。
もちろん、そういう種類のものを求める読み物ではないのかもしれない。
けれど、そうなると、どこかしら僕は邪推してしまうのだ。
この絵本は、春樹氏の小説世界のPR活動のひとつなのではないか?というようなことを。
これから村上春樹という作家に入門する子どもたちにとってはいいことかもしれないな。
僕は大人に、「大人的」になりすぎたのかもしれない。
posted by B&M at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

0251『Salyu Tour 2007 TERMINAL パンフレット』

★★★3
Salyu Tour 2007 TERMINAL パンフレット
Salyu Tour 2007 TERMINAL パンフレット

Salyuのライブには行ったことがない。
この本は、その行ったことのないライブのパンフレット。
Salyuに関するインタビューを交えたテキストが2ページ、写真が4ページ、
あとはゾウと少女をめぐる仕掛け絵本になっている。

Tower
たいせつ なのは
これからの ことです。

歌詞とは違う、短いメッセージがそれぞれの曲に付されている。

久々にアルバム『TERMINAL』を聴きながら、この本を開いてまた泣きそうになった。
Salyuの歌声は日常のやさしさや、都会の夜や、日曜日の日だまりや、いろいろなことを思い出させる。


CD:
TERMINAL
TERMINAL
Salyu,一青窈,桜井和寿,小林武史

オフィシャル:Salyu.jp
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2007年12月27日

0186『ポストマン』

★★2

ポストマン~MONOLOGUE OF THE DEAD LETTERS POSTMAN

ポストマン~MONOLOGUE OF THE DEAD LETTERS POSTMAN

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2003/06/26
  • メディア: 単行本





絵は『あの金でなにが買えたか』とか『13歳のハローワーク』でコラボしているはまのゆかさん。
坂本龍一氏のオペラのために書かれたテキストらしいが、これだけではなんだか当たり前のようなことで、あまり伝わってくるものがなかった。

手紙とは、ミームのようなものだろうか。
いろいろ考えずに、我々にたくされた想い、思念と考えようか。

20世紀に書かれ、
相手に届くことのなかった、
無数の手紙。(chapter 1)
posted by B&M at 17:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

0084『海辺のずかん』

★★2
Image
海辺のずかん (福音館のかがくのほん)
松岡 達英

0009『冒険図鑑―野外で生活するために』の松岡さんの絵による海辺の図鑑。
少年時代の僕が『冒険図鑑』とどちらを先に手に入れたのだったか、もう記憶にはない。

今の子どもたちは、ちゃんとこの図鑑の男の子みたいに、家族とこういう体験をしているだろうか?
ゲームの中だけで自然と触れ合っているのだろうか?

でも、なんのことはない。
もうすでに僕の子供時代から、自然は遠いものになっていた。
僕は電脳ではないであれ、こうした図鑑を通して空想の中の自然に遊び、わずかだけ、本物の「体験」をした。

そういうことについての反省はこうしてすれど、やっぱりなかなか、自然の中に飛び込むことは、難しいのが現実。


学校という職場は子どもたちとそういうことを体験する機会が多いんじゃないかと思われるだろうが、実際は、安全管理やなんかで、やっぱり、難しいのが現実だ。

海にせなかを向けてはあぶないよ!
posted by B&M at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

0078『ふたりだからできること』

★★★3
ふたりだからできること
ふたりだからできること
ほしば ゆみこ

 何かしなければならないことがあるとき、自分ひとりでやり遂げるのと、誰かの手を借りてするのとでは、どちらが「偉い」って感じますか?どちらが価値のあることだと思っていますか?
1000円という価格設定に驚かされるが、それは絵本というものを「簡単に読めてしまう媒体」としか捉えていないからだろうか。

しかし、単純でシンプルなだけにすとんと心に響くこともある。

0075『コミュニケーション力』でも書いたが、今期の僕の目標は、コミュニケーション。つながり。流。対話。他者の発見。
夏に小説を書いたら人物がひとりしか出てこなかった。
たくさんブログを書くのも自分が愛おしいからである。
自分が何を見、何を感じ、何を考えたか。
それを他者が見る。それでも僕は僕。放っておいてくれ。揺るがない自分がほしい。恋愛をしても流されないような。面接で聞かれることにずんずんと答えていくような。保護者を前にしても、他の先生を前にしても、芯がぶれない。自分が何者なのか。自分のやりたいことがなんなのか。

そんなことを思うのは、実は、他者にいろいろな意味で依存してきた証なのかもしれない。

けれど、そうして孤独な城で築いた自我は堅牢でありうるだろうか?

自分を掘り下げていくうちに、他者に対するあこがれが生れてくる。
ひとりカラオケをした。
他人の歌を聴く時間がもったいない。他人に自分の歌を聴いてもらうのが申し訳ない。自分の声に酔いたい。自分の好きな曲だけで埋め尽くしたい。
Mr.Childrenのアルバム『HOME』の中に、『Another Stori』『彩り』『Sunrise』といった歌がある。
ひとりカラオケでそれらを歌った。
どこか、『HOME』というアルバムの琴線に触れた気がした。

つながり。

喧嘩すること。
我慢すること。
つい比較しちゃうこと。
嫉妬すること。悔しいって思うこと。
posted by B&M at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

0060『たしかなもの』

★1
たしかなもの (小学館文庫) [文庫] / Kiroro (著); 小学館 (刊)
たしかなもの
Kiroro

kiroroの手書き感覚の絵本です。
独特の絵でした。
ちょっと洋風?

カラフルで、ほっとする感じです。
ただ、そういう「素朴なもの」に果たして600円を払うだろうか、ということも考えてしまいました。
途中の手書きの文章に使われている文字は明らかに幼児向きのものではない・・・。
あるいは純粋過ぎて響かないということもあるかもしれない。(それはとても悲しいことですね。)
ともかく主観的な僕の評価は星1つ。

何を焦っているんだろう
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2007年08月22日

0052『くまくまちゃん (のほほん絵本館)』

★★2
くまくまちゃん (のほほん絵本館) [単行本] / 高橋 和枝 (著); ポプラ社 (刊)
くまくまちゃん (のほほん絵本館)
高橋 和枝

部屋の中を
ほうきでまるくはいたり
スローライフを「くまくまちゃん」で表現しているのか。
現代の心を亡くしたと書く忙しい人々が読んだら、ムカつくかもしれない。

世の中ってのはいたくムツかしい。

星は2つですが、こういう生き方、いいなあ、と思います。
でも、それは遠い遠いどこか「山奥」でのこと。
「くまくまちゃんが元気だと、ぼくは嬉しい。」という距離なのだなあ。

前回に引き続き図書室で読みました。
posted by B&M at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0051『ちびギャラ にっ』

★★★★4
ちびギャラ にっ [単行本] / ボンボヤージュ (著); ゴマブックス (刊)
ちびギャラ にっ
ボンボヤージュ

また今度っていつだろう?
明日の天気も分からぬボクは
今すぐ何か始めなきゃ。
愛すべき頭の大きい動物キャラクターたちのメッセージ集第二巻。
絵本というのか、箴言本というのか、自己啓発本というのか。
ともかく動物たちがかわいい!
そして、書かれてあるメッセージも心に響きます。

こういう本は簡単に読めるし、巷に出回っているから、読みすぎに注意。

読みたいな、と思ったときに、そっと開けてみるのがいいでしょう。

※本は学校の図書室で読みました。
posted by B&M at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする