2019年09月16日

1082『国民クイズ』

★★★★4
国民クイズ  上
国民クイズ 上

国民クイズ 下
国民クイズ 下 杉元伶一・加藤伸吉

kindle版購入。
歴史を解体し、「国民クイズ体制」により統治される日本を描く、壮大な試み。

K井!
お前も番組の司会者ならわかるはずだ!!
日本人がどんな生き物かってことが!!(下巻P428)
posted by B&M at 00:22| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1081『クリームソーダシティ』

★★★3
クリームソーダシティ 完全版
クリームソーダシティ 完全版 長尾謙一郎

kindle購入。
ヴィレッジ・ヴァンガードでポップがつけられていて、興味をもって。

それにしても、いったい何を見せられているんだ、という感覚。

楽園・クリームソーダシティ。

言うなれば人は皆、別々の世界に生きているのでしょう。(p545)


「一度ご自身の"世界"を検証してみてはどうですか?」
posted by B&M at 00:15| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1080『セリー』

★★★★★5
セリー (ビームコミックス)
セリー (ビームコミックス) 森泉岳士

kindle購入。
レビューに、コミック版(リアルな紙)で読まないと、その仕掛けには気づけないとあったから、コミック版で読んだほうがいいのかもしれない。
サンプルを読んで、すぐ読みたくなったのでkindle版で購入してしまった。

世界の終末。
こんなAIの傍らで、人類は滅びてしまうのだろうか。

孤独な五〇〇年だった(p100)
posted by B&M at 00:12| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1079『夜よる傍らに』

★★★★★5
夜よる傍に (ビームコミックス)
夜よる傍に (ビームコミックス) 森泉岳士

kindle購入。
サンプルを見て、読まずにはいられなくなって。

墨をたらして描くという独特な技法は、kindle版ではなくコミック版のほうがより味わい深いらしいが。

絵本を探すミステリー、クライマックスのスケールの大きさ、
画力、
その世界にずっといたいと思わせる空気感世界感。

夜更かししている夜に読むと、また格別。

わたし美琴っていいます
はじめまして
お願いがあるんですーー(ロケーション20/189)
posted by B&M at 00:04| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月15日

1078『珈琲桟敷の人々』

★★★★4
珈琲桟敷の人々 シリーズ小さな喫茶店 (ビームコミックス)
珈琲桟敷の人々 シリーズ小さな喫茶店 (ビームコミックス) 山川直人

kineld購入。
シリーズ「小さな喫茶店」。
やっぱりいい。

編み物をしてるといろんなことがどうでもよくなる
学校にも また 行けるようになった
(…)
吉本さんも丸山くんも ぜんぜんわかってない
私はただ・・・
編み物が好きなだけ(P12)
posted by B&M at 23:59| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1077『一杯の珈琲から』

★★★★4
一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店 (ビームコミックス)
一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店 (ビームコミックス) 山川直人

kindle購入。
この人の漫画は、ほんとうに、独特な、珈琲のようなほっとするぬくもり。
0396『コーヒーもう一杯』を思い出す。
(ところで、『コーヒーもう一杯』が、つい最近まで全巻Kindle Unlimited読み放題に入っていたのに、今は解除されている……。Kindle Unlimited読み放題、やっぱり結構適当というか、頻繁にラインナップが変わる。Kindle Unlimited読み放題のラインナップにあるから蔵書になった、とは思わないほうがいいなあ。)

マスターには話さなかった
平田は営業成績が落ちて
心の病気で会社を辞めたこと
両親が故郷に連れて帰ったこと
若い頃は俺のほうが
自意識が邪魔して人づきあいが苦手で・・・
それがいつのまにかそれなりに
人と話せるようになったのは
あいつの・・・
平田のおかげだったかもしれないのに・・・(P40)
posted by B&M at 23:56| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1076『バベルの図書館』

★★★★4
バベルの図書館
バベルの図書館 つばな

Kindle購入。
SF。
描かれる世界そのものがすばらしい。

作り出された「運命の出会い」を描く、ちょっとダークなボーイ・ミーツ・ガール。

世界中で沢山の人たちが、毎日まいにち、
頭の中で、紙の上で、パソコンの中で、色んな物を選んだり捨てたりして、
存在しない世界(少なくとも、ここではない世界)の、音や画や光、
そのワンシーンを切り出していると思うと、なんだかとっても素敵ですよね。
そして、それが本や何かしらの形になって、ここに実在し、
受け止めてくれる人がいるという事が、いつもいつもとても嬉しいのです。(あとがき)
posted by B&M at 23:45| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月13日

1074『ゲレクシス』

★★2
ゲレクシス(1) (イブニングコミックス)
ゲレクシス(1) (イブニングコミックス) 古谷実

kindle版購入。
題名に特に意味はないようだ。
漫画の展開は、予測不可能。
突然はじまり、そして突然終わった。
独身のオジサンと、女の店員さんで焼くバームクーヘン。
これぞ古谷ワールド!という感じ。

生まれたての宇宙にはなんにも無かったんだって
星も 光も なんにも無かったんだって
ねえやってみて "生まれたての宇宙" 顔面で表現してみて(1巻No.8)


ゲレクシス(2) (イブニングコミックス)
ゲレクシス(2) (イブニングコミックス)
posted by B&M at 06:21| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

1073『アガペー』

★★★3
アガペー (ビッグコミックス)
アガペー (ビッグコミックス) 真鍋昌平

「ウシジマくん」の作者の、3.11後の短編集4作品。
アイドルのファンになったことがないが、描きたかった「アガペー」。
田舎の生活を妄想してみた「ショッピングモール」。
3.11後の「おなじ風景」。
そして、都会で生き長らえている「東京の女」。

ニュースやツイッターで流れる情報じゃなく皮膚感覚で取材することに決めた瞬間だった。[あとがき]


ロケーション187のくだりは戦慄。

仕事は量じゃない。
どれだけ心を込めたか。(あとがき)
posted by B&M at 19:46| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月03日

1066『マザリアン』

★★★★4
マザリアン : 1 (アクションコミックス)
マザリアン : 1 (アクションコミックス) 岡田索雲

Kindle Unlimited読み放題で全巻読めます。

何かと混ざり合ってしまう怪奇現象に巻き込まれた主人公達は・・・?!

岡田氏の漫画ははじめてでしたが、ページをどんどんめくらせる、「読ませる」作家さんでした。
面白くて、一気に読んでしまった。

短い?打ちきり?作者もいやいや描いていた?などのAmazonレビューもあったが、まあこのくらいの長さですとんと終わっているのもいいのかも。

「ほら!下におるってことは 落ちたってことやん!」
「普通に歩いてるで!」
「メットのおかげ?」
「そのためのメット?」
「メットすごない?」(kindle:ロケーション195の87)



マザリアン : 2 (アクションコミックス)
マザリアン : 2 (アクションコミックス)

マザリアン : 3 (アクションコミックス)
マザリアン : 3 (アクションコミックス)
posted by B&M at 06:08| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月26日

1064『澄江堂主人(前編)』

★★2
澄江堂主人 前篇 (ビームコミックス)
澄江堂主人 前篇 (ビームコミックス) 山川直人

リアル書籍で前編を読んだ。
あと、中編、後編へと続く。

芥川龍之介が漫画家だったら、という設定で、あとは芥川龍之介の拡大解釈だ。
自殺の影が常にある。
(社会の)歯車になっていく様が描かれる。
( )には、あるいは芸術の、あるいは家族の、あるいは血縁の、が入ろう。

芸術に身をやつし、エネルギイを欲し、また、創作へ向かい続ける姿は、著者の山川氏にも通じるところがあるのだろう。
同人誌を発行し、それでもこの作風で漫画を描き続ける作者の・・・。

俺は俺が・・・
こうして生きてることを心配してもらいたいな
俺は死ぬよ
そのうちきっと一人で立派に死んでみせる(p191)
posted by B&M at 14:24| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月27日

1058『見かけの二重星 完全版 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】』

★★★★★5
見かけの二重星 完全版 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス スペシャル)
見かけの二重星 完全版 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス スペシャル) つばな

辛いことでも明るく受け取れることができたらいいのに。
悪いことも前向きに。
著者のつばなさんが、そういう気持ちでゆったりとした連載で描き、2011年に刊行されたものの、復刻電子書籍版。

Kindle+Fire。

電子書籍化で2つのいいことがあった。
1つ目は、Unlimitedに1053『第七女子会彷徨』が出たことで、僕の元に宣伝が届いたことだ。これにより、この作家さんを知ることが出来た。
2つ目は、電子書籍にしたことで、在庫が無限化したため、リーチできた作品だ。

出版社さんについては、講談社→幻冬舎ということみたい。版権が移った?また難しい問題があるのかしらん。

なんていうか、SFの設定をねじってねじっていくところ、思いもつかないところへ連れていってくれるところが魅力。
そして、日常感を、つまり現実感をしっかり出してくるところが魅力。

「自分じゃない!あんたは私じゃない!」
「えっ なんて?」
「でも宇宙人でもない!きみはきみだよ!ぐずぐず見計らってるタイミングより・・・気持ちの方が大事だ!!」(p102)
posted by B&M at 06:19| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1057『僕と日本が震えた日』

★★★★4
僕と日本が震えた日
僕と日本が震えた日 鈴木みそ

Kindle Unlimited読み放題。
Kindleの代名詞、鈴木みそさんの震災に関する書籍。
よく調べられていて、ためになった。

出版社の流通システムと、震災の損害についての話では、

「言ってしまえば「神様の万引き」」
「そうか!損失は万引きといっしょか!」(p44)


食品の放射線を測る会社では、

「基準値というのはゆるくすると内部被ばくが増えてしまい、
厳しくすると食べるものがなくなって逆に健康被害をおこしてしまいます。
とても難しい線引きです。
事故発生直後は大きな被ばくを避け、だんだんと下げていくというのが基準の考え方です。」
「事故直後は多少はしょうがないと」
「水を飲まないことの脱水症状のほうが怖いですから」(p128)


そして、あの震災の、何を私たちは知っているのだろう。
posted by B&M at 06:06| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

1056『釣りバカたち』

★★★★4
釣りバカたち(1)
釣りバカたち(1) 矢口高雄

シリーズ5冊すべてがKindle Unlimited読み放題で読書可能(!)。
「釣りキチ三平」の矢口さんの、釣りバカたちを愛おしくも冷静に、批判的に見つめる短編集。

第5巻ではシーラカンスを釣りに、アフリカ・コロモ諸島へ向かう男の熱い話が。

 忘れもしません!!。昭和57年(1982年)1月5日(水曜日)の朝のことです。朝刊の大見出しと写真がボクの脳天をガツンと直撃しました。
「釣った!生きた化石=激闘8時間の末、85キロの大物シーラカンス」(第5巻「ゴンベッサ」No.253)


釣りバカたち(2)
釣りバカたち(2)
釣りバカたち(3)
釣りバカたち(3)
釣りバカたち(4)
釣りバカたち(4)
釣りバカたち(5)
釣りバカたち(5)
posted by B&M at 17:40| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1054『彼女のやりかた』

★★★★4
彼女のやりかた (torch comics)
彼女のやりかた (torch comics) 田所コウ

1039『僕だけに優しい物語』の田所コウさんの短編集。
『僕だけに優しい物語』が面白かったから、Kindleで購入して読んだら、やっぱり面白かった。
日常の小さな悩みを、彼女達のやり方で解決していく……時に人には言えない方法で。

裸の私がーー
好奇 欲情 軽蔑 様々な目に晒されて
飽きられ 雨に降られ 風に吹かれて
ヨレヨレのボロボロになった頃
私の心はすっかり穏やかになっていた(p90)
posted by B&M at 17:18| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月06日

1053『第七女子会彷徨』

★★★★★5
第七女子会彷徨(1) (RYU COMICS)
第七女子会彷徨(1) (RYU COMICS) つばな

Kindle Unlimited読み放題で第1巻が読める。

「あっ お土産買っていこ」
「それは良い心掛けだ」
「キムチかよ!!」(p8)


ドラえもんのような、秘密道具と女子たち。
SFな日常が心地よい。
いい作家さんを見つけた。
posted by B&M at 05:59| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月29日

1050『ギフト±』

★★★3
ギフト± 1
ギフト± 1 ナガテユカ。

Kindle Unlimited読み放題で10巻まで。
作者女性。
臓器売買の闇。
犯罪者の臓器なら殺して再利用してかまわないか?
犯罪者の更生を期待していないところはあるが、社会の闇をつくところがある。
エログロだが、ストーリーの盛り上げ方など面白かった。
物語は、再生医療やクローンの方向へ。
人間って、なんなんだろう・・・?

子宮亡くして
はじめて"母親”になれたんだから
posted by B&M at 06:13| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1048『響〜小説家になる方法〜』

★★★3
響〜小説家になる方法〜(1) (ビッグコミックス)
響〜小説家になる方法〜(1) (ビッグコミックス) 柳本光晴

Kindle期間限定無料で3巻まで読んだ。
文壇に現れた新星女子高生。
暴力的で、破天荒だが、新しい風を吹き込み、話題をさらっていく。

天才が既成概念を打ち砕いていく、というありきたりな感じがするが、舞台が文壇なのと、キャラがそれぞれ自立していくところで、面白く読める。
昔、こういうデビューをあこがれて筆を執ったなあ。

出版不況で漫画が売れねーとか言ってっけど、正直、こっちのほうが百倍厳しい…
posted by B&M at 05:38| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月26日

1040『つげ忠男アウトロー選集2〜無頼の街〜』

★★2
つげ忠男アウトロー選集2〜無頼の街〜
つげ忠男アウトロー選集2〜無頼の街〜 つげ忠男

この人の作品を、たぶん初めて読んだ。
何作か、Kindle読み放題になっていたので、読んだ。

暗い、戦後、高度経済成長前の、昭和の。
水木しげるさんのような、独特のタッチや白に、しかし何かが描かれている。

そりゃあよ
俺だって なんどか
まっとうになろうと
考えたことも
あったけどよ……(旅の終わりに)
posted by B&M at 14:04| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1039『僕だけに優しい物語』

★★★★4
僕だけに優しい物語 (torch comics)
僕だけに優しい物語 (torch comics) 田所コウ

「主人公たちの身に起きる小さな事件や目立たない出来事。
ささやかだけど確かに面白い、どこまでもちょうどいい温度。
僕だけに優しい物語は、たぶん誰も傷つけない。」
という作品紹介で、新人漫画家の2冊目の作品を、Kindleで購入して読んだのだったろうか。
何かの縁でサンプルをダウンロードして、何かを感じて読んだのだったな。

温かな感触、新しい視点、買って損なしの本だった。
最後の「俺の山田がこんなにかわいい訳がない」は何かこう、くるものがあったな。
友情と愛情が混ざっちゃって。

これから注目の作家さんだ。

ちゃんと見たげてよ
親ー(通勤飛行)
posted by B&M at 13:58| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1038『家族ほど笑えるものはない2』

★★★★4
家族ほど笑えるものはない2
家族ほど笑えるものはない2 カフカヤマモト

オカシャンコレやつ(コレつけてくれ)(p49)


Kindle読み放題で、2巻のほうだけ読めたので、読んだ。
大変おもしろい育児エッセイマンガだった。

ちょっとおしゃまで意味不明な長男。
かわいらしくて片づけをしない妹。
無口だがやさしい夫。
そして、このマンガを描いているママの作者さん。

作者のカフカヤマモトさんは、2015年からインスタグラムで育児についてのイラストや4コマを描いていらっしゃるよう。
現在確認したら、16万ものフォロワーが
特にプロの漫画家さんというわけではなく、夫婦共に働かれているようだ。
その日常を、少しずつ綴っている。

その一コマ一コマの切り口。そして、ちょっとセンチメンタルな掌編。
1巻も読んでみたい。

その時は新婚の頃のように
夫と毎朝おいしいコーヒーを飲めるだろうか(p197)
posted by B&M at 13:42| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1037『じこまん』

★★★★★5
じこまん 1
じこまん 1 玉井雪雄

表紙の裸姿にギョッとするが、『かもめチャンス』という自転車マンガを描いている作者による、自転車好きのエッセイマンガ。
奥深く、味がある。
構成や話題提供、もっていき方も上手だし、絵も詳細でよい。

Kindle読み放題で全3巻を読破。

じこまん=自己満足について追求している。途中、再定義などもあって面白い。

デスライドはこの本で知った。
事故を起こさないために乗る、というのも、ためになった。

思う存分
じこまん
しようじゃないか(3巻ラスト)


じこまん 2
じこまん 3
posted by B&M at 05:47| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1036『マスゴミ』

★★★3
マスゴミ
マスゴミ 鈴木みそ

Kindle Unlimitedにて。
連載当時は、Kindle連載という形をとっていたようだ。

マスコミで働く主人公は、女装という武器でスクープへ……。

報道とか言っちゃって
下世話なネタばっかり
(…)
そこに正義はあるの?
(…)
人としてサイテーね マスゴミは
posted by B&M at 05:14| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1035『HUNTER×HUNTER モノクロ版 36』

★★★★4
HUNTER×HUNTER モノクロ版 36 (ジャンプコミックスDIGITAL)
HUNTER×HUNTER モノクロ版 36 (ジャンプコミックスDIGITAL) 冨樫義博

HUNTER×HUNTERは本屋で見かけて買ったり、偶然手に入れたクーポンで行きずりの電子書籍で読んだり、そしてKindleで買って読んだりしている。
今回はKindleでの購入。
なぜ統一していないのか?
特に、保有しようという気持ちがないから、適当な購入になってしまう。
週刊ジャンプのほうで読むという習慣が自分にはないから、単行本が出ると読んでしまう。
だって、面白いんだもの。

カード(情報)は出し合った
後は自由だ
パーティーをしたいがケーキが無い
中央にすえる特注品
手に入れたら又集まって
あのテーブルで食事をしよう(p143)
posted by B&M at 05:02| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1034『ちひろさん9』

★★★★★5
ちひろさん 9 (A.L.C.DX)
ちひろさん 9 (A.L.C.DX) 安田弘之

最終回?
第一部、終幕、のよう。

この人の描くマンガが、ちひろさんが、愛おしくてたまらないのはなぜだろう?
現実に、ぽっと明かりをともしてくれるような、大切なマンガだ。

Kindleで新刊が出たのを知り、即ダウンロード購入、即読了。

2019/01/26現在、『ちひろさん1』は、Kindle Unlimitedにて、会員は無料で読めるようです。

面白い!!(p158)
posted by B&M at 04:40| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月14日

1031『ダンジョン飯』

★★★★4
ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX)
ダンジョン飯 1巻 (HARTA COMIX) 九井諒子

リアル本で1巻をもっている。
続刊はKindleで読んだ。

0882『竜のかわいい七つの子』とか、0854『竜の学校は山の上』とか、0853『ひきだしにテラリウム』とかの九井さんの、現在連載中のマンガ。
連作、とか、短編、とかの人だったので、連載作品としては長く続いている作品。

登場人物たちのユルさとか独特さとかはさることながら、話のもっていきかたも秀逸である。
才能のある作家さんである。

何より、「食」がテーマである。
食べ物をうまく描くのがうまい。
そしてそれは、RPGのファンタジーの世界である。
メタ世界を用いて、現実を照射するのは、この人の才能。
新しいジャンルの発掘。

「・・・ずっと黙っていたが
 俺は魔物が好きだ。
 姿や鳴き声、どんな生態をしてるのか。

 そのうち味も知りたくなった」

「サイコパスだ」(p023)
posted by B&M at 17:24| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月29日

1030『GIANT KILLING』

★★★★4
GIANT KILLING(1) (モーニングコミックス)
GIANT KILLING(1) (モーニングコミックス) ツジトモ

ジャイアントキリング=サッカーにおいて、格下のチームが、格上のチームを食うこと。
2018ワールドカップで、日本がやったことだ。

Kindleで、3巻まで無料で配布されていたときに読んだ。
今はすべて有料となっている。

縁あってサッカー部をもつことになった。
で、勉強がてら読んだ本。
サッカーマンガの中では今のところイチバン。

「達海猛!35歳。
 今日から君らの監督だ。
 仲良くするように。
 以上。」(no115)
posted by B&M at 08:50| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1029『南国トムソーヤ』

★★★★★5
南国トムソーヤ (1)
南国トムソーヤ (1) うめ

Kindle読み放題。

侮っていた。
表紙の妙にシンプルな色付けとか、アイスキャンディー食べてる感じ、絵柄とかから、軽い感じのありきたりマンガだと思っていた。
で、敬遠していた。

アマゾンレビューで推しのコメントがあったので、読んでみた。
ぐいぐい引き込まれた。

「それが・・・好奇心の壁」
「ネットは便利だし、アタシももちろん使うけどさ。そこに載ってることって、もう誰かが調べたことなんだよね。
 人の好奇心てさ、どんどん突き詰めていくと、いつか誰も調べたことのない世界へ行き着くの。
 まぁその壁を超えるか超えないかは、個人の自由だけど。」(第1巻 no.100)


絵が美麗。
主人公が天才。
内容はオカルト。
で、その空気感がよく描けている。
次は、次はという感じで夢中で読んだ。

3巻では物足りない感じ。
でも、南国の空気感、確かに感じさせて頂きました。
この本が読めたんだから、今月のKindle読み放題のもとはとったな、という感じ。

「沖縄で教職免許取るとさ、一度は離島赴任が決まりなんだよね。」
(…)
「あの人の場合イヤイヤって風でもないけど、エコとかロハスとかスローライフとか、そういうのに憧れて来たものの、現実とのギャップに打ちひしがれてお酒に逃げてるってパターンじゃないの?」(第1巻 no92)



[まとめ買い] 南国トムソーヤ
[まとめ買い] 南国トムソーヤ
posted by B&M at 07:26| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月22日

1026『6年半ぶりに彼氏ができました』

★1
6年半ぶりに彼氏ができました。 (コミックエッセイ)
6年半ぶりに彼氏ができました。 (コミックエッセイ) シモダアサミ

Kindle読み放題。
作者の他の作品、「女の解体新書」とか、「中学性日記」とか、ちょっと気になる。
大学時代以来、6年半ぶりに彼氏ができた女性の、赤裸々な日常。

はじめにやにやして、ちょっとめんどくさくなってきて、でも・・・。

最近
彼のことが
うっとおしいと思うことが
たまにだけど ある
ハタハタ ハタハタ
さてと 片づけしようかな(no69)
posted by B&M at 17:12| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月13日

1022『中卒労働者から始める高校生』

★★★★4
中卒労働者から始める高校生活 1
中卒労働者から始める高校生活 1 佐々木ミノル

5巻までKindle読み放題に指定されていたので読んだ。
面白かった。
そのうち、ここからは1巻ずつ購入して、続きを読まなければならない。

中卒で就職した主人公が、定時制の高校に通い始める。
そこにやってくるお嬢様。
おつきの人。
主人公には親はおらず(正確にはいるが)、妹がいる。

いろいろ思い悩んだり、うじうじ考えたり、恋をしたりの青春ドラマ。
作者自身、定時制出身だそうで、その頃の生活が、この作品のリアルさにつながっているようだ。
甘酸っぱい思いとともに読んだ。

主人公の青春もちょっとだけ、「普通」とは違うところもあるかもしれませんが、読んでくださる皆さんに共感してもらえるように心をこめて描いていきたいと思います。(2巻あとがき)
posted by B&M at 12:43| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1021『ちひろさん』

★★★★★5
ちひろさん 8 (A.L.C. DX)
ちひろさん 8 (A.L.C. DX) 安田弘之

002『ちひろ』の続編。
Kindle本。
はじめ何巻かはKindle読み放題だったはずなのだが、現在、登録解除されている。

この人のマンガは、独特の時間が流れていて、すばらしい。

綾はちひろになる必要があり
ちひろは綾になる必要があり(8巻No127)
posted by B&M at 12:35| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1020『冴木さんってば・・・』

★★2
冴木さんってば…
冴木さんってば… 安田弘之

エロやギャグがどぎつい短編集。
「漫画家に歴史あり」で、昔は詳細に描いていたが、途中から不思議な省略画になっていったのがわかる。
ピカソみたい。

味のあるマンガを描かれる著者の歴史がわかる一冊。

几帳面なタッチに心底嫌気がさし、衝動的に筆ペンで殴り描き。この頃は一番お気に入りが多い(95年頃)。これで、「ショムニ」の画風が出来上がった。(No133)
posted by B&M at 12:24| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1019『かへ』

★★★★4
「かへ」第1話
「かへ」第1話 

Kindleインディーズマンガで公開されているマンガ。
2018/09/13現在1位。

かへとはカフェのこと。
家族3世代で受け繋ぐ、カフェでの物語。
ほっこり温まる。
インディーズ、のレベルではない。

オラはかなしいべ
かなしいべなぁ・・・
あいつのかへ
オラたちでやるべな(1)
posted by B&M at 12:11| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1018『危ダクション 呉井くんが宇宙人だと私だけが知っている』

★★2
1: となりの宇宙人 危ダクション〜呉井くんが宇宙人だと私だけが知っている〜
1: となりの宇宙人 危ダクション〜呉井くんが宇宙人だと私だけが知っている〜 一智和智

Kindleインディーズマンガで公開されている作品。
画のクオリティが高すぎる。
1冊1掌編ですぐ読める。

「え 国民保護サイレン」
あ”あ”あ”あ”・・・
「地球人野蛮すぎ!」(7)
posted by B&M at 12:04| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1017『死役所』

★★★★4
死役所 1巻 (バンチコミックス)
死役所 1巻 (バンチコミックス) あずみきし

Kindleかヤフーブックストアで1巻無料を読んで、ハマったのだった。
現在、9巻まで読了中。

死を想え。
メメント・モリ。
死後の世界、黄泉の国があるとしたら、それは極楽浄土か天国地獄?
いやいや実は、そこには役所があった。

設定の妙と、様々な事情で死に至った人々。
役所の形式張った手続きを済ませて、お客様仏様は成仏していく。

死について違った角度から考えられる良書だと思う。

「お客様は神様じゃないんですか!?」
「そうですねお客様は仏様です」(3巻No154)
posted by B&M at 11:38| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1016『かばんとりどり』

★★★3
かばんとりどり 1巻
かばんとりどり 1巻 ウラモトユウコ

Kindle読み放題。
1編1編が短く、Sudden Fictionみたいな掌編。
でも、やっぱり描写や目の付け所が面白く、この作家さんはすごいなあと思う。

思ったより奇麗にもならなかったし、世界のおわりは来なかったし、貢いだバンドは解散しちゃうし、憧れてた一人暮らしも結局できなかったし、有名にもならなくて、ものすごく不幸な事にもならなくて、普通に友だちがいて、普通に恋愛して、来週嫁に行くんだよびっくりだね。(No40)
posted by B&M at 06:00| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1015『椿荘101号室』

★★★★★5
椿荘101号室 1 (EDEN)
椿荘101号室 1 (EDEN) ウラモトユウコ

Kindle1巻期間限定無料だったので試し読み。
続きが気になって、そのまま3巻まで読んでしまった。

1014『彼女のカーブ』 でも描いたけれど、このウラモト氏の描写が好き。
その空気感にハマる。

「別に嫌ってないわよ。目的と手段がはっきりしているところなんかはシンパシーを感じるわ。でも、あの人沼みたいだから近寄らないようにしてる。(…)私を構成するものは、厳選しないと。(2巻No126)」

[まとめ買い] 椿荘101号室
[まとめ買い] 椿荘101号室
posted by B&M at 05:53| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1014『彼女のカーブ』

★★★★4
彼女のカーブ
彼女のカーブ ウラモトユウコ

Kindleを購入する前に、サンプルで読んでいた本書。
発売当時、話題になっていたのだろうか?
Kindleを買ってから、全体を購入。

不思議な描写と魅力で読ませる。
そのコマ、絵柄、空気、ともかく描いた瞬間、この漫画家さんの絵にはなにか伝わってくるもの、立ち上がってくるものがある、そこがすごい。

だけじゃなく、この不思議な展開のマンガ、ハマります。

お願いします!この靴を履いてください!(No.135)
posted by B&M at 05:43| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1013『灼熱のカバディ』

★★★★★5
灼熱カバディ 1 (裏少年サンデーコミックス)
灼熱カバディ 1 (裏少年サンデーコミックス) 武蔵野創

Kindle期間限定無料にて。

1巻を読んだが、女っ気なく、男達がカバディにはまる!
アツい!

カバディについて学べたが、カバディを知らなくてもなんだかたぎる何かがあるのがすごい。

ところで、「裏」少年サンデーってなんだ。

インターネットで最新話?配信されています。

裏サンデー|灼熱のカバディ
posted by B&M at 05:37| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1012『やせれるもんならやせてみな ダイエット勝負』

★1
やせれるもんならやせてみな ダイエット勝負
やせれるもんならやせてみな ダイエット勝負 鈴木みそ

Kindle0円本。
短い本です。

67キロの体重を半年で7キロ落として60キロにするのは可能か否か。
1口1000円でウェブ上のnoteで募集してみた結果をマンガにして報告するもの。

こういう試み全体が新しい。
著者らしく、ダイエットとはなんぞやと、分析しているのが楽しい。

なんだ英語といっしょじゃねえか(No.9)
posted by B&M at 04:29| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1010『妻に恋する66の方法』

★★2
妻に恋する66の方法(1) (イブニングコミックス)
妻に恋する66の方法(1) (イブニングコミックス) 福満しげゆき

この人の、「うちの妻ってどうでしょう」シリーズの新しい形。
この表紙って・・・講談社新書をパロってる?
Kindle1巻無料本で読んだ。

若いときに感じた「何かある自分」の正体は(…)頭の中で合わさって(…)それらを「自分の手柄」のように脳が判定してしまい(…)それ「お前が」すごいんじゃなくて…「お前の好きな映画とかが」すごいだけだから…そう言って諭してやりたい(NO23)


マンガを描く作業は孤独で、昔の孤独な頃に戻って、でも部屋を出て妻がいて「女がいる!」息子に会って「子どもがいる!」と思うと泣きたくなるというくだり、よくわかるなあ、と共感した。

今までの二番煎じの感は否めないが、偉大なるマンネリズムともとれる。
2巻以降は、食傷気味。。。だが、そのうちまた、「妻に恋しないと!」と思った時に、読むようになるのかも。
そういう、「サザエさん」的なものがある気がする。

あとがきは、相変わらず鬱々としていました(笑)
posted by B&M at 04:08| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1009『大上さん、だだ漏れです。』

★★★★4
大上さん、だだ漏れです。(1) (アフタヌーンコミックス)
大上さん、だだ漏れです。(1) (アフタヌーンコミックス) 吉田丸悠

触れると、その触れた人は本音を言わされてしまう体質の少年。
変態なことばかり考えている妄想少女。
そんな生きにくい登場人物たちの、高校友だちづくりストーリー。

Kindle1巻無料本。

なかなか描写も面白く、読めた。
1巻は文化祭まで、大上さんをつくりあげた中学校での出来事が明かされる。

「まつ毛がエロい。
 ・・・
 ううう生まれてきてごめんなさい!(No201)」
posted by B&M at 04:01| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

1006『解体屋ゲン』

★★2
解体屋ゲン 1巻
解体屋ゲン 1巻

Kindle読み放題で1巻を読んだ。
解体屋のゲンが、いろんなものを解体していく。
そこに付随する、いろいろなものといっしょに。

「まあね。相撲取りだって俺にはかなわねェぜ。」
「負けないくらい腹も出てるしね」
ドテッ。(No.96)


パートナーの女性と、これからもいろいろなものを解体していくのでしょう。
posted by B&M at 03:29| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月29日

0999『限界集落ギリギリ温泉』

★★★★★5
限界集落(ギリギリ)温泉第一巻
限界集落(ギリギリ)温泉第一巻 鈴木みそ

超高齢少子化社会。
景気も悪く、特にゲームプログラマーとか、漫画家とか、ミュージシャンとかにとって、暗い未来しか見えない時代。
限界集落で、地下アイドルを使って町おこし。
息をもつかせぬ展開で、魅せる、読ませる、これはすごかった。

もともとはビームコミックスで、リアルコミックスとして2010年〜2012年くらいで刊行されていたようだ。
それを、2013年、電子書籍として再刊行したみたい。
Kindle読み放題。
Kindle Unlimited(980円)で、全4巻、無料で読めた。
これだけで今月分のモトはとった感じ。

と、ちょっと興味が湧いたので、今月読んだ「Unlimited読み放題」の値段を合計してみた。
そうしたら、5300円分の本を読んでいて、これはけっこうお得だなあ、と思った次第。
マンガ、雑誌も含まれているので、けっこういいサービスなんじゃないかこれは。

もうまともにやってたら間に合わないときは
思い切った戦略は有効ですよ
ぶっちゃけちゃえば
どうせがけっぷちじゃんか
むちゃくちゃやってみる価値はあるかと(No.49 第1巻)


この本とどこで出会ったんだろう?
「ごりゅご」さんか、「男子ハック」さんか、ともかくどこかのネットで話題になっていたのだった。
アマゾンレビューにもあるけれど、
「読んでみそ。止まらなくなるから。」

作者さんは、KDP(Kindle Direct Publishing)による出版で、かなりの利益を得ている模様。
ただ、それが、通常出版と比べてどうだったのか、これからどうなるのか、まではよくわからない。
ご自身のブログ「change」の「「漫画村」がなくなって電子書籍は売れているのか?」にて、Kindle Unlimited読み放題での収益を述べられている。
1ページ読まれると、0.5円作家に入る。(2017年現在。Amazonは突然システムを変えるらしいから、今はもっと少ないかもしれない。)
12ヶ月で、売れた本の合計が「電子書籍のロイヤリティ」で96万円。真ん中の「KU/KOLロイヤリティ」は読み放題のことで569万円。「ロイヤリティ合計」が666万円、とのこと。
なかなかの年収ではないか?!

全4巻。

限界集落(ギリギリ)温泉第二巻
限界集落(ギリギリ)温泉第二巻

限界集落(ギリギリ)温泉第三巻
限界集落(ギリギリ)温泉第三巻

限界集落(ギリギリ)温泉第四巻
限界集落(ギリギリ)温泉第四巻
posted by B&M at 16:06| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0997『空気の底』

★★★3
空気の底
空気の底 手塚治虫

昔、リアル文庫本で読んだことがあった。
Kindleセールで99円だったので、購入して、久々に読んだ。

手塚治虫氏のマンガの、こういう暗い感じのマンガも好きだ。
後味が悪いの。
心に傷を残すような。

ぼくはその猫をひと目みてがくぜんとした
猫はあきらかに爆発の熱のため
からだは焼けただれ 死にかけながらたどりついたのだ
その猫はぼくの顔をみて
ニャーと鳴いた(No.169)
posted by B&M at 14:52| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0996『幼虫』

★1
幼虫
幼虫 岸 大武郎

人間だって声変わり・精通…みんな突然にやってくる
…突然の変化…それこそが生物だと思わないかい?(No.16)


突然の変化で、勃起した性器は蛾となって宇宙へ飛び立ち、ある日男性は女性に変化する。
作品紹介によると、1992年の作だそう。懐かしみのある感じなのは、26年も前のものだからか。
第一回、とあるので、今後も少しずつ過去の作品を公開していくのかしらん?
ジャンプでも連載されていた、プロの漫画家として活躍されている方の、過去の作品公開という感じ。

男性性から女性性への変化。
あるいは帰化。
変化した女性性が、ラグビー部の部長に愛されたいという、なんともほんとに女々しい感じ、というのが、ジェンダー的には単純だとは思ったが。
時代を予見していたような作品ではあったのかな、あるいは、26年も前からあるのに、我々はその事実、差別に気づいていなかったのだなあ、ということか。

無料マンガがAmazonで公開されている、Kindleインディーズマンガ(電子書籍)にて、0円。

Amazonなりに、このジャンルを盛り上げようとしているみたい。
2000万円を山分け?!
インディーズ無料マンガ基金
「作品の人気度に応じて、毎月の分配金を受け取るチャンスを得よう。2018 年 12 月 31 日までに支払われる予定の分配金は、総額 2,000 万円。まずは最初の約 1 か月 (7 月 5 日 〜 7 月 31 日) で上位 20 名の出版者に、それぞれ 10 万円が支払われる予定です。」
posted by B&M at 14:37| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

0991『刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。&わず。』完全版』

★1
刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。&わず。』完全版【文春e-Books】
刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。&わず。』完全版【文春e-Books】原作:堀江貴文 漫画:西アズナブル

漫画はうまい。
こういう、「コミックス化」は、今後もさらに技術を上げて続いていくんだろう。

Kindle読み放題。

この完全版は、3巻シリーズをまとめたようだ。
「なう」から、過去形の「わず」まで。
刑務所の中について、いろいろ描いていて面白い。
そういうルポと、堀江氏の前向きな姿勢や、掃除やなんやに取り組む姿勢などを面白く読んだ。

ぬう…
耐えろオレ…
この不条理に…
我慢…
我慢だ…(no.25)
posted by B&M at 02:13| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0989『火の山』

★★★★4
火の山
火の山/手塚治虫

Kindle99円。安い!

久々に手塚治虫を読んだ。
表題作の「火の山」は、自然と、それに魅せられた学者などの人たち、またそれを壊す人たち。
それを淡々と描いていた。
さすが手塚治虫、と思った。

ーー自然に山が崩れるのならいい
だが 人間の手で山を崩すのは
……いかん……(No.224)
posted by B&M at 02:00| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月19日

0959『おとこのことおんなのこ』

★★★3
おとこのことおんなのこ -
おとこのことおんなのこ - 米代恭

LGBTQについては、だいぶ理解が進んできた昨今。
それでも、この問題は、ずっとあり続けるだろう。
女性活躍とか、父性の復権とか、
恋愛とか、結婚とか、
男女の問題はどう生きるかということに肉薄しているのだから。

iPhone版Kindleで読んだ。
それでも読めるような、大きめなコマ割りの紙面だった。

壮ちゃんは

どうして?


せつない。
posted by B&M at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月18日

0958『四谷区花園町』

★★★★★5
四谷区花園町 -
四谷区花園町 - 高浜寛

僕らは正しくはないかもしれません
だけど他にどうやって大切な人を守れるんでしょう・・・(p139)


戦争の影が迫る、大正から昭和の暗い時代である。
34歳で他界した著者の祖父と、著者の祖母の兄からインスピレーションを得て、「この二人を同じ時代の同じ場所に移してみて、どんな風に生きるかシミュレーションして遊んだ結果(あとがき)」の物語。

もっていかれた。
読み進むうちに、どんどん没入していった。
いやあ、すばらしい本です。

会える 会えないじゃなく
君が痛くない辛くない
恐くないことが重要だと思った(p118)


現代の花園町から、四谷区を臨む、そうだ、そういう時代があったのだ。
もう見えなくなってしまった時代との大事な接点を作ってくれる、大事な作品でした。
posted by B&M at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日

0957『SAD GiRL』

★★★★4
SAD GiRL -
SAD GiRL - 高浜寛

なんだか読みたくなってしまう。
そういう漫画家さんの一人。

この人の描いてるテーマはなんなんだろう?
と考えてみると、鬱とか、依存症とか、性とか、愛とか、そういう風に思う。
叙情を描くのが上手な作家さんだと思う。
「山の方」、内容はないが、エロい。
作者は女性だが、こういう「エロの重さ」みたいな、しっとり感を描くのも上手。

生を見据える重さというか確かさというか、そういうところが、良質な短編小説を読むような、ともかく、なんだかまた読みたくなってしまう。

この読書ノート内 過去の投稿検索「高浜寛」

 それまで一度も生きようとした事のなかった奴が、初めて何かを掴もうとした、なぜその時に、神様は連れて行ってしまったんだろう。(ロング・グッド・バイ)
posted by B&M at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月12日

0955『俺はもっと本気出してないだけ』

★★★3
俺はもっと本気出してないだけ (IKKI COMIX) -
俺はもっと本気出してないだけ (IKKI COMIX) - 青野春秋

正直、人生に救いがあるかに答えるのなら・・・
「わからない」って答える人を信頼したらいいと思うよ、俺は。


ゆる〜く、でも核心を突いてくる。

たまに読みたくなる感じの、他とは違った味のするもの、みたいな漫画。
posted by B&M at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

0946『世界の伝記NEXT スティーブ・ジョブズ』

★★★3
スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT) -
スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT) - 漫画 八坂考訓

ジョブズの半生を漫画でわかりやすく描いていた。
周囲の人々の力をつなげることで偉業を成し遂げることができた、ないないづくしの若者として。
コンピュータをすべての人々へもたらした天才として。
AppleTからマッキントッシュ、ピクサー、iMac、iPod、iPhone、iPad、iCloudなどを世に送り出していった経緯。

リサ氏のことや、ビル・ゲイツ氏とのことは割愛されている。

一人の養子の少年が、コンピュータに魅せられ、それを万人のものとしようとした奮闘の生涯を。

またあるいは、僕にとっては、この独創的な人物というのは、いかなる教育のもとで育ちうるのだろうという命題とともに読むことにもなった。
それは悲しいかな、きっと既存の教育機関では、こういった人物を輩出することは難しいのではないかな、という考えに至る。(小学校でのいたずら、リード大学中退)
すべての人がジョブズ氏のようになれるわけではない。
狙って作れる人材でもあるまい。
天才というのは、そういうものだ。
では、我々はその伝記を読んで、何を学ぶのか?
この漫画には、コンピュータというものに魅せられた、そのきらきらと輝く好奇心と未来が、そこへ向かう一個の魂の軌跡が描かれていた。
夢を描く、目標へ向かって走る、終末のその日に向けて力強く駆ける、その余韻は、心地良いものだった。

大切なのは結びつけることだったんだ!
コンピュータの「技術」と人間の「心」が結びつけば感動が生まれる
「技術」と「心」を結びつけることこそぼくがやるべきことなんだ!!
posted by B&M at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

0945『風が吹くとき』

★★★★4
風が吹くとき -
風が吹くとき - レイモンド・ブリッグズ

何かでこの本を知ったのだ。
そして、読んでみたい、と思って、メモをしたためていた。
そのメモが、他のものに埋もれていった。
なぜこの本を読みたいと思ったのかを、忘れていった。
このたび、メモを見つけ、本が近所の図書館にあることを知った。
それで、やっとこさ、読むに至ったのだ。

表紙から、なんのお話しかは察しがつく。
町から離れた一軒家の、子育ても就労も終わった夫婦の話である。
平凡で力のない、無知な、愛すべき英国市民である。
(そしてそれは、原発事故後の日本人にも見えてくる。)

日本とドイツに対する偏見に満ちた記述はご愛嬌。
差別の示唆を与えてくれる。

手塚治虫さんの匂いもするマンガだった。

「だが、日本では原爆のずっと後でも死者が出ている・・・なぜだったかな?」
「用心が足りなかったのね、きっと」
「そう、正しい策をとらなかったのさ。それに、あのころは科学がまだ幼稚だった。進歩した現代科学のおかげで、今は対応がきちんとできるはずだよ。そうさ。いろんな解毒剤や薬なんかも開発されてるはずだ。」
posted by B&M at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月29日

0920『ほしいものはなんですか?』

★★★★★5
ほしいものはなんですか? -
ほしいものはなんですか? - 益田ミリ

この本と出会えたことを、幸福に思う。

近所の図書館にあった。
この本が図書館においてある、ということも嬉しい。

3人の女性が主な登場人物。
小学生のわたし、ママ、そしてパパの妹らしい・タエちゃん。

それと、主人・夫。

淡々と進む日常の風景の中に、こんなにも気づきが多くある。
すばらしい。

「すべてに答えようとがんばるとどうなるかわかる?」
「どうなるの?」
「見失うんだよ、自分を。」(p43)
posted by B&M at 05:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月10日

0889『あの日からの憂鬱』

★★★★4
あの日からの憂鬱 (ビームコミックス) -
あの日からの憂鬱 (ビームコミックス) - しりあがり寿

天才・しりあがり寿(宣伝文句に僕首肯)による、0749『あの日からのマンガ』の続編。
あの日から4年の感覚を問われる1冊。
読んで、自分の立ち位置を再考する1冊。

特に、「わらわんらほ・わあー」については解釈が難解。
底に水がある、富士山(らしき山)の内側で、毎日砂壁をよじ登って通勤している下級層。
平足族と、尖足族の格差。
妻への嘘、裏切り。

「水があったんだ!
(…)
なぜもっと早く来なかったんだろう
なぜ疑っていたんだろう
そう ここが私たちの世界」


「科学的にありえない」
posted by B&M at 03:08| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月29日

0882『竜のかわいい七つの子』

★★★★★5
九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス) -
九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス) - 九井諒子

ファンタジーな設定が現実世界に当てはめられて、思いもかけない結末へ。
現実世界を巧妙に写しとる描写があるから、ファンタジーな設定でも、説得力のある話になるのだろうな。
7つのかわいい竜のお話が入っている短編集で(竜が出てこない話もあったが(人魚、超能力))、作者の久井さんの表現方法の豊富さもあって、飽きずに読めた。
人魚の人権とか、戦争とか、メッセージ性があるんだけど、ファンタジーな設定でうまく伝わってくる。

現在の法律では人魚を殺しても殺人罪にはなりません
また過失を主張した場合は一分の罪にも問われません
はたしてこんな恐ろしいことがあっていいのでしょうか?
どうか人魚に 人権を(p069)


特に「金なし白緑」は、芥川龍之介の短編みたいな小気味よさ。
そして、絵の雰囲気に圧倒された。
さいごのほろりと泣けるところも素晴らしい、の一言。
そして最後の「犬谷家の人々」には大笑い。
本当に楽しい一冊でした。

iBooksで読んだ。
リアル本は¥ 713
Kindle版は¥ 428
iBooks版は\ 640
なんだ、iBooksは割高だなあ。
解像度とか、品質に違いはあるのだろうか?(同期の方法に違いはあるようだ。参考:KindleとiBooks、どっちを使う?  -  ラノベら〜ず
Mac版/iPad版Kindleアプリが無料で存在するので、iBooksに固執する必要もなさそう。
ただ、iBooksはiTunes周りのアプリなので、Appleアカウントでことが済むのがよさそうなところか。
Kindleは当然、Amazon周りのことになる。
AppleもAmazonも廃業することはなさそうだし、データの管理に関しては問題ないと思うのだが・・・。
やっぱり、電子データって、特にクラウド的なものって、不安。
モノとして独立してユーザーに届けられるわけではなく、再生機も必要だし、サービス会社との二人三脚って感じ。
WindowsやMacをアップデートしながら使い続ける感じ。
足かせを架せられるって感じ。
でも、生きるってそういう感じ?

ついでに、目に優しいとかいうKindleのハードにもちょっと興味が。
6800円?で最下位の機種。
高いのか、安いのか。

電子書籍に関しては、線が引けない書き込めない、バッテリーの問題など、いろいろ不都合はありそう。
紙の本に親しんできた30余年、なかなか抵抗はありそうな。
僕的には、技術的にもう少し進歩しないと、どっぷりとは考え辛い。
ただ、漫画に関しては、線を引いたり書き込んだりしないので、電子書籍で読むことにあまり抵抗はなかった。
今後、こうやって漫画は読んでいくことになりそう。

九井諒子「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子」カバー制作過程を密着レポート (1/3) - コミックナタリー Power Push にて、表紙の作成時のこと、それと、1話無料で楽しめます。

参考になった記事:
日本に上陸したアップル「iBookstore」、アマゾン「Kindleストア」を徹底比較! 日経トレンディネット
posted by B&M at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月02日

0854『竜の学校は山の上』

★★★★4
竜の学校は山の上 九井諒子作品集 [コミック] / 九井 諒子 (著); イースト・プレス (刊)
竜の学校は山の上 九井諒子作品集 [コミック] / 九井 諒子 (著); イースト・プレス (刊)

iBooksで読了した0853『ひきだしにテラリウム』の久井諒子さんの初期短編集。
今回はリアル書籍購入で読み終えた。
Webへ掲載したもの、同人誌に掲載したもの、そして描き下しなどが収録されている。

SF。
竜とか馬人とか翼の生えた人がいたら、といった「仮定」のお話。
でも、それが現実をするどく突き刺している。

1冊1000円がちと高い気がするが、読み終えて不服な感じはない。

今後も注目したい作家さんである。

TCTニュース
午前六時をお伝えします
馬人(ケンタウロス)の過度な長時間労働が
猿人(ホモサピエンス)の就職率に大きな影響を与えているとし・・・(「現代神話」より)
posted by B&M at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月03日

0853『ひきだしにテラリウム』

★★★★★5
ひきだしにテラリウム [コミック] / 九井諒子 (著); イースト・プレス (刊)
ひきだしにテラリウム [コミック] / 九井諒子 (著); イースト・プレス (刊)

なんでこの本を知ったんだっけ?
もう忘れてしまったが、この世にごまんとある本との出会い方が、この頃ではちょっと以前と変わってきたなあ。

友達から、面白かった本を紹介してもらったり、家族から、面白かった本を紹介してもらったり。
そういうことがなくなった。
そういうのを紹介してもらっても、どうせ読めないからねとメモもとらない。
こちらも読んでいないから、手持ちの「この頃面白かった本」もなく、そういう話題にいかない。

新聞の書籍紹介ページ。
いろんな人が、小さな枠で、その本について書評している。
何十冊もの新刊について、手軽に知れる機会だった。
また、新聞の論調と同調して、その時期の旬の話題に触れることもできた。

この頃は、読書ノートをつづっているサイトのRSSを取得して、さらっと題名だけを眺めたりしている。
そんなふうにして、出会ったのではなかったか。
あるいは、好きなあーティストがブログで劇推ししていたのだったか。

ともかく、この本と出会った。
そして、読まなくては、と思った。
iBooksで配信されていたので、購入して、iPhoneやMacBookProの画面で読んだ。
これからの読書は本屋ではなくこれなのだ、と思った。
あまりに簡単すぎて、特に何かを考えることはなかったけれど、こういう生活習慣の変化は、あとでじわじわきたり、取り返しのつかないようになってから、悔恨となって襲ってくるような気がする。

先日、近所のブックオフがつぶれた。
それは何かを象徴しているようだった。

仕事と子育てに忙しくて、本屋に行くことはほとんどなくなった。
そんな中で、トイレでiPhoneで購入して読めるということはありがたかった。

でも、iPhoneの画面で漫画を読むのはしんどかった。
いちいち拡大しながら読むのは面倒だった。
でも、この本には内容があったし、掌編集だったので、読みやすかった。

日常生活のあれやこれやの取り上げ方、ネタによって絵柄を変えられる器用さ。
面白いです。オススメです。

音ゲーとは、リズムにのって適切なタイミングで動作し点を得るゲームの総称だ(「パーフェクト・コミュニケーション」)
posted by B&M at 04:06| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月03日

0846『サルチネス』

★★★★4
サルチネス(4)<完> (ヤングマガジンコミックス) [コミック] / 古谷 実 (著); 講談社 (刊)
サルチネス(4)<完> (ヤングマガジンコミックス) [コミック] / 古谷 実 (著); 講...

はじめは意味がわからない、と思いながら読んでいたけれど、終わってみたら、けっこういい話だったじゃないか。

以下、ネタバレ含む。
まあ、よくあるハナシ(設定)を知ったところで、このマンガの面白さは"そこ"(物語の展開)にはないので、ネタバレもなにもないかもしれないが。

生まれてすぐに施設に入れられた兄は、5歳の時に母親に引き取られ、2歳半の妹をもつ。
その3ヶ月後、母は兄妹を捨てて出て行く。
兄妹は盗みなどをして生きるが、山梨の祖父宅に引き取られる。

兄は14歳の時に引きこもりになり、以後17年間感情などのコントロールをするための「修業」を行っている。(ということは、現在は31歳ということになり、同世代かい!と、親近感が湧く。)

「オレ それを見てすごく"うらやましい"って思ったんだ・・・
この人贅沢だなって
それが決め手になって 会社辞めて
オレ こっちに戻ってきたんだ」(2巻p92)


妹想いで、そこが兄の、人生の基準点。

自立して結婚しなきゃとか、「自分のために生きる・伴侶を見つける・楽しめ」とか、兄が「人生という化け物」と戦う姿が描かれている。

サイキックが、「人類の歴史にオレの名を・・・刻みたい(2巻p202)」と言うシーンは、ゆとり教育の、個性を主張した時代のことを思った。
オリジナルであったり、特別でなければならないと強く思ったりすること。
そうでなければ、幸せでないのかい?

愛・自立・幸福について、ネグレクトされた引きこもりのニートを主人公に(作品を読んでいない人は、こう即物的に書くと誤解を与えるかもしれないなあ)、すごい角度から描いた作品だった。

途中、どこからか不穏な空気の事件が起きるんじゃないかと気が気ではなかったが、今回作はハッピーに終わる。
「うん・・・そうだね・・・本当にそう思うよ・・・僕には断る勇気が必要だ・・・」(2巻p12)
0191『シガテラ』なんかの主人公みたいな優柔不断も出てくるけれど、結局カノジョもできて、ハッピーだ。

「完」と書かれたページで、はふはふはふ、と笑う兄・中丸の笑顔がまぶしかった。

サルチネス(1) (ヤングマガジンコミックス) [コミック] / 古谷 実 (著); 講談社 (刊)サルチネス(2) (ヤングマガジンコミックス) [コミック] / 古谷 実 (著); 講談社 (刊)サルチネス(3) (ヤングマガジンコミックス) [コミック] / 古谷 実 (著); 講談社 (刊)

2014/02/03現在、電子書籍版はなかったので、リアル書籍で読み終えた。

「「saltiness」の日本語訳は「塩味、塩辛さ、辛辣さ」などである。」サルチネス - Wikipediaより

タイトルから先読み!? 古谷実マンガの気になる今後(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース(1/2):ヒミズ、シガテラ、わにとかげぎすのタイトル由来がわかる。

※※「ヒメアノール」についてはタイトルの由来が不明だが、「アノール」は、とかげの種類とのこと。(古谷実新作「ヒメアノール」とは?どんな意味? - Yahoo!知恵袋
posted by B&M at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月18日

0840『おやすみプンプン』

★★★★★5
おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス) [コミック] / 浅野 いにお (著); 小学館 (刊)
おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス) [コミック] / 浅野 いにお (著); ...

長くて、苦しい物語が終わった。

読者にいろいろと考えさせる点、このマンガはきっと傑作。
主人公がこんなんなんて、新しい試み。
挑戦と実験とその成果というてんで見ても、このマンガはきっと傑作。
そこらへんの掃いて捨てるようなマンガとは、一線を画する。

この年末年始に考えていたことのひとつに、「社会を支える歯車」がある。
社会を「回す」歯車ではなくて、社会を支える歯車。
オリジナル、端緒ではなくても、その動きが稼働していくのに必要な連動部分。
いろいろな「震え」を許容する、確固とした社会基盤を支える部分。

その昔、「社会の歯車にはなりたくないよ」みたいなことを言う人がいて。
僕も、あるいはそういうアウトサイダーのようなものにもあこがれていて。
でも、今は、バリバリ組織の一員であり、社会の一員であることを強要されている。

このマンガは、プンプンの成長譚であるから、どうしても、青春からオトナへの脱皮・脱却ということになる。

物語の枠組みとしては、初めのメガネ担任教師のシーンから、最後のシーンまで、ループする仕組みになっている。
子どもたちは、性、暴力、宗教といった危うい橋を渡りながら、オトナになっていく。
でも、僕らの視界には、物語が始まった当時の「異常な」オトナたちはいない。
もう、僕らの視界には、オトナたちが異形のものであったり、恐怖の対象であったりはしない。
オトナたちがゆがんでいたのは、プンプンがゆがんでいたから、あるいは未成熟だったためなのかもしれない。(あるいは我々オトナは純粋な子どもの目から見ると醜くゆがんでいるものだが、それが隠されたのかもしれない。)

話としては、初恋・喪失モノである。青春(モラトリアム)からの脱却。
0191『シガテラ』とか、『ノルウェイの森』(村上春樹)とかと同じものである。
息苦しい、青春のどんづまりに入っていって、やがてそこから抜け出していく、というような。
誰もが描くべき時代、とも言える。
上記の2作品は、青春のまっただ中で読んだので、サバイバル本として読んだ。
僕(このブログの筆者)はもう30代所帯持ちで、青春を懐古しながらも、だいぶんと「オトナ」な領域に踏み込んでいっている。
だから『プンプン』は、鎮魂歌のような形で読んだ。

この物語を、サバイバル本として読んでいる、青春バリバリ現役の人たちがいるかもしれない。
あるいはこれから青春のどんづまりに入っていく人たちの、予習本になっているかもしれない。(ちなみに、僕にとって「予習本」は、思い返してみるに、0324『人間失格』だったんじゃないかな。)
そんなことと、ループする作品の構造がリンクする。
そんなふうに、高い場所から物事を見るようになったことも、僕が「オトナ」になった証拠かもしれない。

作者さんについて。
『情熱大陸』では、自分で家を買って、画廊で粛々と描かれている感じだったなあ。

自分の作品の、表紙をのけた中とか、予告編とかで遊ぶ、あるいはTwitterのつぶやきの奇異さなど、遊びゴコロあふれる人。

※ところで、『プンプン』の単行本の表紙の色と、0744『おざなり君』の表紙の色との間に共通点があるかも、と思ったが、やっぱりなかったことを報告しておきます。

おやすみプンプン コミック 1-12巻セット (ヤングサンデーコミックス) [コミック] / 浅野 いにお (著); 小学館 (刊)
おやすみプンプン コミック 1-12巻セット (ヤングサンデーコミックス) [コミック] / ...

おやすみプンプン 13 (ヤングサンデーコミックス) [コミック] / 浅野 いにお (著); 小学館 (刊)
おやすみプンプン 13 (ヤングサンデーコミックス) [コミック] / 浅野 いにお (著);...
posted by B&M at 02:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

0796『式の前日』

★★★★★5
式の前日 (フラワーコミックス) [コミック] / 穂積 (著); 小学館 (刊)
式の前日 (フラワーコミックス) [コミック] / 穂積 (著); 小学館 (刊)

帯「泣けるよみきり」

つまり、人類永遠不変(今のところ)の、例のテーマを扱っているわけなんだけど、最後の短編「それから」でも、それを大いに裏切ってくれる、この人新人?!

この本とは、変な出会い方で出会った。
つまり、ブックオフで、送料無料にするためのもう2冊を探していたところ、ランキング上位ということで出会ったのだ。
そのあと、いもづる式に調べていって、なんだ、たいへんな話題作。
結局、ブックオフの送料無料は断念し、Amazonで新品購入。
文句なし。

表題作「式の前日」で、ああ、この人は力があるな、と思い、式の前日という意味では、「夢見るかかし」につながる。

「あずさ2号で再会」や「モノクロ兄弟」は、現実と交錯して身につまされ、「10月の箱庭」は、作家生活が胸を締めつける。

6編とも、デビュー作にしてはほんとうに上出来で、ほんとうにすばらしい。

ニューヨークに来たやつなんて大半がそんなもんだわなあ
ここにいるだけで何かが変わるなんてうまい話はそうないし
逆に時間が過ぎて冷静になると
なんでもできるって思ってたのがむしろなんにもできてねえってことに気づく
けどな
大人になるのってのはそんな自分を諦めることじゃない
認めることだ(p124)
posted by B&M at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月07日

0752『3月のライオン』

★★★★★5
3月のライオン 5 (ジェッツコミックス) [コミック] / 羽海野 チカ (著); 白泉社 (刊)
3月のライオン 5 (ジェッツコミックス) [コミック] / 羽海野 チカ (著); 白泉社 (刊)

0067『ハチミツとクローバー』の羽海野さんの連載中の作品。

正直、将棋はわからない。興味がない。
昔かじったことがある。
でも、ルール以上はわからなかった。
だからこそ、漫画で理解を・・・と思うのだが、将棋のくだりは、なかなかにそそられない。
でも、だからなんだ。
この世界には、棋士という人たちがいて、それを取り巻く人たちがいるのだ。

登場人物たちの背負っているものたち。
そのセンチメンタルには、何度でも溺れたいし、この現実には必要だと、思った。

「ふー もうやんなっちゃうな 内蔵だけは鍛えらんないからな
悪い・・・桐山 水たのむわ」(4巻p120)


読もう、と思ったのは、ネットのあるレビューがきっかけ。
いじめ対策のリソースは、担任へ「3月のライオン」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
読んでおかなくてはいけないなあ、と思った。
そして、読んだ。
読んで、よかった。
posted by B&M at 00:16| Comment(2) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0751『走馬灯株式会社』

★★2
走馬灯株式会社(1) (アクションコミックス) [コミック] / 菅原 敬太 (著); 双葉社 (刊)
走馬灯株式会社(1) (アクションコミックス) [コミック] / 菅原 敬太 (著); 双葉社...

イキガミとか、そういう感じの。
自分の人生をそっくりそのまま走馬灯のように見返すことができたら・・・という設定で、不定期連載、だそうだ。
毎回違う登場人物なので、どこかジャーナリスティックというか、冷静に人物を語るところがあるのだが、そこはそういう作品なのだから仕方がない。
時に、残酷に、走馬灯DVD(いまだに走馬灯はDVDだったのだ!)登場人物たちを切り刻んでいく。

作者は猫2匹と、引きこもりの妻を連れているらしい。
菅原敬太 (keitasugahara)さんはTwitterを使っています

でも、読んでみたら、それなりに面白い。
みそじを前に、人生って、と考えているのもあるのかもしれない。
ちなみに、みそじとは、社会に出てしばらくして、家族や社会的地位なんかがはっきりしてきて、60で退職という時代ならちょうど折り返し地点、というような時期なので。

ご本人がそうおっしゃるのならば・・・その通りなのでしょう・・・
現実には目を向けず ウソで取り繕い こんな小爆発しか出来ない方・・・(第16話 喜島茂輝・22歳(後編))


2巻までしかツタヤで借りていないが、2巻でもう投稿しようと思った。
なかなかに、いい。

「結局・・・震え止まんなくって・・・
しどろもどろで自分でも何言ってるか分かんなくなっちゃって・・・
無様で・・・情けなくって・・・
・・・いかに泣かないか頑張っていただけな気がする・・・!!」(第14話 今野満男・30歳(後編))

この回は、泣けた。
ドラマ「薔薇のない花屋」を思い出した。
posted by B&M at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月31日

0750『進撃の巨人』

★★★★★5
進撃の巨人(1) (少年マガジンKC) [コミック] / 諫山 創 (著); 講談社 (刊)
進撃の巨人(1) (少年マガジンKC) [コミック] / 諫山 創 (著); 講談社 (刊)

こんなに面白い漫画は、なかなかない。

絵は、ヘタウマ。
きれいってわけじゃないけれど、臨場感がある。
巨人を含めて、人物は、「うまい」「きれい」という感じではない。
どこか平たい感じもする絵。
時々、バランスがとれていないところもある。
でも、肝心なことは描けている。
怒り、恐怖、混乱。
結局、上手いんだろうな。

世界史の西洋の世界みたいな、そういうのはうまく描けている、世界観が作れているんじゃないか。
大砲、馬、それにプラスして、ユニークな道具。

巨人とはなんだろう、と思いながら、ハラハラしながら読み進める。
ツタヤ、レンタルコミック。
2巻から6巻までをまとみ読みした。
これではまた物語は完結していないが、もう十分だろう。星5つで投稿。

何が面白いんだろう。
巨人がいる、という世界設定の中で、やっぱり人類の戦いをうまく描いているところ。
キャラクターも立っていて。
兵士に志願した者たちの戦い、すさまじい。
政治(王政)、宗教、仲間、言い争い、疑心暗鬼、信頼。
人間模様を描くのもうまい。

そして、3.11以前に描き始められた漫画だが、巨人とは、地震か、津波か、原発か、と思ってしまう。
それは、読む側の責任であり、問題か。

「貴重な被験体なのに・・・一体どこのバカが・・・」
「バカじゃなかったら何なんだろうな・・・見当もつかんよ」
「行くぞ・・・後は憲兵団の仕事だ」
「ハ・・・ハイ」

「エレン」
「団長!これは一体・・・」
「君には何が見える?敵は何だと思う?」
「・・・はい?」
「・・・。すまない・・・変なことを聞いたな。」(第5巻 第20話)
posted by B&M at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0749『あの日からのマンガ』

★★★★4
あの日からのマンガ (ビームコミックス) [コミック] / しりあがり寿 (著); エンターブレイン (刊)
あの日からのマンガ (ビームコミックス) [コミック] / しりあがり寿 (著); エンターブ...

3.11震災直後から、新聞夕刊の4コマ連載の仕事というのもあったのだろうが、描き続けられていたマンガ。
もはや、「描くことが日常」というようなこと。

しかし、ヘタウマじゃないけど、絵筆と日常が接続している感じ、決して「逃避」や「乖離」ではないというところが、このしりあがり寿さんという人の、すごさなんだろうな。

ページの下に、日付が記録されている。
それは、ことが起きた後の歴史的な記録として機能したり、あるいは、大きなことが起きた後、こんなことを描けましたよ、あるいは描けませんでしたよ、ということを、正直に告白している。
なんにせよ、すごいことだと思う。

震災から1ヶ月して、地球防衛家と同じように、作家さんも現地入りして、いろんなことを見ている。
それが朝日新聞に載っていたらしい。
それも収録されている。

描くことが、生きること。
それって、もっとも、アーティストであるってことだよな。

「ダメ、近寄らないで!!私はゲンパツ。私に近寄ったらアブナイわよ。」(2011.05.21「小説宝石」6月号)
posted by B&M at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月03日

0745『コミックいわて2』

★★★3
コミックいわて2 [コミック] / さいとう・たかを, 麻宮騎亜, 月子, 池田文春, 小坂俊史, 田中美菜子, 池野恋, 三田紀房, 吉田戦車, とりのなん子, 飛鳥あると, 地下沢中也, 佐佐木勝彦, そのだつくし (著); 岩手県 岩手日報社 (監修); 岩手県知事 責任編集 (編集); メディア・パル (刊)
コミックいわて2 [コミック] / さいとう・たかを, 麻宮騎亜, 月子, 池田文春, 小坂俊...

岩手県知事責任編集、買うことで岩手の震災復興に役立てられる。

『預言者ピッピ』の地下沢中也さんの「バンカラ」という作品が読みたくて、Amazonで購入。
全体として、買って損はなかったな、という印象。

小坂俊史氏の「遠野営業所」、田中美奈子氏の「座敷わらしのキヨ」が印象的でした。

大変なことを乗り越えたら
必ず幸福がやってくるってことじゃ。(p172)


岩手県 - 「コミックいわて2」を全国の書店で販売中です!
posted by B&M at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0744『おざなり君』

★★★★4
おざなり君 [コミック] / 浅野 いにお (著); ロッキング オン (刊)
おざなり君 [コミック] / 浅野 いにお (著); ロッキング オン (刊)

雑誌「CUT」に連載されていて、途中まで浅野いにお氏のWikipediaページにも作品として認知されていなかったという作品(笑)

雑誌を購読はしていなかったので、今回こうしてまとめて読むことができた。
おざなり君の「でき方」や、ヤブの哀切・・・

しりあがり寿さんのほうが、表現力は上。でも、その後を追いかける作家さんとして、期待。
というか、浅野いにおさんは浅野いにおさんだから、そんなことはどうでもいいか。

手塚治虫さんの作品にも、「人間ども集まれ!」みたいな振り幅があるみたいに、
懐に抱えた闇は、深いし、そこは浅野いにお氏の魅力だ。

・・・そんなキラキラした愛で俺を見るな!
俺はお前達のダッチワイフじゃねーんだよ!(p101ペリー浦賀)


 ***

2018/09/24再読追記
ペリー浦賀の心の闇。
人に影響してしまう魔物を心の中に宿した人。
夢破れた中年の話。
若い頃の夢、あの頃の夢をもう一度。
読み返すと、オッサンのノスタルジーな一冊だった。
年をとるごとに、また読み方が変わりそうな一冊。
posted by B&M at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0743『さよならもいわずに』

★★★★★5
さよならもいわずに (ビームコミックス) [コミック] / 上野 顕太郎 (著); エンターブレイン (刊)
さよならもいわずに (ビームコミックス) [コミック] / 上野 顕太郎 (著); エンターブ...

重苦しい。

帯の言葉、「最愛の妻との哀切きわまる最後の日々を、稀代のギャグ漫画家があらゆる技術を駆使して描ききる、慟哭と希望のドキュメント。」
その通りだった。

表現が、すごい。
悲しい。
現実なのが、伝わってくる。

残された娘さんとの日々が・・・。

健康な時に、一読をお勧めします。

「愛はあるよ。」
「愛はあるよ。」(p27)
posted by B&M at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

0731『スロウ』

★★2
Image
スロウ 南Q太

だから生理が止まった時 私は
「大に家族をつくってあげられる」と思った(p117)


南Q太さんの、切ないラブストーリー。
もう男女とか関係なく、性別じゃなく、ただ人を好き、というか、そういう話。
でも、人が人を想う、この「ラブストーリー」ってやつは、いつでも人を惹きつけるね。

レズ、というのとも違う、男の人との間も行ったり来たりしながら、いじわるしたり、疎遠になったり。

アウトサイダーは常に孤独感をまとう。
それは弱者とも言えるかもしれない。
痛みを知る人は、やさしくなれる。

オレ 男でも女でもすぐにやっちゃうから
友だちいないんだ(p95)


でも、そのあとすぐの、その、さみしさ。
posted by B&M at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月02日

0726『かわいそうなアクマ』

★1
「かわいそうなアクマ」(イラスト屋カネコ

iPadで読んだ無料マンガ。
「漫画アプリ大賞」というApp内で無料で読めます。
他にも計5作品がエントリーされており、この作品は残念ながら5位だったもの。

まあ、内容は特になく、日本で、アクマくんがひどい目にあい続けるというそれだけのマゾ漫画。
雰囲気は福満しげゆき氏につながる感じ。

「あー何の行列だったのかなぁ。気になりそう」
「処刑台希望」(気になりそうな行列)
posted by B&M at 03:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月20日

0724『海底あるある』

★1
App Store - 4コマまんが「海底あるある」

iPhone/iPad用、海底ゆるゆる4コマ漫画。
iPadで読了。
ただいまvol.1ということで、これはまだまだ続くのか?

タコvsイカとか、ゆるゆるだったなあ。

酢だこは?
Bかな?

酢だこは
ギリAって
感じ
(第12話)
posted by B&M at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月22日

0722『Imaginary Range』

★★★3
Imaginary Range News | SQUARE ENIX

iTunesアプリの、電子マンガ・電子コミック・ゲーム付き。
けっこう前から読んでいて、ゲームなどで中断しつつ、細々と続けていた。
このたび、クリア。

脳内世界みたいなのを旅していかなければならない世界、みたいな。
ストーリーはありきたりだが、ヒロインがセクシーでけっこうよかった。
スクエアっぽい絵というか。

こんなのも読了書に加えていいのかしらん、と思いながら。
posted by B&M at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月11日

0718『SOIL』

★★★★4
SOIL 11 (ビームコミックス) [コミック] / カネコアツシ (著); エンターブレイン (刊)
SOIL 11 (ビームコミックス) [コミック] / カネコアツシ (著); エンターブレイ...

わかったような、わからいような。
ミステリアスに謎がちりばめられ、終わりへと収束していく・・・。

「異物」排除の気持ちは、僕の中にも、ある。

大人たちの生活、子どもたちの策動、刑事たちの捜査、先生の秘密・・・
それぞれが絡み合いながら、ラストへもつれこんでいくのは圧巻。
大作漫画だった。

カネコアツシさんの画も、独特の雰囲気を持っていて、よかった。

ラストのゴミ男と巨女は切ない・・・。

「隠しごとは・・・ひゅうっ、ひゅうっ、ひゅうっ、みんな・・・バレる・・・」(SOIL 11 p104)
posted by B&M at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月30日

0699『働きマン』

★★★★4
働きマン(1) (モーニングKC (999)) [ハードカバー] / 安野 モヨコ (著); 講談社 (刊)
働きマン(1) (モーニングKC (999)) [ハードカバー] / 安野 モヨコ (著); ...

菅野美穂でドラマ化もされた、監督庵野氏の妻、安野モヨコ氏の漫画。
主人公は雑誌記者で、ワーカホリックな女性。
それを、働きマンと言ってみたが、作者の安野氏は、2008年から休筆。
これだけ仕事に打ち込み、仕事を生き甲斐にできれば、と憧れるところもあるが、実際は難しいということかもしれない。
今の日本社会は、高度経済成長期のように、働き続けられるようにできていないのかもしれない。
人類の成長として、仕事と娯楽をうまくつかいながら、適当でいいんじゃない、と言いながら、でも本気、みたいな、いやはや難しい時代です。

それでも、この漫画の魅力は衰えない。
ひとつの理想郷か。

それの7割は無意味だ
いや訂正
意味などそもそも
なくてもいいのだ(1巻p120)
posted by B&M at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月28日

0698『本漫画』

★★★3
本漫画 [単行本] / 和田 誠 (著); 毎日新聞社 (刊)
本漫画 [単行本] / 和田 誠 (著); 毎日新聞社 (刊)

一コマ漫画は花で言へば一輪ざし。(巻頭)


1992年、丸谷才一氏による、毎日新聞書評欄をイギリス並に充実させようという改革をはじめた1年後くらいから、和田誠氏による「一コマ漫画」の連載がはじまる。
それをまとめ、あるところは色をつけ、あるところは省き、描き下ろしを付け加えて一冊にした本。
残念ながら文字拡大の影響で、毎日新聞の一コマ漫画は、2007年に幕を降ろしている。

いろんな本をあらゆるものがいろんなところで読んでいるわけだが、本のタイトルや、童話やファンタジーを持ってきていたり、なかなかに楽しい。
宇宙人が、望遠鏡を外側から覗いて、天文学博士の本を盗み読み、なんて、面白いじゃない。
他にもぞろぞろ、そういうのが続く。

ページ数もない。
文章もない。
ただ、一コマ漫画が続く。
でも、「こういう本が一冊くらいあってもいいじゃない」の精神。
ページをめくり終わったあとには、ちょっと何か残っている。

 タイトルの「本漫画」は文字通り「本をテーマにした漫画集」の意味ですが、「漫画本をひっくり返しただけだろ」と言っていただいても結構。「ひとコマこそ本当の漫画だと言うつもりか」と深読みしてくださるのも歓迎です。(巻末)
posted by B&M at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月07日

0688『SUNAO SUNAO』

★★★★★5
Sunao sunao
Sunao sunao /  100%ORANGE

なんだこのマンガは?!
シュール!
次にくるコマがわからない!
どこか懐かしい感じもするのだけれど、手塚治虫タッチみたいな、しかし、哲学的でもあり・・・

スナオくんは素直なのかどうなのか?
一人っ子、という感じで、自分の世界の中で遊ぶ、無邪気な子ども。

ウェブ平凡で現在3本ほど無料で読めます。

平凡社 Web Magazine SUNAO SUNAO 100%ORANGE

100%ORANGEさんは、新潮文庫のYonda?パンダの景品なんかのデザインを担当していらっしゃるアーティストさんです。

スナオ
外で遊べよ
(グゥグゥ・・・)(p87)
posted by B&M at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月29日

0658『ほんとに建つのかな』

★★★★4

ほんとに建つのかな

ほんとに建つのかな

  • 作者: 内田 春菊
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: コミック



内田春菊さんが、離婚し、再婚し、家を建てるまでのお話。
「編集者と寝るべきか」みたいな本をほっぽりだしたままだが、春菊さんの漫画は、昔、いくつか読んだことがある。
よしもとばなな氏とも親交があるような感じのことを10年前くらいにばなな氏のエッセイで読んだような気がする。

4コマ漫画と、ストーリー風と、同じ時間の出来事を2度描いているのは、同時にふたつに連載していたかららしい。
間にはさまれるカラー写真でじっさいの「おうち」を読者にもお披露目して、家に招待してくれている。
いろんなことをあけっぴろげに書いて、まさにサービス精神旺盛な方だと思う。
また、4人も子どもがいるとはオドロキである。

私もう疲れて来たよ
ユーヤの事は好きだけど籍抜きたい(p226)


文庫版が出ています。

ほんとに建つのかな (講談社文庫)

ほんとに建つのかな (講談社文庫)

  • 作者: 内田 春菊
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/09/14
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月17日

0646『トーキョー無職日記』

★★★★4

トーキョー無職日記

トーキョー無職日記

  • 作者: トリバタケ ハルノブ
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2009/01/09
  • メディア: 単行本



小学生のころ
宿題を忘れて
怒られた

次の日も忘れて
怒られた
そしてまた次の日も

しかし一週間忘れ続けたら
何も言われなくなった
「逃げ切った!」
ハルオはそう思った

そのときフッと思ったのだ
「嫌なことからずっと逃げ続けたらどうなるのだろう?」

こうなった(p11 「8 宿題」)


ブログむつみ荘101号室(現在第2部)で連載していた4コマ漫画を一冊にまとめたもの。
0364『僕の小規模な失敗』みたいな、うつうつとした主人公がまんがを描くようになるまで。

キャラクターにはそれぞれモデルがいるけど、ある人はまんがに描いたほどイイやつじゃなかったし、ある人はまんがに描いたほどイヤなやつじゃなかった。(あとがき)


ウェブのレビューで「表紙で損をしている」というのがあったのだけれど、その通りだと思う。
あまり期待せずに読み始めた。
読後感は、「なかなかすばらしいじゃないか。」

まわり見えてないのか?
自分の凡庸さに気づかないのか?
そんな歌 歌い続けてどうなる
どうなる・・・
どうなる・・・(p109 「177 路上」)


ハルオのいろいろに共感した。
成長に、手に汗握るじゃないけれど、夢中になっていた。

昔を思い出せてよかった。
もちろん、今のほうがずっといいけれど。
でも、それでも、戻りたいと思う時がある、そんな暗黒の過去。
無闇、闇雲、闇、闇、それでも、戻りたいと思う時が、年を重ていくごとに、たまあに、ある時代。

「あそこで警察に止められてる」
「自由には責任が伴うのだな」(p86 「137 サイクリング」)


参考:
コブラクロー/トリバタケハルノブのブログ

posted by B&M at 05:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月07日

0643『ケーキを買いに』

★★★★4

ケーキを買いに (Fx COMICS)

ケーキを買いに (Fx COMICS)

  • 作者: 河内 遙
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2009/05/14
  • メディア: コミック




ちょっとヘンタイ。
フェティシズムみたいなもの。
でも、河内氏はストーリーテラーだった。
ネタをもとに、うまあく話をまとめるのだった。

当初どこに需要があるのか
皆目わからないまま 描きはじめたのですが
ある時、おさなともだちの一人が
「中学の頃にこんなマンガ読んどきたかった」(あとがき)


男のエクレア、酒のスポンジ、委員長のスイートポテト、肉のシュークリーム、高校生のチェリーパイ。
そして最後は一堂に会して・・・。あ、ここは書き下ろしか。

オマケでキワキワケメコさん。
一度聴いたら耳に付く、そして男子としては夢まで追っかけてこられそうな、そんな怖い女子・・・。
この作品で、雑誌『エロティクス・エフ』に登場したのだろうか。
この本に収められた作品は、すべて『エロティクス・エフ』に掲載された作品。

個人差激しい世代だかんな
相手の経験値気にしても
しゃーねえや(p111)
posted by B&M at 07:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

0630『拡散』

★★★★★5

拡散 上 (BEAM COMIX)

拡散 上 (BEAM COMIX)

  • 作者: 小田 ひで次
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2008/11/28
  • メディア: コミック




拡散 下 (BEAM COMIX)

拡散 下 (BEAM COMIX)

  • 作者: 小田 ひで次
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2008/11/28
  • メディア: コミック



何が"ダメ"なのよ!
死ぬことができないもんだから・・・
だからってそんな病気作って逃げちゃったんでしょ!?
カッちゃんがあきらめた世界に・・・
私ひとり取り残すわけ?(上p66,67)


小田ひで次氏の丸6年をかけた大著。
帯「個として存在し続けることができず"拡散"してしまう少年と・・・」

はじめはとっつきにくく、ずっと「積ん読」していたのだが、
いざ読みはじめたら、人間の精神形成ということや、拡散することの快楽、世界中に関わりたい、けれど関われない、非常に興奮して読み終えた。

雑誌掲載の時に、読んだことがあった。
初出・・・そうか、高校の頃の雑誌「アフタヌーン」か。
あの頃、何かを感じ、印象に残っていたこのマンガだったが、単行本を買うなど、追いかけることはなかった。

十数年経って、復刊されて、やっと読み切った。

 それまでの私はいわば歪でネガティブな情熱を糧にして作品を描いていましたが、「拡散」を描き終えて、心のバランスを取り戻し、自我が安定してしまい、描くための原動力を失ったのです。(下p236 あとがき)


小田ひで次
posted by B&M at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0629『ダーリンの頭ン中2』

★★★★4

ダーリンの頭ン中 2

ダーリンの頭ン中 2

  • 作者: 小栗左多里&トニー・ラズロ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/03/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



人気国際(結婚)エッセイマンガ。
映画化もされて、書店に平積みされている。

言語に関する興味やうんちくがこれでもか、と繰り出される。
そのネタの豊富さに圧倒される。
とともに、それを支える左多里さんの画力、
そして何より、ラズロ氏のエッセイの的を得ているところ、理路整然としているところ、それでいてユーモアがあるところなんかが大好きだ。

新しくベイビーも仲間入りして、語呂合わせ、ドレミの音階、そしてついにはエスペラント、いやいや言語創作?!など、楽しい話題が盛りだくさんだ。

言語を商売としている自分としても、読んでいて得することがイッパイ。

生まれてから話し始めるまで1年以上かかる人間の子ども
サインは話し出す前にできるのだ(p132)
posted by B&M at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

0627『クーの世界』

★★★★★5

クーの世界

クーの世界

  • 作者: 小田 ひで次
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: コミック



はじめは取っつきにくく、敬遠していた作品。
でも、だんだんと引き込まれていった。

「お母さんに意地悪してんでしょ?山本さんのことならもう断ったから・・・いいかげんもう許してよう・・・」(p369)


中学1年生の「れねい」が主人公。

帯「おにいちゃん、この世界は誰のものなの?少女×異世界ファンタジーの名作、待望の復刊。」

村上春樹の世界観を思い起こした。
長いし絵柄も独特だけど、オススメです。
次は『拡散』を読んでみるか〜。

「なあにみんないつかは死ぬのさ。そろそろれねいと選手交替じゃ!あんただってちょっと前までは死んでたようなもんじゃろ。ばばはそろそろ終わったようなもんじゃし、れねいはまだまだ始まったばかりじゃけど、どっちも向こうに近くて・・・」(p104)
posted by B&M at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月17日

0626『釣りキチ三平』

★★★★★5

釣りキチ三平 平成版(12)御座の石/能登のタコすかし (KCデラックス)

釣りキチ三平 平成版(12)御座の石/能登のタコすかし (KCデラックス)

  • 作者: 矢口 高雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/17
  • メディア: コミック




「た、たまらねえなやこのヒキ!それ〜〜〜っ!!ヒョオッ!!」(p15,16)


昔、子供の頃、よく釣りに行った。
フナ釣り、ナマズ釣り、コイ釣り、バス釣り。
海にも行った。
その時の釣り仲間で、この「釣りキチ三平」を紹介してくれた人がいた。

長大なマンガである。
愛蔵版で何十冊もある。
いろんな釣りで、いろんなドラマがある。
それの、平成版を久々に読んだ。
登場人物の一人がもうすでにいない世界。

ゆりっぺや魚紳さんなど、魅力的なキャラクターたち。
特に、三平少年の不思議な魅力には、作中の人々だけでなく、読むこちら側も引き込まれる。

豊かな自然。楽しい釣り。
秋田に生まれたかった、とさえ思ったことがあったっけ。

 自分の悪習慣を棚に上げて、随分まわりくどい記述になってしまったが、そんなボクも今年が区切りのいい「マンガ家生活四十周年」である。つまり「タコすかし」は、四十年という長い年月を費やして僕がたどりついた記念すべき作品である。(あとがき「四十年目の記念作」


いろんな版が出ている。
やっぱりKCスペシャルが馴染み深い。
全巻そろえたなあ・・・。


釣りキチ三平(26) サーモンダービー編 (KCスペシャル (280))

釣りキチ三平(26) サーモンダービー編 (KCスペシャル (280))

  • 作者: 矢口 高雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1986/10/31
  • メディア: コミック




釣りキチ三平 ブルーマーリン編 ハワイのブルーマーリン 南海のビッグファイト編 (プラチナコミックス)

釣りキチ三平 ブルーマーリン編 ハワイのブルーマーリン 南海のビッグファイト編 (プラチナコミックス)

  • 作者: 矢口 高雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/01/16
  • メディア: コミック




講談社漫画文庫釣りキチ三平湖沼釣りセレクション全12冊セット

講談社漫画文庫釣りキチ三平湖沼釣りセレクション全12冊セット

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 単行本


posted by B&M at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月05日

0620『BAKUMAN』

★★★★★5

バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)

バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)

  • 作者: 小畑 健
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/01/05
  • メディア: コミック



「Death Note」の大場つぐみ(原作)と小畑健(作画)の黄金コンビ。
やたらに面白い。
JUMPの仕掛けた、また新しいジャンルの漫画。
自分たち(作・画が別)を揶揄するようなところもあり、でもそこもうまく描かれている。

まだ8巻までしか出ていない。
だんだん失速してきたような気がする。
でも、ここまでで十分5つ星。

新しい巻が出たら、前の巻の最後を読んでから読み、その前の巻は売っていく、という読み方をしている。
僕、大人になったなあ。

中学時代ノートの少し長めのマンガを描き始めました。
さすがに人には見せられなくなりました。
       小畑 健(7巻カバー後ろ閉じ)
posted by B&M at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0619『あかい他人』

★★★3

あかい他人(全) (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

あかい他人(全) (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

  • 作者: 山川 直人
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/04/24
  • メディア: コミック



でも、あの頃、いまからは信じられないくらい自信家で生意気だったのです。(あとがき)


初期代表作を集めた短編集。
山川直人氏の作品は、エンターブレインによって復刊されてきたが、これで最後とのこと。
絵は未熟で、時々他の作家の匂いもする。
でも、まぎれもなく、山川氏の作品だった。

 二十年前に描いたものをいま読み返すと、絵や構成の稚拙さはともかく、人間観の浅さというか世間知のなさというか、顔から火が出るほど恥ずかしいです。そんなことを言いながら、路上ミュージシャンだったり、絵描きだったり、同棲カップルだったり、いまも同じようなものを描いています。過去の自分を恥ずかしがるほどには、成長できていないということでしょう。(あとがき)
posted by B&M at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月16日

0614『トンスラ』

★★2

トンスラ 1 (Bunch Comics Extra)

トンスラ 1 (Bunch Comics Extra)

  • 作者: しりあがり 寿
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/11/08
  • メディア: コミック



深夜ドラマ『トンスラ』の漫画化。
トンスラハゲのおやじ編集者のお笑い日常。
ゆるゆるハイテンションというか、ドラマとは違ったしりあがり寿氏の独特の味が楽しい。

「お1人ですか?」
「今は1人だけど いつか愛する人と2人になって、1人じゃなくなると思います。」
「こちらでございます。」
「子どもは3人がいいな。」
(なんだかめんどくさい客だな)(p44)


ドラマの原作本はこれ。

トンスラ (幻冬舎文庫)

トンスラ (幻冬舎文庫)

  • 作者: 都築 浩
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 文庫


posted by B&M at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

0582『ラストイニング』

★★★★★5

ラストイニング 1 (ビッグコミックス)

ラストイニング 1 (ビッグコミックス)

  • 作者: 中原 裕
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/04/30
  • メディア: コミック



現在、週刊「スピリッツ」にて絶賛連載中。

廃部寸前の野球部を甲子園に連れていく!
そのための、練習や、特にベンチでのカントクの思考がためになる野球漫画。

普通は送ってくる場面・・・
黙って送らせてもいいが・・・
問題は次の上田・・・
あいつには内野ゴロをヒットに出来る足がある・・・
ツーアウト三塁にしてもよし、内野安打が出れば1点・・・
勝負はそれでほぼ決まる・・・
上田の足を封じるなら、九番を歩かせて前の塁を埋めておいた方がいいが・・・(9巻p196,197)
posted by B&M at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

0577『ヒメアノ〜ル』

★★★★4

ヒメアノ〜ル(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/06
  • メディア: コミック




異臭がする。(6巻 p149)


0191『シガテラ』0192『わにとかげぎす』の古谷実さんの最新作。
6巻で「完」となった。

タイトルの意味は不明。

「稲中卓球部」の頃のギャグから、この頃はシリアスな漫画、特に、男性の内に入った描写が冴える。
同工異曲なところもあるが、なかなか、こういう漫画家さんはいない。
男の成長を、きちんと描こうとしているところが、すごい。
そして、読ませてしまうところも。

青春の不安、生きる不安。
退屈な日常に潜む、暴力。

狂言回しのように、ちょっとだけの脇役たちが、人生を語る。
人生とは。愛とは。
文学的な感じがする漫画。

オレはずっと安全な場所から・・・コソコソとお前らに関わってきた・・・でも、もう中途半端は終わりだ・・・結局そんな卑怯な事ばかりしてるからバチが当たって・・・今こんなヤバい状況になってんだよ(6巻 p121)



ヒメアノ〜ル(5) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(5) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/02/05
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(4) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(4) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/10/06
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/06/05
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(2) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(2) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02/06
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(1) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(1) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/06
  • メディア: コミック





posted by B&M at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

0574『JAPON―Japan×France manga collection』

★★★★4

JAPON―Japan×France manga collection

JAPON―Japan×France manga collection

  • 作者: 安野 モヨコ
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本



日本とフランスの作家による、日本を描く6か国語同時発売の世界漫画アンソロジー!
ということで、安野モヨコ氏、松本大洋氏、高浜寛氏などが日本からは参加している。
切なさあり、シュールあり、フランスの漫画なども楽しめて、おもしろかった。

なぜユニフォームに興奮するのか。同じパターンで作られ、工場から出てきた純粋な消費の対象として見ることができるからだ。あとは選ぶだけ……(p31「新しき神々」ニコラ・ド・クレシー)
posted by B&M at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

0566『深夜食堂』

★★★★4

深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)

深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 安倍 夜郎
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: コミック



営業時間は夜12時から朝7頃まで。
人は「深夜食堂」って言ってるよ。
客が来るかって?
それがけっこう来るんだよ。(p5)

深夜食堂につどう、人間模様。
ステレオタイプ?
よせやい、こんだけ面白いんだよ?

posted by B&M at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0565『アンダーカレント』

★★★★★5

アンダーカレント  アフタヌーンKCDX

アンダーカレント アフタヌーンKCDX

  • 作者: 豊田 徹也
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11/22
  • メディア: コミック



「それで互いにわかりあえるとは限らんが、苦しみなんてのは打ちに秘めとくと身を腐らせるだけじゃぞ!(p292)」

BIG WING WORKS+さんとこで紹介されていた『珈琲時間』を読んで、結構好きになっていた豊田徹也さん(25peso読書ノート: 0557『珈琲時間』)の、4年前の作品。
TSUTAYAのコミックレンタルにて。

映像的、とAmazonとか帯とかでも言われているけれど、構図とか、描写とかが、なかなかすごい。
そこらへんのところを、自分で揶揄できるところもすごい。
「山崎さんてホント芝居がかったこと好きだよね」
「えっ!?まあそのだっはっはっはっ」(p206)


しかし、作品通じて、登場人物の「目が死んでいる」感じはなかなかすごい。
通底する雰囲気というか、作者さんのなにがしかがにじみ出ているんだろうな。
「明るい雰囲気(狂言回し的な)」のサブじいとか、山崎さんなんかも、みんなサングラスで、目を隠している・・・。

タイトルは、村上春樹氏の「暗きょ」に通じるものがある・・・。

undercurrent
1.下層の水流、底流。
2.(表面の思想や感情と矛盾する)暗流(p1)
posted by B&M at 07:16| Comment(2) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

0559『ハモニカ文庫』

★★★★4

ハモニカ文庫 (まんがタイムコミックス)

ハモニカ文庫 (まんがタイムコミックス)

  • 作者: 山川 直人
  • 出版社/メーカー: 芳文社
  • 発売日: 2010/01/07
  • メディア: コミック



山川直人さんの新作。
相変わらずの版画のようなあたたかい画風、懐かしいストーリー。
ほっとさせられます。
好きだなあ、この雰囲気。

裏「ひとつの町に住む人がすれ違い、紡がれる温かなハーモニー。」

ひょっとしたら、東京で暮らしている人も、いるかもしれない。どこかですれ違っているのかもしれないけれど、私はそれに気づくことができない。(あとがき)
posted by B&M at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月12日

0557『珈琲時間』

★★★★4

珈琲時間 (アフタヌーンKC)

珈琲時間 (アフタヌーンKC)

  • 作者: 豊田 徹也
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/12/22
  • メディア: コミック



描写は精密で、繊細。
映画の美術みたいに、
サングラスの奥の目とか、ヒゲとか、橋のワイヤーとか。
いわゆる「劇画」みたいなものの系譜?
手塚治虫が簡略化しようとした「漫画」の対局にあるような。

けっこう印象的なコマ割りというか、カメラアングルを使うところがあって、良かった。
安永知澄みたいな匂いがした。

コーヒーテーマでは、0396『コーヒーもう一杯』のほうが好きだなあ。
でも、この連作短篇集でも、うまくコーヒーを使ってはいたんだが。
登場人物が微妙にリンクしている。
でもそこは、この作品に不可欠かというと、そこまでではない。
おまけみたいな。

殺し合うヤクザ、老いた男、雪空のホームレスと犬、父を刺殺、映画監督の母の死。
僕が30年弱老いたというのもあると思うけれど、この作品からは、死の匂いを強く感じた。
だからこそ、最後の、映画監督のフレーズが生きるのだけれど、あのフレーズはまあ最後に必要なんだろうけれど、ありきたりで、申し訳のようにそのフレーズがあって、幕が閉じるなあと。
まあ、整った形も重要だから。

強く、死を身近に感じた。
その点で、この作品はすごい。

「お前さ 目え覚ました時 知らないうちに涙が出てたってことねえか?」
「涙ァ?小便じゃなくて」
「うん 涙涙」
「ねえなそんなこと じーさんボケが入ってきたんじゃねえのか? もしくは眼がイカレたんだろ 病院行け病院」
「ハハハハ」(第14話 夢)
posted by B&M at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月04日

0555『海岸列車』

★★★★4

海岸列車 (BEAM COMIX)

海岸列車 (BEAM COMIX)

  • 作者: 室井 大資
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2009/11/16
  • メディア: コミック



「海岸列車」がデビュー作だなんて、オドロキだ。
確かに画力については「?」がつくけれど、コマ割り、描かれている物語などは秀逸。
「暴力」が端的に描かれていて、あり得ないような話なんだけど、不気味だし、あり得る恐怖を与えるし、なんというか、良い物語に出来上がっていた。

室井氏の短編漫画集。

「ザ・グレートエスケープ'00」の世紀末観も、よく描けていたと思う。

「あれ地」のOLもすごい。
最後のペットボトルロケットの大きさについては、ノーコメントだが。

画力は修業でなんとかなる。
でも、物語がもつ真実性とか、凄みみたいなものは、天性のものだと思う。

なかなか良い作家を見つけた。

「全てに耐える事なんかないんだ 【ミ】ノル」
「言い方違うよ」(p028-029)
posted by B&M at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月28日

0553『100番めの羊』

★★★3

100番めの羊

100番めの羊

  • 作者: 今日 マチ子
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2009/10/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



今日マチ子さんは、ウェブ「今日マチ子のセンネン画報」で知った。
書籍化されて、嬉しくて買ってしまった。(25peso読書ノート: 0341『センネン画報』

この前、雑誌『ダ・ヴィンチ』で特集があったから、雑誌も買ってしまった。(今日マチ子のセンネン画報 : ダ・ヴィンチ

『100番めの羊』については、先にレビューを読んだ。(誰も悪くなくても、せつない ── 恋愛に入り交じる感情を描いた、一冊なのに壮大な物語 - メンズサイゾー
女性AVライターさんが、男女共にヒットするか・・・
みたいなことを書かれていた。

悪くはない。
きょうの猫村さん』なんかを思い出した。
オーソドックスなお話を、現代に蘇らせる。
マンネリの素晴らしさ。
三谷幸喜さんみたいな?

でも、ちょっと内容は薄いなあ。
価格に対して内容が。
まあ、絵本みたいな。カラーだし。うん。

あえて定型の世界で遊んでみました。(p107)
posted by B&M at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

0551『心の迷宮〜わたしの居場所を求めて〜』

★★★★★5

心の迷宮―わたしの居場所を求めて (上) (ホーム社漫画文庫 (K7-1))

心の迷宮―わたしの居場所を求めて (上) (ホーム社漫画文庫 (K7-1))

  • 作者: 近藤 ようこ
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫




心の迷宮―わたしの居場所を求めて (下) (ホーム社漫画文庫 (K7-2))

心の迷宮―わたしの居場所を求めて (下) (ホーム社漫画文庫 (K7-2))

  • 作者: 近藤 ようこ
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫



注意:このブログではほぼ近藤ようこさんの漫画は絶賛されます(笑)

いやあ、またもやよかった。
この人の描く漫画は、人情というのか、人間の感情の機微というか、奥のほうをえぐってくる。
日常の中にある、狂気とか、そういうものもあぶり出す。
はまっています。

「上巻」に漫画家の戸田誠二さんの解説が付されていて、「おそらく一生迷路の中にはいるのだろうが、近藤さんのおかげで前よりは落ち着いている気がする。」なんて言っちゃっている。
同感である。

「テレクラ?あなたが?いつ?」
「小説が書けなくて・・・苦しくて・・・だれかと話したかった・・・」
「なに言ってるの!わたしがいるじゃない。」
「きみじゃだめなんだ。」
「どうして?」
「節子はかわいそうな子なんだ・・・子どもの時から両親が不仲で、家庭的なしあわせを知らないんだ。彼女の気持ちがぼくにはよくわかる。ぼくたちは同じ種類の人間なんだ。」
(p191)
posted by B&M at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

0543『掃除当番』

★★★3

掃除当番―武富健治作品集

掃除当番―武富健治作品集

  • 作者: 武富 健治
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: コミック



『鈴木先生』の武富建治氏の、20代から30代にかけての短編集。
絵が劇画チックというのだろうか、リアル志向で、時々気持ち悪いくらいになる。
文学的というか、ちょっと距離感をとりにくい漫画だ。
描かれていることは予定調和的なものではなく、ほんとう、理不尽な終わり方とかもある。嘘がない。

特に引用の『まんぼう』は鋭かった。。。

「例のあだ名ユリ子のことじゃないんだよ」
「知ってたよ・・・」

立ち直るまでに
──3年を要した(p118)
posted by B&M at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

0532『ハイサイ!甲子園』

★★★★★5

ハイサイ!甲子園 (ビッグコミックススペシャル)

ハイサイ!甲子園 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 市田 実
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: コミック



戦争で街が焼きつくされてからまだ10数年・・・
空爆でできた穴を石や瓦礫で埋めた運動場で練習するのが
私らにとって当たり前の日常でしたからねぇ。(p18)

いい野球漫画だった。
戦後、まだ日本ではなかった頃の沖縄。
少年たちは、アメリカ占領下、過酷な時代の中で甲子園を目指す。
歴史を感じるとともに、純粋に野球に打ち込む少年らの姿が頼もしかった。
政治的なことに野球少年らを巻き込むな、というシーンなどは感銘した。
入れ子構造の構成は、仕方ないにしても、いらないなあ。特にラストの編集長。。。
「(…)グローブも代々使いまわしてるから、相当な骨董品だわぁ!」
「ケッ。大人が子供を笑いモノにするなんてぇ・・・初めて来てみりゃあ、なんとも品のないところだなぁ。」
「あれぇ。ふるげん食堂のおばちゃんっ。今日、店はぁ?」(p60,61)
posted by B&M at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月11日

0527『ダーリンは外国人with BABY』

★★★★★5

ダーリンは外国人 with BABY

ダーリンは外国人 with BABY

  • 作者: 小栗左多里&トニー・ラズロ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 赤ちゃんがこれから生まれる方、覚悟してください。「マイ時間」が激減します。そして子どもの動きに合わせた「途切れ途切れ生活」が始まるぞ。(p042パパトニーのつぶやき「途切れ途切れ、途・・・切れ途・・・」)

トニーとさおりの間についに子どもが!
妊娠、出産から1歳までの子育てを漫画でつづった「ダーリンは外国人」シリーズ。
さおりの妻としての視点で漫画が描かれ、トニーの夫としての意見がエッセイになって間にはさまれ、専門医の意見も間に挿入され、多様な価値観、意見を得られる。
勉強になると同時に、国際的な視点や、トニー氏の賢明さに脱帽。

喧嘩していなかったのは、人生のストレスに対して(まだ)耐えられていたからではないだろうか。そして、子どもができたことがきっかけで、それぞれが調和するだけの余裕がなくなってしまったわけだ。そう言えば、昔の僕たちがまれに喧嘩していた場所は、決まって旅先だった。旅行中も、普段の生活と違って余裕がなくなるからではないか。子どもを得たことで、僕たちは新しいリズムを生み出し、不愉快を減らし、愉快を多くしたい。(p100パパトニーのつぶやき「喧嘩なんかしていない」)
posted by B&M at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

0522『フラグメンツ』

★★2

フラグメンツ (2) (Big spirits comics special―山本直樹著作集)

フラグメンツ (2) (Big spirits comics special―山本直樹著作集)

  • 作者: 山本 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本



山本直樹著作集。
『世界最後の日々』など、宗教的なものをやはり追っているんだなあこの人は。この短篇の、黒い犬が印象的だ。
性的にませた女の子の、「ぽつん」のラストもいい感じ。
「ぽつん。」(「ぽつん」)
posted by B&M at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0521『テレビばかり見てると馬鹿になる』

★★★★4

テレビばかり見てると馬鹿になる (Manga F comics)

テレビばかり見てると馬鹿になる (Manga F comics)

  • 作者: 山本 直樹
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: コミック



表題作は、映画化された。大したものではなかったが、雰囲気は出ていたような記憶がある。
「なやまない」は怖い話だと思った。
「ひどいやつらは皆殺し」のエイリアンみたいなのは気持ち悪かった。
「勝ったほうだよ」
「勝ったほうが飛び降りるんですね」
「じゃんけん」(p190)
posted by B&M at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0520『お家につくまでが遠足です』

★★★★4

お家につくまでが遠足です (F×COMICS)

お家につくまでが遠足です (F×COMICS)

  • 作者: 山本 直樹
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: コミック



気だるさや、狂気のエロティック短編集。
この頃山本氏は、雑誌「エロティックf」を編集している。
実験的で、はっとさせられるものが多かった。
でも
もうすぐ
死ぬよな
俺たち

死ぬよな(p114)
posted by B&M at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0519『夏の思い出』

★★2

夏の思い出 (OHTA COMICS)

夏の思い出 (OHTA COMICS)

  • 作者: 山本 直樹
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 1994/04
  • メディア: 単行本



山本直樹氏のエロティック短編集。
表題作は連続少女強姦殺人事件の犯人に、刑事が侵食されていく。
巻末の、「どれいちゃん」「分校の人」の味わいが好きだ。どちらもしょうもないんだけど。
8月×日
ごしゅじんさまくんの
しょうかいで
アルバイトを
しました(p181)
posted by B&M at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月04日

0513『気がつけばいつも病み上がり』

★★★3

気がつけばいつも病み上がり―本当にあった安田の話 (akita essay collection)

気がつけばいつも病み上がり―本当にあった安田の話 (akita essay collection)

  • 作者: 安田 弘之
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本




0002『ちひろ』0265『紺野さんと遊ぼう』の安田弘之氏のエッセイ漫画。
題名の通り、病気に関するもの。

第1章「男の病編」の描写力にはうなる。
いやあ、この人の描く絵ってば、なんでこんなに、、、。

第2章は「心療内科編」ということで、若かりし頃の病み具合について。
吾妻ひでお氏の失踪じゃないが、似たようなことを経験されているようで。
宗教入信なども。

第3章の「アニマルセラピー編」は、うーん、ただのペット自慢。
ネタ切れというか、一冊に詰め込みましたみたいな(笑)

うつエネルギーは蓄積されると突如大噴火しますが・・・
ドーピングみたいなもんであっという間に枯渇します
(こういう波なので慣れると予測ができます)
いったんそこに落ちると未来に全く希望が持てません
死にたいとか消えたいとかしか考えなくなります(p62)
posted by B&M at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月30日

0511『君は宇宙』

★★2

君は宇宙 (F×COMICS)

君は宇宙 (F×COMICS)

  • 作者: 羽央
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2003/12/01
  • メディア: コミック



最後までわからないだろうな
あの生き物たちは・・・
軽くて重たい夢や希望背負って
キラキラしてんだ(p59)

羽央さんの、0264『サディスト神様マゾヒスト仔羊』と同時期に描かれたという4編。
答えは絶対あるはずなのに辿りつけず、
途中の結果を評価されたり、挫折したりする数学者と
恋愛に立ち向かう人々は似ているような気がします。
途中の式を解いてゆく。それが
つき合う事だったり、結婚だったり、共に歳をとってゆく事だったり。(後書。)
posted by B&M at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0509『Hテク向上委員会+―女のコのためのHバイブル』

★1

Hテク向上委員会+―女のコのためのHバイブル

Hテク向上委員会+―女のコのためのHバイブル

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本



現代の「性」についてとやかく言っても仕方がないかもしれないが、そもそも、身体の相性ってのがあるとして、それを確かめるためには必然的に、多くの異性と交尾しなければならなくなるんであって、そもそも身体の相性は、快楽の追求であって、そこまで欲深に、そういうものを追求しても、あまり幸せになれないような気がする、というのは、規律のきつい宗教みたいな感じだろうか。

セックスをスポーツと捉えるなら、より技術を磨き、ルールを確かめ、という作業が必要となってくる。
本書は、そういう技術とか道具とかを、表紙裏「モテ女を目指すなら、Hだってしっかり勉強しないとね。恋愛シーンを勝ち抜くためのHバイブル。」のために獲得するための本。

確かに酔うとヤリたくある人も多いけど
男は呑むと勃たなくなったりイカなくなったりする人も多いからね
それをけなされたくなくてHに消極的になってしまうんじゃない?(p19)
posted by B&M at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0508『オリベ』

★★2

オリベ

オリベ

  • 作者: 南 Q太
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2006/04/20
  • メディア: コミック



南Q太氏が、雑誌「オリーブ」で生んだ、超マイペースキャラ、オリベ。

帯「オリベ23歳。喫茶店で働くフリーター。休みの日は部屋でうだうだ、こたつでうたた寝。無理しないのって、けっこうシアワセ。」
という、まあ、人それぞれの生き方ってわけです。
のほほん、いい味出してます。

人と過ごしたあとってすごく疲れるな
そして人といる時はなんだか淋しい
一人になるとホッとする
なんだろう 変だな
きっとへんくつばあさんになるんだろうな 私は
ハハハハ(p133)
posted by B&M at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

0485『村上かつら短編集』

★★2

村上かつら短編集 1 (ビッグコミックス)

村上かつら短編集 1 (ビッグコミックス)

  • 作者: 村上 かつら
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/09/30
  • メディア: コミック



絵はヘタウマな感じ。
雑っぽいんだけど、伝えてる。
その不器用な青春の感じが似合ってる。
昔のぞき穴から見てた隣のおねーさんの筆下ろしとか、父伝説とか、ちょっと変わった漫画家さん。

──のぞき穴の、
こっち側だって現実なのよ?(2巻p188)
posted by B&M at 02:59| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0484『ブラックジャックによろしく』

★★★★★5

ブラックジャックによろしく (9)

ブラックジャックによろしく (9)

  • 作者: 佐藤 秀峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/07/23
  • メディア: コミック



医療の世界をめぐる、新米医師の戦い。
特に、この9巻から13巻までの「精神科編」はものすごい。
描写、展開、共にものすごい。

医療の現場について深く切り込むと同時に、新米医師斎藤くんの奔走ぶり、熱に惹かれる。
現在、「新」シリーズに移行している。

僕はキチガイじゃない・・・
僕はキチガイじゃない・・・(9巻p137)
posted by B&M at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

0467『天使なんかじゃない』

★★★★★5

天使なんかじゃない―完全版 (1)

天使なんかじゃない―完全版 (1)

  • 作者: 矢沢 あい
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: コミック



『NANA』の矢沢あい氏の代表作。
翠(みどり)と晃(あきら)、その他魅力的なキャラクターたちの、生徒会。
ふたりの関係もさることながら、翠のキャラクターが大好きだった。

完全版には、解説の他に、1巻と4巻に矢沢氏の製作秘話マンガが。

矢沢さんの漫画って男の子はいいんだけど
女の子のキャラに全然魅力がないのよねぇ(完全版1巻p421)
posted by B&M at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0465『家族生活』

★★2

家族生活

家族生活

  • 作者: やまだ ないと
  • 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本



やまだないと氏の未完の作品を、4人のカントクが無理やり終わらせちゃう。。。
ふたりのパパと、12歳とあたし。
決して許されない家族。

そうだ・・・
パパは・・
パパたちは
とっくに あたしから
逃げたいのかもしれない(p294)
posted by B&M at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月22日

0462『きょうの猫村さん』

★★★★4
きょうの猫村さん 1

きょうの猫村さん 1

  • 作者: ほし よりこ
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2005/07/14
  • メディア: コミック



きょうの猫村さんでウェブ連載中。
毎日1コマ更新?!の集大成。
現在4巻までかな。
手書きの文字、昔の昼ドラみたいなベタな展開、でも読まされる、のほほんマンガ。

これもしりあがり寿さんのいうヘタウマ、かなぁ。

奥様!!
猫村、しっかりお務めさせて頂きます
ギュ(1巻p053)
posted by B&M at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0461『結婚式っておもしろい!?』

★★★★4
結婚式っておもしろい!?

結婚式っておもしろい!?

  • 作者: たかはし みき
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



結婚式も披露宴もやらないでいいやっていうふたりの、ドタバタ結婚準備マンガ。
いろいろな豆知識とかもあって、参考になった。
「その時」に思ったこととかも書かれてあって、事前に読むのも、事後に読むのも楽しい。
マンガで読みやすいし、オススメです。

経験者いわく
ケンカしないカップルなんかいないっ
とか
今ならよくわかります(p072)
posted by B&M at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月16日

0457『少女ファイト』

★★★3

少女ファイト 1 (イブニングKCDX)

少女ファイト 1 (イブニングKCDX)

  • 作者: 日本橋 ヨヲコ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/07/21
  • メディア: コミック



日本橋ヨヲコさんのバレー漫画。
そういえばこの世にバレーの漫画はそう多くない。

日本橋氏は学校フェチというだけあって、学園モノが好きみたいだ。
そういう愛情みたいなのは、随所に見られる。
特に、思春期のどろどろしたあれこれみたいなものを描く。
そういうところがまぶしかったり、魅力だったり。

お前が落ち着くのってどんな時だ?
それを考えてはここを押す習慣をつけろ。
体が覚えるまで多少時間はかかるが
テンパった時押せばかなり落ち着けるようになる。
切り替えが大事だぞ。(Fight13 dog-eat-dog)
posted by B&M at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

0456『SF名物』

★★2

SF名物 初期作品集 (KCデラックス)

SF名物 初期作品集 (KCデラックス)

  • 作者: 鶴田 謙二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: コミック



エヴァの庵野さんも好きだという、鶴田氏の初期短編集。
吹き出しが手書きだったりして。
でも、博学博識というか、SFなところはすごいマニア。
全体としてまだまだ若書きなのだろうが、十分このひとの魅力というかは出てきている。

「これでお前はわしのもんじゃ」
「きゃあ」(p180)
posted by B&M at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0455『ヒゲのOL薮内笹子』

★★★3

ヒゲのOL薮内笹子 (Bamboo comics)

ヒゲのOL薮内笹子 (Bamboo comics)

  • 作者: しりあがり 寿
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: コミック



なんというか、しりあがりさんだから、独創的である。
ヒゲのOLのエキセントリックでセンチメンタルなところ、とんでもないところから展開をもってくるところなんかも好きだが、
ジュリアナにいのちを見いだす部長なんかも、やっぱり好きなのだ。

「愛してるよ」
「あーびっくりしちゃった。へんなの・・・リモコン押してないのに・・・」(p193)
posted by B&M at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0454『センチメントの季節』

★★★3

センチメントの季節 (1) (Big spirits comics special)

センチメントの季節 (1) (Big spirits comics special)

  • 作者: 榎本 ナリコ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: コミック



少女たちの「過ぎゆくほんの一瞬であるところの少女期(3巻あとがき)」を描いた漫画。
センチメント、という題名通りセンチメンタルな連作短編。
切ない感じというか、少女たちのそれと、それにからむ男たちの。
雰囲気は好き。
女性が描いた性。

あとがきがしっかりしている。

セックスとは、そうした彼等が世界と切り結ぶ最初の刃なのだと私は思います。政治経済文学社会全てが、まだTV画面の向こう側に過ぎない頃から、将来の夢よりも、愛する人よりも先に、それは自分のからだの内奥からやってくる。自分自身の欲情として。他人が他人の顔をしているのは驚くに値しません。自分が他人の顔をすること、それこそが胸騒ぎでしょう。だから、例えばどんなにそれを大人になった祝福だと説明しても、もっと美化して尊い命を生むための神聖な行為だと教育しても、それが必ず傷心でないわけがない。(…)セックスは快楽です。なのにそれがどこかしらうしろ暗いのは、こういう古傷のせいだと私は思います。
 私は、あなたの傷口に触れたいと思っています。これは、悪意です。(3巻あとがき)
posted by B&M at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

0452『Water.』

★★★3

Water (Feelコミックス)

Water (Feelコミックス)

  • 作者: 魚喃 キリコ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2007/04/24
  • メディア: コミック



魚喃キリコの初期の作品。
切れるような若さがある。
青春というか。
もう、自分にはないなあ、と実感しながら読んだ。
懐かしいような、ある意味そういう若さは、無鉄砲、寄る辺ナサ、好奇心、まだなにものにも属していないような、アドレッセンス、モラトリアム、どこへでも行けるような、まだ道は見えていないような、暗闇の中でもがくような、
胎内から外へ出ようとするようなエネルギー、
繭の中から外へ出ようとするようなエネルギー、
そういうエネルギーだから、なつかしくって、また戻りたいと思うような、大学時代のような、
でもいつまでもそこにはいられない、大人にならなくちゃいけない、もう大人になってしまったのか、というような、
複雑な気持ちにさせる、そこまでの気持ちにさせる、切れるように若い短編集。
きっと作者も、もうこんなのは描けなくて、そういうのはやっぱり若さの特権みたいなところはあって。
村上龍氏とかなら、『限りなく透明に近いブルー』みたいな、そんな作品。

それって母親が19んときの写真だったんだ
このババアが19んときのっ!(p23)
posted by B&M at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0451『ZOO[コミック版]』

★★2

ZOO―コミック版 (ヤングジャンプ愛蔵版)

ZOO―コミック版 (ヤングジャンプ愛蔵版)

  • 作者: 乙一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/12/19
  • メディア: コミック



乙一氏の原作が面白いのだろう。
絵柄は、それぞれそんなにうまいとは思わない。
でも、ぐいぐいと読ませ、あっと驚く、みたいなところはある。
けっこうお決まりなところはあるけれど、面白かった。

・・・多分巣から落ちたんだ。・・・そして死んだ。
・・・君ならどう処理する・・・?(p95)
posted by B&M at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

0450『春来る鬼』

★★★★4

春来る鬼

春来る鬼

  • 作者: 近藤 ようこ
  • 出版社/メーカー: 青林工芸舎
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: コミック



やっぱり近藤ようこはすごい。
狂気に近い短編集。

そうよ みんな結婚したり子どもを生産したりしているわ
もう少したつと離婚したり浮気したりいろいろな"創造"をしたりするんだわ
わたしはなにもしてない
売春すらしてない
わたしは自分の影を売って生活してるのよ
勉強は単なる趣味だわ
他にすることがないからやってるのよ
わたしの生活には創造も生産もないのよ(「水の女」)
posted by B&M at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0449『キャバレー・ヴォルテール』

★★★★4

キャバレー・ヴォルテール (ジュールコミックス)

キャバレー・ヴォルテール (ジュールコミックス)

  • 作者: 中山 乃梨子
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: コミック



自分に貞操観念が欠落しているとは思わない
ただそんなことに厳格にこだわるのはバカげていると思ってる(p028)


けっこうよかったので、友人に勧めた漫画である。(キャバレー・ヴォルテール | BIG WING WORKS+

キャバレー・ヴォルテールに住む人々の群像劇で、主人公が変わっていくのだけれど、最初と最後はつながっている感じがして、なかなかよかった。
posted by B&M at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0447『安部窪教授の理不尽な講義』

★★2

安部窪教授の理不尽な講義 1 (ビッグコミックススペシャル)

安部窪教授の理不尽な講義 1 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 滝沢 聖峰
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: コミック



オカルトか、科学か。
その間のグレーなものもあり。
まあまあ楽しかった。

「自然現象でも人為的な原因でもないとしたらいったいなんだと思うんだ!?言ってみろ!!」
「ち、ちょう、じょう・・・げんしょうですか・・・?」
「その言葉を安易に使うなと言っただろう!!」(p25)
posted by B&M at 08:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0446『夕方のおともだち』

★★2

夕方のおともだち (CUE COMICS)

夕方のおともだち (CUE COMICS)

  • 作者: 山本 直樹
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2009/05/14
  • メディア: 単行本



山本直樹の自選短編集。
痛いのやペンギンもあります。
各短編に解題が付され、巻末には1万2千字インタビュー「水と夢と家族」収録。

あとまあ、自分が女になったとして、男とやりたいとは思わないよね。女の人はよく男なんかとやれてるなあと。汚らしいじゃん、あんなチンコみたいなものをさあ(笑)。(巻末)
posted by B&M at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

0442『おんなのこの正体』

★1
おんなのこの正体
ベストセラーズ
発売日:2007-09-26
発送時期:在庫あり。
ランキング:191198
おすすめ度:4.5
おすすめ度4 いろいろバラしまくってます(笑)
おすすめ度4 高橋源一郎が感銘を受けていた。
おすすめ度5 男のひとは読まないでっ


いろいろと忙しいので投稿が滞っている。
本をどばっと処分しようと思っていて、ここに投稿して売るなりなんなりしようと思った。

安彦さんの漫画。
だんだん飽きてきた。

男の性欲って「たまったら出す!!」が基本だから代謝よさそーだけど
なんか女の性欲ってぬかづけのごとくじっくり発酵させてるかんじ・・・

posted by B&M at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

0440『YASUJI東京』

★★★★4
YASUJI東京 (ちくま文庫)
筑摩書房
発売日:2000-03
発送時期:在庫あり。
ランキング:164424
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 妙になつかしく、奥ゆかしくて品のある「東京」にたゆたうことができる一冊
おすすめ度5 百物語みたいです。
おすすめ度4 素の東京


それじゃあこれは<自動書記(オートグラフ)>?
安治自身はカラッポなのか?
画者が見えない・・・。(p44)


井上安治。
明治時代の画家。
1985年の東京と過去の東京が、一人の画家を屈折点として交錯する。

「明治維新
関東大震災
敗戦
東京オリンピック
次は何で変わるんだろう。」
「仕方ないよ。町は変わるものだもの。生きてるものだからね。」
「東京は今どのくらい?おじいさんかな。」
「さあ。中年かな。窓際族。」(p18-19)


単行本未収録という短編たちも、粒ぞろい。


posted by B&M at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0439『アネモネ駅』

★★★★4
アネモネ駅
青林工芸舎
発売日:1998-07
発送時期:在庫あり。


近藤ようこ氏の短編集。
この作家さんは、僕にとってかなり特別な存在になる。
ウェットで重い話が多いが、深く深く心に響く。
その絵柄なんかも。
小説の文体のようなものなのだろう。
太めのペンでさっさっと描いたような、そのはしばしに、人間の感情の機微が宿る。

男三人の家族でしょ
夏なんかソーメンなんだって
その話聞いて妙子・・・
ホロリときたってか?
わたしがこの人たちをしあわせにしてあげなきゃって
わー使命感?妙子らしい
いやいやかわいそうなのは惚れたってことよ(p127)
posted by B&M at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0438『シアワセ行進曲』

★★★★★5
シアワセ行進曲 (BEAM COMIX)
エンターブレイン
発売日:2009-05-30
発送時期:在庫あり。


0396『コーヒーもう一杯』などの、山川直人氏の、同人誌時代の名作。
絵や話は稚拙な部分があるけれど、この物語全体が、僕は好きだ。

「絵美!」
「幹太・・・」
・・・
よせや〜い!(p145)
posted by B&M at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0437『ブラックパラドクス』

★★★★4
ブラックパラドクス (ビッグコミックススペシャル)
小学館
発売日:2009-03-30
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 相変わらず発想が素晴らしい
おすすめ度5 ひさしぶりの新作!


伊藤潤二久々の新作。

帯「"完璧な死"を求めて集った4人組。その道のりは、思わぬ怪異へ繋がっていた。・・・さぁ、あなたも、・・・あちらの世界へ。」

一気に読めた。
自殺したい男女2人ずつ、医者、
お決まりの感じなんだけど、新しい。

「じゃあ行くか・・・人類の未来のために。(p202)」

伝説の読み切り作品2本も同時収録、とあるが、こっちはあんまり。。。


posted by B&M at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0436『猫の足』

★★★3
猫の足
コスミック出版
発売日:2007-02-17


彼ら彼女らのラブストーリー。
帯「運命──なんて言ったら嗤う?
恋の予感を大切にしたい貴女に贈る、・・・」
僕は「貴女」ではないけれど、読んでみた。
だって、「嗤う」だよ?

若いなー、うらやましーなー、と思いながら読みつつ、どこかで、でもこれはこれで大変だ、と思う。
人間関係が二転三転し、いや五転六転とかしながら、男女が収まるべきペアを探し合う・・・
つがい、ペア、二人組しかないので、その奪い合い。
それがラブストーリー。
恋愛話。
若い頃はその争奪戦。
体力も気力もあるし、感情も激しいし、
でもそのぶん大変だよなあ(だったよなあ)という、ああ、もう老い始めている私がいる。

そういうごたごたの中にあえて身を置き、いつまでも自分を若く保とうという指南書もあったけれど、どうだろ。

この頃の僕は、保身に入ってるのかしらん。
少なくとも、自分の巣を、居場所を、作ろうとはしている・・・。

他、二短編収録。
短編のほうが面白かったかな。

「なんやのん?!ユキちゃんそのカッコウ?!」
「あの・・・コレ原宿ストリートファッションゆーてな・・・」
「チンドン屋みたいなカッコしてからに〜。ああっもうだから東京なんか行かせたなかったんや!!おとーさんにどない説明すればえーの?!」(p191「アブナイフタリ」)
posted by B&M at 06:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0434『となりの801ちゃん 』

★★2
となりの801ちゃん 3 限定版 (Next comics)
宙出版
発売日:2008-07-17
ランキング:45090
おすすめ度:3.0
おすすめ度4 好きなページに栞を挟む度にあらぬ妄想が(ry
おすすめ度1 がっかりしました
おすすめ度5 値段相応、って感じです
おすすめ度1 無理矢理出した感が
おすすめ度3 どこまでが本当?


腐女子と呼ばれるオタクな女性についての4コマ。
ほのぼのしてるというか、愛情があるから、なんでも面白いです。
ただ、僕にはちょっとついていけないネタなども多くて、、、。

「にっ、二次元は不倫じゃないんだからね!!」(p124)
posted by B&M at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

0433『ビックコミックセレクション名作短編集』

★★★★★5


帯「ビッグコミックの歴史を刻んできた名作短編を厳選して収録!
単行本未収録作品を含む、今ではなかなか読むことの出来ない作品の数々がここに復活!」

水木しげる、手塚治虫、楳図かずお、浦沢直樹、あだち充、高橋留美子。
0430『孤独のグルメ 【新装版】』の谷口ジロー、0284『ホライズン・ブルー』他個人的に敬愛している近藤ようこ、そして今回拾い物だった西岸良平、諸星大二郎、一ノ関圭(敬称略)といった豪華ラインナップ。
どこかに自分の好きな一編があると思う。

特に一ノ関圭氏の「ほっぺたの時間」は素晴らしかった。
子ども二人とシングルマザーの話だが、いたたまれない。
これはすごかった。
この人の他の作品もそのうち読もう、と思った。
引用はこの作品から。

いつだって背中にべったりあの子たちが張りついてたわ。(p317)
posted by B&M at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

0432『からっぽの世界』

★★★3
からっぽの世界
青林工芸舎
発売日:1998-01
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 衝撃
おすすめ度5 彼女が描いた世界は不思議なほど純粋な世界だ。
おすすめ度4 純文学系漫画


そいつはすごい性格ブスで陰気なので
一週間ぐらいっつと家族全員から全く相手にされなくなった

最近見かけないと思ったら
いつのまにか車にひかれて死んでいた

(←タイヤの跡)(p53)


なんというか、毒がある。
描かれる絵には嘘がなく、だからこそ正直すぎるからこそ痛々しい。
皺とか角度とか擬音語とかがねちねちと描かれる印象。

 自殺に至った理由は、もちろん誰にも分からない。ただ私は、人間関係に繊細すぎる根暗のマンガ家がストレスをためて絶望したというような、世間が期待しがちな筋書きを信ずることができない(…)絶望というなら、山田花子は最初から絶望していた。むしろそこを起点に、矛盾を一コマにねじ伏せる力技の描線が展開したのだった。(解説)
posted by B&M at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月06日

0431『心の悲しみ』

★★★3
心の悲しみ
青林工芸舎
発売日:2002-01
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 不確のなかの確実
おすすめ度5 悲しいという感情は魅力的


しゅうと音をたてて心が壊れた
心が壊れて動かなくなった(p5)


不思議な漫画だった。
どうやら兄妹で描いているそうだ。
兄が原作、妹が絵。
雰囲気としては福満しげゆき氏の0367『まだ旅立ってもいないのに』みたいな感じ。
古屋兎丸氏の0072『Garden』に収録されている、処女作「笑顔でさようなら」にも似たような空気がある。
不条理というか、不思議世界の悲しみみたいな。

よくわからない場所に落とし込まれる。
不思議な漫画である。

痛いかとぼくが問う
うんと女が答える
久しぶりの会話だった(p83)
posted by B&M at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0430『孤独のグルメ 【新装版】』

★★★★★5
孤独のグルメ 【新装版】
扶桑社
谷口 ジロー(作画)
発売日:2008-04-22
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.5
おすすめ度4 日常エッセイ風食事するだけマンガ
おすすめ度5 井之頭五郎の食事スタイル
おすすめ度2 少し気になったので買ってみました。
おすすめ度5 寂しい、でも幸せ
おすすめ度5 いいです!


帯「ハードボイルドな食の美学を味わい尽くせ!」

個人輸入業者にとって個人の顧客は好みもわかるし高値で買ってもらえるので大切なのだが
正直いって3時間も話し込まれるとヘキエキする
俺はまたも空腹を抱えて歩いている(p28)


孤独な男の食欲と満腹。
毎回、
腹が減った→店に入る→満腹になる
というパターンなのだが、なにせ食の描写が絵も文もうまく、この漫画を読むと空腹になってしまうから不思議だ。

ホントに電気屋ばなりだ
この街には”食欲”というものが欠乏している気がする
この街自体が電気製品の内部みたいだ(p170)


気の利いた言葉もあって、はっとさせられる。
が、やっぱり基本は、空腹、うまいもの、満腹、だ。
食べている時の感想なんかもよく、

素朴だなァ・・・屋台の焼きそばともまた違うんだ
けど・・・これはこれでうまいぞ
むしゃ  むしゃ
そうか・・・ビールやなにかが合うような気はする・・・この油っぽい感じが・・・
もぐ  はふ  はふ
このどこか野暮ったい味って・・・いい意味で取り残された渋谷のようだ(p183)


野球場、コンビニフーズ、駅弁などを経つつ、この巻の最後は病院で終わる。

シャカシャカシャカシャカ
カッカッカッカッ
なにかかきまぜてる音だ
「じゃあタカハシさん あと自分で食べれますね?」
隣の爺さん スプーンで看護師が軟らかく砕いたものを食べているのか
「ハイ・・・」
ゴロゴロゴロ
シュコシュコ
なんだか弱々しい音だ
ジュルジュル
それでも ひとり 食べるんだな
ズル  ズズゥ
生きているというのは 体にものを入れてくということなんだな(p192)


YouTubeで、映像化した人たちもいるようで、根強いファンも存在するようだ。

YouTube - 孤独のグルメ

巻末では、小説家の川上弘美さんを交えての鼎談が収録されている。


posted by B&M at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

0428『ペリカン通り』

★★★3
ペリカン通り (F×comics)
太田出版
発売日:2005-06-21
発送時期:通常2〜5週間以内に発送
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 レビューが無い事に驚いた。これは名作です★


0421『西荻夫婦』のやまだないと氏の漫画。
高浜寛氏に通じるようなフランスの感じみたいなのが好き。
写真と漫画をCGでミックスしたような画風。

彼女にだって傷つく権利はあるんだもの
母親だからってそれを奪えないわ(p13)


どこか不思議なペリカン通り。
そこで生きる人々の話・・・。

ところでないとさんの漫画の最後には、決まって
pour K...
とある。
フランス語でpour(プール)は、「〜のために」と、forのような働きをするらしい。
K。カフカの、夏目漱石の、高浜寛の、K。
なんだろう。
posted by B&M at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0427『殻都市の夢』

★★★★4
殻都市の夢 (F×comics)
太田出版
発売日:2005-11
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 良いんだけど人に薦めにくい
おすすめ度4 他人には人の人生は さわれない
おすすめ度5 「愛」がテーマなのか
おすすめ度4 しんみりな鬼頭さん


よかった。
少女の裸とか、そういうのも出てくるけれど(連載媒体が雑誌「エロティクスF」)、攻殻機動隊なんかが好きな人は、はまる世界観じゃなかろうか。

この外殻都市は 都市の上に都市を重ねる形で 成長を続けている。
いったいいつ造られたのかさえ定かではない 下部階層の劣化は激しく、
このグラスをふせたような形の殻構造がなければ 上部階層の安定はおぼつかない。(p107)


センチメンタルであったり、考えさせられたり。
乾いた感じの近未来漫画である。
ロリエロは味付け程度。
むしろSFのほうが強い。
posted by B&M at 06:56| Comment(1) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

0425『ステップ・バイ・ステップ』

★★★★★5
ステップ・バイ・ステップ 上 (BEAM COMIX)
エンターブレイン
発売日:2009-04-25
発送時期:在庫あり。


ステップ・バイ・ステップ 下 (BEAM COMIX)
エンターブレイン
発売日:2009-04-25
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 下巻が現実への帰還。虚脱し、哀愁があり、沈静します。


『やさしいからだ』の安永知澄が、今度は階段をテーマに描く短編集。

あの頃にはかづきちゃん以外の人と寄り添い合うことなど考えもしませんでした。
今だって彼以外の人はちょっと思いつきません。
恋をするたび思う。
何度でも。
どうかあの世界がひっくり帰る瞬間に立ち返れますように。(p24)


下巻の最後には、カネコアツシさんとの対談がある。
リンチや川端康成など、白昼夢のような、一瞬の感情のひだのようなものを描いたそうだ。

帯「悩んだり苦しくなると、いつも『安永さんのように漫画を描けばいいんだ』と思う」

しかし、この奇想!
自由さ!
こんなふうになにかを書きたいなあ。
そういう焦燥にかられる短編集、上下巻。


posted by B&M at 03:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0422『アカシアの道』

★★★★4
アカシアの道
青林工芸舎
発売日:2000-07
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 いつまでーーーー
おすすめ度5 考えさせられる本
おすすめ度5 出口なし
おすすめ度5 アカシアの道


近藤ようこさんの漫画には、毎回考えさせられる。
描く絵柄、間、すべてが心の迷宮へと入る手がかりになっているようで。
読む度に、自分の深淵をかいま見せられる。

グズ バカ ノロマ
どうしておまえはそうなの
おまえなんかわたしの娘じゃない
おかあさんごめんなさい ごめんなさい(p20)

アルツハイマーになった元教師の母と、その娘。
残酷な現実の前で、母子は・・・。

現実のほうがハードであるに決まっている。現実を写しても現実に負ける。漫画を通して現実を知ろうとするのは愚かだ。現実が見たいなら、自分の足で現実を見にいくべきだ。
 では漫画に何ができるか。(あとがき)



posted by B&M at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0421『西荻夫婦』

★★★★4
西荻夫婦 (フィールコミックスGOLD)
祥伝社
発売日:2001-04
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.0
おすすめ度5 空気感
おすすめ度4 西荻の2人
おすすめ度5 現実の残酷さをストレートに描いた作品
おすすめ度3 フィクションなのかノンフィクションなのか曖昧で柔らかな世界
おすすめ度5 結婚...「恋愛じゃないからね」


最近わたしたちの行動範囲はまったくもって狭いのだ。
実験用のハツカネズミのようだ。と、思う。
狭い実験装置の中を習慣づけられた行動を繰り返す。それに特に不幸や不便を感じているわけでもないだろう、2匹の赤い目の白い小さなネズミ。(p148)

Q太さんが出てきたりして、ナイト(内藤?)という漫画家の夫と、その妻の話で、ノンフィクションなのかなんなのかわからないけれど、空気感が心地よかった。

子供よりも、わたしたちは自分を選んだ。他人よりも自分を。
わたしたちをこの世への出口を決められていた子供がいたとしたら、
その子にはひどいことをした。
たどり着いた出口はコンクリートで向こうから塗り固められていた。
なんて、残酷なことをしている。(p152)



posted by B&M at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

0415『生きるススメ』

★★★★4
生きるススメ
生きるススメ
戸田誠二

宙出版
発売日:2003-12
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.5
おすすめ度3 半分半分
おすすめ度5 危険な崇高さ
おすすめ度5 人間を深く見つめてサラッと描いた漫画
おすすめ度2 今後のレベルアップの方向が課題
おすすめ度5 現代人


友人に勧められて買った本。
表紙にびっくりするが、ネットで買えば。。。

「メイキング・ワールド」から「ラスト・ムービー」まで、生に関する面白い切り口。

短いものの積み重ねですが、なかなか良いです。

──この日
世の中には
こういうことが
あるのだと知った(p134)


ちなみに出版社の名前は「あおぞらしゅっぱん」と読むらしい。


posted by B&M at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

0409『女心はゆれるのだった。』

★★2



きっと あたし達は
お互いのこと
大好きだったけど
でも それよりも
『自分』のことの方が
もっともっと
好きだったんだろうね(p60)


安彦氏の、女性の本音ぶちまけエッセイマンガ。
なかなか好きなんだけど、こういう暴露系というかは、普段から読みたいとは思わない。

posted by B&M at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月25日

0407『独りの夜も長くない』

★★★3
独りの夜も長くない (ビッグコミックススペシャル)
近藤 ようこ

近藤ようこさんの描く漫画に出てくる人々や、その描写が好きだ。

今回は、シングルたちが、ツインになるお話。
34歳OL、35歳予備校講師など、親元から離れられず自立できない悩める「わけありシングル」たちのお話。
僕も他人事ではなく、読まされた。

面白い人、ひとり暮らしのベテランか。
この人はずっとこうなのかな。
わたしは──どうなるんだろう・・・
いつまでひとりでいるんだろう。(p104)
posted by B&M at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0405『あたしの女に手を出すな』

★★★3
あたしの女に手を出すな―南Q太作品集
あたしの女に手を出すな―南Q太作品集
南 Q太

南Q太氏のデビュー作なんかがおがめちゃう短編集。
「きゃーいやーみないでー」と言っておられる通り、デビュー作は支離滅裂、救いようがない性快楽主義者たちの・・・という印象を受ける。底抜けに明るい、という気もしないでもないが。

でも、この人の描く漫画には何かがあるから、惹きつけられてしまうんだよなあ。

「結婚するんだ英明」
「しょうがないじゃん」
「たいへんなんだ・・・たいへんといえば・・・うち、こないだお父さんが借金作ったあげく女と逃げちゃってさ。お母さん病気がちだし妹まだ小さいしやべーなーってかんじで・・・やっぱあたしが働くしかないし、風俗かな?とか思ってて・・・」
「いいじゃん。おまえなら稼げるんじゃん?」
「そう?稼げるかな?」
「稼げる稼げる」(p28)

posted by B&M at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0403『青い春』

★★2
青い春―松本大洋短編集 (Big spirits comics special)
青い春―松本大洋短編集 (Big spirits comics special)
松本 大洋

トルエン、タバコ、暴力の時代の、青い春。
松本大洋氏の独特な味のある絵で描かれる、無機質な、淡々とした、冷たい感じのする、青い春。

「だみだこりゃ。(p212)」
posted by B&M at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0402『丸尾地獄』

★1
丸尾地獄
丸尾 末広

なんというか、グロい漫画。
昭和の、細かく細かく描かれている、古屋兎丸氏なんかも連想する。
ときどきおっと思う作品もあるけど、たいてい過剰な描写や不条理、救いのない話。
こういうものの対局にほんとうの美などはあるのだろうけれど、そう何度も読みたいというような作品ではない。

アア・・・
パパ早く帰ってきて
かおりを助けて!

またカエルを喰べてしまった(リボンの騎士)
posted by B&M at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0401『レベルE』

★★★★★5
レベルE (vol.3) (ジャンプ・コミックス)
レベルE (vol.3) (ジャンプ・コミックス)
冨樫 義博

『幽遊白書』もすごかったけど、こっちのほうが僕は好きだ。
宇宙人が地球にやってきて・・・という連作短編。
描写、物語のテンポ、どんでん返し・・・富樫さんはストーリーテラーだ。
これだけ才能があると、頻繁に休職しててもぐうの音も出ない。

学生時代読んでいたのだけれど、この頃古本屋で安く見つけたので、買って再読した。

「ところでいつまで笑顔でいればいいの?」
「もう少しの辛抱だ」(Vol.3 p217)
posted by B&M at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0400『中学生日記』

★★2
中学生日記 (扶桑社文庫 く 3-2) (扶桑社文庫)
中学生日記 (扶桑社文庫 く 3-2) (扶桑社文庫)
Q.B.B

 でもNHKの番組には、絶対に出てこない話しか、描かなかった。(p360)


NHKの有名番組を横目に見ながら、むしろそこで描かれない、しかしこちらのほうが真実だろうという「中学時代」を描いた4コマ漫画。
中学生の恥ずかしい、内緒にしておきたい思い出。
熱い、でもどこにも行き場がない、大人になりたがりながら中途半端にもがく、情熱たっぷりの男子校生たちの楽しい日常。
くすり、と笑えたり、そうそう、あるある、とやっぱり笑えたりします。

解説に重松清。
posted by B&M at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月14日

0396『コーヒーもう一杯』

★★★★★5
コーヒーもう一杯 II (2)
コーヒーもう一杯 II (2)
山川 直人

ここ最近読みつづけている山川直人氏の漫画だが、今回はコーヒーを題材にした連作短編集。
昔の作品のリテイクのようなものもありながら、独特の画風で胸にせまってくる。
夜のおとぎ話。
じわっと効いてくる。
いい。

古い記憶は
思い出すたび
磨かれていく(第2巻p126)
posted by B&M at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0395『バガボンド』

★★★★4
バガボンド 29 (29) (モーニングKC)
バガボンド 29 (29) (モーニングKC)
井上 雄彦,吉川 英治

終わっていない話は投稿しない。
マンガばかりにしない。
そんなルールも今ではなきに等しく(ルールは破るためにあるのよ)、でもとりあえずこの作品は二度と投稿しないことだけは確か。
必要あればそのうち書き直そう。

バガボンドの物語は遅々として進まず、でもそういうスローなところは今の僕らに必要な「形式」かもしれない。

武蔵が家を持つ?
刀とは?
29巻、「我」が出るところがすばらしい描写。

そして、この漫画のカバー後ろにいつも刻まれている、井上氏の言葉こそ、僕にとっては重要なもので。
目の前に見えている今は
今の「い」も言い終わらぬうちに過去になる
ただ享受するだけの過去(表紙カバー後ろ)

posted by B&M at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0394『春ノ虫虫』

★★★★4
春ノ虫虫―田村マリオ短編集 (F×COMICS)
春ノ虫虫―田村マリオ短編集 (F×COMICS)
田村 マリオ

もっとうわーっと浮かれて
救いようないくらい夢中になったりすんじゃないかな

・・・オレにはそーゆーのが足りない(p124)


初短編集にしては絵や話がうまい。
どれも暗いし、虫は出てくるし、サイコチック。
あとがきでも、田村マリオ氏の引きこもりな生活なんかが描かれていて(壁をじーっと……)、表紙カバーの後ろの著者近影みたいなところには、関東・東北・中部を転々とする、なんて……。
どんな素性の人なんだろう。
と思って調べてみたら公式サイトがあった。
結構適当な感じだけど、Worksとかウマイ。
Hole
「社会不適合者の穴」とかいう他の作品も読んでみたい。

何者だオレは
キツい 死ぬ
って時にだけ
生きてる気がする・・・
というのはいかがなものか・・・(p117)
posted by B&M at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

0393『ナルミさん愛してるその他の短篇』

★★★★★5
ナルミさん愛してるその他の短篇 (BEAM COMIX)
ナルミさん愛してるその他の短篇 (BEAM COMIX)
山川 直人

山川氏の作品3冊目読破。
トリコになってます。

非常にさくっと僕を貫いた作品。
ナルミさんが非常に可愛い。
こういう女の子は、放っておけない。

ナルミさん
ナルミさんは
ナルミさんが自分で思ってるより
ずっと可愛い人ですよ(p188)

あとがきに山川氏が書かれている、四年間の全力の自分が世に入れられなかった、というのはどれほどの心境だろう、と思った。
でも、いい作品は、必ず世に入れられるんですね。
posted by B&M at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0392『口笛小曲集』

★★★★4
口笛小曲集 (ビームコミックス)
口笛小曲集 (ビームコミックス)
山川 直人

0390『地球の生活』でハマってしまった山川直人氏の短編集。
こちらのほうが先に出ていた、同人誌などへの発表作品を集めたもの。
心がほろっとする、版画のような温かい絵柄の小曲たち。
描かれる女の子たちもどこかかわいく、それは幼いのかもしれない、ロリなのかもしれないけれど、でも、純粋というか、ほっとする。

あなたが漫画を描こうが描くまいがずっといっしょにいたかったのに
でも あなたは漫画を描いていないときも描く気がないときでさえも
漫画のことばかり考えていたのよね(p93 「ひとりあるき」)
posted by B&M at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

0391『ピンクペッパー』

★★★★★5
ピンクペッパー 1 (1) (Feelコミックス) (Feelコミックス)
ピンクペッパー 1 (1) (Feelコミックス) (Feelコミックス)
南 Q太

南Q太氏は天才だ。
特に、0106『地下鉄の風に吹かれて』以来、僕は絶大な信頼をこの人にゆだねている。
今度もやられた。

帯「お金なんかちょっとでいいの 毎日 桃内くんと一緒に ごはん たべたい」

30代半ばでバツイチの桃内と結婚、出産しても仕事を続けながら・・・
帯「彩り豊かなスローライフストーリー」
なるほど。言い得て妙だ。

なんか、ほこっとしてしまう。
まだ1巻しか出てないのに、もう5つ星評価で投稿してしまう。

私はしばらく彼の顔を見つめる
見ているうちにふっと誰だかわからなくなる
夫なのだったと思い出すと愉快になる
これが寝る前の私の楽しみ(p114)
posted by B&M at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0390『地球の生活』

★★★★4
地球の生活 (BEAM COMIX)
地球の生活 (BEAM COMIX)
山川 直人

帯にて、『鈴木先生』の武富氏によれば、「寝つく前の夜更け、部屋にひとりで、少し心の冴え渡ってきたそんなとき」読みたくなる本だという。
不思議な、版画のような太い線と輪郭、でもどこか心温まる。

原作のある漫画を描くと、作者という立場から解放されるような自由さと、原作のせいにしてふだん描けないことを描いてしまう勇気を、与えられることがあります。(あとがき)
チェーホフなどを原作にした作品もありました。

タジマくんはカメラマンなので自分の写真に納得がいかない
ヨシムラくんはカメラマンではないので自分は天才だと思う(p109 カメラの話)

たしかに、昼のお話というよりは、大人の夜のおとぎ話、という感じがする。
でも、オススメです。
心がほっこりします。

参考:地球の生活ブログ
posted by B&M at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0389『ゆれつづける』

★★★3
松本次郎短編集 ゆれつづける (F×comics)
松本次郎短編集 ゆれつづける (F×comics)
松本 次郎

夢と現実、エロ、ドラッグ、ガスマスク兄妹。
豊かな世界観の短編集だった。
最後にあとがきもあって、僕はこの人の作品はけっこう好きだな、と思う。(悪趣味?)
「ハードボイルド坂田」は、松本氏は好きじゃないと言っていたが、こういうのもやっぱり、いいじゃないですか。

「大人は大変だね。現実の他に何処へもいけないなんて」
「大変だよね」(p88)
posted by B&M at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0388『ウエンディ』

★★2
ウエンディ (Ohta comics)
松本 次郎

鬼才・松本次郎の初単行本。
ピーター・パンの寓話を下敷きに、アクション・バイオレンスが炸裂!
まあなんというか、まだまだ荒削りなんだけど、けっこう面白かった。
ドラッグ、セックス、空間移動なんかは以後の作品でも引き続き描かれていますね。

愛美 まさか
今までず──っと手洗ってたの?(p27)
posted by B&M at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0387『化けの皮』

★★★★4
化けの皮 (Bunkasha comics)
化けの皮 (Bunkasha comics)
戸田 誠二

「大きなかぶ」はわかりやすすぎてなんだったが、その後の「春香伝」「金の刀」そして「化けの皮」はよかった。
立身出世、戦争、復讐、鬼・・・。
大人のためのおとぎ話とか童話とか、そういう言葉を思い付く。
posted by B&M at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

0386『世界の終わりと夜明け前』

★★★★★5
世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
浅野 いにお

浅野いにお氏初の短編集。
一編一編にそれほどの深みがあるわけではない、と感じる。
この人の画風だと、単行本1〜2冊くらいで輪郭が浮かび上がるというか、そういう感じがする。
ただ、「東京」だけは別で、これは立派に一人立ちしていた。

載ろうが載るまいがネームネーム。思えばその無闇に切迫している感じが僕の唯一の取り柄だったのかもしれない。気が付けば二十六歳だ。急に白髪も抜け毛も増えた。なんか色々と乾いた。(p202)


同世代の作家さんとして、共感するところが多い。

物語作品の存在価値、なんて考える必要もないかもしれないけれど、
今の気持ちを表現して形にして見せてくれることと、他の誰かの世界を見せてくれることと、
浅野いにおさんの作品は、読んでいて、心地良い。

表紙をはずすと、いにお氏の書斎?!が見れます。
posted by B&M at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月19日

0383『ハッピーエンド』

★★★3
ハッピーエンド (KCDX―MEPHISTO COMICS (1519))
ハッピーエンド (KCDX―MEPHISTO COMICS (1519))
ジョージ朝倉

作者って男?、と思っていたら、女性だった。

この作品は、大塚英志氏にネームをチェックしてもらって描かれたものという。

彼女の「ネーム」の中に未分化のものとしてあったものを「それでいいんじゃないかな」と肯定していくことでした。その未分化なものとは月並みな言い方をすると「テーマ」ということです。(制作メモ)

女性が社会でうまく生きていこうと格闘していく様子が、第1話[10年位前]から描かれていく。
作品に熱というか、エネルギーがあって、ぐいぐい読めた。
私は 31歳
いつ別れるかわからんでも大事な人と一緒に住みつつ
結婚の予感も無く
相変わらずよくわからん大恋愛を妄想し
それをマンガにし生活する
さみしい 女。(最終話)
posted by B&M at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0382『死刑執行中脱獄進行中―荒木飛呂彦短編集』

★★★3
死刑執行中脱獄進行中―荒木飛呂彦短編集 (SCオールマン愛蔵版)
死刑執行中脱獄進行中―荒木飛呂彦短編集 (SCオールマン愛蔵版)
荒木 飛呂彦

長編連載をしているとそちらにアイディアを使うので短編はあまり描かない、という『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木氏の短編集。

死んで「魂」だけになる前は 自分の「価値の中心」は数字だった
稼ぐ金額は他人より多い数字
成績の順位は他人よりも少ない数字
新幹線は一分でも速くだし
年齢は一歳でも若くだ
髪の毛は一本でも多く
体脂肪率は20%以下(p153)

基本的にジョジョのノリ、絵柄。奇譚集、というのにふさわしい。

あとがきもそれなりに面白かった。
どんな短編のタイプがあるのか?
A登場人物の行動や思いをひたすら追いまとめた作品。
Bほんの短い時間の出来事を切り取って、そこに人生やテーマを閃光のように象徴させる作品。
Cナンセンスやサスペンス、ムード、デザイン、エロ、グロ。それそのものを描くのを目的とした作品。
D日記やエッセイ、手紙。

ちなみに作者によるところ、この短編集にはDモノ以外が収録されている。
posted by B&M at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0381『バスルーム寓話』

★★★★4
バスルーム寓話
バスルーム寓話
おかざき 真里

帯:ちょっと鳥肌の感動モノぞろい。

イメージが鮮烈に飛翔する、素晴らしい漫画。
新人賞の頃、その才能を審査員全員が手放しで絶賛したというのもうなずける。

彼氏がペンギンになったり、ピエロと逃亡したり、記憶の男をめぐって女が集まったり、時間ものがあったりの4作品。
この描写力、すごいです。

うわ──ん

時間をかけてため込んだ
──これは
あたしの心だ・・・(「バスルーム寓話」)
posted by B&M at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0380『花/メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス』

★★2
花/メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス
花/メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス
松本 大洋

帯:生と死、そして滅却と再生の物語がいま始まる。

松本大洋氏の『ピンポン』も『鉄コン』も、ともかくその世界観と絵柄が好きだ。
松本大洋 - Wikipedia

「花」は漫画で、「メザス・・・」は劇脚本。
「メザス」についてはよくわからなかったので星1つ。
「花」のほうは、精霊と、面と、部族と、といったモチーフがうまく表されていてよかった。雰囲気が濃厚で、大洋氏ならではといったところ。

外に何がある?
地獄ばかりじゃ。
ここがええ。
ここがええよ。(p24)
posted by B&M at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0379『タブー 若き女編』

★★2
タブー 若き女編 (芳文社コミックス)
坂辺 周一

脅迫、愛人、夜の仕事。
若き女たちの、非道徳な生活。
『闇金ウシジマくん』なんかのほうがリアルだけど、坂辺氏の描く女性は、ハードボイルドな男性誌というか、そういう感じの絵柄で、大人な女性のエロさがよく出ている。

私はもう元の暮らしには戻れない女になっていた
私には元の生活に戻れる程の心の強さはなかった・・・(「火曜日の愛人」)
posted by B&M at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0378『おもいでエマノン』

★★★★★5
おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)
おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)
鶴田 謙二,梶尾 真治

奇跡みたいな絵を描く鶴田氏の5年ぶりのコミックス。
もともとは梶尾氏の小説の挿し絵からはじまった話らしい。

フーテン娘、エマノンの美少女っぷりと言ったら!
もうたまらん。
数少ない、女性の美曲線を描ける作家さんです。
でも、鶴田氏は、いくら描いてもイメージが逃げていく、みたいなことをあとがきに書かれていますが。。。

「といっても人間の行動形態そのものはあまり変わってないみたい。言葉を持って闘争本能への理由づけがたくみになったくらいの差ね。(p85)」

「僕」の青春放浪感から大人への変化もなかなかのもんで。
posted by B&M at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0376『見晴らしガ丘にて』

★★★★★5
見晴らしガ丘にて (ちくま文庫)
近藤 ようこ

吐き気のような孤独がある(p144)


0284『ホライズン・ブルー』の近藤ようこ氏の短編漫画集・文庫版。
どうやらこの人の漫画が好きらしい。
あったかみがあって、人間味がある。

わたしは結婚した。子どもができたんでしかたなく。
「男同士のつきあいがあるんだよ」
「そういうのサラリーマンの疑似ホモっていうのよ」
交際期間が長かったから新鮮味はなし。夫は早くも家に寄りつかない。(p108)

柴門ふみよりちょっと現実的な感じ。
「わたし当分結婚しないわよ」
「25すぎると条件が悪くなるのよ」
「おかあさんを見てると結婚なんかしたくなくなるわ。おかあさんの人生ってなんなの?」
「まっ親に向かって!」
「わたしがお嫁にいったら!この家であのおとうさんとふたりっきりよ!」(p170)

過ぎ去った25歳つながりでもういっちょ。
「あんたいくつになったの?24?」
「もうすぐ25です」
「そうね。20年だわあれから。」
「・・・・・・」
「あんたおとうさんに似てるわね」
「耳はおかあさんに似てるわ」
「ほんとだ」
「ふふ。貧相で寂しそうな耳なのよね。耳飾りでもしなさいよ。」(p197)
posted by B&M at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0375『虫けら様』

★★★★4
虫けら様
虫けら様
秋山 亜由子

帯:虫は魂を運ぶ、と私は信じている

奥深い虫の世界を博学な知識と情感で描いている。
切ない話もあれば、虫の世界の淡泊さというか運命を描いているようなものも。

どうしたよ。
行くところはあるんだね?
ちゃんと わかっているんだね?
それなら いいんだよ(p171)

巻末に近藤ようこ氏との対談を収録。
posted by B&M at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0374『唄う骨』

★★★★4
唄う骨 (Bunkasha comics)
唄う骨 (Bunkasha comics)
戸田 誠二

グリム童話を下敷きにした短編漫画集。
どれも「お話」的だが、感動する。
絵柄はそこまできれいに仕上がってないが、伝わってくる、そんな絵。

──何年もの後 私たちは親のない子をひとり引き取った。

「はじめまして」
「よろしくね」

・・・ちゃんと人を愛したい

「ごはんよー」
「顔洗った?」
「うん」

──最近 あなたの笑顔が少し想像できるようになったよ(「くすねた銅貨」より)
posted by B&M at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0373『ソレしながら好きって言える?』

★★2
ソレしながら好きって言える?
ソレしながら好きって言える?
安彦 麻理絵

衝撃的なタイトルである。

帯:「どちらかと言えばセックスは好きなほう」

安彦氏の、赤裸々女性白書。
いやあ、赤裸々すぎて、ときどきぎょっとする。
でも、そこがまた面白い。
読んでいて、ために(?)なる。

早くなおさないと他の男とヤレない
クサレマンコってまさにこの事じゃん(p58)

なんと、魚喃キリコさんとの対談がちょくちょく間に挟まれる。
まあ、すごい、男遊びについての昔話みたいなものだけど。

安彦 なんかさ、こっきりさんな自分が好きな時代ってあったよねー。
魚喃 あったあった。なんかね、子猫になった気分なの。(p111)


※25pesoにこの漫画について触れた記事があった。
自分を変えたい

25peso読書ノート内安彦氏の漫画
posted by B&M at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0372『うちの妻ってどうでしょう?』

★★★3
うちの妻ってどうでしょう? 1 (1) (アクションコミックス)
うちの妻ってどうでしょう? 1 (1) (アクションコミックス)
福満 しげゆき

「もー返すから・・・
そんな顔するならわたさなきゃいいでしょ」

「わたさなきゃいい妻」おわり(p088)

これで今のところ紹介できる福満氏の漫画は終りになるな。

妻との小規模な結婚生活な日常。
妻の行動をつぶさに観察している福満氏の愛情が感じられる一冊です。
posted by B&M at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月18日

0370『冒険野郎伝説 アヴァンチュリエ』

★★★★★5
冒険野郎伝説 アヴァンチュリエ (BEAM COMIX)
冒険野郎伝説 アヴァンチュリエ (BEAM COMIX)
クリストフ・クリタ

漫画「ワン・ピース」のようであり、そうではない、和洋中を飛び越えた世界観での冒険活劇。
どこかアニメのような、動きのある絵。
物語は松本零士みたいな、うーん、なかなかよい。

もう離れないわよ・・・
私にはどんな呪いよりあなたと別れるほうが辛いんだから・・・(p228)
posted by B&M at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0369『禁ドン!』

★1
禁ドン!
禁ドン!
立沢 直也

帯:スプラッタ・マウンテン・GAG!ほとばしる血しぶきを全身に浴びて疾走・・・

まあともかくスプラッタというのは血がほとばしらなければいけないわけで、人間って隠されているものに弱いもんで、例えば排泄とかセックスとか、隠されたものが露になると興奮を覚えたりします。そんなもんではなくても、陰謀とか隠れた策略とか、不祥事が明るみに出るとか、あるいは心の奥底に秘められた思いとか、言葉にならない漠然としていて形になっていない、つまり世に出ていない感情を言葉にあらわす小説家の仕事に感動するとか、まあそうでなくても極秘の新製品の流出画像とか、まあいろいろ興奮したり、だからこそそれで楽しんでやろうと考えたりするわけです。
映画『クローバー・フィールド』がTSUTAYAでずっとピックアップされ続けていますが、あれのマーケティングもよかった。ショッキングな映像を小出しにして、ウェブ上でもひとつひとつの密度は高くても、断片的なものしか視聴者に触れられない。
見てみたら日本人にとってはなーんだ、ということなのですが、まあともかく新作の小説ってどんなのだろうと、『海辺のカフカ』の時なんかは小出しにされる「〜の話らしい」というプロモーションにわくわくさせられたものです。
ミステリーの「犯人って・・・?」も一緒ですが、ともかく隠された物事を明るみに出すために、我々は生きているようなもので、我々個々人にとってのそれは、自分が将来つく仕事はなんだろうとか、どんな人と出会って、どんな人と結婚して、どんな子供が産まれて、どんな賞をもらって、とかって、まあ未来という暗闇(映画『ミスト』=霧、と言ってもいいかもしれません。)に何があるのか、隠されているもののベールがはがされるのに、時間とお金、アテンションを使って我々は待ち続けているわけです。

って、星ひとつのものになんでこんなに文字を割くのでしょう。

まあともかく、血は重要ですが、それがほとばしるのがスプラッタで、隠されたものがほとばしるわけですから、それなりに楽しむ人もいるわけで、でもやっぱり身体のことですから、時々気分が悪くなったりします。
ちなみに僕は自分の血を見ると気分が悪くなる方です。
このマンガはそんなに好きじゃありませんが、なかなか特殊で、そういう意味では楽しめました。

なんだコレ?
”しげひろのへそのお”・・・?
”しげひろ”って誰だ?うちの家族にそんな奴いたっけ?
・・・(カパ)
!!(p5)
posted by B&M at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0368『GO ANd GO』

★★★★4
GO ANd GO (14) (少年チャンピオン・コミックス)
GO ANd GO (14) (少年チャンピオン・コミックス)
古谷野 孝雄

甲子園を目指す、本格派野球漫画。

おめーも道具じゃろーが
口ごたえすな(20巻p91)


野球の技術などについて小出しにしつつ、非常に面白いドラマが展開されていて楽しく読める。
特にピッチャー柳さんについての一連の話は非常に感涙した。
posted by B&M at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0367『まだ旅立ってもいないのに』

★★★★★5
まだ旅立ってもいないのに
まだ旅立ってもいないのに
福満 しげゆき

もしや福満氏の最高傑作じゃないだろうか?!
と個人的に思った短編集。

帯「まだ何もはじまってもいないのに・・・僕はもうクタクタだった・・・」

「子供が終わる子供が泣く」「まだ旅立ってもいないのに」「僕たちは残尿感を感じる為だけに生まれてきたんじゃない」など、タイトルだけで文学的な匂いもして、内容も不思議な後味が残る傑作ぞろい。

この劇場にいるみんながみんな・・・・・・
僕とおなじくらいの自意識と主人公意識をもって生きているなんて・・・
気が遠くなる・・・(p123)


あとがきには作品を作るときの高揚ぶりみたいなことも書かれていて。
マンガを描くときは毎回その時点では「これが最高だ!」と思って描いていて、描き上げたらそれがそのときの自分の中で最高水準なので「おもしろい!」なんて思ったりするのです。(あとがき)

表紙カバーをはずすと、中吊り広告にタイトルが書かれています。
これがなんかいい感じ。
posted by B&M at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0366『生活』

★★★3
生活 1 (1)
生活 1 (1)
福満 しげゆき

福満氏初の長編ストーリーマンガ!
暴力、通り魔、組織化・・・
なかなか面白い。
キャラクターや絵柄も独特でなかなかよい。
テンポとか、偏執とか、そういうマンガ。

青林工藝舎版にはデビュー作「娘味」収録。

【完全版】が出ています。

生活【完全版】 (モーニングKCDX)

生活【完全版】 (モーニングKCDX)

  • 作者: 福満 しげゆき
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/05/21
  • メディア: コミック




「なんかムシャクシャしてて・・・・・・」
「よく逮捕された奴が言うセリフと同じセリフを言うなよ・・・」
「すみません・・・」(p15)
posted by B&M at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0365『僕の小規模な生活』

★★★3
僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC)
僕の小規模な生活 1 (1) (モーニングKC)
福満 しげゆき

0364『僕の小規模な失敗』の続編。
結婚生活その後。
そろそろ2巻が発売されるはず。

主人公たちがだんだん太っていくのはわざとか?!

いつも妻に下手に出たりするとこらへんは好感がもてる。
だんだんと社会的になってきている。
そのぶん平凡なエッセイ風マンガになったからもう読まない、という人もいるかもしれないな。


あやまれ!!
あやまれクソブタ!!(p24)
posted by B&M at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0364『僕の小規模な失敗』

★★★★4
僕の小規模な失敗
僕の小規模な失敗
福満 しげゆき

福満氏の高校時代から結婚までの「僕は「僕の今まで」を肯定してみようと思った(あとがき)」という自伝的マンガ。
さえない少年は、芸術や身体的なこと(格闘技)に目覚め、やがて異性とめぐりあい、というありきたりな形の人生なんだけど、そういうもんだと思うし、そういう当たり前のことでも、個人個人にとってはなかなか難しかったりするんだよな、と思った。

このあたりの苦悩の描写はけっこうすごい。
しばらくマンガから手を引こう・・・
マンガが載らないことでこんなに病的な気分になってしまうんじゃ逆効果だ・・・
体に悪い・・・
リハビリに新しいバイトでもして社会に接しよう・・・
しかしもともとは社会に通用しないと思ったからマンガを描きはじめたんじゃないか・・・
けっきょく僕は何もできないのか・・・(p41)
posted by B&M at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0363『やっぱり心の旅だよ』

★★★3
やっぱり心の旅だよ
やっぱり心の旅だよ
福満 しげゆき

この前雑誌『トリッパー』で、この頃の若者がわかるマンガの中に、福満しげゆき氏のマンガも取り上げられていた。(ちなみに他は『闇金ウシジマくん』とか『わにとかげぎす』とか。)

もてない、社会に受け入れられない、ねくらな男が主人公のマンガばかりだけど、これが非常におもしろい。
ということで、すでに書いた0168『カワイコちゃんを2度見る』意外の福満しげゆき氏のマンガを連続投稿しようと思う。

『やっぱり・・・』は、『カワイコ』と同じくエロ本だ。
エロシーンがもっと多いかもしれない。
それについてはそれとして楽しむとして、やっぱり「やっぱり心の旅だよ」がよかった。
「うわ〜」
(図書館で注意した子供たちか・・・)
「てめえ!!」
「おれ塾あるから一回帰るわ」
「オレも塾だわ・・・」
「じゃあまた夜集まろうぜ」(p144-145)
posted by B&M at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0362『ときめきアリス』

★★★★4
ときめきアリス―定本 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)
ときめきアリス―定本 (LEGEND ARCHIVES―COMICS)
吾妻 ひでお

『失踪日記』のあずまさんの名作SF漫画。
アリスがかわいくて、セクシーで、えっちだ。

「とゆうわけで分裂はするは卵は産むはで 一晩最低12回〜」
「うむうむ分かる女ってのは化物だからねー
うちの女房なんかカニと共生してるから危なくってしょうがないもんなー
聞くところによると課長の奥さんはスミ吹くし 社長とこのはケンカの時内蔵吐き出すらしいぜ。
ま なんだ 結婚なんてガマンだよ 呑もう!!」(p25)


発想が奇抜で、すごく好きだ。

「定本」では、山本直樹氏があとがきを書いている。
「メチャクチャやってもいいんだ」という精神を、俺は吾妻マンガから受け取った。(…)吾妻マンガにおける「楽屋落ち」の過剰な氾濫は、おたく特有の自分たちにしか通用しないジャーゴンの応酬に一見限りなく似てはいるのだが、実はそれとは正反対の、なにか世界の関節をはずすための作業?運動?儀式?(p203)


ところで、ここで山本氏が「三上寛の世界にも似た」と書いているが、Youtubeで探してみたが、すごいですね。ぐっときました。
YouTube - 夢は夜ひらく
posted by B&M at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

0360『東京ゾンビ』

★★2
東京ゾンビ
東京ゾンビ
花くま ゆうさく

映画のほうを先に見た。
哀川翔と浅野忠信が出ていて、すごく面白かった。

YouTube - 「東京ゾンビ」 予告

原作のほうはそんなによく構成されてないんだけど、この世界観を作ったのがすごい。
ゆるゆるながら、ゾンビだからね。
うん。
その下手くそな絵もまた味があるのだ。

塀の中のシェルター(?)での混乱っぷりは、漫画のほうがすごかった。
閉塞感とかも出てた。

「キィー キィー もうちょっとで食われるとこよっ キー 信じらんない」
「すみませんです」ペコリ
「なんなのよもう! サイテー」プンプン
(てめえなんか食うとこねーよガリガリババァ!)(p116)
posted by B&M at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0359『じかんはどんどんすぎてゆきます』

★★★★4
じかんはどんどんすぎてゆきます (F×COMICS)
じかんはどんどんすぎてゆきます (F×COMICS)
雁 須磨子

題名だけでぐっときて買ってしまった。
中身はミステリーだったり、女性の日常だったり。
「テイメラレシシャ」とか、「しゃりんしゃらん」とか、題名だけでもぐっとくるもの多し。
画風はちょっとへた、まるっこい、目がでかい。
そんなに好きじゃないけど、作られた物語、漫画全体が好き。

・・・あなたの脳みそ
ほぐれろー(p183)
posted by B&M at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0358『ライチ☆光クラブ』

★★2
ライチ☆光クラブ (f×COMICS)
ライチ☆光クラブ (f×COMICS)
古屋 兎丸,東京グランギニョル「ライチ光クラブ」

その昔暴力や血を題材とした耽美な作品を演じていた劇団「グランギニョル」が、作者古屋氏に影響したものを、今回漫画として起こしたものがこれ。
作者の絵柄が緻密なだけに、そして必要以上に内臓などを描くために、おどろおどろしさは際立っている。
ただ、ちょっとやりすぎじゃないか、なんて思ったりするところもあって。
まあそれなりに楽しんだ。

僕たちのはもっと美しいに決まってるじゃないか(第壱話)
posted by B&M at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0357『しりあがり寿 自選爆笑短編集 のっぴょぴょー』

★★2
しりあがり寿 自選爆笑短編集 のっぴょぴょー
しりあがり寿 自選爆笑短編集 のっぴょぴょー
しりあがり 寿

書いているものが独自すぎる人たちの作品を、この頃好んで読んでいます。
この人の書く漫画も、一目でしりあがりさんの漫画だ、とわかる漫画ばかりですね。
へたうま。

本当に大切なモノを見つけるために、誰かとどこから笑おうとしても笑えない何かを見つけるために、くだらないものをのけるために、手あたり次第に笑っていたんだと思う。(あとがき)

本当にいろんな作品が集まっています。
それぞれに味があります。
posted by B&M at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0356『阿佐谷腐れ酢学園』

★1
阿佐谷腐れ酢学園 (Wani magazine comics special): SABE

あれ、これ成人指定なんだ。
そこまでの性描写はないんだけど、まあうんことかカンチョーとか、マラとか殺戮ペンギンとか、ナンセンス漫画です、毎回毎回。
そういうのがお好きな方はどうぞ。

「妾の子だから・・・」
posted by B&M at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0355『革命家の午後』

★★★★4
革命家の午後 (Fx COMICS) (Fx COMICS)
革命家の午後 (Fx COMICS) (Fx COMICS)
松本 次郎

初めての松本次郎氏だった。
松本というと、零士、大洋と大御所がいて覚えにくいが、この人もいい。
エロい!
絵がうまい。
どうやら映画化された『フリージア』の作者さんらしい。
ちょっとこの人に耽溺してみようと思う。

夢は所詮自分で考えた妄想なのよ
夢に支配されてどーすんのよ
アンタは今何を見てんのよ
こーゆう状況の夢なら男はどういう選択肢をとるワケ?(p020)
posted by B&M at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0354『大金星』

★★★★★5
大金星 (アフタヌーンKC)
大金星 (アフタヌーンKC)
黒田 硫黄

来た!
黒田硫黄の最新短編集である。

なんてったってその構図とか、SFの世界観の作り方のうまさとか。
たまらん。
特に、『居酒屋武装条例』のあの見開きの女性!そのエロさには舌をまいた。

『ミシ』も驚いた。なんてナンセンスなのに面白いンだ。
こういうの大好き。

最後の『多田博士』は雑誌掲載中に見たことあった。
と調べたら、ああ、雑誌「エソラ」か。

『ぶどうの丘』
ああ、懐かしい風景。自転車で行ったことがある。
で、恒例の自転車モノ、『アンヘル』も切ない。

「先生は横着者ですね」
「どうしてだぁ?」
「座ったまま走るなんて」
「バカ 疲れるんだぞ」(『Schweitzer(シュバイツァー)』)

・・・ああ、自転車から離れてどのくらいたつ?
posted by B&M at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0353『ブラム学園!アンドソーオン―弐瓶勉作品集』

★★★★4
ブラム学園!アンドソーオン―弐瓶勉作品集 (アフタヌーンKC)
ブラム学園!アンドソーオン―弐瓶勉作品集 (アフタヌーンKC)
弐瓶 勉

0346『バイオメガ』の弐瓶勉氏の、異色短編集。
何がって、「萌え」なんです。
帯に「弐瓶先生いったいどうしちゃったの」とあるように、『バイオメガ』とかのあのタフな作風に、萌え要素やらギャグが絡まって・・・
不思議な世界観。

にしても、この人の絵はすごい。
たった1ページで世界観を形作るかのような。
かっこいい。
かっこいい。
かっこいい。
そして女性なんかを描かせても、綺麗!

 すなわちこの異常な「萌え」ブームとは、『大きな物語』の喪失とういう未知の21世紀型ニヒリズムに対する、我々日本人のほとんど本能的ともいってよい防衛心理の発言なのであろう。故に、あらゆる『物語』の市場は、萌え一色に塗りつぶされねばならないのだ。なぜなら、彼らが本来語るべきであったすべての『物語』は、すでに失われてしまったのだから。(解説 『喪の九龍城』に咲いた『萌え』の花より)

この解説は、村上春樹についての「物語」論、あるいは大塚英志さんとか東さんあたりの議論とかからの引用か、なんかよくわからないが既視感があるが、まあともかく萌えってすごいもんなんだなあ、もんなんかなあ、と思った。
僕はちなみにこういう形の萌えみたいなものには食指を動かされません。
 追伸 ブームというものは10年周期、「喪」作品の再ブームが到来した時こそ、『BLAME!』の続編が本格的に再開される時になるのかもしれません。(同上)
posted by B&M at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0352『パパと生きる』

★★2
パパと生きる (ビッグコミックススペシャル)
パパと生きる (ビッグコミックススペシャル)
弘兼 憲史

 『パパと生きる』では母親の役割も果たしている父子関係を描いてみた。その二人の間に、本来なら強い絆で結ばれるはずの、【他人である】母親を参入させて、子供の心の変化を描こうとしたが、結果的には子供を狂言回しに使った中年の男女の恋愛物語のようになった気がしないでもない。(p139「AFTER WORD」)

柴門ふみの夫、『課長島耕作』『人間交差点』の弘兼氏の書き下ろし。
リアルに描かれていて一気に読めたが、後に残るものはそれほどにはない。

「別に・・・ママなんかいらないよ、パパと生きる!(p24)」
posted by B&M at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0351『世界の終りの魔法使い』

★1
世界の終わりの魔法使い (九龍COMICS)
世界の終わりの魔法使い (九龍COMICS)
西島 大介

絵柄はかわいくて、戦闘シーンなんかも見開きとか使って、シンプルな絵柄ながら迫ってくるものはあるんだけど、ちょっとメルヘンちっくすぎて。
小中学生くらいにはウケそうな感じだが。
どこかマンネリ的だと感じたので星1つ。

んだよ・・・
ちっくしょー・・・
魔法なんて信じるもんか!(p12)
posted by B&M at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0350『大人チョップ』

★★2
大人チョップ (Mag comics)
花くま ゆうさく

花くまゆうさくという、名前からしてゆるゆるな作者の、ゆるゆる4コマ漫画。

「まだ中1だから10万円は、するわよ」
「はいはい、いくらでも払いますよ」
「なによ この子ども銀行って。オモチャのお金じゃない!」
「いいだろ まだ子どもなんだから」(p38)


その作品たちのズレっぷりに希少価値あり。
がははと笑うことはないんだけど、なんか心の奥でくすって感じ。
posted by B&M at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月28日

0348『明日また電話するよ』

★★★3
明日また電話するよ
明日また電話するよ
山本 直樹

山本直樹の夢幻と感傷のベスト盤。
ここ十余年で書かれた作品から山本氏自らがセレクトし、解題も付されている。
といっても、解題は分量も少ないし、そんなに大したことが書かれているわけでもない。
『テレビばかり見てると馬鹿になる』とかの、ここ最近の短編を読んでしまってる僕にとっては、めずらしい作品もなかった。
ただ、何を選んでくるか、ってのには興味があったし、解題も、ちょっととはいえ、価値があった。

山本氏の漫画はエロい。
帯には西加奈子という作家が「私の中の女が犯されたような気持ち」と書いているが、エロい。
それは芸術的にエロい。
くどくないし、下世話でもない。
その芸術的なエロが山本氏の武器で、小学生の頃から僕はこの人の虜だ。

男がなぜ下半身をたくましく生きるのかとか、女性の秘密とか、四半世紀生きてまだまだぜんぜんわからない。

「今日、どうする?」
「どうしようかな?」
「・・・明日から仕事だし」
「そうだね。」
「じゃあ。」
「じゃあ。」(p363)


パソコンを使っての使い回しとかも技術にしてしまった山本氏だが、その意味深なセリフは引用だったり適当だったりするという。
そういう作品の作り方もありだし、そういう作り方をして小説を書いてみようかなあ、なんて、ちょっと考えたりした。
posted by B&M at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0347『新・同棲時代』

★★★★4
新・同棲時代―Peter Pans & Wendies’ short stories (ビッグコミックススペシャル)
新・同棲時代―Peter Pans & Wendies’ short stories (ビッグコミックススペシャル)
柴門 ふみ

柴門ふみお得意の恋愛漫画。
同棲をテーマに、「新」シリーズ、全2巻。
副題に「ピーターパンとウェンディのショートストーリー」という英語が冠されている。
未婚の僕にとっては重要な漫画だった。
「いつか見たあなた」とか「見合い専科」なんかが好き。

女たちが激すれば激するほど・・・
ぼくは興ざめていった。
誰だ この女たちは……(1巻、p156)
posted by B&M at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0346『バイオメガ』

★★★★4
BIOMEGA 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)
BIOMEGA 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)
弐瓶 勉

宇多田ヒカルがブログでかっこいいと紹介していた漫画。
再編集して刊行されているみたい。
でも、確かにカッコイイ。
ゾンビ・ウィルス・ガンアクション漫画。
もうこれは、画を見てもらうしかない。

「見つけたわね!」
「大失態だ。ひき殺しそうになったうえに取り逃がしてしまった。」
「そんなに落ち込まないで。こんな早く見つかるなんて大収穫よ。
 それにあの おしゃべりなクマのおかげであの子の身元が分かったわ。」(p43、主人公とバイクの会話)
posted by B&M at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0345『聖☆おにいさん』

★★★★4
聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
中村 光

「ち・・・違う違う!大丈夫!今日はコレ 涅槃(ねはん)とかじゃないから!ほっとけ!」
「ただいま。
 ・・・プッ。
 仏なだけに?」(1巻その1 ブッダの休日 より)


イエスとブッダのゆるゆる生活。
こういうシチュエーションコメディみたいなの、着眼点と、あとは引用力ですね。
もうそのシチュエーション作ってギャグ言ってるだけで面白い。
宗教の勉強にもなる、なんて下心もあって読んでしまう。
あと、小ネタで、ブッダが手作りしているというTシャツの文字も楽しい。
現在も連載中。
posted by B&M at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0344『茄子』

★★★★4
茄子 (3) (アフタヌーンKC (314))
茄子 (3) (アフタヌーンKC (314))
黒田 硫黄

茄子をテーマにしたオムニバス短編漫画、全3巻。
黒田さんは独特の筆致で、へたうまな作家さんで、そういう漫画家こそが大人になって好むべき漫画だ。
どことなし、孤独な人たちを描くのもうまい。
孤独な中年なんて描かせたら、もうかなりツボにはまる。
SFなところもすごくよい。

「効いたんじゃないですか煙草が」
「効いてたらさあ
 誰かが外から開けにきてくれるってほれ」
「二本松さん どうして手で積むと強いんですか…」(3巻「その18」より)
posted by B&M at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0343『団地ともお』

★★★3
団地ともお 6 (6) (ビッグコミックス)
団地ともお 6 (6) (ビッグコミックス)
小田 扉

小田扉ののほほん小学生コメディ。
ともおの奇行なんかがさらりと描かれていて。
ヒューマンドラマでもあるんだよな。
まあなんにせよ絵がうまい。動きを絶妙なところで切り取っているというか。
独特のテイスト、まるちゃんとかみたいな漫画の系譜なのかな。
現在もビッグコミックスピリッツにて連載中。

「よしのぶの次は俺の番…一応、落語をパクってきたが、はたしてウケるだろうか…
 いっそ下ネタを使えば…話の中に一言『うんこ』と添えれば、簡単に笑いを…いや、そんなのプライドが許さない!!」(5巻p13)
posted by B&M at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0342『B.B.joker』

★★★★4
B.B.joker (2) (Jets comics (198))
B.B.joker (2) (Jets comics (198))
にざかな

0255『4ジゲン』の作者の昔の作品。
シュールで笑える、ツボにはまる。

「ねーあなた…私の事、まだ 愛してる?」
「何言ってんだ…当たり前じゃないか」
「そこで問題です。実は私もあなたの言を愛してる。○か×か!?」
「○!」
「ブーポン!」
「どっちだあああああ!」(3巻p014)

かなさんの画があると、ますます笑える。
全5巻。
posted by B&M at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月16日

0341『センネン画報』

★★★★★5
センネン画報
センネン画報
今日マチ子

しばらく書いてないから、記事の書き方(フォーマット)を忘れていた。

この本は、ブログ今日マチ子のセンネン画報の書籍化だ。
今もウェブ上で更新を続けておられる。
その、不思議にわくわくしたり、懐かしい心象風景みたいな、何かを訴えているような、でもただそこにあるような、そのすべてが好き。

まずは今日マチ子のセンネン画報を見てみて下さい。

参考:
『センネン画報』発売記念!:AOLダイアリー(しりあがり寿氏との対談などあり。)
posted by B&M at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

0340『Strawberry shortcakes』

★★★★4
Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)
Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)
魚喃 キリコ

この前これの映画を見た。(やっぱすごいわ冨樫さん参照。)
それぞれにちょっと違っていて、映画は映画でいいところはあった希有な例だった。
漫画のほうは、鋭く、痛い。

──菊地?
あたしだよ
今日 会って欲しいの
予定があっても 会って欲しいの
あたしに会って(p322)
映画の里子は魅力的だった。
漫画のほうは、なんだろう、どこか所在なげ。
でも、映画のほうの棺桶はなー。
ヒョロリは漫画のがすごい。
映画は神様神様ってうるさかったな。
全員をむりくり繋げようとするのもいただけない。
でも、そうしたほうがメッセージはある。
漫画のほうは読んだあとやっぱり散漫とする。
女性でもない僕にとってはなおのことだろう。
posted by B&M at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0333『デイト』

★★2
デイト (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選 (み-2-2))
デイト (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選 (み-2-2))
南 Q太

無軌道な若者のセックス、みたいに昔はいわれていたのだろう作品。
まあ今でも避妊しないとか快楽に溺れるとかはいけないことだけどね。
こういうわかものふーぞくみたいなのに憧れることは、今でもちょっとある。
山火事みたいなセックス。
でも、それをしたら疲れるだろうな、とも思う。

南Q太さんの近著がよい。
それについては25peso読書ノート:検索「南Q太」参考。
posted by B&M at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

0330『家族の食卓』

★★★★4
家族の食卓 (1)
家族の食卓 (1)
柴門 ふみ

 気持ちとしては、我が子と同じくらい若々しいつもり。けれど、子供が自由気ままに生きてるのに対し、お父さんお母さんは、社会や仕事のいろんなしがらみにがんじがらめになって生きている。自分だって、本当はまだもっと子供でいたかったのに、フト気づくと親にさせられて戸惑っている世代──それはまさしく私の世代です。(第一巻After word)


人生の第二の家族の風景。
生まれた家族、故郷から、人は自らの家族を形成し、次の世代に託していく・・・。
そんな、家族の話。
数ページの話が3巻分、盛りだくさんです。

家族の食卓 (2)
家族の食卓 (3)
posted by B&M at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0327『フェイク』

★★2
フェイク (集英社文庫―コミック版)
フェイク (集英社文庫―コミック版)
槇村 さとる

超能力系の話。
『イマジン・ノート』の槇村さんに興味があって読んだ。
読んでるとちょっと疲れるのは、文庫版だかということだけか?

「これ・・・ロッカーのカギじゃないか」
「そうなのかい・・・」
「なんでこんなもん持ってんだよ」
「知らない。思い出そうとしてもダメなんだ。あたしゃ自分の思いでがないんだよ」
「「フェイク」だ」
「でもこのカギはあたしの一番大事なものなんだ。これがないと悲しくなっちゃうんだ。」

「早く・・・逃げな」(p184,185)
posted by B&M at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0325『ワダチ』

★★2
ワダチ (小学館文庫)
松本 零士

手塚治虫さんとか、水木しげるさんとか、そして松本零士さんとか。
時代の空気だろうか。
どこか影があり、どこか憂いがある。
好きだ。
そしてユニークだ。

ちょっと作品としてしっかりしていないところもあるかもしれないけれど、四畳半、いいです。

そのむかし 四畳半があった
そのむかし そこにワダチの夢と希望と野心があった
無念の涙も くやしさも わびしさも インキンタムシもあった
そうだ むかしのことだ(p439)
posted by B&M at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

0316『まり子パラード』

★★2
まり子パラード (Ohta comics)
フレデリック・ボワレ,高浜 寛,関澄 かおる

日本人とフランス人の共作。
昔ならもっとその手法に食いついたかもしれないけれど、今は、ふーん、という感じ。

「まり子!」
「ん?」
「暗さに目が慣れて来たら気が付いたんだけど・・・僕らゴキブリに囲まれてるぜ!」(p142,143)


セックスシーンなまなましい。
やっぱり高浜寛氏が好き。
posted by B&M at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月19日

0314『鵺の砦』

★★★★4
鵺の砦 (BEAM COMIX)
鵺の砦 (BEAM COMIX)
福島 聡

ヌエってなんだ。
鵺 - Wikipedia
よくわからないので、この作品の真意はわかっていないのかもしれない。

あとがきに病んでいるとか病んでいないとか書かれていて、大丈夫だろうかと思う。
この人の長編は読んだことがないが、成功したり失敗したりしているらしい。
やっぱりプロは大変だ。

でも、良質の短編が揃っていると思う。
ちょっとツメが甘いなあとか思うところもあって4つ星。
でも、面白かった。

「みかんスープの用意を」
「はい」
「・・・お前らほかに道は無かったのか?」(p188)
posted by B&M at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0312『イエローバックス』

★★★★4
イエローバックス 新装版
イエローバックス 新装版
高浜 寛

「それにたとえ才能があったってなくたって売れるかどうかは別問題だしね・・・
どっちにしても伝統芸術で食べていくのは大変よ・・・
はいコーヒー。ちょっと休んだら?」(p23)

ちなみにここでいう「伝統芸術」とは絵画のこと。

復刊。新装版。
帯「飾らずに生きる人々の日常の物語」
第一作品集のリニューアルだそうだ。

「貴美子は新しいタイプの女性ですから。お互い好きなことをして生きる。それでいいです。」(p36)


うつ女との不倫、心中しようとする男女、悪女、子どもたち、老齢の男女。
フランス映画みたいなこまやかさ。
すばらしい短編の数々。
描写がすごい。
これは、一度読んでみて、としか。

個人的に教育畑として気になったのは『青い絵本(キンダーブック)』。
崩れそうな少女の危うさが、怖い。

意味調べ。
イエロー・バックス:かつて発行されていた金証券は裏が黄色で金貨の絵が描かれていたことから、イエロー・バックスと呼ばれていたそうな?(紙幣 - Wikipedia)うーん、どういう意味だろう。ちなみに、イエロー・ブックといえば、これ。(0024『黄色い本―ジャック・チボーという名の友人』)
キンダーブック:kinder-bookで該当する言葉なし。幼稚園用の本とかいう意味か?これも意味わからん。
posted by B&M at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0310『京極夏彦が選ぶ!水木しげる未収録短編集』

★★★3
京極夏彦が選ぶ!水木しげる未収録短編集 (ちくま文庫)
京極夏彦が選ぶ!水木しげる未収録短編集 (ちくま文庫)
京極 夏彦,水木 しげる

水木しげるさんの漫画は、どこか異空間。奥行きが深い、人生の奇妙な広大さを暗示しているみたいな。
不条理みたいな?
けっこうジャンルも幅広くて、楽しめる。

ホントにまずいことをしたよネ
女の場合コチョコチョ菌は下の粘まくから出る(p262「コチョコチョ菌」)
posted by B&M at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

0308『地球防衛家のヒトビト』

★★★3

地球防衛家のヒトビト

地球防衛家のヒトビト

  • 作者: しりあがり寿
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2004/06/18
  • メディア: 単行本



0268『表現したい人のためのマンガ入門』のしりあがりさんの、おなじみ朝日新聞の4コマ漫画。
地球防衛家のヒトビトが織りなす、ほのぼの日常風景。
トイレに置いておいて、朝とかさっと読んでいました。
あの頃あんなことあったなあ、なんて思いながら読むのにいい。
それにしても、これを毎日毎日毎日量産するしりあがりさんというブランドたるや・・・。

「世界の終戦記念日は?」
「まだまだまだまだだねー」(p214)



地球防衛家のヒトビト (2)

地球防衛家のヒトビト (2)

  • 作者: しりあがり 寿
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本



地球防衛家のヒトビト 3は未読。
posted by B&M at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月22日

0291『FOR SEASON』

★★★3
FOR SEASON (IKKI COMICS)
FOR SEASON (IKKI COMICS)
足立 和律

デビュー作にしてはすごいなあ。
思いがそのまま絵に滲み出てくるようだ。

山本直樹さんとか、あと初期の木尾士目さんとか思い出したり。

好きな絵柄だ。

切ない。

地方のなまりもいい。

こんだけ近(ちけ)ー所に埋めたらお互いがお互い遠慮し合って、実がでこーならん。(p11)
posted by B&M at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0290『少年マーケッター五郎』

★1
少年マーケッター五郎 (Bamboo comics)
少年マーケッター五郎 (Bamboo comics)
しりあがり 寿

0268『表現したい人のためのマンガ入門』で紹介されていたので読んでみた。
それなりにおもしろいんだけど、まだ荒削り。
「へたうま」か「へたへた」か、という話が『マンガ入門』ではあるんだけど、『マーケッター』は時々「へたへた」かなあ。

鼻血がタバスコになるという
商品名" ぶ〜け(ハナ・タバ)"はいかがでしょう!!(p16)

でも、なんというか、ほんと視点というか遊びというのが大きいひとだなあ。
人間がまだちっぽけな文明しか持っていなかった頃の晴天みたいな、広くて、強靭な、平明さ。しりあがりさんは、地上にいながら天上の人であるような気もするのです。(しりあがりさんをさがして 小林信彦)
posted by B&M at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0289『バシズム 日本橋ヨヲコ短編集』

★★★★4
バシズム 日本橋ヨヲコ短編集 (講談社コミックスデラックス)
バシズム 日本橋ヨヲコ短編集 (講談社コミックスデラックス)
日本橋 ヨヲコ

面白かった!
日本橋さん独特の物語で、斬新だった。
そして、日本橋さんが学校フェチだってこともポイント。
けっこう率直でエグくて、でもそれが素直でいい。

なんて思っただろう内海さん
「これだからネクラな男にちょっとやさしい言葉かけるとやっかいなのよねー」とか
「その面(ツラ)で告白されてもドリフのコントにしか見えないって」とか
「オナニーネタに使われてたかもーサイアクー!!」
・・とか思ったに違いない!!(p77)

いろいろ思い悩んだ自分の、遠い青春時代なんかも思い出したりして、そして今の子どもたちのことも思い浮かんだりして、もう面白かったし!!

巻末のあとがきみたいな「ワイルドシンプルライフ」の日本橋さんはすごく元気でキュート。

初期作品集なので絵柄に難。星ひとつ分マイナス。

どれもつたない作品ではございますが、一作一作その時期のマックスです。(あとがき)
posted by B&M at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

0284『ホライズン・ブルー』

★★★★★5
ホライズンブルー
ホライズンブルー
近藤 ようこ

虐待騒ぎみたいなことを書いたが、この作品は母と娘の憎悪の連鎖を丹念に追っている。
必読です。
すばらしい描写力。ことば。語りも秀逸だった。なんでそんなにすごいんだろう。

けれどわたしには違和感があった
胎内にいた時にはあれほど一体感があったのに
生まれてしまうとやはり子どもは別の人間なのだ(p144)

ある母親が言った。「わたしはあの子のことがよくわからないんです。」
作中にも同じようなセリフが出てくる。
母親が子どもを愛するのが「ふつう」という常識を、疑いはじめる。

今のブームも、それを私に教えてくれない。癒しなんていう言葉が流行しているが、この言葉が出てくると、とたんにすべてが曖昧にぼやかされてしまう。そりゃ「癒し」は論理でなくて気分なんだろう。だけど、いいのか、それで。(あとがき)

もうともかく、読んでみて下さいとしか。話はそのあと。
posted by B&M at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0283『17歳。』

★1
17歳。 1 (1) (アクションコミックス)
藤井 誠二

原作の藤井さんという人は、『教師失格』なんかを書いていて、注目している。
無軌道な少年たちと、欲望と、法律と、社会と、無関心と、といった大きなテーマ。
ただ、漫画としての価値は低いと思う。
女子高生監禁殺人というのも、ちょっとズレている。

巻末にインタビューが載っているのだが、あの手この手で自分たちを正当化しようとしているというか、肯定しようとしているような気がして鼻につく。
そもそも誰に「言い訳」しているのか。
事件に関する報道からの2次被害を受けるであろう被害者の遺族か。
「そんなこと書いたらかわいそうだ」と思っている傍観者市民たちか。
出版業界バッシングの人々か。
なぜこれをここに載せなければ作品が成立しないのか。

社会的な問題を描くことには価値があると思う。
しかし同時に話題性があり、商業的に過ぎる場合もある。
社会的な貢献か、それとも商業的な成功のためか。
そのあたりがはかり切れず、少しいらいらする。

もちろん風化させてはならない。
我々は「うまく」問題を社会化させて考えておかなければならないのだろうが、それが難しい。

ところで評論家、学者の言うことは現場と違って「机上の空論」で無感情であることがしばしばある。
こういう人たちはそれはそれで客観性という存在価値がある。
「現場の人」はそういう人たちをバカにしすぎてはいけない、と、ふと思った。

この作品が問いかけているもの自体は大きいが、作品自体がよろしくない。
最後の街への収斂も、どこか違う。

何も変わらない──
何も伝わらない──
この街は──(4巻)


全4巻。
17歳。 2 (2) (アクションコミックス)
17歳。 3 (3) (アクションコミックス)
17歳。 4 (4) (アクションコミックス)
posted by B&M at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0280『短編集』

★★★★4
短編集
短編集
魚喃 キリコ

魚喃キリコさんは、感情の、恋愛の、その瞬間を切り取って描くのがうまい。

ブラウン管の中で動かないあたしを

ハギオはズタズタにひきずり回してすんなり勝ってしまった

最初から負けているあたしに
ハギオはそんなにも勝ちたいんだろうか

誰のことも好きじゃないハギオは
そんなにもあたしのことを嫌いなんだろうか(「痛々しいラヴW」)

ハギオというのは、25peso読書ノート: 0113『南瓜とマヨネーズ』でも登場する。
posted by B&M at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0275『センリツ』

★★2
センリツ (ワニマガジンコミックス)
麻生 我等

エロ本です。
なぜ18禁になっていないのか不思議。
女子禁制、あるいは自己責任で。

麻生さんは絵がうまいです。
江川達也さんなんかの影響が大きいかな、と思いました。
ご本人は下手だ下手だと言われておられますが。
「エロって・・・ほんとにむずかしいッスね・・・(あとがき)」
この頃は精霊の守り人でキャラクターデザインをされているようです。(このアニメの監督は神山氏といって、『攻殻機動隊』を作っていたそうな?(fromインタビュー映像))パイロット版とかインタビューで見事にスルー(取り上げられていない)されておりますが(^^;;

エロって一大市場で、目を逸らしてばかりだと大事な事を見落とします。
作画の訓練の場でもあるし、メディアフォーマット普及の一手でもあるでしょう。
玉置勉強氏とかね。メジャーに昇格された方も少なからずおられます。
ただ、AV出たら女優になれるかというとそうでないように、やっぱり裏手稼業なところはあるでしょうね。
未成年には教育上よろしくないでしょうし。

「すまない久保くん・・・すべてわれわれの責任だ」
「もっと厳しくあの男を監視しておくべきだった」

昨今の高校吹奏楽部の事件を彷彿とさせるような、音楽教師の話(表題)でサンドイッチ構成になっている点でスキャンダラスな点があります。

他に、妄想管理人 (ヤングコミックコミックス)
こちらはめぞん一刻みたいな。まあ、よくあるシチュエーションエロですかね。
posted by B&M at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

0273『こどものあそび』

★★★★4
こどものあそび
こどものあそび
南 Q太

やっぱり南Q太さんはすごい。
自伝的な作品なのかな、という、ひとりの女の子が母親になるまでの話。
「どこまでだってひとりでいける、まっすぐに生きる少女の物語」というのは、自分の欲求に正直に、というふうな意味で、道徳的にまっすぐとか、そういうことではなかった。
そして、たぶん「少女」は、南Q太さんの娘さんと自分を重ねたダブルミーニングなんだろう。
はじめのページにも、「私の娘、Yに捧ぐ」とある。

新宿の夏の夜は 時々 潮のかおりがするという
よごれた海の腐った下水道の 汗の 涙の

高尾山を、ちょっと遅れをとりつつ歩く母親。
元気いっぱいに進んでいく少女。

はじめの4エピソードは2、3ヶ月あけて描かれたためそれぞれ独立した印象をもった。
posted by B&M at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月10日

0271『ショートソング』

★★★★★5
ショートソング 1 (1) (ジャンプコミックスデラックス)
枡野 浩一,小手川 ゆあ

短歌は初心者のころのほうが楽しいんだ。
つくればつくるほど苦しくなる。
とことん苦しくなるくらいやってみろよ。
それが才能あるやつの務めなんだから。(第一巻p70)


短歌でつづる、吉祥寺周辺の青春。
原作(小説)の枡野さんは南Q太さんの元夫で、歌人。

短歌をこれほど楽しく魅せてくれるのはすごい。
プロデュース力、というような意味でも参考になる作品だと思う。
まあもちろん、短歌をやればこんな風に美女に囲まれたりモテたりするわけでもないだろうが(笑)
随所に読ませる工夫があって、すごい。

芸術家のための言葉、みたいなのもよい。
創作物の面白いところは正しさとは別にあるんだ。
受け取る側はそれをわかってなくちゃいけない。
物を作らないやつには永遠にわかってもらえないかもしれないが(第2巻p81)

絵もうまい。
文句なしに面白かった。

わたしたちは五七五七七のフレームで捉えればいいのよ 虹を(第2巻p204)


ショートソング 2 (2) (ジャンプコミックスデラックス)
ショートソング 2 (2) (ジャンプコミックスデラックス)
枡野 浩一,小手川 ゆあ
posted by B&M at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

0269『ALL NUDE』

★★★★★5
ALL NUDE
ALL NUDE
すぎむら しんいち

奇想!

はああああ
ズン!!
ビシッ
シュウウ ウウウ ウウウウ
どわあああああ
どぴゅ(p36)

絵柄やなんか、初期の大友克洋氏に通じるところがあるような気が。
いやあ、この雑多な漫画のテーマは「狂気」ですかね。
ずりずり引き込まれてしまった。
こういうの、大好きなんだ。

アマゾンユーズドで0円で売っています。
なんじゃこりゃ。

すぎむら氏の他の作品は長いのが多いようで、そっちはちょっと敷居が高いなあ。
posted by B&M at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

0265『紺野さんと遊ぼう』

★★★★★5
紺野さんと遊ぼう
安田 弘之

フェチ漫画、というジャンルが作れてしまうくらいの、「フェチ描写」だけで成立している漫画。
男性に強くお勧めします。
女性も、そんなふうに見られるのか、という意味では勉強に(?)なるかもしれない変態本。

5つの星はもちろん、フェチ度に与えられました。

0002『ちひろ』の安田氏なので、その描写力は確か。
と思っていたが、もう、すごい。

『手を使わないで食べてみよう』
意味もなくトライする紺野さん(p22)

間に挿入される『紺野さんの「微妙にやる気のないコスプレ」集』ですが、秀逸。爆笑しました。

紺野さんと遊ぼう (続) (F×COMICS)
の最後では「見ないで書こう」コーナーがあって、小田扉さん、黒田硫黄さん、山本直樹さんなどの作家さんが名を連ねているのを見て納得。
安田氏は天才か。

紺野さんと遊ぼう (FINAL)
恋に落ちたりおっきくなったり。
最後には『続』の「見ないで書こう」みたいな、「祝電披露」が。
あとがきでは、未遂ネタがいくつか紹介されている。風邪ひき紺野さんとか気になるなあ。
表紙カバーの裏はびびった。
posted by B&M at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0264『サディスト神様マゾヒスト仔羊』

★★★3
サディスト神様マゾヒスト仔羊
羽央

0238『強く儚い少女達』の羽央さんの、2作目だそうだ。
『強く』のほうはお蔵入りかと思われていた作品を集めたものだそうで、時間的にはかぶる作品もあるみたい。
でも、『強く』のほうが、好きかなあ。
はじめての羽央作品だったからかなあ。

ちょっと今回、食傷気味かと思った。
同じようなテーマを追求しているわけだけれども。

男と一緒に寝てんのに
やんなかったのは

初めての事です(p198)

南Q太氏が化けたように、この作家さんは今後化けるのだろうか?
それは時間が経ってみないとわからない。

けっこうめちゃくちゃな展開の表題作。

ありきたりな幼なじみの話だけど、「独りぼっちでぶっ壊れてたんでしょ・・・(p122)」にはちょっと新しさというか、感じるところがある『ガキでもできる。』

あと、『カニバリズム食卓』がよかった。
posted by B&M at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

0258『あたしのすべて』

★★★3
あたしのすべて
あたしのすべて
安彦 麻理絵

0153『小さな恋の物語』で好きになった安彦さんの漫画。
どきっとするような表紙で、女の子が「わたしのすべてをあげます」とかっていうイメージなのだろうか、でも内容はけっこうすごくて、露骨で、おおっぴらで、赤裸々だ。
そこが、安彦さんの漫画の魅力でもある。

 「大股開き」な漫画は、どんなジャンルのものであれ、私はとても大好きです。逆に、ウソくさくて、ちゅーとハンパにカッコつけた御都合主義なマンがは、どうしても好きになれません。(あとがき)

ブス、というのを露骨に描く作家さんで、ご自分の事もそのように描写していらっしゃるが、、、
タダでヤラせてくれるとこにしか
コイツには価値がない

なんもそこまで、と思わなくもないところはあるが、何が美しくて、かわいくて、なにがそうではないかを語る限り、そこから逃れはしないのだから。
posted by B&M at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

0255『4ジゲン』

★★★★4
4ジゲン 1 (1) (花とゆめCOMICS)
4ジゲン 1 (1) (花とゆめCOMICS)
にざかな

さんよりは、まだ下ネタなどがないので勧めやすい。
「にざ」さんと「かな」さんの合作、1ページネタ漫画。
キャラクターがけっこう決まっていて、安心して読める。
けっこう笑えます。

教師「・・・君 うるさいからちょっと廊下に出て・・・バケツに水を汲んで・・・」
生徒「持って立たせるんですかあ──?体罰はんた〜〜〜い!」

教師「月明かりに照らされ 水面に浮かぶ己の顔を 目を逸らす事なく 見つめていなさい」

生徒A「・・・なんかすっかりおとなしくなっちゃったね・・・」
生徒B「・・・なんとなく精神的にきそうだもんね・・・」

(この漫画はつくづく、文章での引用は適さない。)
posted by B&M at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

0250『凪渡り』

★★★★★5
凪渡り ― 及びその他の短篇
凪渡り ― 及びその他の短篇
高浜 寛

0213『泡日』の高浜寛。
男みたいな名前だけど女性。

この本に出会えてよかった!!!

傑作!!
星10個!

贅沢は年に一度で十分

漫画月 20070701さんとこの感想がうまくまとまっていた。
こういうふうにまとめなきゃいかん。

「Hygro-45」と「水いらず」がよい。
Hygro、ハイグロとは、水草のこと?

『凪渡り 及びその他の短編』高浜寛|物欲道さんとこが表紙の美しい写真を撮られています。
そうだ。
この表紙のきれいさはなんだ。
極上だ。
カバーを開くと、1枚の絵になるようになっていて、裏側まで、もう、贅沢で。
広げてしばらく机の上でもてあましています。

Amazonのモワノンプリュさんのレビューに、
「ただ、作者はなぜintroductionで、男の視点に立ってこの作品集全体を支えなくてはいけなかったのか。そこがもう一つ、納得しきれない。」
というのがあって、ああそうだな、どうなんだろうと思って、その疑問は保留にする。
ただ、このイントロがあるから、全体のテーマ性や一貫性が見えてきて、読後感が豊か。

本を開くたびに泣きそうになる。
僕はこういうのが好きなんだなあ、と気づく。

・・・やだ
何その頭・・・(p84)

ここは山本直樹っぽかった。
けど、なんにせよ、この奇跡みたいな描写力はすごい。

一コマ一コマを読み飛ばせない。
いやー、ほんま、すごすぎる。
奇跡。

もっと読みませう集めませう、今描かれているという長編はどんなんでせう。

オフィシャル:
MY LIFE WITH K
posted by B&M at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月14日

0247『ぼく、オタリーマン。』

★★★★4
ぼく、オタリーマン。
ぼく、オタリーマン。
よしたに

寝酒は四度目の食事です!
・・・わかっては、いるんだよ。わかっては。(p107)

非常に共感的に読みました(笑)
絵もうまい。
SEの生活みたいなものも垣間見れました。
満足満足。
僕にもわかるオタ知識で読みやすい。
オタ知識というより、未婚二十代後半男の日常という感じが強い。
この頃紹介してきた女性が自分たちの生活を赤裸々に描いているので、こうした男性陣にもがんばってほしい。
吾妻さんのような漫画家の生活よりも、男性の場合は、こういったSEなどの職種のほうがうけるのではないか。

「ふぐぅ」の時代 と読むと
・・・(p41)

↑大笑いしました。

ダンカン。〜「ぼく、オタリーマン。」発売中!〜
エンジニア★流星群 @Tech総研
posted by B&M at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

0240『痛々しいラヴ』

★★★★★5
痛々しいラヴ
痛々しいラヴ
魚喃 キリコ

ナナナンの最高傑作!だと思う!

人物達の表情が多彩で、はさまれる詩的な文章、ストーリーの多様さなどから、僕はこの短編集が一番好きだ。
男の子をときどき主人公に起用するのも、この短編集ならではではなかったか。

なんというか、きれいにだけ描こうとしてない。
ちゃんと汚い事とかも描こうとしている。
だからこそ、タイトルみたいな「痛々しさ」が出る。

今までバカだと見下してきたけど
オヤジ相手にパカパカ足開いてる少女の皆さん達
君ラはエライよ
それもビッグバーゲンプライスで

同情するよ
尊敬するよ
泣かせてくれるよ(p19)

創作の練習のために、以前、「ライフプランニング」を一部小説化したことがある。
以下、興味がある人はどうぞ。

小説『ライフプランニング(第1話 近田編)』をヨム
posted by B&M at 05:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0239『ザ・クレーター』

★★★★★5
ザ・クレーター (1) (秋田文庫)
ザ・クレーター (1) (秋田文庫)
手塚 治虫

ザ・クレーター (2)
手塚 治虫

たった一キロ四百グラムの人間の脳髄の中に 心のトビラがある
もしかりにこのトビラの中をのぞけば
その おそろしいほどのひろがりと 深さに
おそらくゾッとなるだろう

文庫版解説の石坂啓氏も言うように、名序文からはじまる至極の短編漫画集(石坂氏が引用したのはこれのあとの部分)。
技術、笑い、画力、ストーリー、テーマ、SF、皮肉、多様性、もうほんとうにすごい。
高校の頃に読んで以来、ずっと好きだ。

「見ろ!あの未来の貧弱なこと・・・
あの教師は虚勢をはってるけど実際はあんまりりっぱな計画ものぞみも持っていないことがわかるだろう」(p170)

第2巻のほうの解説は三田誠広氏で、「小説の構想を練る上で、子どもの頃に接した手塚作品のさまざまな短篇の手法や構造が、大きな財産になっていることは事実だ。」というくだりを書かれていたことが強く印象に残っている。
そりゃそうだろうなあ、と思ったし、僕も盗めるものなら盗みたいものだ、と思っていた。
今もその気持ちは変わらない。
posted by B&M at 05:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0238『強く儚い少女達』

★★★★4
強く儚い少女達
羽央

口唇だけで
これ程込み上げるものが・・・
恋じゃないとは
思わない(p58)

絵がきれい。
漫画にありがちな、一戸建てが二つ並んでいて、その2階の者同士がくっつく「恋じゃないだろ?」
題名からなんとなくわかる、「脚を開け」
シチュエーションで楽しい「監禁遊戯」
「脚を開け」と似たテーマの「アタシはオモチャですか?」
そしてこれはすごいイメージの展開、「妄想イエスタデイ」。

下記のところの1ページはすごい。
なんというか、こんなにかわいく、というか、変化を、というか、描ける画力はやっぱりすごいんだろう、と思う。
山崎さやかさんと共に、収穫でした。

「素直じゃないよね?」
「悪いクセなの」(p123)
posted by B&M at 05:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0237『ラブ・ゾンビ』

★★★★4
ラブ・ゾンビ (九竜コミックス)
山崎 さやか

タイトルに魅かれて買ったのですが、収穫でした。
山崎さやか。
やるじゃないか。
物語の持ってき所が独特。
女性でエロなんかも描いたりして。

「ってえ!イテーよ!!」
「前立腺感じた?」
「ぶっ殺すぞてめーー!!」(「主婦201号室」)

依存の「ラブ・ゾンビ」、団地妻の「主婦201号室」、田舎農業の「HIKARI」、タイトル通りの「便所」、デビューしたての背景ざっぱでちょっと岡崎京子?な「群青」、そして

「お前マジで家の仕事継ぐ気なわけ?ブタだろー?地味だしつまんねーじゃん。だいたい一生の仕事今 決めなくたって・・・東京行っていろんなこと知ってから、やりたいことみつけたほうがいいよ。」(「P-good」)

田舎の養豚、「P-good」。

「作品小咄」には書き直しのことを書かれていましたが、女性なのに、エロをよく心得ておられます。
posted by B&M at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0236『日常茶番事』

★★★3
日常茶番事
日常茶番事
新井 理恵

前回に引き続き新井さんの笑える4コマ漫画。

【日常茶番事】
1ごくありふれた平凡な事柄を笑い飛ばすこと。
2茶番を表現することを生業とする者。新井理恵。
(『狭辞苑』より)

「アイアイ」のシリーズは、『ブッタとシッタカブッタ』シリーズに通ずるところがありますね。

「何考えてんの?」
「人間が思っている事を100%的確に言葉で表現できるワケでもないし 言ったところで聞いた側が100%的確に理解できるワケでもないじゃない
おろかな事聞かないで 馬鹿

小説もあって、なかなか面白く読めました。
posted by B&M at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0235『ペケ』

★★★3
×(ペケ) (7)
×(ペケ) (7)
新井 理恵

「先生は25歳になりました。」
「それは人間の年に直すと何歳ですか?」
「失礼ね!ちゃんと人間の年よ!」

学園ネタ、ファンタジー、古典、エロネタ、ホモネタもなんでもありの4コマ漫画。
かなり笑える。
「だいたいなんだよ あの女
男の前でだけ気が利くブリやがってよー!!
てめーなんかが純情ぶっても
可愛くねーんだよ
このクソぶブァ・・・がッあ・・・」
posted by B&M at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

0227『ゆらゆら』

★★2
ゆらゆら (Feelコミックス)
ゆらゆら (Feelコミックス)
南 Q太

ゆらゆら揺れ動く乙女心。
くっついたり離れたり。

でも、主人公がちょっとおバカな女の子ってところあたりが、設定としてずるいな、と思う。
まあそのあたりは『NANA』とか、流行りか。

うかつに人肌を求めたりすると
そのあとがよけいに寒さがこたえてきつい・・・
posted by B&M at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0226『あたしは貝』

★1
あたしは貝 (ぶんか社コミックス)
あたしは貝 (ぶんか社コミックス)
内田 春菊

「結局あたしは仲のいいふりして暮らしてるのよ」
「そうなの?」
「だってそれしかないんだもん」

なんだかんだ言ってもヒモの男をなんともできない女のお話。

残業ってだけで露骨にいやな顔をする・・・
自分より収入が少しでも多いと攻撃してくる・・・
posted by B&M at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月05日

0224『MIND ASSASSIN』

★★★★4
MIND ASSASSIN 1 (1)
MIND ASSASSIN 1 (1)
かず はじめ

中学生か高校生の頃に出会った漫画。
なぜかその時食い合わせで聴いていたのだろう、記憶の中でスピッツの『愛のことば』と密接にリンクしている。

題名の通り、心の殺人者、記憶の殺人者のお話。
特定の記憶のみを消すことができる、考えてみれば、記憶以外に人間に人間らしい部分はなにもなくて、それを消されてしまうというのは、死ぬこととさほど変わらないのかもしれない。

虎弥太っていうの おもしろい名前でしょ 辞書見てたら書いてあって おもしろいからそのままつけたの

コミック版第4巻が特に好きです。
「夏のひと」「友人」「異国の雪降る町」。
再起する女の人の話が好きみたいです。

コミックスは全5巻。

文庫版が出ています:
Mind assassin (1)
Mind assassin (1)
かず はじめ
posted by B&M at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月31日

0215『海が鳴く時』

★★★3
海が鳴く時
海が鳴く時
六田 登

フルカラー漫画。
クラゲ、というところで、村上春樹氏の『ねじまき鳥クロニクル』を思い浮かべた。
連作短編集。

はかない。悲しい。
読後感はさびしい。
けっこうキます。

「ねェ行、
もしこのカオスが人間の本質だとしたら、
人間なんて本来無秩序でグチャグチャして、
境界線のない
なんの意味もないものかもしれないわね・・・」
posted by B&M at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0214『カメレオン・アーミー』

★★2
カメレオン・アーミー (FC gold)
カメレオン・アーミー (FC gold)
安野 モヨコ

0054『エンジェリック・ハウス』や『働きマン』などの安野モヨコ。
0068『監督不行届』では夫の庵野氏との生活を描かれている。

短編集。
あとがきで作者が「文庫になると思うなよー」と書いているが、その通り、まだ文庫にはなっていないようだ。
ならないかもしれない。
習作、といった感じ。

俺・・・
おまえがこわかったんだ・・・
posted by B&M at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0213『泡日』

★★★★4
泡日
泡日
高浜 寛

古谷兎丸さんが、帯で「高浜寛の描写力には嫉妬すら感じます。この漫画泣きます。」と書かれていた。
なんというか、コンピュータを使ってらっしゃるのだろうか、でも確かな画力の上に成り立っていて、漫画自体の持つ空気感なんかも、良質の日本映画、岩井俊二とか、そういうのを見ているみたいな、そういう完成された形式みたいなのが感じられて、いい漫画だと思いました。
なんというか、登場人物への愛情みたいなものが、ひしひしと伝わってくるんですよね。
温かい漫画です。
こういう形でなら、コンピュータを使うのは正解。

巻末に山日記収録。

「君のいない東京は 人も車も不要に溢れて」
「豚骨ラーメンの便所みたいな臭さはリアル過ぎるほどリアルなのに・・・」
「僕にとってはまるでCGで作ったポリゴンの街みたい」
「帰って来て欲しい」
「そして何より とにかく 生きていてくれ 陽子も本気で心配しています」

MY LIFE WITH Kが公式ホームページのようで、この頃ダビッド・べーの『大発作』を読まれたそうで、フランスに造形の深い方のようだ。
この分厚い本、僕も読んでますが、放り出してます。
そのうち、そのうち・・・。
にしても、この人も「読み込み」家だなあ。オタクだなあ。そういう人が好きだ。ただの大食漢?そうともゆー。
いろいろトリビュートしてる先があるんだろうけど、僕はあまりわかってない。。。

こういうもののおもしろさがわからず、「おもしろくなーい」と言うのは無知の露呈で、なんでもかんでも楽しんでしまえる人って、ある意味で頭がいいのだろうな、と思う。
僕のキャパは狭いよ。今広げてる途中。

高浜寛「凪渡り 及びその他の短篇」 : 小心者の杖日記さんとこで紹介されている短編集なんかも読んでみたい。

Amazon.co.jp: 高浜 寛: 本を見ると、初期短編集も新装版で発売されていて、才能がある人なのだろうなあと思いました。
posted by B&M at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0212『日本の兄弟』

★★★★4

日本の兄弟 (Mag comics)

日本の兄弟 (Mag comics)

  • 作者: 松本 大洋
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: 単行本



『ピンポン』や『鉄コン筋クリート』の松本大洋。
この人の独特の太い線の絵、白っぽい絵、でもすごい。
はかなさというか、淋しさではないな、なんというか憂いが常に絵の裏にあって・・・
ほんとうに、独特の空気をかもしだすんです。

全体的に、何が描かれているのかわからない。
わからないけど、もう、そこは松本ワールド。
それで成立してしまう。
それでいいじゃない。

「光を創るなっ
 誰が許したっ
 誰がっ」
posted by B&M at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0208『ノーサンキューノーサンキュー』

★★★★4
ノーサンキューノーサンキュー
ノーサンキューノーサンキュー
土田 世紀

5編中、4編がふたりの男に焦点を当てたもの。
バカとキザ、金持ちと貧乏みたいな。
それらの対比を重い画質で描く。
井上雄彦氏とか、『課長島耕作』の弘兼憲史氏みたいな、大人な絵だ。
土田氏はこの頃『夜回り先生』の絵を描いているみたい。

間に挟まれる「土田、自作を語る」はけっこう面白かった。

小人物にかぎってスケールのでかいやつを自分のモノサシに収めて安心しようとすることがあるじゃない、そればかりか「バカ」「愚鈍」あつかいしたりするよなぁ、(p47)

落ち込んでいるとき、ダメな自分にフォーカスしてもいっこうに事態は改善などしないけれど「オレなんかもう」「オレさえ居なければ」のまんま、じっとり廃油みたいな気分で描きました。(p164)

ふたりの男、の話ではない、委員長登場の異端の4編目はなかなかの社会派(?)。

「知らなかったわ。絶滅危惧2類のニガミチドリがこの島にいるなんて。この海岸の独特な気候と地形が貴重なのね。」
「ニガミチドリは貴重だよ、地元の俺達でも食えるのは正月だけだもん!」
「見てよし煮てよし焼いてよし・・・ニガミチドリは品下市自慢のひとつだよ!」
posted by B&M at 14:17| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月30日

0207『少年少女漂流記』

★★★★★5
少年少女漂流記
少年少女漂流記
古屋 兎丸,乙一

巻末の対談で「中2病」という言葉がお二人の間で出る。
古屋:なんかこう、満たされない思いを妄想で補っているような。(巻末特別付録より)

少年少女の危うさみたいなものが見事に表現されていて、僕は、この作品が大好きだ。
過去の自分、そして、今目の前に見ている生徒たちのために。

ストーリー、画のうまさ、どれをとっても一級品。
展開、プロットもいいが、やはり古屋氏の描写力はすごい。
神話的な美術モノと女子高生とオタク系が好きなんだろうけれど、まあともかく絵がうまい。
そして、乙一氏の話の持っていきかた、語りもいい。
持ってくるディティールなんかもいい。
カバーも特別で、豪華な一冊。

「負けてられないのよ お菓子帝国軍!!」

過去に25pesoで紹介しました:
25peso『少年少女漂流記』
posted by B&M at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0206『キャンディーの色は赤。』

★★★3
キャンディーの色は赤。 (Feelコミックス)
キャンディーの色は赤。 (Feelコミックス)
魚喃 キリコ

相手なんか誰でもよかった。
だってどうせ、
みんな何かは持ってるけど
みんなどっか欠けてるし。

誰だっていい、アンタでいいよ。(「夜、一瞬ひとりぼっちじゃないこと。」)

表紙はシンプルだが良い。
ほんとうにこの人の漫画は一コマ一コマが写真みたいだ、と思った。

現在の最高の表現手段は映画だ、とこの頃考えている。
映画には漫画も小説も音楽も入っている、モンスター・芸術だ。
セリフや字幕が過剰になると小説的になるし、静止画を多用すれば漫画的にもなる。
音楽はじゃんじゃん流れる。

それでも、何ものかに特化することで得られるものもある。
『人は見た目が9割』には、漫画は白黒のほうが読みやすい、と書かれてあった。カラーページは情報量が多過ぎて流れるようには読めない、とのこと。
なるほど、なんらかに特化したほうがいい場合もあるかもしれない。
際立つ、ということ。

当時その映画を熱狂的に愛した友人たちは今はもう、
遠い横浜に住んでいたり
静岡の実家に帰ってしまっていたり、
忙しかったり。
連絡がとれなかったり、 とらなかったり。(「13年間。」)

魚喃キリコさんの漫画は、何かを際立たせている。
それは生々しい感情みたいなものでもあるし・・・。
ただ、この作品集では、もうそれはそれほどでもないような気がした。
線のタッチを変えて、何らかの脱皮をしようとしている影は見えるのだが、残念ながら、まだそれは完全にはなされていない。
脱皮するアーティストは常にどこかで道に迷う危険性を秘めている。
そのままどこかへ行ってしまう場合もある。
魚喃さんの次回作はなんだろうか。
うつが、 なおってゆく。(「こうふく。」)

そう言えば、タイトルに「。」がつくものばかりだな。「モー娘。」みたいなもんか(←ちがうと思う)。
posted by B&M at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0205『げんしけん』

★★★★★5
げんしけん (1)
げんしけん (1)
木尾 士目

オタク物語の名作。
自らオタク文化を創作し、メタにメタを重ね、自虐ネタ、四コマ、アニメ化、そして同人誌でも活躍、
物語の面白さ、セリフの面白さ、キャラクターのたちかた(キャラ立ち)、絵柄、どれをとっても最高。

「でもセンスなんか悪くてもいーんだよ。どうせ磨かない限りは良くなんないし。最初はダメでもさ。
もちろん私はボロクソ言うけど。
今みたいに何も考えてない服じゃ、私も言いようがない。
評価の対象にならない。
トータルで自分で選んだ物で身を固めたら、そこで初めて評価を下してあげる。」(第5巻p36)

キャラクターが多く、その誰もが魅力に満ちている。
「場」を描くのがものすごくうまく、サークル文化というか、そういう人が集う場所が描けていると思う。
上記引用した回に、マダラメが「食われた」と隅っこでつぶやいたりする、ああいうところは天才的。
読みやすい絵柄で描かれており、大学時代を思い出して切なくなる。
自分もオタクなんだ、オタクでもいいか、と思わせてくれる。

全9巻。
posted by B&M at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0204『五年生』

★★★★★5
五年生 (1)
五年生 (1)
木尾 士目

前作0203『四年生』の続編。
遠距離恋愛や就職や三角関係や、物語を生み出す要素がふんだんに取り入れられながら、主人公達の語りだけ、というようなシチュエーションドラマ(というのかな)みたいなのから、長いものへと移行が見られる。
絵ももちろんうまくなっていて、アングルなんかもかなり考えてきている。
キャラクターを立ち上がらせていく技術なんかも向上していて、次回作『げんしけん』にのびていくのがわかる。

差別心というのは人間の基本的感情(喜怒哀楽と同じ)で無くなるはずはないとても自然なものである事
もうひとつは皆が(「個性を伸ばす教育」のはずが)無効性で
だからこそ差別せずにはいられないのだという事(人を差別すると同時に自分を差別化するのだ)
平等はありえない
それをしっかりと理解した。(第4巻末ヨシノのサイドストーリー「わかったところで対して意味の無い事」より)

個人的に影響が濃いし、もうある程度完成されているので、もう星5つ。
全5巻。
posted by B&M at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0203『四年生』

★★★★4
四年生 (アフタヌーンKC)
四年生 (アフタヌーンKC)
木尾 士目

別に『四年生』だから星4つってなわけではなく、デビュー作0202『陽炎日記』からだんだんと増やしていこうと思ったわけです。
アキオとヨシノの恋愛模様。
やっぱり登場人物たちは語ります。
「やっかいな女に惚れちまった
でもやらせてくれる女はアイツだけだし」

(ここだけ引用するとなにか与える印象が違う気がしますが、まあ引用なんてそんなもん。)
多分に影響された作品。
絵も構成もだんだんうまくなってきているのがわかります。

作者さんのあとがきも見物です。(『陽炎』にもありますが。)
posted by B&M at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0202『陽炎日記』

★★★3
陽炎日記 1 (1) (アフタヌーンKC)
陽炎日記 (アフタヌーンKC)

陽炎:春,晴れた日に砂浜や野原に見える色のないゆらめき。はかないものの例え。

デビュー作を含む短編集。
いやー、青い、青いなー。
真っ向勝負って感じ。
セリフが長い。
すごく哲学っぽく、熱く語っている。
大学時代を思い出して、切なくなる。
だから、たまにしか読めない。
今回も、さらっとだけ、さらっとだけ読み返した。
マジメに読み始めると、しんどかったりもする。
当時のことも思い出すしね。
でも、僕はこの人の作品を確実に好きだ。
男性の作家さんだし、考え方などはすごく影響されているかシンクロしている。

友達とか恋人とかね
選ぶ余地はそれほどないんじゃねーかってこと
大学来て友達できて親友になったとしても・・・
もし別の大学行ってりゃ別の親友作ってたわけだろ?

また「たまに」開こう。
posted by B&M at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0201『6番目の世界』

★★★3
6番目の世界
6番目の世界
福島 聡

星4つくらいかな、と思ったのだが、画の未完成さとかから最も安易で安全な「星3つ」つまりフツーというやつに落ち着かせる。
そのうち分布図も作らなければ。
星5つって、今何冊くらいあんだろう。
で、かねてから企んでいた、「検索」をかけてみる。
そのために数字だけじゃなく、星と数字を並べたのだ。

25peso読書ノート検索結果

おお、5つ星は25冊か。
25という数字には弱い。齢(よわい)、25歳なもので。

この時期はいろいろな意味でハングリーでアングリーでした。
拳を振りあげてみても暖簾に腕押しだったりとか。
とりつく島が沈んでたりとか。
けんもほろろだったりとか。(UFOに関するあとがき より)

6番目の世界というのは、五感によらない6つ目の世界という意味だろうか。
まあ、そういうSFチックな、ファンタジックな面を持ちつつ、でも、この作品群はなかなかシュールで、味がある。
絵は神経質で、繊細で、大友さんなどが切り取るような人間の動きの中途半端な部分、漫画だけが表現できるその瞬間を切り取っている、というと言いすぎだろうか。
読み終えるときに不思議な感覚になる絵だ。
こういう絵を描く人は増えてきていると感じるけれど、それなりにこの人も才能がある。
おやじや男の醜さを描かせるとうまい、と思う。
他の作品を買って読もうという気にはまだなっていないが、縁があったら、また会いましょうという感じ。
posted by B&M at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

0200『夜の街』

★★2
夜の街
柳沢 きみお

夜の街のあるバーを中心に。
大人のさもしい男たちのおとぎ話。

もうすぐ春か。
若い時は春が嬉しかったが
今は何も感じない
歳をとるとは淋しいものだ
posted by B&M at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0197『あのころ、白く溶けてく』

★★★★4
あのころ、白く溶けてく―安永知澄短編集
あのころ、白く溶けてく―安永知澄短編集
安永 知澄

0047『やさしいからだ』0090『わたしたちの好きなもの』の安永知澄のデビュー作が収録された短編集。
今、安永氏はどこぞの雑誌で新連載をなさっているが、それも結構「異様」で、まあ、すごい。
異端なわけだが、かけがえがない。

「白い本」という、デビュー作らしい作品に、はじめから見られる衝動みたいなものはすごい。
才能がある人は違うなあと思う。

ひとつだけ、テイストの違う作品がある。
デビューして間もなくて、いろいろなことを試していたのかもしれない。
以下がその作品「ももこの禁止生活」のひとくだり。

そう
あたしには実体験で得た自信というものがない
あたしは知識からくる行動を禁止して
自分の基本を見つけることにした(p98)

posted by B&M at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0196『The Spirit of Wonder』

★★★★4
The Spirit of Wonder 1 (1)
鶴田 謙二

SF青春漫画みたいな。
宇宙に魅せられた人たちの、ひたすら夢を追いかける漫画。
読んでいて気持ちがいい。
女の子かわいい。
人物たちのクセというかが際立っている。
この人の漫画は、なんというか、宮崎駿みたいな、なんというか。
エヴァの庵野さんも好きだとか、なんかの帯に書いてなかったか?

ブレッケンリッジさん出てくるあるね!
居留守つかうよくないよ!
さあ今月の家賃すぐ払うねっ
(どんどんっ)
そうかそっちがその気なら
わたし考えあるねっ!
(ぎくっ)

「チャイナさんの憂鬱」は好きだ。
こういう人をツンデレと呼ぶのだろうか。
ほろり切なくなります。
元気なチャイナさんも、もちろん好きだ。
posted by B&M at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0193『しろいくも』

★★★3
しろいくも
岩岡 ヒサエ

やわらかい絵のタッチで描かれる、絵本みたいな漫画。
あたたかい。

「ダメ人間、やりたいことがあるんだろ?」
「・・・そうだ。面白いことを沢山探そう。くだらないこと山ほどして・・・」
くだらないと言われるかもしれないけど・・・文章書いて──(p157)

ちょっとファンタジックなところもある、ほのぼのとした、ちょっと切ない漫画でした。
posted by B&M at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0192『わにとかげぎす』

★★★3
わにとかげぎす(1) (ヤングマガジンコミックス) [コミック] / 古谷 実 (著); 講談社 (刊)
わにとかげぎす(1) (ヤングマガジンコミックス) [コミック] / 古谷 実 (著); 講談...

筋トレはいい!!
何がいいってタダなのだ!!
そこがいい!!

孤独な男が気付いた孤独。
ともかく古谷さんは絵のイメージをもってくるのがすごくうまい。
それは、『稲中』のころからの積み重ねだろうか。

孤独についての描き方は密に入っていていい。
全体の物語としては、落とすところにうまく落ちたかな、という感じ。

タイトルの意味は、深海魚が多く含まれるワニトカゲギス目 - Wikipediaによる。

全4巻。
posted by B&M at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0191『シガテラ』

★★★★★5
シガテラ (1) (ヤンマガKC (1193))
シガテラ (1) (ヤンマガKC (1193))
古谷 実

『稲中卓球部』とかのギャグ漫画を書いていた古谷さんだが、闇を描かせてもすごかった。
『パパと踊ろう』の地下沢さんが『預言者ピッピ』を描くように、ギャグ漫画というのはすごく難しいことなのだろう。それだけに、他の作品を描く力量がつく、もしくはある、ということなのだろうか。(25peso参照:人を笑わせることと感動させることはとっても良く・・・ギャグマンが関連で。)

憂鬱な青春時代が過ぎ去る『シガテラ』で一度すでに紹介している。
ここでは整合性のなさとか、物足りない、とか書いているけれど、今一度ざっとだが読み直してみるに、なんというか、過ぎ去った青春のごった煮というか、全体として立ち昇ってくるいろいろはものすごいな、そしてラストが今になっては染みるな、と思った。

あと、絵がうまくて、イメージを畳みかけてくるのがすごい。

南雲さんとの恋愛、そして闇に潜む暴力。

「ゆっくり愛でも語り合って歩こうか」
「え”え”〜〜〜」
「何よ!ヤなの!!?じゃあ どーするの?君が予定を狂わせたんだから ビシッと君が決めなさいよ!」
「ん・・・ん”〜〜〜〜?どうしよう・・・」

全6巻。
posted by B&M at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0190『ギョ』

★★★★4
ギョ 1 (1) (ビッグコミックス)
伊藤 潤二

確か、もうなかなか手に入りにくくなっているはずである。
映画化された『富江』や『うずまき』の作者さんの作品。
魚が陸に上がってきて、彼らは得体の知れない乗り物に乗っていた・・・。

華織「ああっ、もう!!
だんだん臭いが強くなってる!!
どういう事よ!?」

全体として、僕はこの話、好きです。

ギョ 2 (2) (ビッグコミックス)
posted by B&M at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0189『うずまき』

★★★★4
うずまき (1)
うずまき (1)
伊藤 潤二

うずまきを巡るコミックホラー。
この人の絵はコワイ!
次で紹介する『ギョ』で出会ったのだけれど、この恐さ、はまります・・・。

そして、さらに、
指紋がうずまきだと気づいた彼女は、
手足の指紋をすべて切り取ってしまったのです!

全3巻。
posted by B&M at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0188『安住の地』

★★★3
安住の地 1 (1) (BIC COMICS IKKI)
山本 直樹

現在『レッド』を連載中の山本直樹氏の漫画。以前投稿した0131『破戒』の画担当のほうの人。
映画『ありがとう』を見た。山本氏はこの原作を書いた人でもある。この映画、原作とは違っているところが多く、それはサブキャラクターたちが魅力的になっているということにあるのだな、と思った。インポの設定もなかったぞ。
でも、この『安住の地』あたりの作品になると、魂を込められているキャラクターたちが多数登場してきて、ちょっと面白いことになっているのかな、と思った。
ただ、何が描かれているのかわからない!
わかるようなわからないような、そのうちに物語は、ページは、進んでいる。
今作ではエロとグロが細かに描かれている。
にしても、やっぱり女の人をエロく描くのが天才的にうまい。
どこかのインタビューで、それは好きなことを描きたいからで、エロがなければやってられないからだ、というようなことを言っていた。基本的に作品を生み出す行為は苦しいものだということだ。

「日本に帰れるかな?」
「帰れるさ。あの山を越えれば空港だ。」

「空漠だ。」
「あれ、空港のほうだよね。」

「こっちに来るかな?」
「もっと近くで見たいな。」

「逃げないの?」
「あんたは?」

「今から逃げても一緒だよ。」(-p172)

安住の地 2 (2) (BIC COMICS IKKI)
山本 直樹
posted by B&M at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0183『幽遊白書』

★★★★★5
幽☆遊☆白書 (1)
幽☆遊☆白書 (1)
冨樫 義博

少年漫画の最高峰。
幽助ら4人の主要キャラクターたちに加え、敵キャラたちでさえも魅力的である。
終りに近づくにつれて、人生の憂いやはかなさとか、雰囲気が静けさに満ちて冴え渡ってくる。

「オレは浦飯幽助だ。生き返ろうが生まれ変わろうが他の何でもねェ!!」

富樫さんの絵はどんどん簡略化され、雑になっていくが、才能があるため読めてしまう希有な作家さん。
現在『ハンター×ハンター』を連載中で、そのことについてはこの頃『僕の小規模な生活』という漫画を読んだが、その中でも触れられている通り、連載中断になったりしていて勝手気ままが通っている。
でも、それでも物語が待たれているという、もうカリスマ以外のなにものでもないすごい人だ。

「お願いボクをすてないで」
「あははバーカ。もー手遅れよー」

少し大きめの版の「完全版」シリーズも刊行されている。
posted by B&M at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0182『DEATH NOTE』

★★★★★5
DEATH NOTE デスノート(1)
DEATH NOTE デスノート(1)
大場 つぐみ,小畑 健

大ヒット頭脳派ミステリー漫画。
少年ジャンプ誌上で連載されたこともあり、少年少女に影響大か。
諸外国でノートに名前を書く行為が流行ったりして、教育関係者などは難色を示したとか。
禁書になったりした国もあったと聞くが、日本はやはり寛大で、そういうことは一切なかった。
むしろ、その試みによって、生死について少し考えられた人もいるのではないか。
僕なんかは大いに考える材料になったのだが。

セリフが多い。
絵がうまい。綺麗。
構成がしっかりしている。
読んだ後、ライトの考えるモノローグみたいなのに強く影響された。
いかに講師から教師になるか、というようなことを考えていた時期でもあったので、ライトみたいな過剰な言葉でいろいろ頭を働かせた覚えがある。

まあミサがここから出ていけば
あとは電話一本で名前を聞き出せる
もういつでも流河を殺せるのと同じだ
やった・・・(「4巻 恋心」p158より)

全13巻。
posted by B&M at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月23日

0180『本当にあった笑える話 フードル★パラダイス編』

★★2
本当にあった笑える話 フードル★パラダイス編 (ぶんか社コミックス)
本当にあった笑える話 フードル★パラダイス編 (ぶんか社コミックス)
ふを 留実

フーゾクで起こるもろもろに関する体験談を、コミカルなタッチで描く。
基本、フーゾク文化は肯定。
こんなこともある、こんなことも、と現実を描く感じ。
社会の暗部で最も明るいフーゾクのいろいろが読めて興味深い。

お店にはたまにやくざさんがいらっしゃいますが・・・
ある共通点を見つけたんです!!
乳輪周辺まで刺青が入ってる方はかなりの確率で
乳首が性感帯のヒトが多いんです──

病気や乱暴の話などもあるが、司会の二人があっけらかんと進めて行くので読みやすい。(それはいいことなのか、どうなのか。)
posted by B&M at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0179『オトナの漫画』

★★2
オトナの漫画 (ビームコミックス)
オトナの漫画 (ビームコミックス)
泉 晴紀,ダークマスター

絵柄がオトナ。
ストーリー著者のところが、ダブルミーニングでよい。
笑うセールスマンとか、そういう感じのものかな。
飽きずに読めました。

おめーのように"自意識"がどーたら悩んでる奴は
女ひとり幸福に出来やしねえのさ
額に汗してちゃんと働けバカヤロ!!
posted by B&M at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0175『悪魔のうたたね』

★★★3
悪魔のうたたね (ビッグコミックス ワイド版)
喜国 雅彦

エロネタ、時事ネタなどの御馬鹿漫画。
基本は四コマで、時々一コマ漫画。
昔二色刷りで2巻分で出ていたものの、一色刷り合本版。

「お前達、何をやってるんだーー!!」
(バン)

「ほ、ほんとにしてる奴があるか・・・」
「ギャグの基本を何だと思ってるのよ!」

結構楽しめました。
でも、くだらない。
ほんとにくだらない。
そのくだらなさが、とても楽しい。
posted by B&M at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月20日

0173『ファンタジー、おじさんをつつむ。』

★★★★4
ファンタジー、おじさんをつつむ。 (ビームコミックス)
ファンタジー、おじさんをつつむ。 (ビームコミックス)
しりあがり 寿

しりあがり寿さんの漫画は、どこか憂愁が漂っていて、馬鹿馬鹿しい作品でも、どこか切ない気持ちにさせる。

毎年、春と秋にはり出される、人事異動の名簿。
昇進の遅い、森下安夫課長にとって、憂ウツのタネだった。

あとがきで著者自身が書かれていることだが、「ヒトの想いから生まれたアヤカシ」が、痛みをやわらげる、という。
夢を見るからつらくて、現実がつらいから夢を見る。
それは時に、どこか邪悪で、後ろ向きな夢だったりもする。
この精進こそ美徳の世界において、こんなファンタジーたちは、(平和のためにカタルシスを得るのに)重要な作品なのではないだろうか。
posted by B&M at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0172『輝け!大東亜共栄圏』

★★★3
輝け!大東亜共栄圏
駕籠 真太郎

はっきり言って奇書怪書である。
エログロが大丈夫でないと、読むのをやめたほうがいい。
ただ、その過激な表現の中に、何か感じるところがあるから、僕は読んでしまうのだ。

見よ!
霊峰富士のごとき見事な大和便!!
体内には熱き日本精神がたぎっているのだ!!

いつだったか、この人の漫画を読んだのは、幼いとは言わないが、今よりもっと若かった頃で、学生の頃のことだ。
読んだあと、あるいは今まで、これからも、引きずることになった。
久々にブックオフの百円叩き売りコーナーでこの本と出会い、ちょっとした懐かしさとともに手にとったのだった。
この本と、山本直樹の昔のペンネームの漫画とは、僕の(異常な)精神形成に多大な影響を及ぼしているに違いない。
異常な、と書いておきながら往生際が悪いが、人は誰もが異常で、病気です。(と、例えば村上春樹氏が言った。)

慰安戦車といえども帝国陸軍の戦力である
責務は主力戦車に劣るものではない
日本精神を思い出せ!!

奇特なあなたは覚悟を決めてお読み下さい。
posted by B&M at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月16日

0168『カワイコちゃんを2度見る』

★★★★4
カワイコちゃんを2度見る
カワイコちゃんを2度見る
福満 しげゆき

福満氏は、精神が不安定なときは読まないほうがいいかな、というような、か弱さが滲み出てくるような絵を描く人だ。

それは、描かれる人物達の目と、この細い線から最も感じられるものだけれど、それだけじゃなくて、もう、話とかなんかも、すごい。

「日本のアルバイト」は、ゾンビ好きな僕としては面白く読んだ。
「日本にゾンビがいたらこんな感じかな」というコンセプトで作られたそうだが、うんそんな感じかも知れない、と思った。
高齢化社会だしね。(いろいろ不謹慎な発言には目をつぶってください。)

「まず上司を殺して次に妻を殺す!
アイツらがどんなにオレにプレッシャーをかけたか・・・
だからこんなふうにはりついちゃったんだ・・・
たのむ!復讐させてくれ!!」
「・・・部活とかあるから・・・」

この表紙の女の子にぴんときたら、読んでみたらいいと思う。
posted by B&M at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0167『ビー・キュー アウトテイク集』

★★2
ビー・キューアウトテイク集THE ROACH BOOK (Beam comix)
ビー・キューアウトテイク集THE ROACH BOOK (Beam comix)
カネコ アツシ

バーベキューとB級をかけたような名前の作品集。
アウトテイク集ということで、『ビー・キュー』前2作が存在するのだが、そちらは未読。
そのうち手に入ったら。

ちっくしょう!!
こんなバカどもと同じ宇宙に生きているなんて許せねえ!!
全員ブッ殺してやる!!


ところで、カネコアツシ氏の本はけっこう前に集中して読んだのだのだが、読んだものは今回一気に紹介した。
空間コミックビーム:カネコアツシによると、この『ビー・キュー』シリーズが最も若い作品集のようだ。
このシリーズの名前は、『BAMBi』で三姉妹として出てくることになる。

参考に:
空間コミックビーム:漫画家に訊く! 〜ぶっちゃけそのへんどうなんスか!〜 第11回 カネコアツシさん part.1
空間コミックビーム:漫画家に訊く! 〜ぶっちゃけそのへんどうなんスか!〜 第11回 カネコアツシさん part.2
空間コミックビーム:漫画家に訊く! 〜ぶっちゃけそのへんどうなんスか!〜 第11回 カネコアツシさん part.3
posted by B&M at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0166『アトミック?』

★★2
アトミック? (Beam comix)
アトミック? (Beam comix)
カネコ アツシ

宇宙的な、エイリアン的なところを追求した作品集。

落とすってのは物語の本質のひとつだと思っているので、何が何でも落とします。(「ATOMIC?の手引き」)
posted by B&M at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0165『Hunky×Punky』

★★2
Hunky×Punky (Beam comix)
Hunky×Punky (Beam comix)
カネコ アツシ

ハンキーとパンキーのロックでわりー日常。

ところでカネコアツシさんの漫画は目がちかちかします。

「あ"── なっ なにかわりーことしてーなあハンキー」
「おう!青春のやるせないひとしずくだよなパンキー」
posted by B&M at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0164『R』

★★★3
R
R
カネコ アツシ

現在連載中の『SOIL』ではまって、『BAMBI』が面白く、この短編集『R』も楽しく読んだ。
シュールというか乾いた感じというか、はまると病みつきになる。

アメリカ的、なのだろうか。
ファーストフードや共感的なこと、共同体的なことを解体していって、ポップに、ロックに破壊する。
でも、どこか笑っている。
作者は真剣なのだろうか。
アンディー・ウォーホルみたいにイメージを遊んでいるようにも見える。
そのあたりがはまると、読んでしまう。
ただ、繰り返し読まれるのに耐えうるかどうか・・・。
まあ、あとがきで、作者も「どこから切ってもなんの意味も無い」と言っているが・・・。

どうフクちゃん?
これなら友達でいてくれる?
posted by B&M at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0163『初期のURASAWA―浦沢直樹初期短編集』

★★2
初期のURASAWA―浦沢直樹初期短編集 (ビッグコミックス ワイド版)
浦沢 直樹

初期作品集だが、結構面白かった。
才能ある人っていうのは、すごいなあ。

私達、パンツ脱いでいくら!!
パンツ脱がなきゃ、お金稼げない!!
posted by B&M at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月14日

0162『BAMBI』

★★★★4
バンビ (1)
バンビ (1)
カネコ アツシ

カネコアツシ氏のパンク・アクション漫画。
カネコアツシ氏は現在『SOIL』を連載中だが、独特の絵の乾いた、ポップなタッチと雰囲気が読ませる。
魅せる。
ひとくせあるキャラクター、ちょっとグロいところもあるアクション、テンポ。
6巻+エピソード集零で語られることは、クライマックスでじじいたちが語ることと重なっていく。

夢だ理想だって騒ぐから
どいつもこいつもワケ判んなくなっちゃうんじゃねぇかなあ?
犬猫みたくただ生きてるってだけでいいじゃねぇか・・・・・・?
なあ?


BAMBI バンビ [少年向け:コミックセット]

番外編:
BAMBi 零 alternative(通常版)
posted by B&M at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月09日

0161『Private opinion―Banana fish another story 』

★★★★4
Private opinion―Banana fish another story (別コミフラワーコミックス・スペシャル)
Private opinion―Banana fish another story (別コミフラワーコミックス・スペシャル)
吉田 秋生

名作漫画『BANANA FISH』の別冊。
昔々、高校生の頃、彼は恋人に勧められてその本を読んだのでした。
あの頃は『BASARA』なんかも流行っていて、少女漫画と言えどすごかった。

もっと自分自身のことをさ
もう少し 自分本位になってもいいと思うんだ
君 まだ17じゃないか おれを見てみろよ・・・
おれなんかもう25だぜ!
来年は6なんだ
2浪したうえ2回留年してるから・・・
まだ このありさまだぜ!
でも おれはそれでもいいと思ってンだ
いつか必ず もっと真剣に自分以外のことを考えなきゃならない時がきっと来る・・・
それまでは自分の気持ちになるべくさからわないようにしたいんだ


25歳、25pesoにじゅうごぺすとりぃ・・・。
posted by B&M at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0160『小さな世界』

★★★★4
Image
小さな世界 (バーズコミックススペシャル)
小路 啓之

次のコマの予測ができない。
他の作家さんとは別の世界から作品を届けている感じ。
どこの国かわからないようなアニメ世界の中で繰り広げられる、人と人との人間模様。
ファンタジー色が強いためか、出てくる人たちはみんな「子ども」の印象を受ける。
老成、老獪はいない感じ。

でも、この感覚はすごいなあ、と思いながら、読み終えました。

『イレイサー・ヘッド』は『マインド・アサシン』のパロか。
でも、昇華させてるんだよなあ。
ちょっとシモも入るけど、グロテスクではないし。
なんか動物園みたいな、「営み」みたいな自然さを感じる。

でも

私のフライパンは
敵を知らない

こうして日々
食いブチは
減っていく

腐っていく親を見るのは
忍びないので
引っ越ししました
posted by B&M at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0159『マイリトルタウン』

★★★★★5
Image
マイリトルタウン
柴門 ふみ

子供達と幸せな時間をこの団地で過ごせたんだ・・・
それで十分じゃないか。
かあさん
子供達にはそれぞれの生活があるんだよ。


団地を巡る連作短編集。
様々な人々に光をあて、飽きない。
25peso | 心を病むでもこの本を引用した。

「世の中には花をひっこ抜き道をならして道路を作る人間と、花を育てて花壇を作り、人々に心の安らぎを与える人間がいる。どっちも世の中には必要な人間なんだよ。」


群像劇というのはじーんとくる。
と同時に、この世界にはいろんな人が生きているのだなあ、と思えて、楽しい。

「さっちゃん働きすぎ・・・」
「ゆくゆくはお店持つんだもの、今の仕事の人脈がのちに全部役立つのよ。そう考えたら働きすぎってことないわよ。」
 公務員にはあたしの夢が理解できないんだわ・・・。

このあとに来るエンディングは笑えました。
どうか、お幸せに!!
posted by B&M at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月02日

0157『blue』

★★2
Blue (Mag comics)
Blue (Mag comics)
魚喃 キリコ

女子高での、女の子同士の恋の話だった。

クールで寒々とした絵、というか、線が簡潔で、コマとコマの間の動きが途切れているのがこの人の漫画の特徴。
一コマ一コマが写真みたいにぺったりと貼り付いている。
それを補うのが言葉の力で、全体として、ほんとうに、独特の世界をつくり出す。

僕はもちろん女子高なんて行ったことがないし、同性愛もしたことがないけれど、すっと入り込んで、こんなものなのかな、と感じることができた。

こういう作品鑑賞の経験が、豊穰な世界をもたらしてくれるかもしれない。

あるいは時に、それは偏見という誤謬を生む場合もあるが。

渡辺
そうゆうの
言うんだったら他の場所(とこ)にしたらいいじゃん



復刊版:Amazon.co.jp: blue: 本: 魚喃 キリコ
posted by B&M at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0156『さよならみどりちゃん』

★★2
さよならみどりちゃん
さよならみどりちゃん
南 Q太

主体性がない、優柔不断な、美人な女の子の恋の行く末。

もっとたくましくなりたい。
そう思うとなんか力がわいてくるかんじ
あたしはたぶん大丈夫

主人公の夕張ゆうこ(20)は、ほんと、いそう!という感じがして、最後まで破綻なく読めた。
ただ、物語の最後での変化がけっこう唐突な印象があった。
それは、進行していく話の中で、フラグがきちんと描けていなかったこと、伏線がきちんとこちらに伝わってこなかったことが原因なのだろう。
僕の読みに問題があるのかもしれない。

あと、まわりの人たちもきちんと立っていた。
ユタカの描き方も、うまい。
いそういそう、という感じ。

映画化もされている。
今度借りてきて見てみよう。
:: さよならみどりちゃん ::
星野真理主演。
岩佐さんが出ている。みどり役?ふーむ。
あんま期待せずに見よう。(いや、語弊があるな。完璧完全完成された作品を期待して見るのはやめとこうという意味。役者さんたちも発展途上やろうし。青春恋愛映画やし。『ハチクロ』もそうだったけど、そういう映画の楽しみ方もあるんです。)
posted by B&M at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月27日

0153『小さな恋の物語』

★★★★★5
小さな恋の物語
小さな恋の物語
安彦 麻理絵

アタシの部屋っていまいちおしたおそーなんて気分にはなんない部屋なのかも

そのナマナマしさに引くと同時に惹かれてしまった。

絵などは、男性から見ると「なんだこれは、いやだなあ」と思うようなところもあるのだけれど、

ハマってしまった。

ハマってしまうと、そのナマナマしさにぐいぐい引きずり込まれていく。

僕は女性が、好きだ。
それは、まったく別の生き物でもあるから、興味深いから、好きだ。

女性が作り出すイメージが好きだ。

では、女性そのものは好きだろうか?

でもやっぱり、そこにある生の、性の、ナマナマしさは、好きだなあ。

Amazon.co.jp: おんなのこの正体: 本: 安彦 麻理絵とか、Amazon.co.jp: あたしのすべて: 本: 安彦 麻理絵とかの類書のレビューを見るに、そのナマナマしさに感じ入ったのは僕だけではなくて、高橋源一郎氏までも!ということだ。

余裕シャクシャクに「なんでもない」ってふーにタバコふかせば
なんかもうすっかり自分は
「イナカもんのドンくさい自分」じゃなくなったような気になれた

女性がどう読んでいるのか、非常に気になりますが、とりあえず5つ星です。
posted by B&M at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月23日

0151『G戦場ヘヴンズドア』

★★★★4
G戦場ヘヴンズドア 3 (3)
G戦場ヘヴンズドア 3 (3)
日本橋 ヨヲコ

絵はすごくかっちりした線で描かれていて、少年漫画風の印象を受ける。
このマンガに描かれている中学生みたいな荒々しさ、みずみずしさ、気恥ずかしさは、でも、けっこう激しくて少年漫画じゃない気がする。

日本橋ヨヲコさんのマンガはそのきらめきというか痛々しさが面白い。

多分わたしは絵を描ける人ではないのです。
絵だけで漫画を作れたことは多分ないのです。
漫画家だと名乗るのもおこがましいのかもしれません。

じゃあどんなもので漫画を作っているかというと、
たまに、本当にたまになのですが、一瞬だけ、
この世のほんの一部の実存と構造がわかる瞬間があって、
それを切り落として描かずにはいられなくなるのです。

その時のわたしは、信じてもらえないかもしれませんが、
熱さとは真逆の、無に近い状態でいるのです。

ほんとうに、穏やかな気持ちでいるのです。(あとがきにかえて)


G戦場ヘヴンズドア 1 (1) (IKKI COMICS)
G戦場ヘヴンズドア 2 (2)
posted by B&M at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0138『クールパイン』

★1
クールパイン (Feelコミックス)
クールパイン (Feelコミックス)
南 Q太

男女の若い恋愛について描かれてあって、まあそれだけと言えばそれだけ。

先輩というこの男のやさしくないところ、ちょっと危険なところ、そういうところに魅かれてしまう女性ってのは、やっぱりいるんだろうなあ。

身体の関係ではじまり、やがて混じり合っていく、血とかそういうものだけじゃなく、関係そのもののめんどくささみたいなものとか。

あいつ 絶対あの女とやる

そういうやつだ・・・

絵の感じがけっこう尖っていて、その意味では価値があるかもしれない。
posted by B&M at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0137『オーイ・メメントモリ』

★★★★★5
オーイ・メメントモリ (MFコミックス)
オーイ・メメントモリ (MFコミックス)
しりあがり 寿

奇想天外。
死と生を巡る、壮大なエッセイ絵巻。
しりあがり寿氏の、そのどこへ行くかわからないテンションはすごい。
もう、すごいとしか言いようがない。
ユニークだ。

しかし今 この街に「死」の影はない
そこで人々は
街に点在する 黒いしみのような「死」に
甘い汁を求める虫のように群がり
あるいはテレビや映画の中の
グロテスクな死を求める
また何人かの人間は自らが・・・
殺人者となり「死」を確認しようとするだろう
展示場を出ると
窓の外は永遠に続く白く乾いた墓標
そう たしかにこの街には血の湿り気がたりない

「よし」

「死」に飢える諸君よ 私は このビルの上から
君たちの頭上に
血のように赤い赤紙をふらせてあげよう

「メメント モリ・・・」
posted by B&M at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

0136『あなたの世間体』

★★2
あなたの世間体 (YOUコミックス)
あなたの世間体 (YOUコミックス)
内田 春菊

内田春菊は、もうタイトルからしてキマっているからすごい。
表題の連作から、ブリブリの『愛を知る日まで』。
面白い。

そこまでの傑作とは思わないが、春菊ワールドで読ませる。

「いつか私とつきあっていてよかったと思ってもらえるように努力するわ」
本人が気づいていない嘘にまで気づくようになったらほんとの恋だと私は思った・・・
posted by B&M at 20:54| Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

0131『破戒』

★★★3
破戒
破戒
松尾 スズキ

山本直樹氏のマンガとはつき合いが長い。
小学生の頃、塔山森名義のときからだ。
『さようなら』なんて、トラウマ並だった。

今回は松尾スズキ氏との共闘ということ。
松尾スズキ氏はこの頃『クワイエットルームへようこそ』を作っている。
僕は松尾さんについてはよく知らないのだけれど、面白そうなのでそのうち紐解いてみよう。

なぜかイッキに読まされてしまう。
指、UFO、工場・・・。
シンボリックなものもの、山本氏の乾いた絵。
対談がぐだぐだで、こういう人たちでも子育てするんだという、20代みそらしどの僕からはそれが面白い。

やっぱつまらんこの男。

やっとわかりました?
posted by B&M at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月10日

0126『方舟』

★★★3
方舟
しりあがり 寿

世紀末を、方舟を軸に描く。
美しい滅びのマンガ。
この漫画家さんはそういうのが好きみたい。
ひとつのテーマなんだな。

歯みがき買って 方舟にのろう
ケロリの歯みがきで 方舟にのろう


用いてくる小道具が独特。
絵も独特。

しりあがり寿さんといえば、新聞の四コマや、雑誌ダヴィンチのオーイメメントモリ、週刊雑誌プレイボーイの時事おやじとかを描いている人です。
posted by B&M at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0125『ゲロゲロプースカ』

★★★★4

ゲロゲロプースカ (BEAM COMIX)

ゲロゲロプースカ (BEAM COMIX)

  • 作者: しりあがり 寿
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2007/09/25
  • メディア: コミック




『方舟』とか、『オーイ メメントモリ』など、死や破滅を描くと独特の味が出て、その絵柄もそうなのだけれど、ほんと、比類ない。

どこか神話的でもある『ゲロゲロプースカ』は、子どもの世界を用いて未来を語るマンガだった。
構想二十余年という帯の文句は、あらゆる作品に対するこの言葉がそうなのだが、あまりあてにはならない。
その間ずっと作っていたわけではなく、ただ単に脇に置いていただけというだけのことだ。
でも、確かに、その作家生活の中で培われたいろいろなテクニックや感慨みたいなものが盛り込まれて、どこかシュールで感情が深い。
その独特の世界観。

1800円、増刷不可能の完全限定本、とのこと。
作品を売る時、そうすることによって売り上げをのばす場合があることを考慮の上、購入は検討下さい。(なぜか僕は買ってしまったけど。この頃だめなんです。待つとか、他のルートを探るとか、めんどくさくなってきて。)

カレシゲットー
posted by B&M at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

0123『街角花だより』

★★★★4
街角花だより (アクションコミックス)
街角花だより (アクションコミックス)
こうの 史代

こうのさんのデビュー作が収録された4コマとショートストーリー。
基本は花屋さんの物語。
毎度のほほんとさせられる。
人物造形がよいのだろう。
不思議な動き。
あと、構図もいいなあ。

そして漫画とは、疲れた人の一服の清涼剤であるべきで、あれこれ考える間もなく読めてしまうように作ってみたい、と思うようになりました。この作品で心がけたのは、強引な展開と演技力です。

この人の本は、あとがきがよい。
やさしさというか、人生に対する慈しみに満ちている気がする。
作品を、それを生み出す作家のパーソナリティとか性格とかたたずまいとかで判断するのはいいか悪いか知らないが、作品の「魂」というようなことを考える時、やっぱり、その人の生き方なりなんなりがめちゃくちゃな場合、あまりそういう人の作品は読みたくないなあと思う。
こうのさんのあとがきを読んで、ますますこの人の作品が読みたくなる。

今読み返すとつくづく、ヒッドイ漫画だなあ、これ描いたやつ本物の馬鹿だなあ、と思います。そして、これからどういうしごとをしようとも、一生、そう自分で思える作家で居られ続けるといいなあ、と思います。
posted by B&M at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0121『青い車』

★★★★4
青い車 (CUE COMICS)
青い車 (CUE COMICS)
よしもと よしとも

繊細で、面白い漫画だった。
切ない。

ター坊
俺 いろんなひどい事したな
今さらだから言うけどよ
ごめんな

まあお互いね

「NO MORE WORDS」の連作はCDをもとに描いていて、そういう実験性なんかも楽しい。
最後のあとがきも面白い。

「ツイステッド」はなんだか泣けた。
posted by B&M at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月27日

0114『10代の女の子のセックス』

★★★★4
10代の女の子のセックス (デザート特選シリーズ 3)
10代の女の子のセックス (デザート特選シリーズ 3)

ヒソ・・・ヒソヒソ砒素・・・こんな御下劣な漫画に・・・ヒソ・・・職業柄、やっぱりねえ・・・ヒソ、ヒソヒソ砒素・・・ただのエロ漫画じゃない・・・変態・・・砒素ヒソ・・・デザートですって・・・早く辞めちゃえば・・・こんなものに4つ星・・・ヒソ・・・やばいんじゃないのあの人・・・

ひ、ひかないでくださーい凸(`▽’)
ちゃんと講談社から出てるまともな本です!
もちろんまともじゃない出版社から出ているまともじゃない本も読みますけど!

悪いコになりたかった

本当はずっと体を売りたくてたまらなかった


この頃の漫画では中学生でも平気で性行為をしている。
日本橋ヨヲコさんの漫画でもそうです。
実際についてはデータに振り回されてよくわからないし、データは「全員」を対象としていないので実態はわからない。
けれど、未成年の援助交際や妊娠中絶やなんかは現実に問題になっているわけで。

そんな中、この本はけっこう共感的に十代の性を扱っているのではないか、と思う。
共感的に勉強するのって、重要なことです。
あ、これは読み込むデバイス側、つまり僕の方に、少女漫画に対する免疫があるってのもあるかもしれない。
『花より男子』とか、『マーマレードボーイ』が僕がうら若き頃のブームでした。

「本物の苺シロップの作り方知ってる?」
「知らん」
「苺水につけて一晩たつごとに砂糖を加えるの。5日目にはすごいキレーなルビー色になるんだよ」
本でみて、まるで恋みたいだと思った。


いや、ほんとに案外きちんと作られてて面白かった。

恋愛は他者を捉える上で、異性(異質、異物)を知る上で、生殖上も、重要なことだと思う。
悩むし、その悩みを回りが肯定してくれる土壌がすでにあるものだし、悩んだ分成長があるものだし。
これは、心の問題だ。
それを抜きにすると、物質的になり、即物的になり、ドラッグや金銭的なものになりやすい。
心をなくすと、問題になる。
うまく、ひとりひとりが、成長していく上で直面する問題だ。
それに、遅い早いはない。
ある日決まった日にみんなで一線を踏み越えるような文化は日本にはない。
それぞれがそれぞれの責任の上で越えていく。
だから、難しいし、個々のケースが違っていて、大人としても対応しづらい。
問題にならなければわからないことでもある。
でも、その問題に直面する前に、なんらかの形で予備知識を与えておかなければならない。
テレビや漫画などをソースにして、直接・または間接(うわさ)的に彼/彼女らは情報を得ているに違いない。
そういう意味では、この漫画は良心的だ。(心がある。)(でもこのシリーズの「2」は、『10代のお水ワールド』という。・・・いいのか。それが現実なのか?)

ロストバージン、援助交際、カッコよくなりたい、同性愛、ひとりH、イッたことがない、浮気のH、同棲、元カレ元カノ・・・
8人の漫画家の短編集。
posted by B&M at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0113『南瓜とマヨネーズ』

★★★★4
南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)
南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)
魚喃 キリコ

わたしたちの
この ありふれた平凡は

本当はとてもこわれやすくて

なくさないことは奇跡


実は初の魚喃キリコ(なななんきりこ)作品だった。
地元の、今度潰れる大型ショッピングモールの最上階にあるコアな本屋で見つけて買った。
「これで泣けなかったらあきらめます」みたいなポップだったと思う。(あ、案外覚えてるもんだな。)
1度宝島社から1999年に出ているものを、2004年に再刊行したもの。

静謐な文体(あ、これは漫画なので絵体かな)に惚れた。
今度、映画『ストロベリーオンザショートケイクス』も見たい。
この本の最後の「対談」には、『Tokyo Sora』との共通点みたいなものについても触れられているが、あの映画もよかったなあ。
そういう女性たちが、好き。

二十代の終わる頃も、けっこう人恋しいピークだったんですよ。このまま一人で孤独死するかもって。毎晩、いま死んだらどうしようって思ってたけど、最近はもう、何も感じなくなってきちゃった(笑)。(対談より)
posted by B&M at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

0106『地下鉄の風に吹かれて』

★★★★★5
Image
地下鉄の風に吹かれて
南 Q太

家 遠いから
帰るの面倒くさくってね 最近
てゆうか
淋しいから あんま 帰りたくないし


奇跡みたいな漫画。
と言うと、大げさか。
0058『タラチネ』で大いに見直した、南Q太さんの短編集。
傑作。
粒ぞろい。

表紙が真っ赤なのも気に入った。
それを剥がすと綺麗なグリーン。(『転がる』のモスグリーン?)

もう、なんていうか、ぜいたく。
南Q太さま、これからもいろんな味のある漫画を読ませて下さい。

なんなんだろうって
いっぱいウジウジ考えたいの私は
そうやって自分のことは
自分でこたえみつけたいんだよ
posted by B&M at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

0104『ノートブック』

★★2
ノートブック
ノートブック
内田 春菊

Amazonユーズドで¥1なんて破格な値段で売られているんだけれど。
ブックオフで100円だったものを購入して、読んだ。
読んだのは朝日ソノラマ版。

どんな話でもすらすら読ませてしまう内田春菊さんは、やっぱり天才なのだろう。
乳やりで「ぼけた頭」で出した本。というようなことを堂々とあとがきに書けてしまうのも才能。

女のくせに
性欲あるやつなんて
信じられへんわ

ゲーしそうや
posted by B&M at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

0103『かみさまお願い』

★★★3
かみさまお願い (BUNKA COMICS)
かみさまお願い (BUNKA COMICS)
南 Q太

あたし
こっちの耳
聞こえないの
右耳


むか〜し、学生の頃に読んで、衝撃だった。
エロ本みたいな感じだった。
0058『タラチネ』で紹介した、南Q太氏の漫画で、はじめて読んだもの。

0058『タラチネ』』では、「いつもの若者の恋愛模様とセックス(…)この人の描く女の子は目がぱっちりしていて可愛い。そして、必ずと言っていいほど登場人物達はセックスしていく。エロい。でも、セックスで完結しないので、エロ漫画にはならない。どっか切なさがあった。」と書いたが、この漫画もそういう漫画。

なんせ、エロい。
なんでこんなにエロティックに描けるのだろう。

兄妹の恋からホモセクシュアルまで、性に目覚め、性的に可能になった人間たちの交わりをテーマにしている、と言ったらいいのだろうか。

Q.
ところで、あなたにとって、セックスはスポーツの一種ですか?
それとも永遠の愛を確かめあう儀式ですか?
初体験は神聖なものですか?
それとも早く棄てるべき、重い、わずらわしい忌むべきものですか?

文庫版:
かみさまお願い (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選)
かみさまお願い (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選)
南 Q太
posted by B&M at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月09日

0101『どろろ』

★★2
どろろ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
どろろ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
手塚 治虫

主題歌がMr.childrenの『フェイク』、主演が妻夫木君、柴咲コウさんで近年映画化された話題の漫画。
予告編でノックアウトだったが、映画のほうは・・・。エンターテインメントとしては、といった感じ。でも、「本物の」エンターテインメントかどうか。
ブラックジャックの原形になったとも言われていて、なるほど、ピノコか。
しかし、違うのは、主人公の「百鬼丸」ではなくて、ピノコのほうの「どろろ」がタイトルになっているところ。

それにしても、妖怪を倒すたびに弱くなっていく主人公とは、見事。

妖怪と人間の間を行き来しながら、百鬼丸とどろろの旅は続く。

へへへの
へへへの
へのへのへッ


どろろ (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka) どろろ (3) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)

参考:映画『どろろ
posted by B&M at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

0092『ショートカッツ』

★★★3
Image
ショートカッツ
古屋 兎丸

1,2ページで終わるショートショート集。
デフォルメされた女子高生たちで全編彩られている。
いろいろなアイディアで埋め尽くされていて、最後まで飽きずに楽しめる一冊です。

みんな、聞いたかいっ!!
かおりはこのW女学院帰宅部のほこりだ!!
死の直前までイミないパープー話をして・・・
女子高生をまっとうしたんだ!!
かおりのために、
みんなで部歌をうたうよ。


今まで紹介してきた古屋兎丸
posted by B&M at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月27日

0090『わたしたちの好きなもの』

★★★★4
わたしたちの好きなもの (BEAM COMIX)
わたしたちの好きなもの (BEAM COMIX) 安永 知澄/河井 克夫/上野 顕太郎/しりあがり 寿

「ここに漫画の新しい可能性がある」のかそれとも、「おっさん達が若い娘をもてあそんでる」だけなのか。

原作を他の漫画家さんたちに頼み、その「無茶振り」を描き切る安永氏。

『わたしたちの好きなもの』から、テンポチェンジの『なぎ』まで、楽しく読めた。
「原作をいかに描くか」、というそこをクローズアップしてなお、この作品が魅力的だということに驚く。
短編を描くことの勉強になりそうな本。

そこまで描けるのか安永知澄!とうなってしまった。

あ、新作が出た、早く読みたい、と思える作家さんのひとり。

先生の
孤高の花を
包んでくれる人が
現れてれば
いいなと
思う


参考:0047『やさしいからだ』
posted by B&M at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

0083『長い道』

★★★★4
長い道
長い道
こうの 史代

というより道はおれが質に入っているってわかっているのか?
0030『夕凪の街桜の国』0076『ぴっぴら帳』のこうの史代さんによる、解消なしの夫・荘介と、ノー天気な妻・道の、「心にしみる54のプチ物語(裏表紙)」。
はじめは三頁の連載だったが、雑誌の判型が変わったどさくさに紛れて四頁になったそうだ。

心があたたかくなるマンガです。
昔読んだ『めぞん一刻』みたいな雰囲気が好きだ。

「道、おまえって馬鹿だなー。曇ってるっていま言ったのに。
 ほんと馬鹿。おれなんかと結婚しちゃってさ。
 ・・・今さらイヤだって言ってもおれもう別れてやんないかもよ。」
posted by B&M at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0081『蠢動』

★★★★4

蠢動
園山 二美

私 園山ふたみ14歳
中学3年生です
でも中一の夏からずっと
学校へは行ってません
どうして?
とよく聞かれますが
私にも分かりません
ここに紹介している『蠢動』『続蠢動』の2冊しか世に出していない園山氏の貴重な作品集。

自殺しようとする女性の話からはじまり、
1.虫がうごめく
2.悪者などが立ちあがってさわぐ((取るにたらないものが騒ぐこと))
というタイトルが暗示するように、人々のちょっとした試みや思索が描かれていく。
またそのタイトルは、「漫画が漫画であることを楽し」み、描いて誉められて「小躍りなんか」してしまう作者自身のことも言っているのだろう。(『蠢動』あとがきより)
「25peso」に通じるところがある。

単純に楽しめる作品、とは言い難い作品群。
ちょっと文学的な、人間の本性をえぐろうとするような。

そんな中で『コンビニキング』みたいなものを描かれると、どこか物足りない、半分以上の空気が入ってしまったゼリーみたいに感じる。
「あ かわいい。 かわいい。 小物屋さんみたい。」
「赤井さん それは買いやすいパッケージの コンドームです。」

(かわいい。)
でも、それもまた愛おしい。

園山さんはまだ描いているのだろうか?

続刊があればいいのになあ。


蠢動 (続)
園山 二美
posted by B&M at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

0077『ハルチン』

★★2
ハルチン (Mag comics)
ハルチン (Mag comics)
魚喃 キリコ

2ページ見開き漫画。
女の子っ気のない「ハルチン」とその友だちチーチャン。
普段はシリアスなナナナンさんのコメディです。

男子としては女子の日常が垣間見れてなかなか面白かった。

0076『ぴっぴら帳』と同じくトイレ本でした。
ハルチン23歳という、年齢の近さもあって親近感を持って読了。

他のシリアスなナナナンさんの作品と比べなんとあっけらかんとした作品なのか。
こちらのほうが氏の普段の日常に近いのでしょうか?
どうなんだろう。

ハルチンはハルコといって
もうすぐ23歳になる
そして思った
「あたしももう大人なんだしちっとは女らしくなってみたいもんだ。」
posted by B&M at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0076『ぴっぴら帳』

★★★3
ぴっぴら帳 (完結編)
ぴっぴら帳 (完結編)
こうの 史代

トイレでちょっとずつ読んでいた本。
仕事がつらい日などに開くと、そののどかな日常にちょっと元気になれたり。

0030『夕凪の街桜の国』のこうの史代さんの小鳥たちとの日常を描いたまんがです。
「おしまいに」によると、7年も描き継いだとか・・・。
この「おしまいに」、こうのさんの創作の苦しみなどが垣間見え、なるほどなあと。

「やれやれ・・・クリスマスクリスマスとキリスト教徒でもないくせに」
「まったくねえ・・・日本にはもともと八百万(やおよろず)の神々がいてそれぞれに合ったまつり方をしてきたんですよ・・・それを今さらひとり増えたぐらいでつべこべと・・・あんたそれでも日本人かい?!」
どーん
「オレかい!?」
posted by B&M at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0072『Garden』

★1
Image
Garden (Cue comics)
古屋 兎丸

もうこれ以上読めないと思ったら、迷わずすぐに読むのを中断して下さい。
ブックオフの100円コーナーで出会った作品。
古屋氏の処女作「笑顔でさようなら」含む7作。
最後の「エミちゃん」については袋とじになっており、ハサミで切り開いて見るようになっている。
「「エミちゃん」の読み方」なる儀式のページがあり、「注意:人によっては不快と思われる描写があります。もうこれ以上読めないと思ったら、迷わずすぐに読むのを中断して下さい。」などと書かれてある。

Amazonのレビューを見てもかなりのものだとわかると思うが、グロい。
グロい、という言葉を遣うと、それが消費される前提にあるようなので別の言葉を探そう。
残酷で、無慈悲だ。(これで表現できたのだろうか。)

それでも作者にはそれを描かねばならない理由があった。
あとがきにはこう書かれてある。
「その衝動そのものが<暴力>というキーワードにつながっていったのですがそれが幼女への暴力へと向かったのは痛さがより自分に突き刺さる形で描きたかったからです。」

人に勧められない、技術の未熟さ、などで星はひとつだが・・・。

残酷描写について、僕はずっと答えが出ないままでいる。
それは社会にとって必要なものなのか。
それによって解消、カタルシスを得る者もいると思う。
僕はそういう描写を見ると、現実を超えた現実を見る思いがして、なにものかを考えられることがある。
しかし一方で、その者の妄想を助け、結果、最後は社会の迷惑行為、迷惑と呼ぶには軽過ぎる行為に走る者も出てくる。

処女作である「笑顔でさようなら」についてだが、フランシス・ベーコン(Wikipedia)という作家のトリビュートらしい。
多くの作品が見れる:francis-bacon.cx / abstract art gallery paintings oil acrylic collection
特に、これらの絵これらの絵を参考に描かれたものだと思われる。

調べているうちに、谷口幹也、フランシス・ベーコンを語るという文章を見つけた。
美術教育に関するこの論考は面白かった。
「誕生は自分の意志の外の出来事である。自分が生れたこと、およびそれにともなう外=親からのこうした強制的な書き込み、すなわち暴力。これが誕生という、母胎からの分離劇における主人公である子供の内的構成である。(…)このマスメディアの中における悲劇は、恐怖といった非日常への入り口さえも、消費への入り口に改ざんしてしまう。(…)彼の絵の持つ暴力性とは、戦争などの暴力ではなく、私たちがここに存在すること、存在それ自体が孕む暴力性のことだったのではないだろうか。」
存在それ自体が孕む暴力性。それは原罪とはどのくらい違うものなのだろうか?

フランシス・ベーコン、Blanka Dvorak、肉と血の絵画さんとこで、「ベーコンが肉体に「性や生」を感じさせるのにたいし、この方は肉体に「死」を感じさせる」というBlanka Dvorakによる絵画作品ギャラリーを知りました。
参考までに。

古屋氏はその後『少年少女漂流記』(乙一氏との共著)や、『彼女を守る41の方法』などを描いていくが、その原点が垣間見れる作品でした。

古屋兎丸
ところで、この人って高校の美術講師?!(年齢も思っていたより年配の方でした。)

うさぎ☆ひとりクラブ
古屋氏のブログ。
posted by B&M at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0071『Palepoli』

★★★3