
村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)
河合 隼雄,村上 春樹
コミットメントというのは何かというと、人と人との関わり合いだと思うのだけれど、これまでにあるような、「あなたの言っていることはわかる、じゃ、手をつなごう」というのではなくて、「井戸」を掘って掘って掘っていくと、そこでまったくつながるはずのない壁を越えてつながる、というコミットメントのありように、ぼくは非常に惹かれたのだと思うのです。(p84)
故・河合隼雄氏と村上春樹氏の対談。
『ねじまき鳥クロニクル』の頃のこと、コミットメントのことなどが話されていて、非常に、非常に興味深い内容。
僕にとっては垂涎(すいぜん)もの。