2008年03月01日

0306『村上龍全エッセイ 1976‐1981』

★★★★4
村上龍全エッセイ 1976‐1981 (講談社文庫)
村上龍全エッセイ 1976‐1981 (講談社文庫)
村上 龍

こうして時系列に掲載紙が違うエッセイが並ぶと、ブログのアーカイブを読んでいるような気分になる。
特に、デビューの雑記とか、私見とかを読むと。

にしても、文章に強さというか、才能なんだろうなあ、何かある、と思わせる。

 谷崎には恐ろしいものがあり、その正体に自分も気付いていることに、気付くのだ。それは自由ということである。自らの空洞(才能といってもいい)に引きずられるのではなく、それを言葉によって操るということ。それを為すための苦労や修業の必要を痛感してうんざりするのではない。
 小説を書く行為の中に、私の最大限の自由があることに気付いて、からだが重くなってしまうのである。(p323-324「小説家とエッセイスト」)
posted by B&M at 16:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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