2008年02月24日

0298『村上龍全エッセイ 1982‐1986』

★★★3
村上龍全エッセイ 1982‐1986
村上龍全エッセイ 1982‐1986
村上 龍

僕が生れた年から5年間に書かれたエッセイ。
5年間。
圧倒的な情報量、饒舌、鋭い語り口。

『コインロッカー・ベイビーズ』を書いていた期間の記憶は特殊だ。
(…)
 作家にとって、あのような小説は一生に一度ではないかと思う。
 また、「お前は作家以外の何者でもない」と私に知らせた小説でもある。(p159)

たびたび、若さゆえの生々しい感情なども読み取れる。
 このエッセイ集の五年間で、最大の事件は映画『だいじょうぶ・マイフレンド』の失敗だった。
(…)
映画の失敗の後、私はそれまでとは違って、ラフに小説を書きだした。
『テニスボーイの憂鬱』『69』『愛と幻想のファシズム』と、三本の連載を開始した。
 特に、『愛と幻想のファシズム』(発表は八七年)は、『だいじょうぶ・マイフレンド』の、失敗の呪咀のようにして書き続けた。(あとがき)

分厚い。自分で自分インタビューみたいな遊びもある。
情熱的で、いろんなことに対して精力的。
だから僕を含め、この偉大な作家からは元気をもらう、という人が多いのだろう。
posted by B&M at 17:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック