2008年02月17日

0284『ホライズン・ブルー』

★★★★★5
ホライズンブルー
ホライズンブルー
近藤 ようこ

虐待騒ぎみたいなことを書いたが、この作品は母と娘の憎悪の連鎖を丹念に追っている。
必読です。
すばらしい描写力。ことば。語りも秀逸だった。なんでそんなにすごいんだろう。

けれどわたしには違和感があった
胎内にいた時にはあれほど一体感があったのに
生まれてしまうとやはり子どもは別の人間なのだ(p144)

ある母親が言った。「わたしはあの子のことがよくわからないんです。」
作中にも同じようなセリフが出てくる。
母親が子どもを愛するのが「ふつう」という常識を、疑いはじめる。

今のブームも、それを私に教えてくれない。癒しなんていう言葉が流行しているが、この言葉が出てくると、とたんにすべてが曖昧にぼやかされてしまう。そりゃ「癒し」は論理でなくて気分なんだろう。だけど、いいのか、それで。(あとがき)

もうともかく、読んでみて下さいとしか。話はそのあと。
posted by B&M at 10:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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