2007年12月31日

0216『寂しい国の殺人』

★★★★4
寂しい国の殺人
寂しい国の殺人
村上 龍

ヌードの合成写真みたいなビジュアルと、テキスト。
写真はかなりクール。エロティック。現代的。

村上龍氏は『インザ・ミソスープ』を、神戸の14歳の殺人事件の時期に重なって連載していた。
いろいろな意味で、時代とシンクロしてきた作家だ。
写真の異様さと相まって、すごく迫ってきた覚えがある。

 役に立てなくて悪かったな、とわたしは言ったが、お前自身に危機感がないから娘は聞こうとしないんだ、と内心では思っていた。子どもは親のことを見ている。生き方を見ているのだ。生きていく姿勢、日常的に示す価値観をじっと眺めている。日頃危機感を示していない親が、「危機感を持て」と言っても、子どもにはまったくリアリティがない。(p78)
posted by B&M at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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