2007年09月17日

0081『蠢動』

★★★★4

蠢動
園山 二美

私 園山ふたみ14歳
中学3年生です
でも中一の夏からずっと
学校へは行ってません
どうして?
とよく聞かれますが
私にも分かりません
ここに紹介している『蠢動』『続蠢動』の2冊しか世に出していない園山氏の貴重な作品集。

自殺しようとする女性の話からはじまり、
1.虫がうごめく
2.悪者などが立ちあがってさわぐ((取るにたらないものが騒ぐこと))
というタイトルが暗示するように、人々のちょっとした試みや思索が描かれていく。
またそのタイトルは、「漫画が漫画であることを楽し」み、描いて誉められて「小躍りなんか」してしまう作者自身のことも言っているのだろう。(『蠢動』あとがきより)
「25peso」に通じるところがある。

単純に楽しめる作品、とは言い難い作品群。
ちょっと文学的な、人間の本性をえぐろうとするような。

そんな中で『コンビニキング』みたいなものを描かれると、どこか物足りない、半分以上の空気が入ってしまったゼリーみたいに感じる。
「あ かわいい。 かわいい。 小物屋さんみたい。」
「赤井さん それは買いやすいパッケージの コンドームです。」

(かわいい。)
でも、それもまた愛おしい。

園山さんはまだ描いているのだろうか?

続刊があればいいのになあ。


蠢動 (続)
園山 二美
posted by B&M at 07:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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