2007年08月23日

0055『2週間で小説を書く!』

★★★★4
2週間で小説を書く! (幻冬舎新書) [新書] / 清水 良典 (著); 幻冬舎 (刊)
2週間で小説を書く! (幻冬舎新書)
清水 良典

クーンツ、保坂氏(0040『書きあぐねている人のための小説入門』)、キング、三田氏、高橋氏などの小説作法の本を読んでなお、この本は面白い。
ということで、星は4つとする。

圧倒的な小説肯定の立場で書かれている。
小説を読むにも書くにも楽しんでやろうという空気が伝わってくる。
創作のための助言はどこかで聞いたことがあったり、簡単そうだったりするけれど、それを実際なにもなしで実践できるかというと、それはすごく難しいことだ。
この本を読むと、なんとなくやってみようか、という気になれた。そこがまずすごい。
著者の清水さんは、こちらをそういう気持ちにさせてくれる話の持っていきかた、文章の力を心得られている人だと思う。

2006年11月の本なので、比較的新しい。
わかりきったことがたくさん書いてある、と思ってなお、読む価値はあると思う。

タイトルのいかがわしさは、これは、内容を読んだら、あんまりいかがわしいと思わなくなった。

べつに小説マニアでなくとも、ことストーリーに関しては、ガキのころからドラマや映画やマンガなどで千差万別のストーリーをさんざん仕込まれてきたヘビーユーザーばかりなのである。
この文章で、「ヘビーユーザー」という言葉が出てくるあたりがぴったりきた。
というのは、「ヘビーユーザー」という言葉は、ブックオフの店内でよく流れている。
「時間が足〜りな〜い♪」という歌とともに流れはじめる、「ブックオフヘビーユーザーの清水國明です。」 というやつだ。
もちろんその他の場面でも、「ユーザー(user)」という言葉が流行りはじめたあたりから、それを誇張する表現で、「ヘビーユーザー(heavy user)」という言葉は使われはじめたのだと思う。
でも、本、小説、ヘビーユーザーというと、ブックオフを思い出して、読まれずに売られた本、100円で売られる生涯読みきれないような量の本、というイメージをぱっと僕は持つ。
このあたりの現代感覚の文章。
わかりやすくて、よかったです。
posted by B&M at 14:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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