2007年08月13日

0040『書きあぐねている人のための小説入門』

★★★★★5

書きあぐねている人のための小説入門

書きあぐねている人のための小説入門

  • 作者: 保坂 和志
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




帯にはこう書いてあった。
「小説を書くために本当に必要なことは?実作者が教える、必ず書けるようになる小説作法。」
だからと言って、「すぐに」とは書いていないところがミソだ。
むしろ、「何年か先に」というのが正直なところである。
もしかしたら、「何十年か先に」かもしれない。
この本を読んだら、まずおそらく、すぐには小説は書けまい。

作者自身も追求している、村上龍氏も時々「小説とは何か」というようなことを書かれているが、その問いは生涯つきまとうだろう。
つきまとわないのは、迎合しているか流されているだけだ。
それらの問いに、真摯に向き合った集大成。
小説を書きたいと思う人は、読まなければならない、と思う。
あるいは小説を読む人も。
なぜあなたは小説を読むのだろう。

著者の他の作で『小説の自由』なんてのもあるが、どんどん難解になっていく。
とりあえず、すべての人にこれはオススメ。
僕はいまだに半分理解できてるかどうか。。。
いや、理解なんてしなくていいのか?
「問い」が僕の中に植え付けられた時点で、この書の役割は終わっているのかもしれない。

 小説というのは本質的に「読む時間」、現在進行形の「読む時間」の中にしかないというのが私の小説観であって、テーマというのは読み終わったあとに便宜的に整理する作品の一側面にすぎない。
posted by B&M at 17:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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