
「戦争」と「平和」をあらわす世界の言葉 - 稲葉茂勝, 池上彰
図書館本
池上彰氏と、子どもジャーナリスト稲葉茂勝氏との著。
タイトルを「戦争」と「平和」とどちらを先にするか、と迷った話。
ギリシャの哲学者ヘラクトレイトスは「戦争が万物の父」と考えたが、ある研究によると、縄文時代の人骨の、暴力による死亡率は1.8%にすぎなかったことが判明。「戦争は人間の本能によるものだとされてきたが、そうではなく、環境、文化、社会形態などの要因によって左右される」と結論づけたという話。
それぞれの「言葉」で、「戦争」と「平和」をどう言っているのか……
そして、各国の戦争状態について。
大変有意義な本である。