
ファンタジーの世界 (講談社現代新書 517) 佐藤さとる
リアル本。
小学生の頃、佐藤氏の「誰も知らない小さな国」シリーズを読んで、感動した。
その作者の、ファンタジーに対する姿勢。
以上、これらの作品を読んで、もし夢中になれない人がいたら、自分は非ファンタジー人種と自覚したほうがいい。もちろん、ファンタジーがわからないといっても、別に人間的な欠陥というわけではないし、むしろ今日的な社会人としては適確であるのかもしれないから、非難する気はまったくないが、しかし人生の大きな喜びの一つをはじめから失っているのは、じつに気の毒という気がする。(p142)