2019年09月08日

1069『感じない男』

★★★3
感じない男 (ちくま新書)
感じない男 (ちくま新書) 森岡正博

リアル本。
「男は感じてないんじゃないか」。
だから、ミニスカートだの、制服だの、ロリコンだのといった妄想にふりまわされることになる。
その裏付けのために、男である著者自身が赤裸々に語った新書。

 男はよく、自分が母親の胎内から生まれたということを感慨深く語るが、自分が父親の射精から生まれたということに関しては、徹底的にそれを隠蔽する傾向があるように思われる。その背後には、やはり、射精にまつわる不感症の問題と、男の体が汚いという問題が潜んでいるのではないか。(p171)


現代人は、本能は壊れていて、幻想に縛られて生きている、といった主張は他書にもあるが、幻想をはぎ取っていく読書は苦痛でもあり、快楽でもあった。

posted by B&M at 07:42 | Comment(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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