2018年05月05日

気がつけば11年&Kindle購入

2007年8月にこの読書ブログを開始して、今年2018年の8月で、11年が経つことになる。
その11年の間に、大学を卒業し、社会に出て、結婚し、家族をもった。
子どもが育ち、職場では中堅となり、ご多分に漏れず年をとった。
その間も、読書はやめることはなかった。
11年で約1000冊の投稿ということになれば、年90冊、ということになる。

そもそもが飽き性で、堪え性がない性質である。
記憶力もないし、人付き合いも好きではない。
孤独を好み、しかし孤立は嫌いである。
時にはかまってほしいし、評価されたい。
見下されるのが大嫌いで、自分には価値があると思いたがっている。
そんな自分が、なんとか生きていく上で、読書は大切な相棒だ。

ブログ右上の「プロフィール」をマイナーチェンジした。
「小説家をめざす」を、「文学的でありたい」に変更した。
「文学的」というのが何を指すのかイマイチ具体的ではないが、そこには、「知的な」とか、「流行遅れでない」とか、「真実を追究する」とか、「人のこころを大切にする」とか、「審美眼がある」とか、「芸術的である」とか、「物語的である」とか、「オチがある」とか、そういうことらへんが包含されていると思っていただきたい。
そしてそれらをひっくるめて簡潔に言うと、たぶん、「楽しい人生を」ということになるのだろう。
薄っぺらでもなく、快楽的でもなく、ある程度ずしんと重い、生きてるって感触を味わえる、そういう「楽しい人生」を送っていたい、と、そういうことなんだろうと思う。

 ***

先日、Kindleなるものを購入した。
Amazonの電子書籍リーダーである。

その昔、父親がSonyの電子書籍リーダーを買ってきた。
まだスマートフォンもタブレットもなかった時代だ。
どんな時代になるのか、検討もつかなかった。
それを触りながら、でも、自分は紙の本がいいなあと思っていた。

その後、Kindleが登場したが、自分とは関係ないものと思っていた。
線は引きにくいだろうし、書き込みもできないし、風情がない。
電子書籍自体には、iPhoneで乱立した電子書籍アプリや、iBooksで触れてみたことはある。(村上龍氏が出した電子書籍なんかにも飛びついた。)
特に漫画に関しては、iBooksで購入して、Macで読むということを何度かやっていた。
でも、文章メインの本は、やっぱりリアル書籍だな、と思ってきていた。

自分の中で風向きが変わったのは、ALTの先生がKindleを使っているのを見たことからである。
ALTの先生というのは、アシスタント・ランゲージ・ティーチャー、外国人の英語の先生である。
やっぱり、実物を見るというのは違う。
たくさんのペーパーバックがここに入っていますよ。
こうして日本に来るのにも、この端末ひとつでいいです。
なるほど、そんな風に本棚を運ぶこともできるんだ。

その後、日本人の友人が使っているのもちょっと見せてもらった。
近くの電気屋さんでも実機が置いてあることがあった。(今は撤退した。)

そしてもうひとつのエピソード。
僕は地方の田舎に住んでいる。
ある日、ある新書が読みたいと思い立った。
近所にある本屋さん3軒を回ったが、その新書は置いていなかった。
もう少しにぎやかな地方都市にある実家に行ったときに、やはりその新書を探してみたが、見つからなかった。
Amazonで検索すると、Kindle本としてその本が存在することがわかった。
MacやiPhoneにKindleアプリは入れていたから、サンプルをダウンロードして冒頭数ページだけ読んだ。
続きが読みたいと思った。
けれど、iPhone6では苦しいと思った。目は疲れるし、画面は小さい。
それで、AmazonのKindle紹介ページを見てみたのだった。
他のブログなども調べてみた。
だんだん、Kindleがほしくなってきた。

参考にしたブログ:Kindle端末をどれ買うか散々比較してPaperwhiteを買った結果、なにこれ最高じゃん!って日々の感想をお送りします。 | 子育てパパがなにかやらかしています。


リアル書籍には「古本」というものがあり、100円で名著が手に入る場合もある。
しかし、新品の本に関しては、Kindleはかなり安く売られているということがわかった。
以下は、その時の調査。

電子書籍の値段比較:
題名/リアル/Kindle/iBooks/楽天kobo
ハードカバー『1440分の使い方』/1620/540(Unlimitedなら無料!)/在庫なし/1620
漫画『ハンターハンター』/432/410/410/410
新書『日本の異界名古屋』/890/824/880/890

ということで、Kindle最安!ということが判明した。
今後、特に新書などで「これが読みたい!」と思ったとき、Kindleで手軽に手に入れて、さっと読むのはなかなか便利そうである……。

それで、購入を決意したのだが、Kindleは定価があってないようなもの、大安売りをするときがあるとのこと。
以下、参考にしたサイト:

kindle paperwhiteを最も安く購入する8つのタイミング

春夏秋冬のAmazon大型タイムセールは激安祭り

Kindle paperwhiteのセールはいつ?安く買う方法まとめ

結局、思い立ったが吉日の日から一番近いタイミングで安売りがあった、2018年4月のスプリングセールを利用した。
母の日、父の日のほうが安かったかもしれないが、GWにKindleで読書を試せる、という点では、自分のニーズにあった時期に買えたので、よしとする。

端末については、Kindle PaperWhite「白」「キャンペーンなし」モデルを購入した。
キャンペーンとは起動時のCMのようなものらしいが、煩わしいので絶対「なし」!と勧めているサイトが多かったので、「キャンペーンなし」を購入した。確かに読書までが手軽である。
白か黒かについては、白の方が全体の感じが実際の紙に近くなる、ということで、白を購入した。Paper”White”という機種だしね。

以下、Kindle買って良かった!と思った点について書いていく。
買ってすぐに、「Kindle Unlimited」という「和書12万冊、洋書120万冊以上が読み放題(月額980円)のサービスに加入した。
初め1ヶ月は無料である。
で、この量に圧倒された。
電子書籍リーダーを買ったときに、段ボール何箱分か、一緒に書籍や雑誌、洋書をプレゼントされたようなものである。
そしてそれは、場所をとらない。
※漫画や雑誌はPaperWhiteでは読みにくい。結局、Macに移行して読んだ。

著作権が切れた古典「青空文庫」も読めるようになっている。
これだけでも、図書館の文学スペースを自宅で手に入れられたようなもの。

そして、未来の読書を感じたのは、マーカーで線を引いたときの「ハイライト」、他の人が引いたところがわかる、というもの。
ここ、他の人もハイライトしました、というのがわかるのである。
これは新しい感覚だった。

また、PaperWhiteはバックライトつきのモデルなので、夜、電気を消してからの読書が自分の生活に加わった。
これは大きい。
家族と一緒に寝ているので、寝る前は部屋の電気を消しておかなければならないから、これは重宝した。
学生時分なら、夜の電灯の消し忘れがなくなったであろう。
そして、このバックライト読書、けっこう集中できる。
寝る前に読書って、すぐ睡眠に入っていけるし、この習慣が自分に加わるってのだけでも大きかった。

そして、Kindleを財布と一緒にバッグに入れて、車で出かけたときのこと。
Kindleを読みながら、妻の買い物の帰りを待つときなど、新しい時間の潰し方だな、と思った。
そして、これが知的で、あるいは文学的な行為と感じられたのである。
やっぱり、広告などが入り、情報や成果やハックや技術のみを探そうとするスマホ時間潰しとは違い、文章を追い、またそこに深みや滋養がありそうな場合、時間の過ごし方が有意義になった、と感じた。
フォントや明るさも変えられるので、自分にあったかたちでそのテキストが読める、というのも良かった。

そんなこんなで、Kindleによって、読書環境ががらりと変わってきそうな感じである。
今後、気になっているのは、
・ハイライトやしおりの箇所をまとめて、読書ノートのようなものが作れるのか?という期待
・KDP(Kindle Direct Publishing)なるもので、自費出版ができるのか?という期待(昔、iBooksでしようとして断念したのだけれど)
なんだか、にわかに生活が楽しくなってきた。

また、Kindleで本が場所をとらない、という事実に触れたとき、断捨離や、シンプルライフなども考え、書斎の本を処分していこう、という気持ちになったことである。

また、Unlimitedの中に、「必要十分生活」という本や、「断捨離」の本、また、「1日は1440分しかない」という本があって、それらをさらっと読んだのも関係している。(そして、こういう本をさらっと読めるのも、Kindle+Unlimitedのすごさだなあと思った。エロとかも多いけれど。)

ただ、書斎の本を処分していくさいに、けっこう電子書籍化がまだの本も多いのだな、と感じた。
・教育書の多くはまだ電子書籍化されていない
・村上春樹の『1Q84』も電子書籍ではまだ読めない
・イアン・マキューアン、ベルンハルト・シュリンク、福満しげゆきの初期作、読めない
・その他、『現代文明は生命をどう変えるか』とか、『産業主義を越えて』とか、『自分を知るための哲学入門』とか、読みたかったけれど読まなかったので処分することを決意したこれらの本などは、今現在、Kindle化はされていないようだった。(Kindle化希望のボタンが商品のページに表示されはする。)

 *

そんなこんなで、あれから11年、そして電子書籍リーダー購入による生活の変化についてでした。
11年で、電子書籍もけっこう成熟されていたよ。
posted by B&M at 10:40| Comment(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。