
13歳からの論理ノート - 小野田博一
論理的って、どういうことか?
わかりやすく、おもしろく、書かれてあった。
そして、なぜ論理的でなければいけないか、についても、よくわかった。
教育の場で、日々この国の中で生きる中で、思い出したい一冊。
日本人の場合、年をとるにしたがって「なぜ?」と聞くことが少なくなっていきます。
察する習慣をつけさせられるからでもあり、「目上の者に従順に従うのが美徳」という考え方(「**してくれ」と言われたら、「なぜ?」と聞くのではなく、ただ従順に「はい」と答えるべき、という考え方)を身につけさせられるからでもあります。(p75)
なぜそうなるのか?という疑問がなければ、「なぜそうなるのか?」を「論理的」に述べることもない。
日本人が論理的でない、ということを、本書は述べている。