
死ぬほど読書 (幻冬舎新書) - 丹羽宇一郎
伊藤忠商事で働かれており、現在名誉理事。
国際連合世界食糧計画協会会長などを歴任するなど、すごい人らしい。
その丹羽さんの、読書の本。
僕は商人としての丹羽さんなどは存じ上げないので、「すごい人の読書に関する本」として読んだ。
内容良く、ためになる読書だった。
全体として好印象。
そして、死ぬほど読書、死ぬまで読書、という読書愛が伝わってきた。
「人間の証」である"心"を求めて、今日も私の眼は本の文字を追い、指は頁をめくります。それに飽きれば、まだ見ぬ世界に出かけるように、新しい本との出会いを求めに行きます。それはおそらく私が死ぬまで毎日繰り返されるでしょう。そんな私が人生の最後に見る風景は、やはり本に印刷された文字と、それを介して想像される未知なる世界なのかもしれません。(p183)