
しにがみとおばあさん - 鎌田暢子
うちの子どもたちは、この頃、死ぬ、とか、亡くなる、とか、倒れる、とか、ともかくいろんな不吉な言葉を、使うようになりました。
その都度、その言葉はいやだなあ、聞きたくないなあ、と伝えるのです。
もちろん、死について考えることは、生について考えることです。
あるいは、メメント・モリ、今について考えることです。
それを使うこと=それを望むこと
でもなかろうに、何を目くじら立てて、とも思いますが、
やっぱり、人前で平気で「死ね」とか、言う人間になってほしくはないです。
そんな家庭教育の一助になればいいなあ。
「あーあ いやだ。もう しんでしまいたい」