2016年08月29日

0945『風が吹くとき』

★★★★4
風が吹くとき -
風が吹くとき - レイモンド・ブリッグズ

何かでこの本を知ったのだ。
そして、読んでみたい、と思って、メモをしたためていた。
そのメモが、他のものに埋もれていった。
なぜこの本を読みたいと思ったのかを、忘れていった。
このたび、メモを見つけ、本が近所の図書館にあることを知った。
それで、やっとこさ、読むに至ったのだ。

表紙から、なんのお話しかは察しがつく。
町から離れた一軒家の、子育ても就労も終わった夫婦の話である。
平凡で力のない、無知な、愛すべき英国市民である。
(そしてそれは、原発事故後の日本人にも見えてくる。)

日本とドイツに対する偏見に満ちた記述はご愛嬌。
差別の示唆を与えてくれる。

手塚治虫さんの匂いもするマンガだった。

「だが、日本では原爆のずっと後でも死者が出ている・・・なぜだったかな?」
「用心が足りなかったのね、きっと」
「そう、正しい策をとらなかったのさ。それに、あのころは科学がまだ幼稚だった。進歩した現代科学のおかげで、今は対応がきちんとできるはずだよ。そうさ。いろんな解毒剤や薬なんかも開発されてるはずだ。」
posted by B&M at 03:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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