
旅の途中 - スピッツ
バンド結成から20周年までの、メンバー4人の赤裸々な記録。
4ピースバンドが続いていくことって、すごいことなんだなあ。
この本が出版された頃(2007年)、メンバーは40歳。
あれからまた8年が経った。
50を間近にして、2015年に「雪風」を出したが、あれも素晴らしかった。
今、これを書きながら、「さざなみCD」や、「スーベニア」を聴いている。
俺がギターを始めたのは中学二年のとき。曲作りにはその頃から興味があって、高校一年の時にはオリジナル曲らしきものができあがった。(p9)
プロデューサーとの関係でも、タイアップでも、刺激を受けながら、スピッツは成長してきたのだなあ。
時には、レコード会社に裏切られることもある。
それも、華麗に乗り越えながら、やってきた。(『RECYCLE』)
俺たちバンドをやっているミュージシャンにとって、いいことは、基本的には二つしかない。
一つはツアーができること。もう一つは、メンバー全員が納得してアルバムを作って、それを世に出せること。その二つの繰り返しだ。それを飽きもせず、ずっとできてきたことは本当に幸せなことだ。(p311)