
だるまちゃんととらのこちゃん (こどものとも傑作集) - 加古里子
だるまちゃんはいろんな子と遊ぶ。
今回はとらのこちゃんと街をペンキの色で染めていく。
で、ときには・・・
「こんな とおりで なにをしているんだ?
なになに もようを かいて あそんでいたんだと。
ふふん、それが おもしろかったのか。
それで、わしの くるまにも ぬろうとしていたんだな。
え? なんだって! まちがって つけてしまったんだって!
へえー! あめが ふれば もとどおりになると いうのかい!」
と怒られてしまったり。(このくだり、自読みする子どもも面白いと思う。)
まあ、このあとは、現代のモンスターなんとかみたいにじゃなく、あたたかな展開が待っているのですが。
そこで、みんなも、えっさか ほっさか
てつだって、きれいな いろを ぬりました。
言葉遣いも絵本的。ほめてます。美しい。
「さあさあ おつかれ、ごくろうさん」
みんなは そこで からだを きれいにして
おいしい おちゃを のみました。
おいしい おやつも たべました。
ほらほら、子ども心におやつやおちゃの時間になりそうでしょう?