
とんぼの うんどうかい (かこさとし おはなしのほん( 2)) - かこさとし
古典、なのだろうな。
かこさとしさんの全集のような感じで出ている本みたい。
けっこう古そう。
でも、驚くなかれ、典型定型から逸脱してやれアクションだ。
とんぼたちの掛け声や動きもおもしろい。
こうもりの造形も面白い。
でも、こうもりよりも残酷な、とんぼたちの無邪気さ。
ほんものの子どもを描いている。
「わっはっはっは・・・。にがしてなんか やるもんか。
ふくろの なかで からから ひぼしにして、
それから、じゃりじゃり こなにして、
ポットに いれて おゆをいれ、おいしい あかとんぼの
インスタントこうちゃに してやるんだからな。
わっはっはっはっは・・・。」