
子育てに学歴はいらない (活学叢書) - 綱沢昌永
男女差別、と思ってしまう箇所が多かったが、それは僕の「過剰な」男女平等意識みたいなものが問題なのかもしれない、とふと思った。
男は仕事、女は家庭。
男は弱く、女は強い。
母がしつけ、父が世界を。
みたいなことって、結局、どうなんだろうね。
人間って、どこまで動物なんだろうね。
というところらへんが揺さぶられた。
あと、子どもが中学生、高校生になったときに、お父さんは
・人間の生き方
・世の中の厳しさ
・人生の最終目的
について示すことができたら、父親としての子育ての役割はほぼ完了したと言っても過言ではない(p97)というくだり、宿題を頂いた。
そういえば、僕も何か自分のおやじからそういうことについてどこかで学んできた、はず、というかそういう感じがちゃんとあるのだけど、それをどうやって頂いたのかは不明。
これから思い出していく、感じ直していく、再体験していく、作り直していく、ともかくなんとかしていく必要がある。
人の悪口を言うのは、別の言い方をすると、謙遜の気持ちに欠けるからだ、と言えます。謙遜の気持ち。一歩さがって自分を控える気持ち。こういう気持ちを育てる教育は、現代に欠けているものです。(P117)