2015年03月05日

0880『「ムダな時間」の充電力 「バカな時間」の開放力』

★★★3
「ムダな時間」の充電力「バカな時間」の開放力―「時間病」の治し方 (講談社プラスアルファ新書) -
「ムダな時間」の充電力「バカな時間」の開放力―「時間病」の治し方 (講談社プラスアルファ新書) - キャメル・ヤマモト

2004年5月29日に買った本。
社会人1年生くらいで、うまく読めなかった。
あれから10年ごしで、ついに読了。
その時間は、僕自身が社会人として成長してきた時間であった。

この新書を読む時にやったことが2つある。

1つ目は、「裏紙カバー」である。
本屋さんみたいに、使用済みコピー用紙の裏紙で、白いほうを外に向けて、無個性な新書を作る。
ただ単に、携帯するための保険のようなものかもしれない。
でも、そうして携帯するという意識と、実際に携帯するということで、ずいぶん読書のはかどり方は違う。
根を詰めてずっと読書をする時間はなくなった。(だからこそ、こういう本を読みたいと思ったのだろう。)
空き時間、スキマ時間で読書をする。
ちょっと時間が空く時に、すっと手元に本がある生活。

2つ目は、「読前メモ」である。
A4用紙を4つ折りしてはさんでおいたものだ。
この「読前メモ」に書いていたこと。
・時間病とは?
・バカな時間とは?
・寿命をのばす報酬、縮める報酬とは?
・過去〜未来の宝庫〜とは、歴史の話か?
・スローウォーキングとは?
・なぜ読み切れなかったのか?
要は、この本を読み終わる頃にわかっていたいことをはっきりとさせるということだ。
着地点が分かっている読書はしやすい。終わりがあるから。
時間があれば、着地点がない読書をしたいが、そうも言ってられない。

著者は、東大の人、外務省の人だ。
全体の構成など、整理整頓が上手な人のようだ。
序章で述べる「7つの時間病」が、そのまま章立てになっていて、そのあと続いていく。

キャメル・ヤマモトという筆名の、「キャメル」というのは、家族から似ていると言われて使い始めたそうだ。

外務省での国際的な仕事、そしてコンサルティングの仕事から得た抱負な知識や経験が裏にあり、読みごたえがあった。

 「情報」や「案件」が、回転寿司のベルトコンベアにのって、私の前を通りすぎる。私は、出てくる順番にひたすら食べ続けるようにプログラムされている。おいしい情報もまずい情報も、楽しい情報も悲しい情報も、私は選ぶことが許されていない。とにかく目の前にくる順番どおりにすぐに「食べて」処理することが求められている。(p10)

著者の、外務省時代の悪夢である。

時間に関するハックス本でも読めば、ハウ・ツーはそっちのほうがわかりやすいだろうが、著者の含蓄ある文章とともに、時間について思いを駆せる、そんな本だった。

著者ホームページ:
キャメルヤマモトの体感知
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