
しげちゃん - 室井滋
女優、室井滋さんの絵本。
Podcast「安住紳一郎の日曜天国」の対談で語られていたので、知っていた。
絵は、長谷川義史さん。
この人の絵本は何冊か読んだけれど、絵柄がいい。味がある。どうしてどうして、味がある。
えんぴつで 名前を ぜんぶ
ガーッと 黒く ぬりつぶした。
力を入れすぎて、
えんぴつの しんが
ポキッと おれてしまった。
「しげる」という男みたいな名前に悩む少女と、名付けた親の話。
この絵本は、子どもに名前をつけたことのある、つまり、すべての親のための話。
しげちゃん、親が 子どもに 名前を つけるときってね、
そりゃあ一生けんめいなのよ。
ずっと ずーっと、その名前で 生きていくんだもの、
ぜったいに こうかいしない 名前に しなくっちゃあ
ならないでしょ?
「しげる」に込められた本当の意味を知って、少女はまたひとつ大人になっていく・・・。