![悪 (考える絵本) [大型本] / 石坂 啓 (著); 大月書店 (刊) 悪 (考える絵本) [大型本] / 石坂 啓 (著); 大月書店 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41VGnpWFXSL._SL160_.jpg)
悪 (考える絵本) [大型本] / 石坂 啓 (著); 大月書店 (刊)
100%の善人も、100%の悪人もいない。
マンガは、100%の善人だけでは、物語が進まない。
そんなマンガは、現実世界の写し絵だ。
作者の石坂啓氏は、マンガを描くときに、そのキャラクターと同じ表情をされるんだそう。
それは、同じ漫画家の浦沢直樹氏も言っていた。
どこか、自分の中に、そういう一面があるんだそう。
そのことについて、ちょっと考えさせてくれる絵本。
絵柄は線が強くて、イラストレーションのよう。
字の配置も飛び飛びで、小さい子どもには読みにくそう。
外国のマンガを思わせる。
あるいは、大人のための絵本かもしれない。
まあまあ、そんなに泣かないの。
うちの子ならいっしょにいればいいじゃない。
この展開にはあっと驚いた。
お母さんは、なんて寛容な・・・。
と同時に、どんな僕でも受け入れてくれるんだ、と、安心した。