![商品説明
( 「だるまちゃん」は、友だちの「てんぐちゃん」のうちわや帽子などちょっと変わった持ち物が欲しくてたまらない。お父さんの持ってきてくれるものには納得がいかず、自分で工夫しながら手に入れていくだるまちゃん。最後には、てんぐちゃんの長い鼻が欲しくなってしまうのだが…。 <p> 大好きな友だちと同じものにあこがれる、子どもの純粋な気持ちがストレートに伝わってくるロングセラー絵本。初版は1967年。 <p> お父さんの「だるまどん」を筆頭に、家族総出でだるまちゃんを応援する様子も、あたたかく、コミカルに描かれていく。特に楽しいのは、お父さんが色々な形のうちわ、帽子、靴を出してきて並べる場面。帽子なら、学生帽、サンタクロースの帽子、コック帽、新聞で折ったカブト…40種類近くがずらりと並ぶ。生き物ではないのに、ひとつひとつに表情があるような遊び心のある描き方は、加古里子ならでは。 <p> 本書は「だるまちゃんシリーズ」の1作目。シリーズにはほかに『だるまちゃんとかみなりちゃん』、『だるまちゃんとうさぎちゃん』などがある。(門倉紫麻))
だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本) [単行本] / 加古 里子 (著); 福音館書店 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5115MFWKGVL._SL160_.jpg)
だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本) [単行本] / 加古 里子 (著); 福音館書...
幼い頃に、読んだことがある。
その、復刊。
この、「こどものとも」、復刊事業に取り組んでくれている。
ありがたいことだ。
「こんな ぼうしじゃ ないんだけどな」
そのうち だるまちゃんは
いいことを おもいつきました。
覚えている、覚えている。
幼心に、その工夫!と思ったこと。
「さあ おいで。 あかくて ながくて
とんぼでもちょうちょでも
はちでも とまれる はなだよ。
どの はなが ほしいか
いってごらん」
このときの、だるまちゃんの顔ったら!
ちいさい だるまちゃんは なきそうになって
おこって いいました。
(…)
「ごめん ごめん。これは おおまちがいの
とんちんかん」
我が子のために、たくさんの靴や、帽子などを並べるお父さんだるまどんのけなげさも含めて、とっても良い絵本です。
最後のページで、てんぐちゃんと仲良く肩を組んで笑う姿が印象的。