![くものこどもたち (ほるぷ海外秀作絵本) [大型本] / ジョン・バーニンガム (著); John Burningham (原著); たにかわ しゅんたろう (翻訳); ほるぷ出版 (刊) くものこどもたち (ほるぷ海外秀作絵本) [大型本] / ジョン・バーニンガム (著); John Burningham (原著); たにかわ しゅんたろう (翻訳); ほるぷ出版 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51BQRNVPYTL._SL160_.jpg)
くものこどもたち (ほるぷ海外秀作絵本) [大型本] / ジョン・バーニンガム (著); Jo...
たにかわしゅんたろう訳。
著者は、『80日間世界一周』なんかの著者らしい。
リアル写真と、絵本の融合。
それだけに、雲の中にいるような、そういうリアルへの橋渡しになっている。
今や、ハリウッドのSFXなだけに、絵本でこういう世界を体験することの意味もあるだろう。
話が脱線するが、昔の、技術が稚拙な頃の映画は、こちらの想像力を試す。
ここは現実にあったらこういうことだろうな、とこちらに想像する余地がある。
すみずみまで行き届いた3D映像などは、そういう余地がなく、洗脳みたいだとも思う。
でも、それが、作家の表現したいことを、そのまま視聴者に届けるということでもある。
話をもとに戻すが、本書は1996年の作品で、SFXが進化しはじめる頃のものだ。
実験的、先駆的な作品だったのかもしれない。
くものなかに、国はあるんだろうか?
くもの中の生活は?
物語自体はステレオタイプ。
そういえばドラえもんにも雲の王国があったなあ。
「かみなりあらしになるよ、
めいっぱい おおきなおとを だしてやろう」
こどもたちはいった。(真ん中あたり)