美術監督として「あらしのよるに」とか「スティッチ」をてがけている阿部行夫氏の絵本。
雑貨屋さんという設定もあって、絵にいろいろな遊びがある。
やらわかく、色彩豊かに、描き込みもなかなかにすごい。
雑貨屋の経営不振(大きな道路ができたため!昨今の高速道路無料化とか思い出す)、
巨大広告に打って出る、
異常気象、
食糧危機、
難民保護、
マスメディアの威力、
隠遁生活、
引きこもり(ピザ)、
逃避、
巨大な乗り物の危機・・・
現代のそれと重ねて読めるというか、それは大人の読み方だな。
みんなあわせて、カバサンチ といいます。(p1)