映画化もされて話題の、0187『ダーリンは外国人』、0195『ダーリンの頭ン中』、0527『ダーリンは外国人with BABY』でおなじみ、漫画家さおりさんのほうではなく、今回は夫ラズロさんによる、文章のエッセイ集。
途中途中に、もちろん、さおりさんの絵も入ります。
その絵がツッコミのようにもなっていて、ほんと、いい夫婦だなあ、と感じさせる。
単行本版のこっちは、時が小さく薄く、読みにくいと感じた。
古今東西、世界の博識な知識を裏付けにして、トニーさんの言っていることの大きさ、尊大さ、グローバルさに圧倒される。
というか、日本語堪能すぎ!
お気づきのように、「種の章」がない。便宜上そうなったのではと思われるかもしれないが、いや、それは違う。ちゃんとわけがある。生まれたとき(あるいはそれより前から)、僕たちには「芽」がすでにできているはず。両親や先祖が、幸せを、種からすでに発芽させてくれているからだ。そのお陰で僕たちは、これからまさに空へ伸びようとする立派な芽を自分のものとして受け取って、育っていけばいい。(あとがき)
文庫版が出ていました。

トニー流 幸せを栽培する方法 (ソフトバンク文庫 ラ 4-1)
- 作者: トニー・ラズロ
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 文庫