2010年05月09日

0611『「うつ」な人ほど強くなれる』

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「うつ」な人ほど強くなれる―『うつ』になりやすい性格こそ「成功する条件」 (アスカビジネス)

「うつ」な人ほど強くなれる―『うつ』になりやすい性格こそ「成功する条件」 (アスカビジネス)

  • 作者: 野口 敬
  • 出版社/メーカー: アスカエフプロダクツ
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本



カテゴリーは、うつ病を社会的な現象と考えて、「社会(・貧困・格差)」の範疇(はんちゅう)とした。

著者自身うつ病を経験していらっしゃり、その言葉は重い。
重いのだが、言葉は平易で、決して学問的に難しくなったり、かといってドライに即物的になったりもしない。

「うつ」についての社会的な認知を求めると同時に、誰しも陥る「うつ」という落とし穴についての予備知識を広めようとする態度、そして、自身も経験したうつという心の地震について、対処法、身近な人がうつになったら、必ず治るという助言、がある。

「うつ」な人ほど、優しくなれる、強くなれる、「うつ」になりやすい性格こそ、「成功する条件」なのだという著者の言葉に、励まされる。

野島伸司ドラマ、『聖者の行進』だったろうか?
「強くなくていいんです。弱くていいんです。弱いからこそ、弱い立場の人間の心まで分かるんです。」というようなことを、故いかりや長介さんが言っていたと記憶している。(あれ、このドラマ、その言葉を言われていたのは酒井法子氏だったのか・・・。なんと因果な。)

NHKドラマにもなった、「ツレがうつになりまして」など社会的な受容が見られつつあるが、著者のブログなどを辿ると、「ブログ療法」の困難さなどが伺え、やはり悲しいかな世間は生きづらい。

それでも、日々やさしく、寛容でありたいものだと思い直した。

 そんな孤独をくぐると、人間関係の中での孤独が子供の遊びのように見えるほどです。
 どんな仕事でも、皆でわいわいがやがやと明るく楽しく取り組めて、ハッピーエンドにはならないものです。必ずどこかで試練が見舞うものでしょう。誰かが大きなミスを犯して、プロジェクトがつぶれることもあるでしょう。耐え切れなくなったメンバーが抜け落ちることもあるでしょう。(p71)
posted by B&M at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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