人とコミュニケートする力、話す力、そういう本はせけんによくある。
それだけみんな、他人とうまく関わっていく方法を求めている、それは裏返せば、それだけ他人とうまくいってないってことなんだけど。
教壇でうまく「話す力」がほしい、女の子と「話す力」がほしい、飲み会で上司や同僚と「話す力」がほしい、そういう能力を、切実に僕は求めている。
斎藤孝氏の文章は歯切れがよく、わかりやすく、一項一項、一章一章のまとめ方も良く、読みやすい。
残りやすい。
たとえば日常的に100人くらいの人に向かって話をする機会は、教師や社会的地位の高い人に多いだろう。しかし、そうした人の多くは話慣れているだけで、実は人をひきつけていない場合も多い。それでは仕方がない。この本では、きちんと人をひきつける話ができるようになる、有効なトレーニング方法を提示していく。(p7-8)
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