2010年04月26日

0605『持たない暮らし』

★★★★4

持たない暮らし (中経の文庫 し 3-1)

持たない暮らし (中経の文庫 し 3-1)

  • 作者: 下重 暁子
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 文庫



 わたしも身の始末をして、自在な心で死にたいと願っている。そのためには、毎日を簡素にシンプルに、無駄なものをそぎ落として心を自由に遊ばせなければならない。そのための辛さも厳しさもあえて引き受けねばならない。(p220-221)


2000年3月に刊行された「シンプルのすすめ」の文庫版だそうだ。
「断捨離」から、シンプルライフに興味が向いて、読んだ。
文明を維持するために節約するとか、ものを使い切るとか、欲望に負けないとか、そういうことなんだけど、格式が高い文章というか、読んでいてためになる部分が多かった。

 日本の家は自然素材を使い、縁側や障子で自然を取り入れてきた。外国の家は自然と戦い、遮断して家の中に快い空間をつくる。(p20)


シンプルを目指して簡単に捨てるのは、また買っては簡単に捨てるのだ、とか、
シンプルだけを考えていると何も買えない、それもいけない、とか、
憂さ晴らしの買い物もあるとか、
イギリス紳士はネクタイをあれこれ替えたりしないものだ(ほんと?)、とか、
良寛の自由さの裏にあったすさまじいまでの自己との戦い、とか。
シンプル、と言っても、その内実は、この混とんとした世の中にあって、フクザツでムズカシそうだ。

 欧米には、こうしたベテランの店員がいる。日本では若い女性ばかり。しょっちゅう変わって何を聞いてもわからない。どの職場にも素人ばかりが増えた。(p104)
posted by B&M at 03:29| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。