カノッサの屈辱 - Wikipedia
ってなんだ、と思った。調べてみたが、やっぱりよくわからなかった。キリスト教圏の話みたい。
フジテレビ黄金期を飾った、伝説のカルチャー・歴史パロディ番組の書籍という。
アイスクリーム業界のことを、「アイスクリームルネッサンス史」。
ドライや生、ビール業界は「幕末ビール維新」。
流行や社会の兆候を歴史の史実になぞらえて解説している。
'80年代に入ると、カップルはクルマを使って目的地へ向かうことを覚え始めた。そこでは、かつて女性の心を生殖行為へと導くために必ず要求されていた"自宅からいかに距離と時間をおくかという原則"をクルマによって破壊した。(…)ここで重要なことは、海外旅行においてクルマを必要としなくなった女性たちが、同時に男声を排斥し始めたという事実である。(…)しかし成田空港に到着したとたん、いきなり歩かなくなる彼女たち。出迎えるアッシーたちのあいだで、それは「アルキダメデスの法則」と呼ばれた。(p49「女性・旅行力学 時間と空間をとらえて」)
Amazonのレビューで「歴史を学ぶことは果たして役に立たないことなのでしょうか。
いえ、そんな事はありません。中学、高校の時に習った歴史は、この本を読むことで「ああ、決して無駄ではなかった」と思えるはずです。」と書かれている人がいたが、そうだよなあ。
歴史が大の苦手な僕なんかでも楽しんで読めるのだから。
知的な雰囲気をかもしだしているのは、年表や、もっともらしい「○○の法則」とか、写真や挿し絵である。
知的な雰囲気だが、茶化している、ユーモアがある、それが楽しい。
僕なんかが好きな、「知的な感じ」がなんなのかが分かる一冊でもある。(それは、本当に知的なこと、ではないのかな?)
家にあったのは復刻版ではなく、元版です。