今年も年末がやってきた。
1年を振り返る絶好の機会である。
ということで、今年も「僕が今年読んだ本」というだけの、主観的な個人の評価に基づいた選考をはじめる。
ただ、去年と違って、「僕が今年読書ブログに投稿した本」にする。
そのほうがやりやすいので。
漫画を読みまくった。
小説はどこか構えてしまう。
仕事から帰って、一人ぼっちの孤独な部屋で、布団で、座イスで、トイレで、馬鹿になって読むには漫画がよかった。
漫画というのは必ず主人公達に姿形があり、客観視できるんだろう。
ビジネス書や教育書など漫画以外の本も読んでいない。
去年、「漫画も入れるなら300冊くらいはいきたい。」と書いていた割りには、今年は漫画ばかりな上に200冊すらもアップできていない。
はあ。
<ビジネス>
プレゼン本という形式でわかりやすく情報化社会について語ってくれた0261『情報大爆発』がやはり一番だと思う。
<教育>
どちらも大学時代に読んだものをアップしているのだが、やはり0336『教育とは何か』が一番。
次点:0246『感じない子どもこころを扱えない大人』
<エッセイ>
0298『村上龍全エッセイ 1982‐1986』を選ぼうと思う。
僕が生れた年から、5年。
この情熱的な作家のエッセイは刺激的。
そういえば昨年は0014『世のため、人のため、そしてもちろん自分のため』を次点に選んでいた。
<小説>
0338『ねじまき鳥クロニクル』と0324『人間失格』はどちらも深く僕に影響を与えた小説なので、この2冊を選ぶ。今年読んだわけじゃなく、『ねじ』は大学時代、長距離列車の中で読み始めた。『人間失格』は、中学生の頃が初。
<漫画>
読んだ分だけ、収穫はあった。
ということで、0250『凪渡り』を選ぶ。
この人の描写力には脱帽。
表紙も最高。
以下、次点。
0284『ホライズン・ブルー』この本も読んだときのショックは大きかった。
0341『センネン画報』その感性がすごい。ウェブでの連載形式など、学ぶものも多い。
0367『まだ旅立ってもいないのに』うしろ3分の1の短編が秀逸。福満氏の存在自体が独特な。ところで、この人、「ふくみつ」さんなんですね。今までずっと「ふくまん」さんだと思ってきました。
0391『ピンクペッパー』南Q太さんの進化っぷり、と去年も書いたが、これも秀作。
0396『コーヒーもう一杯』ああ、よほど選ぼうと思ったんだけれど。
***
各カテゴリーごとの「この1冊」2008年。
こちらは、この読書ブログすべてから選ぶ。
小説:0338『ねじまき鳥クロニクル』
個人的な経験とリンクしていて、これがマイベストだ。
教育:0336『教育とは何か』
マイ・バイブル本。
英語:0020『海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点』
去年と同じ。
創作:0321『書きあぐねている人のための小説入門』
去年と同じ。この本の影響は大きい。
ビジネス:0261『情報大爆発』
プレゼン本、わかりやすい、非常に面白い。
整理法・手帳・書斎:0102『思考の整理学』
含蓄ある文章。
哲学:0198『哲学の謎』
哲学がわかりやすく迫ってくる。
マンガ:0250『凪渡り』
去年選んだ0030『夕凪の街桜の国』ももちろんいいのだけれど!
そういえば、どちらも凪凪だあ。
歴史:0117『「従軍慰安婦」にされた少女たち』
僕は歴史が弱い。でも、この本で、少し過去と密接になれた。
社会:0296『ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」』
その後、悪化の一途をたどっているのか。
エッセイ:0010『見えない誰かと』
教師が書いている、というところで。
絵本:0251『Salyu Tour 2007 TERMINAL パンフレット』
かわいいSalyuの姿も見れることだし。
詩・短歌・俳句:0243『サラダ記念日』
というか、このカテゴリーこの1冊しかない。
写真集:0216『寂しい国の殺人』
去年といっしょ。
スポーツ:0011『人生、負け勝ち』
洋書:0245『TICO』
バックナンバー:
今年の読書振り返り&ベスト・オブ・マイ・ブック2006
今年の読書振り返り〜ベスト・オブ・マイ・ブック2007
2008年12月27日
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