2008年10月19日

0376『見晴らしガ丘にて』

★★★★★5
見晴らしガ丘にて (ちくま文庫)
近藤 ようこ

吐き気のような孤独がある(p144)


0284『ホライズン・ブルー』の近藤ようこ氏の短編漫画集・文庫版。
どうやらこの人の漫画が好きらしい。
あったかみがあって、人間味がある。

わたしは結婚した。子どもができたんでしかたなく。
「男同士のつきあいがあるんだよ」
「そういうのサラリーマンの疑似ホモっていうのよ」
交際期間が長かったから新鮮味はなし。夫は早くも家に寄りつかない。(p108)

柴門ふみよりちょっと現実的な感じ。
「わたし当分結婚しないわよ」
「25すぎると条件が悪くなるのよ」
「おかあさんを見てると結婚なんかしたくなくなるわ。おかあさんの人生ってなんなの?」
「まっ親に向かって!」
「わたしがお嫁にいったら!この家であのおとうさんとふたりっきりよ!」(p170)

過ぎ去った25歳つながりでもういっちょ。
「あんたいくつになったの?24?」
「もうすぐ25です」
「そうね。20年だわあれから。」
「・・・・・・」
「あんたおとうさんに似てるわね」
「耳はおかあさんに似てるわ」
「ほんとだ」
「ふふ。貧相で寂しそうな耳なのよね。耳飾りでもしなさいよ。」(p197)
posted by B&M at 19:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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