
パパと生きる (ビッグコミックススペシャル)
弘兼 憲史
『パパと生きる』では母親の役割も果たしている父子関係を描いてみた。その二人の間に、本来なら強い絆で結ばれるはずの、【他人である】母親を参入させて、子供の心の変化を描こうとしたが、結果的には子供を狂言回しに使った中年の男女の恋愛物語のようになった気がしないでもない。(p139「AFTER WORD」)
柴門ふみの夫、『課長島耕作』『人間交差点』の弘兼氏の書き下ろし。
リアルに描かれていて一気に読めたが、後に残るものはそれほどにはない。
「別に・・・ママなんかいらないよ、パパと生きる!(p24)」