2016年09月25日

0954『本気でバカになれる人が成功する』

★★★★4
本気で「バカになれる人」が成功する (新講社ワイド新書) -
本気で「バカになれる人」が成功する (新講社ワイド新書) - 櫻井秀勲

僕の座右の銘に、「バカになれない人がバカなんです」がある。
だから、このタイトルには共感した。
図書館本。

「バカ」は、ジョブズの「Stay foolish」にも通じる。

本書は、「そんなバカな」「バカをやる」「バカ正直がいい」「バカみたいに夢中」「いざというときのバカぢから」と、「バカ」というキーワードで人生について語る。
御年70を越える方が著者だった。

著者は、戦後の特攻隊帰りの人などとバカをやった、ロシア語専攻の真面目学生から、雑誌「女性自身」の編集長へ。女性専科でやってきた、という。

「バカになる」とは、人の目を気にせず、評価を気にせず、自分の我が道を行く、自分の喜びを行く、というような意味があったのだと、本書を読んで気づく。

アマゾンの新講社ワイド新書のランキングで33位だった。

「君の仕事はまだ甘いな」
(…)
「よし、まだ発展途上人だ。伸びシロはたくさんあるぞ」
(…)
 明日をつくれるのは完成した人間ではありません。
(…)
明日をつくるのは、伸びシロのたくさんある発展途上人です。(p176-177)
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0953『「そ・わ・か」の法則』

★★2
「そ・わ・か」の法則 -
「そ・わ・か」の法則 - 小林正観

「ぼーじーそわかー」の最後に通じるという「そ・わ・か」とは、
"掃除" "笑い" "感謝"
の「そ・わ・か」である。

話し方が巧みで、読んでいてなるほどな、と思うところがいくつかあった。
オカルトなことに、実は「生活の真実」はある?

・目に見えない宇宙の法則をずっと観察・研究してきました(…)身のまわりにいる百人の友人や知人に話して(…)その人たちが「この話は本当だ」「真実だ」と言ってくれたら、多くの人に伝えるようにしてきました。(p16)
・だから、暴力的な子育ての方法を改めないと、何世代か後の殺人犯を育てていることになってしまいます。(p160)
・「ジョージ・クラベル」(常時比べる)の世界からはなるべく離れることが必要ですが、逆に、「ジコトザン・ノボリヴィッチ」(自己登山登り道)の世界にはできるだけ近づき、その中で生きていく(p170-171)
・「悪い子」のほうが、親としては、本当に安心して死んでいける(p172)

 私の長女は、知的障害者です。この子は、努力もしないし、がんばりもしない。才能もないから、がんばらなければ人間じゃないんだ、という価値観からすると、この子は価値がないことになってしまいます。(p190)
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0952『The Canterville Ghost』

★★★3
カンタビルの幽霊 The Canterville Ghost (ラダーシリーズ Level 1) -
カンタビルの幽霊 The Canterville Ghost (ラダーシリーズ Level 1) - オスカー・ワイルド

洋書ラダーシリーズという、和製英文リーダーシリーズ。
使用する単語を限定しているらしい。本書はレベル1。
原書と違うのかどうかは未確認。

英語としては時々読みにくい、わかりづらいところもあった。
これレベル1かい?

幽霊との触れ合い(?)がどこかコミカル。
面白く読めた。

以前0888『快読100万語!ペーパーバックへの道』を読んだが、その道の中に入れたらいい一冊。

"Well, that is true," said the ghost. "But it was a family matter, and only the family should talk about it. No other persons had anything to do with it."(p31)
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2016年09月20日

0951『自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル』

★1
自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル -
自分が好きになる 自信がわく 願いがかなう 夢ファイル - 鈴木敏恵

図書館で借りて読んだ。

クリアファイルに自分のポートフォリオを作ってみよう、という試み。

夢ファイルの肝は、
過去(自分を知る)+これから(ビジュアルで目標を明確に)+プレゼン(自分語り)
と見た。

アルバムを見れば、「過去」の自分が湧き上がる。
そこに、ストーリー(時系・意味)を付け加えてみるのは面白い。
雑誌のように美化(美談化)するのもよし。
ただ、いつでも客観的に過去をふりかえりたいという向きには、追加したストーリーや美談はうるさくなる。
過去を過去として客観的に、冷静に、見つめることも必要。
「にぎやかな過去」がほしい人は、ぜひ夢ファイルを作ってみるといい。
そういえば僕も、かなり本気で小説家になりたかった頃に「略歴」みたいなものを作ったことがある。
「著者プロフィール」みたいなもののまね事を作ったこともある。
今はそれを経た後だから、「夢ファイル」に懐疑的なのだろう。
そういうのを作ったことがない人、過去を美化したことがない人は、そういう経験も必要だ、と思う。
歴史を美化するとはどういうことか、ということも学ぶことができるし。

「これから」については、雑誌の切り抜きやなんかであまりに具現化しすぎると、うまくいかないんじゃないか(夢ファイルは作っていないけれど、今まで狭義のものに願いや夢をこめすぎると、僕の場合うまくいかなかった)と思った。
雑誌の写真をぱらぱらとめくる感じ。
低俗化する危険性をはらんでいる。
また、夢はあるいは頭の中にある茫洋としたイメージだ。
それを具現化するのは自分だ。
すでにある具体的な何かを目指すのは、何か未来に向けて歩いていく上で、どこか不健全なことなんじゃないか、というのは、今の時代の不安定さ、変化の必要性を感じすぎているか。
「夢」について語るときによく聞くエピソードで、例えば私は画家になりたかったが、実は絵でお金が稼ぎたいわけではなくて、絵を通じてコミュニケーションすることがしたかった。広告のカットの仕事をしていたが、物語にも興味が出てきた。それで漫画家になった。つまり、「画家」という具体的な写真やイラストを夢ファイルに貼っていたら、柔軟に自分の未来像が描けないかもしれない、ということは考えておかなければならない。
ただ、職人のような仕事では、師匠や、両親や、何かすごく強い思念のものを夢ファイルにとじるのは、意味があることかもしれない。
いやそれでも、いつかは守破離、離れなければならないだろう、夢ファイルは「守」のところのためにある。

さてしかし、過去と未来についてまとめられた夢ファイルをプレゼンに使おう、と著者は提案する。
あなたはどこから来て、どこへ行くのか。
プレゼンしながら、自分の過去を整理し、夢を淘汰していく。
ある種の業種の人には、これってすごく便利で、有効なことなんじゃないか、と思う。
にわかコミュニケーションツールとして、夢ファイルの素敵さがわかってくる。(齋藤孝さんの偏愛マップとかもあったなあ。)

かくして、この本を読んで、僕に欠けていることとは?
過去をふりかえり、これからを見通し、それを人に語る時に、何が必要か?
それが夢ファイルでなくても達成可能かな?と思ったので、とりあえず夢ファイルについてはおいておくことにする。
このカタチでないといけない、と思ったら、夢ファイルを作ることになると思う。

 もう一人の自分がじっくるいと自分の人生を振り返る日をつくるのです。誕生日には、毎年、夢ファイルを最初から全部眺めながら、自分の人生について客観的に考えます。私はどこから来て、どこへ行こうとしているのか。日々の行いはこれでよいのか。静かな場所でゆっくりと思いめぐらせましょう。(p93)

0950『グアムと日本人 戦争を埋立てた楽園』

★★★★★5
グアムと日本人―戦争を埋立てた楽園 (岩波新書) -
グアムと日本人―戦争を埋立てた楽園 (岩波新書) - 山口 誠

その昔、グアムには日本の戦争があったんだよ。

年間100万人近い日本人が訪れ、希有な人気観光スポットであるグアム。
その島は、かつて大宮島と呼ばれ、日本の領土だった。

本書はその「大宮島」が、いかにして観光地「グアム」になっていってかを紐解いていく。

値札がつき、忘却のかなたに去りゆく大宮島。
また、誰も死なない島、21世紀の植民地、アメリカ未編入領土としての、グアム。
タモン湾だけではない、複雑な歴史や、現在の状況について知るための一冊。
巻末には「もう一つのグアム・ガイド」あり。

本書は、日本人の(海外)旅行というものの楽しみ方を問う一冊でもある。
その地の何を楽しみに行くのか?
おみやげしか取り立てて関心事のない旅からの脱却。

 忘却と無関心の「楽園」から抜け出て、記憶の回路を取り戻したとき、われわれはもっと広く、多様な可能性を持つ世界へと向かうことができる。その眼をもって、われわれ自身の歴史と現状を見るならば、より複眼的に自らの姿をとらえることもできるだろう。見えないことさえ見えなくなるまえに。(p191)
posted by B&M at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

0949『こわいものがこないわけ』

★★★3
こわいものが こないわけ (講談社の創作絵本) -
こわいものが こないわけ (講談社の創作絵本) - 新井洋行

おばけも、おおかみも、かいじゅうも来ないよ。
そう、お姉ちゃんが語りかけます。

せなけいこさんの『ねないこだれだ』や、オニオニ(なまはげ)教育、
そしてそれらに打ち勝とうとせんとする、ヒーロー戦隊への傾倒。

子どもは、我が子は、そうやって、畏怖の念を抱いたり、怖いものを知ったり、だからこそ優しくなれたり、臆病さに打ち勝つ勇気を見つけたり、強くなろうとしたり、するんだろうと信じて、ここまでやってきた。

自らが生み出す幻影と戦う点では、あるいは不健全かもしれないが、現実世界に敵を探し、それらを駆逐せんとすることは、あるいは迷惑なのかもしれない、という思いもあるのだ。
「桃太郎」の昔話を別の視点で見ると、平和な鬼たちにただただ凶悪だというレッテルを貼り、ぼこぼこにするという、バカリズムさんのお笑いを思い出します(YouTubeにあるかもしれないので検索してみてください)。

ともかく、そんな怖いものが現れる夜、についての、大丈夫だよ、というお話しか、と思っていたら、いやはやまた。。。

でも、こわがることができるときにともかくこわがっておくっていうのも、のちにいい経験になるのかも。

ねえ おねえちゃん、
さっきの えほん こわかったね。
よる おそく おきている こは、
おばけに つれて いかれちゃうって おはなし、
ほんとうかな?
posted by B&M at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0948『いきのびる魔法』

★★★★★5
いきのびる魔法―いじめられている君へ (コミックス単行本) -
いきのびる魔法―いじめられている君へ (コミックス単行本) - 西原理恵子

夏休みの終わる/明ける日は、自殺が最も多い日です。
そんな日に、図書館で特集の机に置いてあった本です。

ただただ、衝撃を受けます。
一読しておく価値はありそうです。

「うつくしいのはら」という作品を収録された意図は・・・。

でもどんな紛争地でも 年間 三万人も死んでいません。
そんなに多くの人が自殺する国は日本だけです。
この国は形を変えた戦場なんです。
posted by B&M at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0947『しにがみとおばあさん』

★★★★4
しにがみとおばあさん -
しにがみとおばあさん - 鎌田暢子

うちの子どもたちは、この頃、死ぬ、とか、亡くなる、とか、倒れる、とか、ともかくいろんな不吉な言葉を、使うようになりました。
その都度、その言葉はいやだなあ、聞きたくないなあ、と伝えるのです。

もちろん、死について考えることは、生について考えることです。
あるいは、メメント・モリ、今について考えることです。
それを使うこと=それを望むこと
でもなかろうに、何を目くじら立てて、とも思いますが、
やっぱり、人前で平気で「死ね」とか、言う人間になってほしくはないです。

そんな家庭教育の一助になればいいなあ。

「あーあ いやだ。もう しんでしまいたい」
posted by B&M at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

0946『世界の伝記NEXT スティーブ・ジョブズ』

★★★3
スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT) -
スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT) - 漫画 八坂考訓

ジョブズの半生を漫画でわかりやすく描いていた。
周囲の人々の力をつなげることで偉業を成し遂げることができた、ないないづくしの若者として。
コンピュータをすべての人々へもたらした天才として。
AppleTからマッキントッシュ、ピクサー、iMac、iPod、iPhone、iPad、iCloudなどを世に送り出していった経緯。

リサ氏のことや、ビル・ゲイツ氏とのことは割愛されている。

一人の養子の少年が、コンピュータに魅せられ、それを万人のものとしようとした奮闘の生涯を。

またあるいは、僕にとっては、この独創的な人物というのは、いかなる教育のもとで育ちうるのだろうという命題とともに読むことにもなった。
それは悲しいかな、きっと既存の教育機関では、こういった人物を輩出することは難しいのではないかな、という考えに至る。(小学校でのいたずら、リード大学中退)
すべての人がジョブズ氏のようになれるわけではない。
狙って作れる人材でもあるまい。
天才というのは、そういうものだ。
では、我々はその伝記を読んで、何を学ぶのか?
この漫画には、コンピュータというものに魅せられた、そのきらきらと輝く好奇心と未来が、そこへ向かう一個の魂の軌跡が描かれていた。
夢を描く、目標へ向かって走る、終末のその日に向けて力強く駆ける、その余韻は、心地良いものだった。

大切なのは結びつけることだったんだ!
コンピュータの「技術」と人間の「心」が結びつけば感動が生まれる
「技術」と「心」を結びつけることこそぼくがやるべきことなんだ!!
posted by B&M at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする