![ひきだしにテラリウム [コミック] / 九井諒子 (著); イースト・プレス (刊) ひきだしにテラリウム [コミック] / 九井諒子 (著); イースト・プレス (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61obyYmX59L._SL160_.jpg)
ひきだしにテラリウム [コミック] / 九井諒子 (著); イースト・プレス (刊)
なんでこの本を知ったんだっけ?
もう忘れてしまったが、この世にごまんとある本との出会い方が、この頃ではちょっと以前と変わってきたなあ。
友達から、面白かった本を紹介してもらったり、家族から、面白かった本を紹介してもらったり。
そういうことがなくなった。
そういうのを紹介してもらっても、どうせ読めないからねとメモもとらない。
こちらも読んでいないから、手持ちの「この頃面白かった本」もなく、そういう話題にいかない。
新聞の書籍紹介ページ。
いろんな人が、小さな枠で、その本について書評している。
何十冊もの新刊について、手軽に知れる機会だった。
また、新聞の論調と同調して、その時期の旬の話題に触れることもできた。
この頃は、読書ノートをつづっているサイトのRSSを取得して、さらっと題名だけを眺めたりしている。
そんなふうにして、出会ったのではなかったか。
あるいは、好きなあーティストがブログで劇推ししていたのだったか。
ともかく、この本と出会った。
そして、読まなくては、と思った。
iBooksで配信されていたので、購入して、iPhoneやMacBookProの画面で読んだ。
これからの読書は本屋ではなくこれなのだ、と思った。
あまりに簡単すぎて、特に何かを考えることはなかったけれど、こういう生活習慣の変化は、あとでじわじわきたり、取り返しのつかないようになってから、悔恨となって襲ってくるような気がする。
先日、近所のブックオフがつぶれた。
それは何かを象徴しているようだった。
仕事と子育てに忙しくて、本屋に行くことはほとんどなくなった。
そんな中で、トイレでiPhoneで購入して読めるということはありがたかった。
でも、iPhoneの画面で漫画を読むのはしんどかった。
いちいち拡大しながら読むのは面倒だった。
でも、この本には内容があったし、掌編集だったので、読みやすかった。
日常生活のあれやこれやの取り上げ方、ネタによって絵柄を変えられる器用さ。
面白いです。オススメです。
音ゲーとは、リズムにのって適切なタイミングで動作し点を得るゲームの総称だ(「パーフェクト・コミュニケーション」)