![本を味方につける本 ---自分が変わる読書術 (14歳の世渡り術) [単行本] / 永江 朗 (著); 河出書房新社 (刊) 本を味方につける本 ---自分が変わる読書術 (14歳の世渡り術) [単行本] / 永江 朗 (著); 河出書房新社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51jCNYBGTtL._SL160_.jpg)
本を味方につける本 ---自分が変わる読書術 (14歳の世渡り術) [単行本] / 永江 朗 ...
非常にわかりやすい文章で、しかし、深く書かれている。
14歳の世渡り術シリーズの一冊。
本を読まなくたって、生きていけないわけじゃない。本を読まなくても立派な人はたくさんいる。本を読まなくても生きていける人は、たぶん強い人なんだろう。ぼくにはむりだ。ひとりで考え、ひとりで生きていくためには、本の手助けが必要だ。どうすれば本をぼくの味方にすることができるだろう。本とのつきあい方を考えた。(p4)
この頃、本の評価として、「我が子に勧められる本」というのが加わったが、それについても合格の一冊。
話し合いで意見を変えるのはちっとも恥ずかしいことじゃない(p19)、1秒で1ページめくってみる(p126)など、読んでいる時に陥りがちな「?」にもきちんと答えてくれる。
この頃の僕にとって、前者は頭の柔軟さについて、後者は、とりあえずめくってみないことにははじまらない、ということを教えてくれた。
本は探さなくてもいい。向こうから見つけてくれる。(p84)
本のタイトルを眺めながら書店を歩く時の、あの楽しさよ。
図書館で借りたが、家にも一冊置いておきたくなって、買った一冊。