2010年04月30日

0607『教え力アップノート!』

★★★3

齋藤孝の「教え力」アップノート!―部下を伸ばして結果を出す (別冊宝島 1296)

齋藤孝の「教え力」アップノート!―部下を伸ばして結果を出す (別冊宝島 1296)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本



B5サイズの、斎藤孝氏の著書のエッセンスをまとめて、ノート形式にしたもの。
宝島、でもクオリティは高い。
ビジネス、企業で使えるノートの合間に、家庭では、というコーナーがあったりする。
読者を限定せずに、そして視野を狭めずに広く語れるところは斎藤孝氏のすごいところだ。

前半多くを割いて繰り返し述べられる「憧れ」については、僕は個人的な思い入れの強いヤヌシュ・コルチャック氏を思い浮かべてにやにやする。

憧れを持ちにくいものを教えなければならないとき

 しつけなど、なかなか憧れの対象とは言いにくいものを教えなくてはいけない場合、私は「良い状態と悪い状態を比較させる」という方法を取っています。(p31)
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2010年04月29日

0606『人を10分ひきつける話す力』

★★★★★5

人を10分ひきつける話す力

人を10分ひきつける話す力

  • 作者: 斎藤 孝
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本



人とコミュニケートする力、話す力、そういう本はせけんによくある。
それだけみんな、他人とうまく関わっていく方法を求めている、それは裏返せば、それだけ他人とうまくいってないってことなんだけど。

教壇でうまく「話す力」がほしい、女の子と「話す力」がほしい、飲み会で上司や同僚と「話す力」がほしい、そういう能力を、切実に僕は求めている。

斎藤孝氏の文章は歯切れがよく、わかりやすく、一項一項、一章一章のまとめ方も良く、読みやすい。
残りやすい。

 たとえば日常的に100人くらいの人に向かって話をする機会は、教師や社会的地位の高い人に多いだろう。しかし、そうした人の多くは話慣れているだけで、実は人をひきつけていない場合も多い。それでは仕方がない。この本では、きちんと人をひきつける話ができるようになる、有効なトレーニング方法を提示していく。(p7-8)



文庫版:

人を10分ひきつける話す力 (だいわ文庫)

人を10分ひきつける話す力 (だいわ文庫)

  • 作者: 齋藤孝
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2008/04/10
  • メディア: 文庫



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2010年04月26日

0605『持たない暮らし』

★★★★4

持たない暮らし (中経の文庫 し 3-1)

持たない暮らし (中経の文庫 し 3-1)

  • 作者: 下重 暁子
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 文庫



 わたしも身の始末をして、自在な心で死にたいと願っている。そのためには、毎日を簡素にシンプルに、無駄なものをそぎ落として心を自由に遊ばせなければならない。そのための辛さも厳しさもあえて引き受けねばならない。(p220-221)


2000年3月に刊行された「シンプルのすすめ」の文庫版だそうだ。
「断捨離」から、シンプルライフに興味が向いて、読んだ。
文明を維持するために節約するとか、ものを使い切るとか、欲望に負けないとか、そういうことなんだけど、格式が高い文章というか、読んでいてためになる部分が多かった。

 日本の家は自然素材を使い、縁側や障子で自然を取り入れてきた。外国の家は自然と戦い、遮断して家の中に快い空間をつくる。(p20)


シンプルを目指して簡単に捨てるのは、また買っては簡単に捨てるのだ、とか、
シンプルだけを考えていると何も買えない、それもいけない、とか、
憂さ晴らしの買い物もあるとか、
イギリス紳士はネクタイをあれこれ替えたりしないものだ(ほんと?)、とか、
良寛の自由さの裏にあったすさまじいまでの自己との戦い、とか。
シンプル、と言っても、その内実は、この混とんとした世の中にあって、フクザツでムズカシそうだ。

 欧米には、こうしたベテランの店員がいる。日本では若い女性ばかり。しょっちゅう変わって何を聞いてもわからない。どの職場にも素人ばかりが増えた。(p104)
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0604『日記書いてる場合じゃねえよ』

★★2

日記書いてる場合じゃねえよ

日記書いてる場合じゃねえよ

  • 作者: 安野 モヨコ
  • 出版社/メーカー: PARCO出版
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本



エヴァの庵野監督の妻であり、『働きマン』などのマンガの安野モヨコ氏の1998年から2000年までの、ホームページ上の日記をまとめたもの。
イラストなども入っている。
よく仕事されてるのが伝わってくる。
この日記には、漫画家志望者をあきらめさせるための効用もあるらしい。

 ああっ。恋がしたい!!でもこれって「ラーメン食べたい!!それもとんこつ!!」みたいなもんなのか?よくわかんない。(1998.11.24Tue)
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0603『東京Gスポット』

★★2

東京Gスポット―誰も知らない大都会の裏側を歩く

東京Gスポット―誰も知らない大都会の裏側を歩く

  • 作者: 桝田 武宗
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 単行本



 東京は、どこかからまぎれ込んできた者たちが吹き溜ってできている都会だ。どこからまぎれ込んできたって構わない。イランだろうと、タイだろうと、チンタオだろうとね。
<東京が、東京であることのなんたるか>
 さえ分かっていれば、なにもかもオーケーだ。(p279)


1944年の旧満州国生まれだという著者が、東京の都市のブラック・ホールを<アナぼる>。(あとがきによれば、<アナぼる>とは<アナーキーになる>ということで、大正から昭和初期にかけて使われた言葉らしい。)

 都市の寄食者としての歴史はホームレスの方が長いし(…)都市が与えてくれる恩恵を、感謝して受けていた。(p278)


ホープ・ライトの11種類のイラストの謎。
地下鉄の図書ボックス「みつけ文庫」で見つけた『トレス海峡の日々』。(p186。アマゾンによると、正確には『トレス海峡諸島の日々』だろう。)
ハチ公広場の宿仮り少女。
いろんな「物語」が、そこにはある。

 沖縄の方言に、<モトシン・カカランヌー>という言葉がある。これは、売春婦のことで、モトシンは資本、カカランヌーはかからない商売ということで、資本のかからない商売という意味になる。
 資本がいらない商売だから高校生にだってできるんだ。(p209)


著者の語り口もまあ楽しめて、半信半疑ながら、それなりに面白く読んだ。

 自分が売られる段になって、
「あたしも、いい加減ひどいことやって来たから売られても仕方ないな」
 と、それを受け入れることができるのだろうか?
 聞いた話に依れば、アルジェリアの売春婦は、売春商人に買われるとすぐ、両眼をくり抜かれるそうだ。逃げられなくするためと、客の選り好みをさせないために・・・。
 二十歳くらいから三十歳くらいまで、目一杯働かされて、それを過ぎたら病気持ちの男たちの相手をさせられるという。
 <売られること>が、そういうことだと分かって、<あきらめてもらおう>って言うのだとしたら、僕は、その娘たちをどう理解したらいいのか全く分からない。(p256)
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2010年04月25日

0602『二十歳のころ』

★★★3

二十歳のころ―立花ゼミ『調べて書く』共同製作

二十歳のころ―立花ゼミ『調べて書く』共同製作

  • 作者: 立花 隆
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本



立花隆氏のゼミで行われた、著名人に対する「二十歳の頃」インタビュー集。
インタビューした人々、世の中にはすごいゼミがあるものだとつくづく思う。

僕は子供の頃から二つの傾向をもっていました。一つは頽廃的な傾向です。(…)頽廃している、というか生命に対して一生懸命になっていないということだと思いましたね。(…)もう一つは、信仰に入りたいとねがう傾向がやはり子供の時からある。(大江健三郎にきく)
posted by B&M at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0601『オトコとオンナの深い穴』

★★★3

オトコとオンナの深い穴 (ダ・ヴィンチブックス)

オトコとオンナの深い穴 (ダ・ヴィンチブックス)

  • 作者: 大田垣 晴子
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリーダヴィンチ編集部
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本



愛の館、オンナのコ宅配します、セックスレス・セックスフルなど、雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載された、オトコとオンナの「性」の関係。
マンガエッセイ。
常に冷静な晴子氏の目線がよい。

「男」「女」の利点を生かして行動するのは正しいことでしょう?
かといってオンナ(若さ・体・美しさ)を「ウリ」にするのは
「まちがっている!」
けれど「買う」オトコの存在がこういう女性をつくっているんだよね。
たしかに男と女は肉体的につくりが違う。(p19)


文庫版が出ています。

〔セイコ文庫〕オトコとオンナの深い穴 (MF文庫)

〔セイコ文庫〕オトコとオンナの深い穴 (MF文庫)

  • 作者: 大田垣晴子
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2008/07/02
  • メディア: 文庫



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0600『フィリピンで働く』

★1

フィリピンで働く―海外へ飛び出す〈2〉 (海外へ飛び出す (2))

フィリピンで働く―海外へ飛び出す〈2〉 (海外へ飛び出す (2))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: めこん
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本



 こうしたフィリピンの庶民生活を見ていると、「貧しいことは、必ずしも不幸ではない」と思えると同時に、日本で異常な犯罪が起きるたびに「経済的に豊かになったことが、果たして本当の幸せなのか」と、疑問を抱く。(右からのp10)

フィリピンに旅行したことがある。
その時に、現地を知るために購入した本。
アジアのこうした国を実際に見れたことは、大変ためになった。

本書は、右からと左からの、両方からの本で成り立っている。
右から読むと、働いている人々のインタビューが縦書きで読める。
左から読むと、旅立つ前に、日常生活、交通、電話とインターネットなど、旅行や現地生活に役立つ情報が載っている。
この、左から読む部分は、普通のガイドブックなどよりも、かなり力になった。

シリーズの名前は、「海外へ飛び出す」。
村上龍氏が、なんでこんな鬱屈した国である日本に、若者はいつづけるのだろう、というようなことを言ったことがあった。
海外へ飛び出して、活躍すればいいのに、というようなニュアンスも含めて。
そして、日本国は、へたすれば優秀な人材の流出を止められず、没落するぞ、というような警告も含めて。
確かに、ストレスや異常犯罪などを考えると、必ずしも日本で生まれて、日本で育つことがベストだとは言いきれないかもしれない。
そういう視点を持って、今の生活を振り返るのも、必ずしも無駄とは言えまい。

出版社名が「めこん」ってのもいい。(メコン川 - Wikipedia
フィリピンの川じゃないけれど、メコンとは、偉大な川、大きな川を意味するらしい。

広い視野を持つのに良い本。

 もちろん、「いや、フィリピンは治安がいいよ」とは決して言えない。貧困と同居する庶民が多いので、金品を狙う事件は毎日のように起きている。(右からのp8)
posted by B&M at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月17日

0599『みだれ撃ち涜書ノート』

★★2

みだれ撃ち涜書ノート (1979年)

みだれ撃ち涜書ノート (1979年)

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1979/12
  • メディア: −



筒井康隆氏による、「奇想天外」誌に、3年半に渡って連載された、みだれ撃ちの「涜(自涜といったりしますね)」書、書評本。

連載をしたのは、「なぜか10年か15年くらいの周期で本をたくさん読む傾向があり、この3年半ほどはやたらに本をむさぼる読んだ時期(あとがき)」だという。

途中、「作家が書評する時」などといって、自分自身についても批判しているのも、筒井氏らしい。

※文庫版も集英社から出ているようだ。

ぼくが自分の作品を書く上でヒントにしたような本は、実際には岩波新書であり純文学であることが多いので、(…)近作でいえば「メタモルフォセス群島」は岩波新書「植物たちの生」(沼田真)や同じく「有限の生態学」(栗原康)を読んでの産物であり、「バブリング創世記」は「富豪と大富豪」(早川書房)を読んでの産物であると書くとまことにいい具合なのだが、この場合だけは逆で、小説を書くための参考に、書きはじめてから買ったのだ。などと書いて新作の宣伝をいたしおるわ。ぬはは。(p206)
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2010年04月15日

0598『情報のさばき方』

★★2

情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)

情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)

  • 作者: 外岡 秀俊
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 新書



朝日新聞編集局長が、記者生活30年で鍛えた「情報力」を公開する。

基本原則一に、「情報力の基本はインデックス情報である。」と言っている。
僕は昔、インデックスとコンテンツということについて考えたことがある。
要は、情報は、深めようと思えば深い深いコンテンツの森なのだが、それらの上っ面、名前だけが並んだインデックスのようなものがあるよ、道案内のような、インデックスの羅列を眺めていて、選択するのが現代人だよ、というようなことを。

情報の海を前にして、我々は何を選ぶのか、それをどう処理するのか、について、迷っている。

「断捨離」で、できるだけ身軽になり、本来の「選択」や、あるいは看過することなどを身に付けようとはしているのだが。

 つまり、「インデックス情報」という手法は、不要な情報は捨て去り、自分にとって必要な情報がどこにあり、誰に聞けばいいのかという情報だけを管理し、記憶する方法です。(p24,25)

0597『現場を動かすマネージャーのための『強いチームをつくる技術』』

★1

現場を動かすマネージャーのための『強いチームをつくる技術』

現場を動かすマネージャーのための『強いチームをつくる技術』

  • 作者: デューク コーポレート エデュケーション
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2006/02/27
  • メディア: 単行本



自分がビジネスの現場にいないからかもしれない。
ん?という感じ。
チームはチームでも、僕が求めていたのは、スポーツなどで機能するチームだったのだ。

メンバーが反論しないことが大きな問題になっていたら、「反論当番」をつくり、輪番で発言させる。(p135対立を解決する)

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0596『働きざかりの心理学』

★★★★4

働きざかりの心理学 (新潮文庫)

働きざかりの心理学 (新潮文庫)

  • 作者: 河合 隼雄
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 文庫



裏表紙「責任ある立場に立ち、人生の光と影を背負いながら誠実に働くことは、それだけで充分に難しいこと。(…)誰もが避けて通れない大切な課題を考えるための心のカルテ。」

今は亡き河合隼雄氏による、大切なエッセイ集。
軽妙な語り口でありながら、人生の局面について、あたたかく、寛大に語ってくれる。

自分の人生について責任をもち、主体性をもつとき、人間はそれほど簡単に正義の旗ばっかりは振っておられないものだ。(p17)
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0595『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』

★★★★★5

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります

  • 作者: 川上 未映子
  • 出版社/メーカー: ヒヨコ舎
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本



 針と糸をちょ。針と糸が欲しいんやわ。(p58)


芥川賞の川上未映子氏の、ウェブからの初エッセイ本。
その言葉のたくみさ、リズムに思わず引き込まれる。
こんなにも言葉に魅せられたことは、大宰治以来なんじゃないかな。

逃げる場所がない自意識という伴侶の人生からは逃げることが出来ない。生きるべきか、死ぬべきか。なんて言葉はときどき実際は、老いるべきか、死ぬべきか、ということなのだろう。生きるということは、そのまま老いることでもあるからであって、自分が論理的に死ぬことは出来ないと判っていても、老いの場合はどうよ。老いというそのものも、死と同じく触ることはできないが、(それも単なる言葉だから)体験しているというこの事実。ひえ。今、ということしかないのなら、この老いというものはいったいなんであるのか。自分の死はいつも彼方にしかなく、それが私を捉えることは出来ないのにもかかわらず老いは今ここにあるこの事実!ひえ。二十八歳の体は老いている。どっこい確実に老いている。めらりめらり老いている。それでどうなっていくというのだろうか。(p45)



文庫版の表紙は、言葉をうまく使った、秀逸なデキ。

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)

  • 作者: 川上 未映子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/11/13
  • メディア: 文庫



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0594『文学入門』

★★★3

文学入門 改版 (岩波新書 青版 34)

文学入門 改版 (岩波新書 青版 34)

  • 作者: 桑原 武夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1963/11
  • メディア: 新書



「なぜ文学は人生に必要か」とか、「すぐれた文学とはどういうものか」とかいう、目次からして古くさい、岩波新書。
確か高校くらいのときに読み通して、その後の糧としたのだが、今読み返そうとしても何も響かない。
近代文学終焉後の現代文学についての捉え方は、この本では不可能ではないのか?
現代に通じるか分からないが、いわゆる純「文学」についての基本的な考え方が読める本。

(8)民衆の疲労が安易な文学を要求したこと。それを読むことが経験を形成するような真に文学的な作品においては、一句一句が精神の緊張を要求する。その上、アランのいうように、大小説には必ず退屈な個所があって、怠慢な読者を追っぱらうようにできている、といえるふしがある。(p88)
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0593『プロ論。』

★★★★4

プロ論。

プロ論。

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2004/12/19
  • メディア: 単行本



いろんな人の、「プロ論」。
カルロス・ゴーン、野口悠紀雄、斎藤孝、重松清など、豪華顔ぶれ。
道徳の授業なんかでも使わせてもらいました。

 2つ目は、僕はよく「ぶつくさ言う前に量をこなせ」と言うんですが、とにかく仕事量をこなすことです。どんな仕事でも、絶対に断らない。(p239 斎藤孝)
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0592『ミッドナイト・コール』

★★★3

ミッドナイト・コール

ミッドナイト・コール

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 単行本



同名の書籍がたくさん出ていることを、このブログの投稿で知った。
ジェンダーとかで有名(らしい)、上原千鶴子氏のエッセイ集。
中学か高校の頃、家の本棚にあったものを読み始めて、世代は違うと思うんだけれど、あらあら面白い、と思って読んだ。

 そう言えば、広告の世界で注文主をさすクライアントという言葉は、心理療法の世界では患者をさす。社会学者にとって、社会は「かならずしも病気が治りたいとは思わないわがままな患者」のようなものだった。(p11)


「私」を語らない、優等生な著者の、「私」からのミッドナイト・コールは、届くだろうか。

文庫版が出ています。

ミッドナイトコール (朝日文芸文庫)

ミッドナイトコール (朝日文芸文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞
  • 発売日: 1993/06
  • メディア: 文庫



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0591『スメルジャコフ対織田信長家臣団』

★1

スメルジャコフ対織田信長家臣団

スメルジャコフ対織田信長家臣団

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本



村上春樹の公式ホームぺージ「村上朝日堂」の、CD−ROMと、本。
村上ラヂオのエッセイと、読者とのやりとりが収められている。
ただ、CD−ROMは賞味期限が切れているっぽい。
今の最新のOSでも再生できるのかな?

村上春樹ファンにはオススメ。

だいたい10稿くらいまでいくのが常です。神経は疲れるけど、自分の作品がだんだんかたちをとっていくのを見ているのは楽しいものです。長編小説を書くことの面白さは、(まあ僕の場合ということですが)ほとんどこのマラソン的書き直しにあります。(p15)
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0590『帰ってきた空飛び猫』

★★2

帰ってきた空飛び猫

帰ってきた空飛び猫

  • 作者: アーシュラ・K. ル・グウィン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1993/11/22
  • メディア: 単行本



村上春樹訳、0589『空飛び猫』の続編。
母を訪ねて三千里。
スラムの変化、猫のドライな関係。

「またひとつスラムを壊しているのさ」と一羽が言いました。もう一羽は「そいつはひとつの進歩だね」と言いました。(p33-34)
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0589『空飛び猫』

★★2

空飛び猫 (講談社文庫)

空飛び猫 (講談社文庫)

  • 作者: アーシュラ・K. ル・グウィン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/04/04
  • メディア: 文庫



村上春樹訳の、羽のはえた猫の話。
母子の話。

もちろん、表紙を一目見たときから、僕はこの本を翻訳しようと決心しました。だって木の枝にとまった四匹の猫に翼がはえているのだから、これはどうしたってやらないわけにはいかないですよね。(あとがき)
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2010年04月14日

0588『夢をつかむ イチロー 262のメッセージ』

★1

イチロー 262のメッセージ

イチロー 262のメッセージ

  • 作者: 『夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2005/03/11
  • メディア: 単行本



36 考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになります。

(…)これからもムダなことをたくさん考えて、そこからあたらしい何かが見えてきたらうれしいです。


1ページの白の多さといったらない。
イチローのインタビューなどから、ほんの数文字を抜き出したものの羅列なので、なかなか体系的なものには結びつかない。
でも、天才の言葉には重みがある。
「形」についての言葉も多くある。

167 自分の「形」ができていない状態では、いろいろなことを感じられません。
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0587『ライン』

★★2

ライン

ライン

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本



村上龍氏の連作短篇。それぞれがつながっている。

結局この小説は、発表から10年近くたち、忘れ去られるほうのものになっている。
でも、当時の僕には必要だった。
冷たく、寄りつきがたい「ゲンダイ」を追い求めていた少年には、逆らいがたく、魅力的な、しかし震えるほど怖かった。
そういう作品もあるのだ。

 そうだろうな、お前には女王様なんか無理だよ、とゆかりは思った。顔が細くて、からだも痩せていて、性格はとことん暗そうだし、全体的に人格の影が薄い。それにこの女のファッションのセンスは許せない。若い女性向けの雑誌とか読むことがないのだろうか。この港区全体でこの女の他にいったい何人がこんな汚いピンクのニットのスカートなんかはいてるだろうか。(p33「ゆかり」)

登場人物がころころと変わっていく。
現代社会の人間関係が描かれていく。
それぞれのつながりは、ネガティブなモノローグで、それぞれの登場人物は自分のプライドとか思考回路とかを持っていて、そのモノローグで排他的に他者を攻撃していくが、実際の関係性は、ほとんどないに等しい。
その、乾いた、感覚。
あの頃感じたもの。
今、読み返しても、たぶん、もう、届かないだろうなあ。

文庫版が出ています。

ライン   幻冬舎文庫

ライン 幻冬舎文庫

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 文庫


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0586『あるようなないような』

★★2

あるようなないような (中公文庫)

あるようなないような (中公文庫)

  • 作者: 川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 文庫



 墓を嬉々として見てまわる自分というものを、少しばかり持て余す。
 持て余すところから、小説というものが立ち上がってくるのだろうとは思うのであるが。(p22)


不思議作家川上弘美氏の、不思議の日常。

 小説を書くときには、名付けの行われていない海草を拾うような気持ちで書きたいのである。
 そこにある海草なのだから、名付けは行われていなくとも、生きるしくみや生きるうえに必要なかたちを全部かねそなえたものに違いない。未だ人の目に触れたことがないから、名付けがなされていないだけなのである。(p112)
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0585『小説の終焉』

★★2

小説の終焉 (岩波新書)

小説の終焉 (岩波新書)

  • 作者: 川西 政明
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 新書



勝手に終焉させないで欲しい、とも思うが、「日本で小説を一番多く読んでいる一人(pアラビア数字の4)」として語られている、ひとつの、あるいは一人の真実なのだろう。

太宰治の戦前/戦後とか、村上春樹の異端から正統へとか、原爆文学の終わりとか、ダイジェスト的にいろんなことが俯瞰できる。

 小説はつねに歴史とともに歩いてきた。(…)今、その歴史が跡形もなく崩れている。これまでの歴史の上に立つ小説はもう書いてはいけない。(pアラビア数字の4)


村上龍氏も、そんなことを言っていた。
近代化は達成されたのだから、近代文学は滅びるべきだ、というようなことだ。
龍氏の場合、あからさまに、「近代文学」とは、生身の人間、のさばっている作家達、というような意味合いを帯びたように思うが。

「終わりに」で書かれてある、「それぞれがたがいに関係しあって変化する諸行無常の世界が成立するように配慮」されていたところは、残念ながら僕の力量不足で読み取れなかった。

 これからも小説を書きつづける意思を持つ人は、『小説の終焉』が提示した世界を圧倒する小説を書いていただきたい。(p213)
posted by B&M at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0584『368Y Par4 第2打』

★★★3

368Y Par4 第2打 (講談社文庫)

368Y Par4 第2打 (講談社文庫)

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 文庫




中学か高校の頃、市立図書館で出会った小説。
村上龍氏の小説の中で、なぜか心に残っている小説はこの、ぱっとしないゴルフ小説だったりする。

帯「今、不当に虐げられ、力を奪われている人々に村上龍が送る再生と勇気の最新長編小説」

ハードカバーで読んだ。
その時の表紙はこんな感じだった。
06206386_2.jpg

 F1にしろラリーにしろテニスにしろサッカーにしろ、天才達がやっていることは、基本的にオレ達がやっていることの延長上にある。アクセスを踏んだりハンドルを切ったりラケットを振ったりボールを蹴ったりしているだけだ。(p235)
posted by B&M at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

0583『夜の訪問者』

★★★3

夜の来訪者 (岩波文庫)

夜の来訪者 (岩波文庫)

  • 作者: プリーストリー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 文庫



表紙に「最後に用意された大どんでん返し」とあり、なんだろうと思っていたら、確かに、すごい!
途中の描写もわかりやすい文章になっていた。

「かれらの生活、かれらの希望や不安、かれらの苦しみや幸福になるチャンスは、すべて、わたしたちの生活や、わたしたちが考えたり、言ったり、おこなったりすることと絡みあっているのです。(p125)」
posted by B&M at 04:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0582『ラストイニング』

★★★★★5

ラストイニング 1 (ビッグコミックス)

ラストイニング 1 (ビッグコミックス)

  • 作者: 中原 裕
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/04/30
  • メディア: コミック



現在、週刊「スピリッツ」にて絶賛連載中。

廃部寸前の野球部を甲子園に連れていく!
そのための、練習や、特にベンチでのカントクの思考がためになる野球漫画。

普通は送ってくる場面・・・
黙って送らせてもいいが・・・
問題は次の上田・・・
あいつには内野ゴロをヒットに出来る足がある・・・
ツーアウト三塁にしてもよし、内野安打が出れば1点・・・
勝負はそれでほぼ決まる・・・
上田の足を封じるなら、九番を歩かせて前の塁を埋めておいた方がいいが・・・(9巻p196,197)
posted by B&M at 03:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0581『基礎からのバレーボール』

★★★★4

基礎からのバレーボール (スポーツビギナーシリーズ)

基礎からのバレーボール (スポーツビギナーシリーズ)

  • 作者: 高橋 宏文
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本



前半基礎、後半戦術。
Q&A方式で、疑問に答えてくれるのが良い。

Q1 オーバーハンドパスでボールが思うように飛ばないのはなぜ?
A 原因1・両ヒジの広げ方が悪い 両ヒジを横に張りすぎると、ヒジが開いてボールを受ける手の形も広がり、親指が下を向いてしまう。また・・・(p39)
posted by B&M at 03:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0580『基本から戦術までバレーボール』

★★★3

基本から戦術まで バレーボール

基本から戦術まで バレーボール

  • 作者: 吉田 清司
  • 出版社/メーカー: 日東書院本社
  • 発売日: 2002/10/01
  • メディア: 単行本



写真付きでトス、ブロック、サーブなどを詳しく解説してくれる。
「Aクイックは早い攻撃?速い攻撃?」など、途中のコラムも面白い。
第9章からの「ゲーム構造の理解」からの図がわかりやすい。
特に、158ページの「ベンチワークも大切にする」のスパイクの成否記録の図などはためになった。
最後の「ジュニアスポーツに望むこと」では、ご自分の考えを述べられている。

学校運動部活動に求められる変化
(…)
B生徒の生活バランスの確保
(…)
G国際競技力向上のための部活動(p203,204)
posted by B&M at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0579『大林素子のバレーボール教室』

★★2

大林素子のバレーボール教室―白球を追うあなたに伝えたい

大林素子のバレーボール教室―白球を追うあなたに伝えたい

  • 作者: 大林 素子
  • 出版社/メーカー: 旬報社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本



サーブ、レシーブなど、大林選手自身の写真で解説してくれる。
練習メニューなども、実際に則したもので、ためになった。
プロの語る、プレーヤー目線の本。
自分のヒストリー、バレーのルール、主審のハンドシグナルなど、情報はけっこう網羅してある。

このたいこやきは、ボールの動きを目で追うことができ、すぐ起き上がれるのが最大の特徴です。リスクもダメージも少ないこのレシーブ、マスターしてチャレンジしてみてくださいね。(p38)
posted by B&M at 02:52| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0578『リリイ・シュシュのすべて』

★★★3

リリイ・シュシュのすべて

リリイ・シュシュのすべて

  • 作者: 岩井 俊二
  • 出版社/メーカー: ロックウェルアイズ
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本




このサイトは小説です(p5)

エーテルの世界へようこそ。
4月1日、リリイファンのサイト、
「リリイホリック」OPEN。
物語はここから始まる。(p6)


岩井俊二監督、映画『リリイ・シュシュのすべて』の原作本。
といってもその成立はユニークで、架空のサイト「リリイホリック」の掲示板の書き込みで構成されている。
岩井俊二監督自身の書き込みもあるのだが、面白半分に、いろんな人が、あることないこと、妄想で書き込んでいっているのが、面白い。

映画は公開と同時に、映画館で見たのだが、それまでに、こんなサイトと、こんなやりとりがあったのは知らなかった。
書物になったことで、あとで知ったのだ。
あと、NHKで特集もあった。

映画は、十代の、切れるような感覚を、うまくフィルムに収めている作品だった。
その後教師になる人間にとって、忘れてはならない映画だと思う。
んだけど、この頃、エーテルが、切れてきていて・・・。

ちなみに、映画のリリイ・シュシュを演じて、主題歌などを歌ったのは、現在のSalyuである。

文庫版が出ているみたいです。
リリイ・シュシュのすべて (角川文庫)

リリイ・シュシュのすべて (角川文庫)

  • 作者: 岩井 俊二
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 文庫





posted by B&M at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

0577『ヒメアノ〜ル』

★★★★4

ヒメアノ〜ル(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/06
  • メディア: コミック




異臭がする。(6巻 p149)


0191『シガテラ』0192『わにとかげぎす』の古谷実さんの最新作。
6巻で「完」となった。

タイトルの意味は不明。

「稲中卓球部」の頃のギャグから、この頃はシリアスな漫画、特に、男性の内に入った描写が冴える。
同工異曲なところもあるが、なかなか、こういう漫画家さんはいない。
男の成長を、きちんと描こうとしているところが、すごい。
そして、読ませてしまうところも。

青春の不安、生きる不安。
退屈な日常に潜む、暴力。

狂言回しのように、ちょっとだけの脇役たちが、人生を語る。
人生とは。愛とは。
文学的な感じがする漫画。

オレはずっと安全な場所から・・・コソコソとお前らに関わってきた・・・でも、もう中途半端は終わりだ・・・結局そんな卑怯な事ばかりしてるからバチが当たって・・・今こんなヤバい状況になってんだよ(6巻 p121)



ヒメアノ〜ル(5) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(5) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/02/05
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(4) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(4) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/10/06
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/06/05
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(2) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(2) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02/06
  • メディア: コミック




ヒメアノ〜ル(1) (ヤンマガKCスペシャル)

ヒメアノ〜ル(1) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 作者: 古谷 実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/06
  • メディア: コミック





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2010年04月07日

0576『経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ』

★★★3

経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ

経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 海竜社
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 単行本



NHK「週刊こどもニュース」の池上さんの著書。
保険に入ろう、とか思ってた頃に買った。
題名にひどく惹かれてしまうような人間の僕にとって、とてもわかりやすい一冊。

お金を使うことは投票行動、いいモノを支持して、世界を変えていくこと、そういう意味で株も投票行動、というようなこと。
なるほどー。

世の中をつかむ、のところ、世界金融危機について、前回の戦争につながった世界恐慌なんかの話なんかしながら、わかりやすく語ってくれる。

最後に、池上氏、断捨離のようなことを、「生活、人生のリストラ」と言っていた。それをすることで、自分がやりたいことが何かが見えてくる。
自分にとって一番楽しいことが。方向性が。
僕も、今、そういうものがほしいのだ。
意志。
こうしていきたいというビジョン。
目的、目標。
そういうのが、今の僕には、ない。
なんとなく、生きている。
モノに囲まれて、つまんで、ちょっと組み合わせて。
そうではなくて、そういう、モノの壁で囲まれて停滞して身動き取れなくなっているここから、その先を見なければならないのだ!

読んだのは、「増補改訂版」。

 そんな政権の様子を監視するのも、私たちの仕事です。
 あなたの大切なお金を、大事に使いましょう。それが経済を活性化させます。
 と同時に、税金を大事に使わせることで、経済を活性化させることもできるのです。
 この本によって、あなたが「経済のことをそれなりに知っている社会人」に成長されますように。(p2,3「増補改訂版にあたって」)
posted by B&M at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

0575『カノッサの屈辱』

★★★★4

カノッサの屈辱

カノッサの屈辱

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: フジテレビ出版
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本




カノッサの屈辱 - Wikipedia
ってなんだ、と思った。調べてみたが、やっぱりよくわからなかった。キリスト教圏の話みたい。

フジテレビ黄金期を飾った、伝説のカルチャー・歴史パロディ番組の書籍という。
アイスクリーム業界のことを、「アイスクリームルネッサンス史」。
ドライや生、ビール業界は「幕末ビール維新」。
流行や社会の兆候を歴史の史実になぞらえて解説している。

 '80年代に入ると、カップルはクルマを使って目的地へ向かうことを覚え始めた。そこでは、かつて女性の心を生殖行為へと導くために必ず要求されていた"自宅からいかに距離と時間をおくかという原則"をクルマによって破壊した。(…)ここで重要なことは、海外旅行においてクルマを必要としなくなった女性たちが、同時に男声を排斥し始めたという事実である。(…)しかし成田空港に到着したとたん、いきなり歩かなくなる彼女たち。出迎えるアッシーたちのあいだで、それは「アルキダメデスの法則」と呼ばれた。(p49「女性・旅行力学 時間と空間をとらえて」)


Amazonのレビューで「歴史を学ぶことは果たして役に立たないことなのでしょうか。
いえ、そんな事はありません。中学、高校の時に習った歴史は、この本を読むことで「ああ、決して無駄ではなかった」と思えるはずです。」と書かれている人がいたが、そうだよなあ。
歴史が大の苦手な僕なんかでも楽しんで読めるのだから。

知的な雰囲気をかもしだしているのは、年表や、もっともらしい「○○の法則」とか、写真や挿し絵である。
知的な雰囲気だが、茶化している、ユーモアがある、それが楽しい。

僕なんかが好きな、「知的な感じ」がなんなのかが分かる一冊でもある。(それは、本当に知的なこと、ではないのかな?)

家にあったのは復刻版ではなく、元版です。
posted by B&M at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

0574『JAPON―Japan×France manga collection』

★★★★4

JAPON―Japan×France manga collection

JAPON―Japan×France manga collection

  • 作者: 安野 モヨコ
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本



日本とフランスの作家による、日本を描く6か国語同時発売の世界漫画アンソロジー!
ということで、安野モヨコ氏、松本大洋氏、高浜寛氏などが日本からは参加している。
切なさあり、シュールあり、フランスの漫画なども楽しめて、おもしろかった。

なぜユニフォームに興奮するのか。同じパターンで作られ、工場から出てきた純粋な消費の対象として見ることができるからだ。あとは選ぶだけ……(p31「新しき神々」ニコラ・ド・クレシー)
posted by B&M at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月01日

3月読書メーター

3月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1526ページ

父のぬくもり父のぬくもり
読了日:03月29日 著者:小渕 暁子
新・片づけ術「断捨離」新・片づけ術「断捨離」
読了日:03月27日 著者:やました ひでこ
めざせ!ポジティブADHDめざせ!ポジティブADHD
読了日:03月25日 著者:あーさ
Men's LEE (メンズ リー ) LEE 2010年 4月号増刊 [雑誌]Men's LEE (メンズ リー ) LEE 2010年 4月号増刊 [雑誌]
読了日:03月25日 著者:
日経ビジネス Associe ( アソシエ ) 2010年 3/16号 [雑誌]日経ビジネス Associe ( アソシエ ) 2010年 3/16号 [雑誌]
読了日:03月24日 著者:
深夜食堂 3 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 3 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:03月18日 著者:安倍 夜郎
ラストイニング 24 (ビッグ コミックス)ラストイニング 24 (ビッグ コミックス)
読了日:03月17日 著者:中原 裕
バクマン。 7 (ジャンプコミックス)バクマン。 7 (ジャンプコミックス)
読了日:03月17日 著者:大場 つぐみ
深夜食堂 2 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 2 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:03月08日 著者:安倍 夜郎
アンダーカレント  アフタヌーンKCDXアンダーカレント アフタヌーンKCDX
映像的!目の死んでる感じがすごい。明るい登場人物はサングラス好き。
読了日:03月06日 著者:豊田 徹也
深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:03月05日 著者:安倍 夜郎

読書メーター


posted by B&M at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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