最後までわからないだろうな
あの生き物たちは・・・
軽くて重たい夢や希望背負って
キラキラしてんだ(p59)
羽央さんの、0264『サディスト神様マゾヒスト仔羊』と同時期に描かれたという4編。
答えは絶対あるはずなのに辿りつけず、
途中の結果を評価されたり、挫折したりする数学者と
恋愛に立ち向かう人々は似ているような気がします。
途中の式を解いてゆく。それが
つき合う事だったり、結婚だったり、共に歳をとってゆく事だったり。(後書。)
最後までわからないだろうな
あの生き物たちは・・・
軽くて重たい夢や希望背負って
キラキラしてんだ(p59)
答えは絶対あるはずなのに辿りつけず、
途中の結果を評価されたり、挫折したりする数学者と
恋愛に立ち向かう人々は似ているような気がします。
途中の式を解いてゆく。それが
つき合う事だったり、結婚だったり、共に歳をとってゆく事だったり。(後書。)
そんな中からなんとなく、ボクらはたままた結婚というカタチをとってますが、気の合う二人が「いっしょぐらし」することの楽しさが伝わればいいな、などと思っています。(p3)
西「私は、結婚してからの方が孤独感が増したんだよね」
(…)
西「そりゃ、今はいいよ。でも、あのころは、平日は会社で、土日はマンガに没頭して、全然かまってくれなかったもん」(p76)
確かに酔うとヤリたくある人も多いけど
男は呑むと勃たなくなったりイカなくなったりする人も多いからね
それをけなされたくなくてHに消極的になってしまうんじゃない?(p19)
かくしてわれわれは、第6章の最初に舞い戻る。未来においてますます重要性を増すのは、「問題の設定」「仮説の構築」「モデルの活用」の三つである。(p273)
大改造のさなかに、宗教的なことではなくて、体と自分のシンプルな関係について、いろいろ気づいたことがありました。体と本能にまかせておけば、さほど間違えることはないというようなことです。ひとたびそこを見失うと、問題は迷路に入ってしまい、大ごとにならないと気づかなくなってしまうのです。それをなんとなく盛り込んだのが、この本でした。(文庫版あとがき)
かなり確信を持って思うんだけど、世の中で何がいちばん人を深く損なうかというと、それは見当違いな褒め方をされることだ。(…)
だからあなたも、誰かに故のない(あるいは故のある)悪口を言われて傷ついても、「ああよかった。褒められたりしなくて嬉しいなあ、ほくほく」と考えるようにするといいです。といっても、そんなことなかなか思えないんだけどね。うん。(p189)
引っ越しをして、書庫のようなものができたので、段ボール箱に詰めたまま長いあいだ倉庫に預けっぱなしにしていた古い雑誌の山を、やっと手元に引き取ることができた。(p78)
作中に出てくるインタビュー内容については(…)Theピーズの発言から引用させていただきましたが、部分だけを抜粋しても意味が通じるように、言葉を足したり、削ったり、もしくは別の言葉に置き換えたりと加工を行っていることを、ここに記しておきます。(あとがき)
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
情報処理のプロ集団であるマッキンゼーに入社した時にはじめに教わったのは、情報には「空、雨、傘の3段階がある」ということでした。(p144)
出版について、私のお薦めは、「本人にアウトプット力が備わっていれば、自ずと機会は訪れる。それまではブログで力を蓄えよう」という自然体での考え方です。(p216)
人生といえばすぐ、まっすぐな線のように思い浮かべるくせから離れる必要がある。人生のある時期までは無垢で、ある時期から汚れだすというのはうそである。ある時期までは幸福で、ある時期からは不幸になるというのもうそである。(p75)
そういう意味では、オレさまに対して女性が「その自信の根拠は何?」と証拠を求めて、輝きがあるかどうか見抜かなければいけない。それともう一つ、オレさまを更生させる方法として人前に晒してみるということが重要です。(p172)
窓を開けると向かいも窓。ヴェニスの窓は恋の窓である。若者は情熱を燃やし、乙女はそれに答える。
若者「さあ、こっちに来ておくれ、二人の愛を確かめよう」
乙女「でも、どうやってこの窓と窓の間を渡るの」
若者「心配しないで。この棒の上を歩いておいで」
乙女「それでは帰りが渡れないわ」(p158)
READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
この読書キットは、奥さんの旅行用の化粧キットを見た時にピンときて作ったもので(…)一式にまとめておくと、そこにすべてが詰まっているので、漏れがないのがいいですね。(p114)
先輩からよく「20代の経験が30代の仕事を規定する。また、30代の経験が40代の仕事を規定するものだ」と言われてきたのですが、どうやら読書も同じようですね。その年代ごとの読書が後々の人生に響いてくるのだな、と思った深い言葉でした。(p219、立花隆0337『ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論』紹介のページより)
だれもが周りの声なき声、「もっと、もっと、もっと」にたえずせきたてられています。市場にあふれ返る品物を見て、私たちは今、好きなものを自由に選べる楽しさより、ストレスのほうを感じるようになっています。仕事も複雑になるいっぽうです。口に出して言うかどうかはともかく、私たちは、たえず何かに追い立てられ、脅されているように感じています。「あなたも同じようにしないと落ちこぼれるよ」。(p11)
畳2枚のドヤは寝るだけの機能しかないので、まったく気持ちが安らがないからだ。壁を見ても、「死にたい」「もうダメ」、あるいは「お父さんを許して下さい。わが子たちに顔を出すことも、父である情けも忘れています」みたいな落書きがあって、ますます気分がおかしくなっていく。居場所としての「自分の部屋」が人間には必要だと痛感した。そして、毎日寝場所を探して歩く野宿者は精神的に本当に大変ではないだろうかとあらためて考えた。(p052)
「死んでから花を投げても遅い」(…)しかもそれは社会的に黙殺され、放置され続けている。そのたびに、明日、あさってとまた橋から路上から公園から花を投げるのか。(おわりに)
それを眺めていると、まったく同じ風景を、まったく同じ角度から、僕らは本当に異なった目で眺めていたのだなあとあらためて感心することになる。当たり前のことなのだけれど、文章には文章のパーソナリティーがあり、写真には写真のパーソナリティーがある。(p010)
整理術―“能率博士”が教えるとっておきのアイデア (ゴマセレクト)
「幸福の女神には前髪しかない」という、西洋の諺がある。この前髪をその場でちゃんとつかんでおかず、通りすぎたあと手を伸ばしても、後に髪がないのでもはや手遅れだという意味で、「チャンスはその場でものにしろ」というわけだ。(p15)
だから、「書く」こととか「残す」ことが大切になってきていて、きっと何年後かにこの本を読んだ未来の私は、今の私が書いたものに助けられたりするんだと思います。微笑んだり、馬鹿だなぁーっと感じたりするんだと思います。
わからんけど。
明日はわからんってのが、人間やってて楽しいです。
こんな感じで、転がっていきたいと思います!(p158)
一つの現実に、無数の真実が隠れている。それをどこまで探り出せるかが、小説の分かれ道かもしれない。(p111)
そうだったのか現代思想―ニーチェからフーコーまで (講談社プラスアルファ文庫)
これからの課題は──課題だけ言って終わるのも変なんですが──決断すらも不能になるような、自分の中のある種のインポテンツ性をどこまで見きわめるかというのとからんでくるんです。(p475)
英語ここでつまずいていませんか (講談社プラスアルファ文庫)
なるべく自然な形で英文に慣れさせながら、be動詞と一般動詞の区別を植えつけます。次に、疑問文と否定文を導入します。さらに、過去・現在・未来の時の流れを意識させます。(p79)
自己や家族の構成員の生滅について心をわずらわされている私は、せいぜいその生滅に関係のある範囲で、世界戦争を考える程度で、世界という個体の生滅を、永い眼で、大まかに見てとることをしない。(p456)
『ダンス・ダンス・ダンス』という小説の一部をイタリアで書いて、一部をロンドンで書いたけれど、どこが違うかと訊かれてもぜんぜんわからない。『ノルウェイの森』はギリシャとイタリアを行ったり来たりしながら書いたけれど、どこの部分をどこの場所で書いたかなんてもうほとんど覚えていない。(p100)
レンズを通して見えているのは、皮膚で覆われた肉体のほんの一部にすぎないという思いだ。誰かを撮りながらそのように思うことは初めての体験だった。身体の奥底に存在しているものは、どのような色と形をしているのだろうかと想像した。それらはけして目にすることのできない肉体だ。(はじめに)
というわけで僕は企画を持って行く時には二、三枚の粗筋ではなく、膨大な枚数の小説を持ち込むことにしていたのである。(p251)
旅は終わるものではない。ずっと記憶の中に生き続けている。(おわりに)
日本の新書のように、内容も造りもしっかりした本を七、八百円で買えません。(…)本を読むのはごく一部の人たちで、皆もっぱらテレビです。一般に届く媒体のほとんどが映像というのはとても危険だと思います。テレビは活字に比べて一方的な媒体ですから。(p9大賞受賞 堤未果氏インタビュー)
すべての編集者、さらに言えばすべての読者が求めるものは、矛盾する次のことばで要約される──"異なる同一性"。あなたの書く小説は、読者に同じような満足を与え(…)ほかのすべての小説と充分異なるものでもなければならない。(p35)
そういう意味では、アメリカ大陸を車で横断するのと、四国で一日三食、三日間ただただうどんを食べ続けるのと、いったいどっちが辺境なのかちょっとわからなくなってくるところがあります。むずかしい時代です(笑い)。(p248)
対話においては、誰もが「自分の言っていることに意味がないのではないか」という不安に襲われている。あるいは襲われなければいけない。そんな不安はない、と言い切る人もいるが、まともな人は常に「自分が話していることに意味があるのか?」という不安と戦いながら話している。(p87)
(…)本書では何でもない日常にひそむ「親による抑圧」のシーンを描いたものを優先的に選び、親が子どもにもたらしたものを検証することに努めた。(…)「どう見ても普通の親なのに、それで苦しいなんて甘えだ。弱すぎる」と感じる向きもあるだろう。だが、強くならなければ存在を許されず、甘えることさえ禁じられてしまう社会は生きにくい。(p246)
直筆で読む「人間失格」 (集英社新書 ビジュアル版 11V)
小説の構想というものは、あらかじめ設計図のように定められたものとしてあるのではなく、常に更新され、変容していく生き物のようなものなのかもしれない。(p453)
(…)そうした作品がつねに何かやむにやまれぬ欲求から書かれていることがかわる。こちらに呼びかけてくるものがあり、人間の叫びがこもっていて、耳を傾けたくなる。最終的には、文学とはほとんど関係ないんだろうね。
(…)すべての真なる本は激情の瞬間から生まれているとバタイユは述べて、そしてこう問いかけている。「どうしても読みたいと思えない本を、どうして読めるだろう?」。(…)いわく言いがたい何かが働いて(…)その何かこそが大きな違いを生み出すんだ。(p399)
奥様!!
猫村、しっかりお務めさせて頂きます
ギュ(1巻p053)
問題は、ああいうのを見ていると「楽しまなければいけない」と思うようになることです。コマーシャルやドラマに代表されるような、社会と世間が提供する「幸せ」や「理想」というモデルには、惑わされないほうがいい。
たぶんみんなの中には、自分よりハッピーに生きている人がいるんじゃないかという強迫観念のようなものがあると思う。実際そういう人はたぶんいるのだろうけど、別に他人のことだから、いいんじゃないかと思うんだけど。(p211)
それが親の差なんだ、と思い知る。同じ強さをママは外へ外へと力を得ることに使い、おばさまはぐっとおさえこんで内側の世界を育てていった。(p46)
「君が自分で人生を創れる人でほんとうによかった。」(p66)
家族が崩壊していくということは、もともと持っていたものがどんどん目減りしていくということだ。(…)どんどんむきだしの野ざらしになるということだ。(p170)
人は、親にしてもらったことしか人に返してあげられないとしたら、私は?私は大丈夫なんだろうか?(p135)
PS. 余談になるが、僕はその後一度だけあーちゃんの義足を叩かせてもらったことがある。(p47)
センチメントの季節 (1) (Big spirits comics special)
セックスとは、そうした彼等が世界と切り結ぶ最初の刃なのだと私は思います。政治経済文学社会全てが、まだTV画面の向こう側に過ぎない頃から、将来の夢よりも、愛する人よりも先に、それは自分のからだの内奥からやってくる。自分自身の欲情として。他人が他人の顔をしているのは驚くに値しません。自分が他人の顔をすること、それこそが胸騒ぎでしょう。だから、例えばどんなにそれを大人になった祝福だと説明しても、もっと美化して尊い命を生むための神聖な行為だと教育しても、それが必ず傷心でないわけがない。(…)セックスは快楽です。なのにそれがどこかしらうしろ暗いのは、こういう古傷のせいだと私は思います。
私は、あなたの傷口に触れたいと思っています。これは、悪意です。(3巻あとがき)
それって母親が19んときの写真だったんだ
このババアが19んときのっ!(p23)
自分に貞操観念が欠落しているとは思わない
ただそんなことに厳格にこだわるのはバカげていると思ってる(p028)
ともあれ、実際に「純愛」へと向かうか否かに関係なく、現代の恋愛では、純愛に憧れる<自分>は、真実の愛を諦めたまま毎日の現実に埋没している〔自分〕にいつも不満をもっている。(p219)
安部窪教授の理不尽な講義 1 (ビッグコミックススペシャル)
「自然現象でも人為的な原因でもないとしたらいったいなんだと思うんだ!?言ってみろ!!」
「ち、ちょう、じょう・・・げんしょうですか・・・?」
「その言葉を安易に使うなと言っただろう!!」(p25)
「朝に弱い」が治る本―スッキリした目覚めを手に入れる習慣 (PHP文庫)
土日も毎朝決まった時間に起きる(p180)
整理の極意では、人生でできるだけ多くの、卒業できるモノを持つことをすすめます。そして上手に、それらのモノから卒業することをすすめます。モノを卒業した分、あなたは成長しているのですから。(p185)