2009年09月30日

0511『君は宇宙』

★★2

君は宇宙 (F×COMICS)

君は宇宙 (F×COMICS)

  • 作者: 羽央
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2003/12/01
  • メディア: コミック



最後までわからないだろうな
あの生き物たちは・・・
軽くて重たい夢や希望背負って
キラキラしてんだ(p59)

羽央さんの、0264『サディスト神様マゾヒスト仔羊』と同時期に描かれたという4編。
答えは絶対あるはずなのに辿りつけず、
途中の結果を評価されたり、挫折したりする数学者と
恋愛に立ち向かう人々は似ているような気がします。
途中の式を解いてゆく。それが
つき合う事だったり、結婚だったり、共に歳をとってゆく事だったり。(後書。)
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0510『いっしょぐらし!』

★1

いっしょぐらし!

いっしょぐらし!

  • 作者: しりあがり 寿
  • 出版社/メーカー: 光栄
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



そんな中からなんとなく、ボクらはたままた結婚というカタチをとってますが、気の合う二人が「いっしょぐらし」することの楽しさが伝わればいいな、などと思っています。(p3)

夫婦の「いっしょぐらし」記録本。
表紙のどぎつい色合いが、中のカラーページでも。
しりあがりさんのヘタウマというか、そういう絵と、西家さんの絵、夫婦の対談で成り立つ。

西「私は、結婚してからの方が孤独感が増したんだよね」
(…)
西「そりゃ、今はいいよ。でも、あのころは、平日は会社で、土日はマンガに没頭して、全然かまってくれなかったもん」(p76)
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0509『Hテク向上委員会+―女のコのためのHバイブル』

★1

Hテク向上委員会+―女のコのためのHバイブル

Hテク向上委員会+―女のコのためのHバイブル

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本



現代の「性」についてとやかく言っても仕方がないかもしれないが、そもそも、身体の相性ってのがあるとして、それを確かめるためには必然的に、多くの異性と交尾しなければならなくなるんであって、そもそも身体の相性は、快楽の追求であって、そこまで欲深に、そういうものを追求しても、あまり幸せになれないような気がする、というのは、規律のきつい宗教みたいな感じだろうか。

セックスをスポーツと捉えるなら、より技術を磨き、ルールを確かめ、という作業が必要となってくる。
本書は、そういう技術とか道具とかを、表紙裏「モテ女を目指すなら、Hだってしっかり勉強しないとね。恋愛シーンを勝ち抜くためのHバイブル。」のために獲得するための本。

確かに酔うとヤリたくある人も多いけど
男は呑むと勃たなくなったりイカなくなったりする人も多いからね
それをけなされたくなくてHに消極的になってしまうんじゃない?(p19)
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0508『オリベ』

★★2

オリベ

オリベ

  • 作者: 南 Q太
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2006/04/20
  • メディア: コミック



南Q太氏が、雑誌「オリーブ」で生んだ、超マイペースキャラ、オリベ。

帯「オリベ23歳。喫茶店で働くフリーター。休みの日は部屋でうだうだ、こたつでうたた寝。無理しないのって、けっこうシアワセ。」
という、まあ、人それぞれの生き方ってわけです。
のほほん、いい味出してます。

人と過ごしたあとってすごく疲れるな
そして人といる時はなんだか淋しい
一人になるとホッとする
なんだろう 変だな
きっとへんくつばあさんになるんだろうな 私は
ハハハハ(p133)
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0507『「村上春樹」が好き!』

★★2

「村上春樹」が好き!  (宝島社文庫)

「村上春樹」が好き! (宝島社文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2004/09/29
  • メディア: 文庫



春樹フリーク、ハルキスト、村上春樹氏の小説やエッセイ、翻訳が好きな読者たちの寄稿による書。
ファン本。

若い感覚の個人的な記録でありながら、いかなる文芸評論家よりも、小説家のセンチメントといったものを正確にとらえている。(文庫判に寄せて・池内紀)
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0506『超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー』

★★★3

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/09/18
  • メディア: 単行本



0029『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』0046『続「超」整理法・時間編』0048『「超」整理法3』に続く、「超」整理法シリーズ。
正確には、0029『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』の改編と言えるだろうか。

本書は「デジタルオフィス」が可能になったために、前作0029『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』を書き直した、とされる。
一般的に、「デジタル整理術」のようなものの賞味期限は短い。
だからこそ、「ハックス」のような感じで、実生活にパッチを当てる感じで、その時々の最新ツールを当てるのが妥当という流れができるのだろう。
しかし、やはり著者野口氏にある「姿勢」が、他のそれとちょっと違っているので、本書はやはり特別である。
それは、野口氏が持つ知的なバックグラウンド、また、広範囲に対する知的欲求からくるのだろう。

「押し出しファイリング方式」から、「検索」の活用方法に至るが、これからの我々にとって必要なことは・・・。
 かくしてわれわれは、第6章の最初に舞い戻る。未来においてますます重要性を増すのは、「問題の設定」「仮説の構築」「モデルの活用」の三つである。(p273)

これらは、良書の作りに似ているな、と思った。

0505『体は全部知っている』

★★★★4

体は全部知っている (文春文庫)

体は全部知っている (文春文庫)

  • 作者: 吉本 ばなな
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 文庫



わたしは短編を作る職人でありたい、と確か何かのインタビューで語っていた、よしもとばなな氏の技術が光る短編集。
0047『やさしいからだ』の小説版、というか。

よかった。

 大改造のさなかに、宗教的なことではなくて、体と自分のシンプルな関係について、いろいろ気づいたことがありました。体と本能にまかせておけば、さほど間違えることはないというようなことです。ひとたびそこを見失うと、問題は迷路に入ってしまい、大ごとにならないと気づかなくなってしまうのです。それをなんとなく盛り込んだのが、この本でした。(文庫版あとがき)
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0504『村上ラヂオ』

★★★★4

村上ラヂオ (新潮文庫)

村上ラヂオ (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 文庫



 かなり確信を持って思うんだけど、世の中で何がいちばん人を深く損なうかというと、それは見当違いな褒め方をされることだ。(…)
 だからあなたも、誰かに故のない(あるいは故のある)悪口を言われて傷ついても、「ああよかった。褒められたりしなくて嬉しいなあ、ほくほく」と考えるようにするといいです。といっても、そんなことなかなか思えないんだけどね。うん。(p189)

さあ、耳を澄まそう。
聞こえてくるのは、孤高の作家、村上春樹氏の音楽生活や読書、その他に関するラヂオ・・・。
語りかけてくるような文体でつづられるエッセイ集。
 引っ越しをして、書庫のようなものができたので、段ボール箱に詰めたまま長いあいだ倉庫に預けっぱなしにしていた古い雑誌の山を、やっと手元に引き取ることができた。(p78)
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0503『集中力』

★★2

集中力 (講談社現代新書)

集中力 (講談社現代新書)

  • 作者: 山下 富美代
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1988/04
  • メディア: 新書



時間がない。
限られた時間しかない。
ならば、その時間内でどれだけ効率をあげるか。
・・・「集中力」が必要だ。
と考えるのが、お決まりのことだろう。

本書は、集中力をテーマに、少々散漫気味になりつつも、いかにその力を発揮するかの方法を追求する。

 この実験結果から何が読み取れるだろうか。よくいわれることに、高齢者の仕事ぶりは遅いけれど、丁寧で正確なので信頼できるということがあげられている。(p171)
posted by B&M at 04:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0502『実験4号』

★★2

実験4号

実験4号

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



1987年に結成され、2007年に結成20周年を迎えたTheピーズに捧げる、二人の作家のトリビュート。
伊坂幸太郎氏が小説を、山下敦弘氏が映画を担当している。
映像×小説、という試みを成功させ、2008年本屋大賞受賞。

山下氏の映画はセンチメンタル。
小学生3人と、女の先生、男の事務員さん、みたいな感じだが、映像が一貫して滞っていて、倦怠感があり、なかなかすごい。
最後に、『実験4号』が流れる。

伊坂氏は、毎回あとがきに様々な文献を挙げ、何を参考にして創作を行ったかを明記する作家さんですが、今回は、もちろんTheピーズの楽曲、特に6枚目のアルバム『リハビリ中断』に収録された「実験4号」は影響大でしょうが、インタビューなんかからもインスピレーションを得ているそうです。

 作中に出てくるインタビュー内容については(…)Theピーズの発言から引用させていただきましたが、部分だけを抜粋しても意味が通じるように、言葉を足したり、削ったり、もしくは別の言葉に置き換えたりと加工を行っていることを、ここに記しておきます。(あとがき)
posted by B&M at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0501『効率が10倍アップする新・知的生産術──自分をグーグル化する方法』

★★2

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

  • 作者: 勝間 和代
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2007/12/14
  • メディア: 単行本



 情報処理のプロ集団であるマッキンゼーに入社した時にはじめに教わったのは、情報には「空、雨、傘の3段階がある」ということでした。(p144)


21才で第一子を産み、その後も3人の子どもを抱えながら、第一線で活躍するバリバリキャリアウーマン勝間氏の知的生産術。
月15万、100冊もの本は読めないが、参考にできるところを参考にすれば良い。
みんなが勝間氏にはなれないが、その爪のアカくらいは煎じて飲んでみよう。

 出版について、私のお薦めは、「本人にアウトプット力が備わっていれば、自ずと機会は訪れる。それまではブログで力を蓄えよう」という自然体での考え方です。(p216)
posted by B&M at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

0500『子どもと学校』

★★★★★5

子どもと学校 (岩波新書)

子どもと学校 (岩波新書)

  • 作者: 河合 隼雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1992/02
  • メディア: 新書



ついに千冊の折り返し地点までやってきました。

記念すべき500冊目は、河合隼雄氏による、教育についての話。
子どもと学校の新しい関係を創造する道。
線を引き引き読んで、かなり唸らされるところ多かった。
刺激的な著。

老人になっても進歩すると言えば聞こえがいいが、老人になると多くの能力が失われてゆき、そして最後は死に至るのが実状ではなかろうか。前よりも少しでも進歩することのみを単純に善しとする教育観には、「死」を入れ込むことができない。(p47)
posted by B&M at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0499『じぶん・この不思議な存在』

★★★★4

じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書「ジュネス」)

じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書「ジュネス」)

  • 作者: 鷲田 清一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 新書



確か大学時代に、「アイデンティティ」について疑問をもち、ひも解いたのではなかったか。
なかなか思索が楽しく、読み込んだ記憶がある。
3色ボールペンのあとも鮮やかにそこかしこに残っている。
アイデンティティについては、自分の中に核となるような自分があってそれを探すのではなく、他者との間に「じぶん」はあるのだ、というような論調を、僕は支持するようだ。

 人生といえばすぐ、まっすぐな線のように思い浮かべるくせから離れる必要がある。人生のある時期までは無垢で、ある時期から汚れだすというのはうそである。ある時期までは幸福で、ある時期からは不幸になるというのもうそである。(p75)
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0498『日本語力と英語力』

★★2
日本語力と英語力

日本語力と英語力

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/04/10
  • メディア: 新書



国語学者と英語学者の対談本。「共同宣言の書(序)」。
「その訴えんとするところは、ごく簡単に要約すれば、国語教育を充実さぜよ、英会話ごっこにも似た低劣な早期英語教育を止めさせよ、型の訓練を中心とした骨太の教育を実現させよ、ということになろうか(序)」。
途中の、美文をもとに訓練させよ=アカデミズムありきで、どこかに絶対的な美がある、というようなくだりには共感できなかったが、他は多々うなずけるところあり。

そういう意味では、オレさまに対して女性が「その自信の根拠は何?」と証拠を求めて、輝きがあるかどうか見抜かなければいけない。それともう一つ、オレさまを更生させる方法として人前に晒してみるということが重要です。(p172)
posted by B&M at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0497『心をリセットしたいときに読む本』

★★2

心をリセットしたいときに読む本 (ぶんか社文庫)

心をリセットしたいときに読む本 (ぶんか社文庫)

  • 作者: 斎藤 茂太
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 文庫



印象的な空の青。
通称「モタ」先生の、心の相談本。
じっさいそこまでの本か、と問われると、僕としては、そこまでではない、と答える。
けれども、ふとした言葉などではっとさせられるところはあった。

 かのソクラテスも「心地よい眠りは一生のうち数えるほどしかない」と言っているではないか。(p173)

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0496『英語とわたし』

★★2

英語とわたし (岩波新書)

英語とわたし (岩波新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 新書



筑紫哲也氏、有森裕子氏といった方々の、「英語とわたし」。

 偉そうなことを言って、「お前の英語は大したことないじゃないか」と言う人に対しては、「私は英語は苦手だから、英語は大切と思うのです」と答えている。(p69河合隼雄)
posted by B&M at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0495『もの思う葦』

★★★★4

もの思う葦 (1980年) (新潮文庫)

もの思う葦 (1980年) (新潮文庫)

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1980/09
  • メディア: 文庫



太宰治のエッセイ集。
ほんと、いろいろな言葉がきらめく名文である。

 人は人に影響を与えることもできず、また、人から影響を受けることもできない。(p17或る実験報告)
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0494『スーパー書斎の仕事術』

★1

スーパー書斎の仕事術 (文春文庫)

スーパー書斎の仕事術 (文春文庫)

  • 作者: 山根 一眞
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 文庫



『「超」整理法』でも触れられていた、今は過去の整理法、仕事術。
こういう本があって、今があるのは確かだ。

 往年のアメリカのジャーナリスト、ジョン・ガンサーは、書斎の地下にモルグと呼ぶきちんと整理された膨大な資料庫を持っていたという。モルグ=morgueは、死体置場を意味するフランス語である。(はしがき)

0493『村上朝日堂の逆襲』

★★2

村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1989/10/25
  • メディア: 文庫



村上春樹氏初期のエッセイ集。
文・村上春樹、イラスト・安西水丸コンビ「村上朝日堂」シリーズの2冊目。

このように心底美味いビールを飲むためにはるばる四十二キロを走らねばならぬということはあるときはいささか酷な条件のようにも感じられるし、あるときはきわめてまっとうな取引であるようにも感じられる。(p252)
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0492『ジョークの哲学』

★★2

ジョークの哲学 (講談社現代新書)

ジョークの哲学 (講談社現代新書)

  • 作者: 加藤 尚武
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1987/05
  • メディア: −



古今東西、「ジョークを作り出す方程式を見つけ出そう(あとがきを兼ねて文献について)」と企まれたジョーク本。
ジョークについてうんちくしているだけの印象があって、ちょっと取りつきにくかった。

読み方によっては、ジョークやユーモアやペーソスという、人間をかくも豊かに詠みあげた文章を楽しめるのかもしれない。
読み方によっては、「実存主義の哲学が切り拓いた「不条理」の概念と、序0苦の意味論的な分析(同上)」をし、「<私>とは」「存在とは」「時間とは」(いずれも表紙)がわかるのかもしれない。

 窓を開けると向かいも窓。ヴェニスの窓は恋の窓である。若者は情熱を燃やし、乙女はそれに答える。
若者「さあ、こっちに来ておくれ、二人の愛を確かめよう」
乙女「でも、どうやってこの窓と窓の間を渡るの」
若者「心配しないで。この棒の上を歩いておいで」
乙女「それでは帰りが渡れないわ」(p158)
posted by B&M at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0491『READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣』

★★★★4

READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣

READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣

  • 作者: 原尻 淳一
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本



東洋経済社から出ているシリーズ。
0110『IDEA HACKS!』0109『TIME HACKS!』0263『PLANNING HACKS!』などに続くハックス本。
いろいろなハックスの手書きイラストがちりばめられた、このシリーズの表紙が好き。

「ハックス事典」として、該当項目を探して読むのもひとつだが、この著者の場合、体系的に書かれているので、頭から順々に読んでも楽しい。

 この読書キットは、奥さんの旅行用の化粧キットを見た時にピンときて作ったもので(…)一式にまとめておくと、そこにすべてが詰まっているので、漏れがないのがいいですね。(p114)

林望氏の0281『知性の磨きかた』とか、本田直之氏の0223『レバレッジ・リーディング』とか、梅棹忠夫氏の0064『知的生産の技術』とか、僕自身読んできたさまざまな読書にまつわる本を参考にしておられて、そういうのを総括しながら読んでいけた。
それらに、ウェブのいろいろなサービスを加えつつ、著者の今まで培ってきたハックスを取り混ぜつつ、いろいろな提案をしておられる。

 先輩からよく「20代の経験が30代の仕事を規定する。また、30代の経験が40代の仕事を規定するものだ」と言われてきたのですが、どうやら読書も同じようですね。その年代ごとの読書が後々の人生に響いてくるのだな、と思った深い言葉でした。(p219、立花隆0337『ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論』紹介のページより)

2009年09月26日

0490『ごたごた気流』

★★★★4

ごたごた気流 (角川文庫)

ごたごた気流 (角川文庫)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/09/25
  • メディア: 文庫



ロングセラー。著者の死後も長く愛されている、SFショート・ショート。
僕が読んだのは表紙が違う、昭和60年初版のもの。
読みやすく、皮肉で、ユーモラス。
おもしろい。

「なにか心配ごとがあるのなら、打ちあけてくれ。ぼくにできることなら、なんとか力になるよ」
「いや、なんでもないんだ」(
p8「なんでもない」)
posted by B&M at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0489『すべては「単純に!」でうまくいく』

★★★★★5

すべては「単純に!」でうまくいく

すべては「単純に!」でうまくいく

  • 作者: ローター・J・ザイヴァート
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2003/02/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



すばらしい本だ。
イラストも面白い。比喩的でありつつ、親しみが持て、ユーモアがある。
ヨーロッパ(ドイツ)の本というのもいい。
表紙の折り込み部分に、雑誌の評論「この手の他の本とは違って、どんな局面にも対応できるだけでなく、生活をもっとシンプルにし、見通しのきくものにできるということが、しっかりと書かれている。」

 だれもが周りの声なき声、「もっと、もっと、もっと」にたえずせきたてられています。市場にあふれ返る品物を見て、私たちは今、好きなものを自由に選べる楽しさより、ストレスのほうを感じるようになっています。仕事も複雑になるいっぽうです。口に出して言うかどうかはともかく、私たちは、たえず何かに追い立てられ、脅されているように感じています。「あなたも同じようにしないと落ちこぼれるよ」。(p11)

0488『ルポ最底辺──不安定就労と野宿』

★★★★★5

ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書)

ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書)

  • 作者: 生田 武志
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 新書



畳2枚のドヤは寝るだけの機能しかないので、まったく気持ちが安らがないからだ。壁を見ても、「死にたい」「もうダメ」、あるいは「お父さんを許して下さい。わが子たちに顔を出すことも、父である情けも忘れています」みたいな落書きがあって、ますます気分がおかしくなっていく。居場所としての「自分の部屋」が人間には必要だと痛感した。そして、毎日寝場所を探して歩く野宿者は精神的に本当に大変ではないだろうかとあらためて考えた。(p052)

0296『ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」』と共に読んだ本。
大学生の時から釜ヶ先に通い、現在もそこを中心に活動している。
読んでいると、暗澹たる気持ちになってくるが、これがこの社会の一部、現実の一部なのだ。
「死んでから花を投げても遅い」(…)しかもそれは社会的に黙殺され、放置され続けている。そのたびに、明日、あさってとまた橋から路上から公園から花を投げるのか。(おわりに)
posted by B&M at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

0487『辺境・近境 写真篇』

★★★★4
辺境・近境 写真篇 (新潮文庫)

辺境・近境 写真篇 (新潮文庫)

  • 作者: 松村 映三
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 文庫



0471『辺境・近境』の写真篇。
松村映三氏が撮ったものに、春樹氏の文章がちりばめられている。
春樹氏の文章が裏にひそむからだろうか。
写真に不思議とくるものがある。

それを眺めていると、まったく同じ風景を、まったく同じ角度から、僕らは本当に異なった目で眺めていたのだなあとあらためて感心することになる。当たり前のことなのだけれど、文章には文章のパーソナリティーがあり、写真には写真のパーソナリティーがある。(p010)
posted by B&M at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0486『整理術』

★1
整理術―“能率博士”が教えるとっておきのアイデア (ゴマセレクト)

整理術―“能率博士”が教えるとっておきのアイデア (ゴマセレクト)

  • 作者: 黒川 康正
  • 出版社/メーカー: ごま書房
  • 発売日: 1986/10
  • メディア: 単行本



iPhoneとか超整理手帳とかない時代の、アナログ感ただよう整理術。
イラストなんかが楽しい。
いろいろな試行錯誤の上に、現在の整理法がある。
歴史も同時に感じられて、こういう昔の本も面白い。

「幸福の女神には前髪しかない」という、西洋の諺がある。この前髪をその場でちゃんとつかんでおかず、通りすぎたあと手を伸ばしても、後に髪がないのでもはや手遅れだという意味で、「チャンスはその場でものにしろ」というわけだ。(p15)

0485『村上かつら短編集』

★★2

村上かつら短編集 1 (ビッグコミックス)

村上かつら短編集 1 (ビッグコミックス)

  • 作者: 村上 かつら
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/09/30
  • メディア: コミック



絵はヘタウマな感じ。
雑っぽいんだけど、伝えてる。
その不器用な青春の感じが似合ってる。
昔のぞき穴から見てた隣のおねーさんの筆下ろしとか、父伝説とか、ちょっと変わった漫画家さん。

──のぞき穴の、
こっち側だって現実なのよ?(2巻p188)
posted by B&M at 02:59| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0484『ブラックジャックによろしく』

★★★★★5

ブラックジャックによろしく (9)

ブラックジャックによろしく (9)

  • 作者: 佐藤 秀峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/07/23
  • メディア: コミック



医療の世界をめぐる、新米医師の戦い。
特に、この9巻から13巻までの「精神科編」はものすごい。
描写、展開、共にものすごい。

医療の現場について深く切り込むと同時に、新米医師斎藤くんの奔走ぶり、熱に惹かれる。
現在、「新」シリーズに移行している。

僕はキチガイじゃない・・・
僕はキチガイじゃない・・・(9巻p137)
posted by B&M at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0483『転がる。』

★★2
転がる。

転がる。

  • 作者: 矢井田 瞳
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2006/11/16
  • メディア: 単行本



歌手、矢井田瞳さんのan-an連載エッセイ。
大学時代から若いエネルギーをまとって音楽活動をしてきた一人の女の子。
シンガーソング・ライター、つまり、自分で曲を作って自分で歌う。
僕は彼女の虜だった。
そんな矢井田氏の、創作やなんやの日々をつづったエッセイ。

 だから、「書く」こととか「残す」ことが大切になってきていて、きっと何年後かにこの本を読んだ未来の私は、今の私が書いたものに助けられたりするんだと思います。微笑んだり、馬鹿だなぁーっと感じたりするんだと思います。
 わからんけど。
 明日はわからんってのが、人間やってて楽しいです。
 こんな感じで、転がっていきたいと思います!(p158)
posted by B&M at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0482『妖精が舞い下りる夜』

★★★3

妖精が舞い下りる夜 (角川文庫)

妖精が舞い下りる夜 (角川文庫)

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/09
  • メディア: 文庫



『博士の愛した数式』や0441『生きるとは、自分の物語をつくること』で対話している小川洋子氏の、初のエッセイ集。
繰り返し巻き返し、小説をめぐっての記述が興味深い。

 一つの現実に、無数の真実が隠れている。それをどこまで探り出せるかが、小説の分かれ道かもしれない。(p111)
posted by B&M at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月24日

0481『英語の新しい学び方』

★★2

英語の新しい学び方 (講談社現代新書 (52))

英語の新しい学び方 (講談社現代新書 (52))

  • 作者: 松本 亨
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1965/08
  • メディア: 新書



題名「新しい」だなんて、出版されたのが1965年だから、言ってられないのだけれど。
いくらか参考になるところをつまみ食いしたような感じで。

 わたしたちは日常、日本語の中で生活しているので、わたしたちの日本語が後退するということはまずありませんが、いったん外国へ行って暮らすようになると、成人でも字を忘れたり、ことばが思うように口から出てこなくなってきます。(p205)
posted by B&M at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0480『そうだったのか現代思想』

★★★3

そうだったのか現代思想―ニーチェからフーコーまで (講談社プラスアルファ文庫)

そうだったのか現代思想―ニーチェからフーコーまで (講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 小阪 修平
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 文庫



ニーチェからフーコーまで、けっこうわかりやすく哲学を概観させてくれる文庫。
ところどころに差し挟まれるイラストが、哲学っぽい(笑)

 これからの課題は──課題だけ言って終わるのも変なんですが──決断すらも不能になるような、自分の中のある種のインポテンツ性をどこまで見きわめるかというのとからんでくるんです。(p475)
posted by B&M at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0479『英語ここでつまずいていませんか』

★★2

英語ここでつまずいていませんか (講談社プラスアルファ文庫)

英語ここでつまずいていませんか (講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 尾崎 哲夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫



尾崎哲夫氏の英語本。
自分の英語についての認識を整理するのに役立った。
多作な人なので、他の著書とかぶるところが多かっただろうか。

なるべく自然な形で英文に慣れさせながら、be動詞と一般動詞の区別を植えつけます。次に、疑問文と否定文を導入します。さらに、過去・現在・未来の時の流れを意識させます。(p79)
posted by B&M at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0478『武田泰淳』

★★★★4

武田泰淳 (ちくま日本文学全集)

武田泰淳 (ちくま日本文学全集)

  • 作者: 武田 泰淳
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1992/10
  • メディア: 文庫



大学時代になんかの講義で、これをテキストに講義を受けた。
けっこう刺激的な、のちのちの僕に影響を与えたところもあったと思う。
司馬遷の史記、ひかりごけ、滅亡について。
でも、ものぐさ太郎だった僕は、けっこう講義をサボっていたし、そこまでつきつめて真面目に本書を読み込んだりもせず、気まぐれに、あるいは出席数を気にして講義に顔を出し、ぺらぺらとページをめくっていたようである。
なんらかのレポートひとつかふたつは書いたような気はするが、それももう今では何を書いたかさっぱり覚えていない。

 自己や家族の構成員の生滅について心をわずらわされている私は、せいぜいその生滅に関係のある範囲で、世界戦争を考える程度で、世界という個体の生滅を、永い眼で、大まかに見てとることをしない。(p456)
posted by B&M at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0477『うずまき猫のみつけかた』

★★★3

うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル

うずまき猫のみつけかた―村上朝日堂ジャーナル

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1996/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



村上春樹氏がアメリカはケンブリッジに住んでいた頃のエッセイ。
0300『やがて哀しき外国語』はプリンストン時代のもので、けっこう真面目に外国生活をすることに書いたらしいけれど、こちらは肩ひじはらずに楽しく書いたものとのこと。(あとがきより)

『ダンス・ダンス・ダンス』という小説の一部をイタリアで書いて、一部をロンドンで書いたけれど、どこが違うかと訊かれてもぜんぜんわからない。『ノルウェイの森』はギリシャとイタリアを行ったり来たりしながら書いたけれど、どこの部分をどこの場所で書いたかなんてもうほとんど覚えていない。(p100)


文庫で出ています。
2008年、新装丁文庫で再出版されていたのを店頭で見かけました。
posted by B&M at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

0476『小説家』

★★★★4

小説家

小説家

  • 作者: 小林 紀晴
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本



『ASIAN JAPANESE』の小林紀晴氏の、小説家インタビュー本。
なので、本来この本を投稿すべきカテゴリー(ジャンル)は、「写真集」ではない。

村上龍氏や山田詠美氏などの写真を撮り、話を聞いている。
村上龍氏が黒のPowerBookにステッカーなんかを貼って、ゲラを横に置いて書かれている写真なんかを見て、しびれた。

レンズを通して見えているのは、皮膚で覆われた肉体のほんの一部にすぎないという思いだ。誰かを撮りながらそのように思うことは初めての体験だった。身体の奥底に存在しているものは、どのような色と形をしているのだろうかと想像した。それらはけして目にすることのできない肉体だ。(はじめに)
posted by B&M at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0475『スワロウテイル』

★★2

スワロウテイル

スワロウテイル

  • 作者: 岩井 俊二
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 単行本



岩井俊二の自身の映画『スワロウテイル・バタフライ』の原作(企画書)。

岩井俊二の映画は高校時代までにだいたい見た。
『ラヴ・レター』『ピクニック』など、耽美な映像と、テンポのいいストーリー。
大学時代、『リリィ・シュシュのすべて』で衝撃を受けた。

でも、それ以来、ぱっとしない。
岩井俊二さんは、今、どこで何をしてるんだろうなあ?
と思ったら、プロデュースとか、アニメとかをしているらしかった。
B A N D A G E バ ン デ イ ジ
岩井俊二 - Wikipedia

青春時代、こんな創作活動ができたらなぁ、なんて思いながら、読んでいたんだ。

というわけで僕は企画を持って行く時には二、三枚の粗筋ではなく、膨大な枚数の小説を持ち込むことにしていたのである。(p251)


文庫版↓

スワロウテイル (角川文庫)

スワロウテイル (角川文庫)

  • 作者: 岩井 俊二
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0474『ハワイで大の字』

★1
さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字

さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字

  • 作者: 小栗 左多里
  • 出版社/メーカー: ソニー・マガジンズ
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: 単行本



0187『ダーリンは外国人』の、小栗、ラズロ夫婦のハワイ旅行記。
以前のような魅力を感じないのは、僕がハワイにほとんど興味がなかったからか。
プチ海外旅行をした気分になりたいときなどにはどうぞ。

旅は終わるものではない。ずっと記憶の中に生き続けている。(おわりに)
posted by B&M at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0473『新書大賞〈2009〉』

★★★3

新書大賞〈2009〉

新書大賞〈2009〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本



新書について、中央公論新社が出している小冊子。
去年は2008、来年は2010年版が出版されることだろう。
最後の表紙裏のページ、中公新書は2000点を越えたとか。

大賞は堤未果氏の『ルポ 貧困大国アメリカ』。

永江朗氏と宮崎哲弥氏の対談も面白い。
雨後のたけのこのように出てきたレーベルより、御三家がやっぱりいいとか。

日本の新書のように、内容も造りもしっかりした本を七、八百円で買えません。(…)本を読むのはごく一部の人たちで、皆もっぱらテレビです。一般に届く媒体のほとんどが映像というのはとても危険だと思います。テレビは活字に比べて一方的な媒体ですから。(p9大賞受賞 堤未果氏インタビュー)
posted by B&M at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0472『ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門』

★★★★4

ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門

ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門

  • 作者: ローレンス ブロック
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 単行本



小説執筆をするのに刺激的な本。

「読むことを作家としてのひとつの仕事と思っている(p32)」というのは、努力が基本、というようで好ましいし、具体的な努力がしやすい。
ただ、ブロック氏は「選んだ分野の本を貪欲に読むことに終わりは来なかった」「読めばほとんど面白い(同上)」というところが、単なる本好きだけではなかったという特殊さがあるかもしれないが。
作家がとにもかくにも本を読むことを勧めるのは、市場の拡大のためだろうと思う向きもあるかもしれないが、やはりそこに精通した人が、その道のプロであることが好ましいことに異論はないだろう。

 すべての編集者、さらに言えばすべての読者が求めるものは、矛盾する次のことばで要約される──"異なる同一性"。あなたの書く小説は、読者に同じような満足を与え(…)ほかのすべての小説と充分異なるものでもなければならない。(p35)
posted by B&M at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0471『辺境・近境』

★★★3

辺境・近境

辺境・近境

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/02/29
  • メディア: 単行本




時々、この日常から離れて、非日常の中で、フラットな青春時代のような、モラトリアム時代に戻って、自分はどこにでも行ける、なんだって見れる、と思いながら旅行してみたくなる衝動にかられる。

でも、もちろん、この日常は、ステーブルで不動であるほどに、幸せを肯定してくれるのを僕は知っている。

メキシコ大旅行、ディープうどん紀行、ノモンハン。
村上春樹の「旅行本」。
ただ、その成立の難しさは、あとがきに書かれてある。

 そういう意味では、アメリカ大陸を車で横断するのと、四国で一日三食、三日間ただただうどんを食べ続けるのと、いったいどっちが辺境なのかちょっとわからなくなってくるところがあります。むずかしい時代です(笑い)。(p248)


■文庫版↓

辺境・近境 (新潮文庫)

辺境・近境 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0470『まずこのセリフを口に出せ!!ビジネスハンドブック』

★★★3

まずこのセリフを口に出せ!!ビジネスハンドブック

まずこのセリフを口に出せ!!ビジネスハンドブック

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/01/24
  • メディア: 単行本



齋藤孝氏のこれまでのエッセンスを、ビジネスマン向けにセリフで章立ててまとめてある。
質問、コミュニケーション、段取り、天才、3色、四股、この人が手がけてきた本を簡単に網羅している。
これまでの集大成とも感じられる一冊。

11「じゃ、四十五秒でプレゼンします」
12「三色で脳みそを切りかえます」
(…)
15「クセのある人、好きです」(目次より)
posted by B&M at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0469『質問力』

★★★3

質問力―話し上手はここがちがう

質問力―話し上手はここがちがう

  • 作者: 斎藤 孝
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本




斎藤孝氏の、「○○力」本のひとつ。

授業での「発問」は大事、というような意識を持ちながら読んだ。

または、人とうまく話を続けるためのアイディアを得るために。

まあ、それなりに参考になるところはあった。

 対話においては、誰もが「自分の言っていることに意味がないのではないか」という不安に襲われている。あるいは襲われなければいけない。そんな不安はない、と言い切る人もいるが、まともな人は常に「自分が話していることに意味があるのか?」という不安と戦いながら話している。(p87)


文庫判が出ています。

質問力 ちくま文庫(さ-28-1) (ちくま文庫)

質問力 ちくま文庫(さ-28-1) (ちくま文庫)

  • 作者: 斎藤 孝
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/03/09
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0468『もう家には帰らない』

★★2
もう家には帰らない―さよなら 日本一醜い親への手紙

もう家には帰らない―さよなら 日本一醜い親への手紙

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



『日本一醜い親への手紙』(未読)の続編らしい。
いろいろな形の虐待に対する、子ども叫び。
そういうひどい場所も、この世界には存在するのだ。

(…)本書では何でもない日常にひそむ「親による抑圧」のシーンを描いたものを優先的に選び、親が子どもにもたらしたものを検証することに努めた。(…)「どう見ても普通の親なのに、それで苦しいなんて甘えだ。弱すぎる」と感じる向きもあるだろう。だが、強くならなければ存在を許されず、甘えることさえ禁じられてしまう社会は生きにくい。(p246)

文庫版も出ています。そっちはタイトルが少し変わっているようです。
posted by B&M at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0467『天使なんかじゃない』

★★★★★5

天使なんかじゃない―完全版 (1)

天使なんかじゃない―完全版 (1)

  • 作者: 矢沢 あい
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: コミック



『NANA』の矢沢あい氏の代表作。
翠(みどり)と晃(あきら)、その他魅力的なキャラクターたちの、生徒会。
ふたりの関係もさることながら、翠のキャラクターが大好きだった。

完全版には、解説の他に、1巻と4巻に矢沢氏の製作秘話マンガが。

矢沢さんの漫画って男の子はいいんだけど
女の子のキャラに全然魅力がないのよねぇ(完全版1巻p421)
posted by B&M at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0466『直筆で読む「人間失格」』

★★★3

直筆で読む「人間失格」 (集英社新書 ビジュアル版 11V)

直筆で読む「人間失格」 (集英社新書 ビジュアル版 11V)

  • 作者: 太宰 治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/11/14
  • メディア: 新書



太宰治の『人間失格』は、僕にとって特別な作品だ。
僕に自我を与えるきっかけとなった作品、と言っても過言ではないかもしれない。

今回は、それを書いた作家の肉筆で作品を眺めるという、ある意味ルール違反の楽しみであるのかもしれない。
作家の書き直しや挿入、削除といった作業を見て取ることができる。

その昔、原稿用紙に文字を刻んでいた時代があった。
そのことと、作家の推敲の作業の覗き見、といったようなものが読める。

 小説の構想というものは、あらかじめ設計図のように定められたものとしてあるのではなく、常に更新され、変容していく生き物のようなものなのかもしれない。(p453)
posted by B&M at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0465『家族生活』

★★2

家族生活

家族生活

  • 作者: やまだ ないと
  • 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本



やまだないと氏の未完の作品を、4人のカントクが無理やり終わらせちゃう。。。
ふたりのパパと、12歳とあたし。
決して許されない家族。

そうだ・・・
パパは・・
パパたちは
とっくに あたしから
逃げたいのかもしれない(p294)
posted by B&M at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月22日

0464『ふたりらしい結婚式ハッピーガイド』

★★★3

ふたりらしい結婚式ハッピーガイド―感動の演出アイデア満載!

ふたりらしい結婚式ハッピーガイド―感動の演出アイデア満載!

  • 作者: 小川 由美子
  • 出版社/メーカー: 西東社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本



入籍、結婚式、披露宴、その後のおつきあいなど、それぞれのシーンについて、基本的なことを教えてくれる。

CD付きで、いろいろなテンプレートもついているので、席次表やパンフレット、メニューなどを自作しようと思うカップルにはオススメ。

結婚に伴うさまざまな手続きをしっかり把握
届け出と手続き(p218)
posted by B&M at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0463『空腹の技法』

★★★★4

空腹の技法 (新潮文庫)

空腹の技法 (新潮文庫)

  • 作者: ポール オースター
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 文庫



作家ポール・オースターのエッセイやらインタビューやら序文やら。
帯では、オースター翻訳の第一人者、柴田元幸氏が、若き日の真摯さと静謐さ、というようなことを書いていた。

重厚で難しい感じがするが、オースターは面白い。

(…)そうした作品がつねに何かやむにやまれぬ欲求から書かれていることがかわる。こちらに呼びかけてくるものがあり、人間の叫びがこもっていて、耳を傾けたくなる。最終的には、文学とはほとんど関係ないんだろうね。
 (…)すべての真なる本は激情の瞬間から生まれているとバタイユは述べて、そしてこう問いかけている。「どうしても読みたいと思えない本を、どうして読めるだろう?」。(…)いわく言いがたい何かが働いて(…)その何かこそが大きな違いを生み出すんだ。(p399)
posted by B&M at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0462『きょうの猫村さん』

★★★★4
きょうの猫村さん 1

きょうの猫村さん 1

  • 作者: ほし よりこ
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2005/07/14
  • メディア: コミック



きょうの猫村さんでウェブ連載中。
毎日1コマ更新?!の集大成。
現在4巻までかな。
手書きの文字、昔の昼ドラみたいなベタな展開、でも読まされる、のほほんマンガ。

これもしりあがり寿さんのいうヘタウマ、かなぁ。

奥様!!
猫村、しっかりお務めさせて頂きます
ギュ(1巻p053)
posted by B&M at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0461『結婚式っておもしろい!?』

★★★★4
結婚式っておもしろい!?

結婚式っておもしろい!?

  • 作者: たかはし みき
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



結婚式も披露宴もやらないでいいやっていうふたりの、ドタバタ結婚準備マンガ。
いろいろな豆知識とかもあって、参考になった。
「その時」に思ったこととかも書かれてあって、事前に読むのも、事後に読むのも楽しい。
マンガで読みやすいし、オススメです。

経験者いわく
ケンカしないカップルなんかいないっ
とか
今ならよくわかります(p072)
posted by B&M at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0460『それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい』

★1
それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい

それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい

  • 作者: 村上龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/03/26
  • メディア: ハードカバー



村上龍が女性の質問に簡単に答えていく。

タイトルからしても、そんなに求めるなよ、足るを知れ、と言っているような。

国家や社会が与える希望ではなく、個人の希望とは?
もちろん個人の希望なので、それぞれ個別のものだ。
そのヒントになるように、とまとめられた本書。

 問題は、ああいうのを見ていると「楽しまなければいけない」と思うようになることです。コマーシャルやドラマに代表されるような、社会と世間が提供する「幸せ」や「理想」というモデルには、惑わされないほうがいい。
 たぶんみんなの中には、自分よりハッピーに生きている人がいるんじゃないかという強迫観念のようなものがあると思う。実際そういう人はたぶんいるのだろうけど、別に他人のことだから、いいんじゃないかと思うんだけど。(p211)

0116『(1)死なないこと(2)楽しむこと(3)世界を知ること すべての男は消耗品である。Vol.4』では、楽しまないことは罪なことである、と言っていた龍氏。
それは、誰かに「こうしていれば楽しいですよ」と言われて楽しむような、そんな与えられるものを享受するような、受動的な楽しみ方ではないのだ。

けれど、人はつねづね不安で、ひとりよがりになるのをおそれて、他人に流される。
他人のことを思って生きなさい、他人にやさしく、と思って他人のことばかりを考えていては、他人に流される。
いたく、この世は難しい。
posted by B&M at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0459『彼女について』

★★★3

彼女について

彼女について

  • 作者: よしもと ばなな
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/11/13
  • メディア: 単行本



久々に小説を読んだ。
実は『1Q84』が読めなくて、放置している。
なんというか、小説を読むことは、僕にとって特別だから、時々構えてしまう。
構えると、読めなくなる。
緊張すると、僕はいろんなことが見えなくなる。
パニックになるみたいに。
もちろん、症例通りのひどいパニックでは幸いないんだけど、あとで振り返って、構えて、緊張して、ストレスの中でやった仕事は、やっぱりいろんなことが見えていない。

筆が滑るままに書き続けるが、他人の人生をのぞき見る意味はどのくらいあるのだろうか?
ニュースを毎日繰り返し見て、誰かが覚せい剤をやり、誰かが熱愛する。誰かが山中で滑落して遺体で見つかる。誰かが還暦を迎えて娘とデュエットして、誰かがインフルエンザで死に、誰かが交通事故を起こし、誰かが優勝する。

自分と向き合うのがいやで、他人の人生ばかり覗き見たりしていないよな?

他人を見て我がふり直せという、毎日こりゃ終業か?

小説を読む意味は、、、
結局のところ、自分を覗き見ることなのだろうけれど。
それがつらくて、手が伸びない時もあるってことだろうか。
僕の場合、自分で創作したりもしていたから、そういう「創作する自分」とも向き合わなくちゃならなくなって、しんどいのかもしれない。

それが親の差なんだ、と思い知る。同じ強さをママは外へ外へと力を得ることに使い、おばさまはぐっとおさえこんで内側の世界を育てていった。(p46)


でも、読みたくなる時は読みたくなって。
この頃はまた小説を読んでいる。
重松清、平野啓一郎、村上春樹。

「君が自分で人生を創れる人でほんとうによかった。」(p66)


 ***

読書ノートに戻る。
音楽でいうとスピッツだろうか。
それでもこの本はなんだか読もうと思って、途中、彼女について よしもとばなな|青子の本棚さんが書かれているようにイライラするような描写が続くのだが、でもどこかやさしく、粋な提案 彼女について よしもとばななさんが書かれているような、日々の幸せや喜びが描かれている。
それがひとつの物語の中に確かに感じられる。
本のブログ ほん☆たす 書評:彼女についてさんが書かれてあるが、構造としても巧みなところはあるのだけれど、
だけど構成とか、プロットとか、どんでん返しとか、
そういうのももちろんあるけれど、やっぱり日常のやさしさ、喜び、幸せがさりげなく小説の中に描かれている、刻まれているのがよい。
この小説のキモはそこだと思った。

 ***

読書百"篇": 『彼女について』/よしもとばななさんとこが「私は、女性は実業にあまり向かないと思う。」という台詞に引っかかっていた。
僕もそこは、ん、と思った。実業している女性が読んだらどう思うだろう?
男としては、そうかもしれない、と思ったのだが、それは男女差別や偏見につながりますか?

 ***

 家族が崩壊していくということは、もともと持っていたものがどんどん目減りしていくということだ。(…)どんどんむきだしの野ざらしになるということだ。(p170)


HEART GRAFFITI 【彼女について】 よしもとばななさんとこは、ここまでオカルトやスピリチュアルなものと向き合って、と書かれていた。
なるほど、そういう作品でもあるのかもしれない。
『彼女について』は、『オカルトスピリチュアル(?)ばななについて』でもあったのか。
でも、この結末は、、、?

人は、親にしてもらったことしか人に返してあげられないとしたら、私は?私は大丈夫なんだろうか?(p135)
posted by B&M at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月16日

0458『そこに僕はいた』

★★★3

そこに僕はいた (新潮文庫)

そこに僕はいた (新潮文庫)

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: 文庫



映画にもなった、『冷静と情熱の間』などの作者、辻仁成さんの、若かりし頃を綴ったエッセイ集。

辻仁成作品との出会いは、自分の中にもう一人を飼っている少年の小説『ピアニシモ』などからで、中学か高校の頃に、すごく共感しながら読んだのを覚えている。
『ミラクル』『母なる凪と父なる時化』なんかも読んだのだったか。
いつの頃からか離れ、いまのところ、そのまま戻ることはない作家さんだけれど、幼い頃の僕を形成するのに大いに貢献したと思われる。

その辻氏のエッセイ。
函館の青春時代、他。

PS. 余談になるが、僕はその後一度だけあーちゃんの義足を叩かせてもらったことがある。(p47)
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0457『少女ファイト』

★★★3

少女ファイト 1 (イブニングKCDX)

少女ファイト 1 (イブニングKCDX)

  • 作者: 日本橋 ヨヲコ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/07/21
  • メディア: コミック



日本橋ヨヲコさんのバレー漫画。
そういえばこの世にバレーの漫画はそう多くない。

日本橋氏は学校フェチというだけあって、学園モノが好きみたいだ。
そういう愛情みたいなのは、随所に見られる。
特に、思春期のどろどろしたあれこれみたいなものを描く。
そういうところがまぶしかったり、魅力だったり。

お前が落ち着くのってどんな時だ?
それを考えてはここを押す習慣をつけろ。
体が覚えるまで多少時間はかかるが
テンパった時押せばかなり落ち着けるようになる。
切り替えが大事だぞ。(Fight13 dog-eat-dog)
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2009年09月13日

0456『SF名物』

★★2

SF名物 初期作品集 (KCデラックス)

SF名物 初期作品集 (KCデラックス)

  • 作者: 鶴田 謙二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: コミック



エヴァの庵野さんも好きだという、鶴田氏の初期短編集。
吹き出しが手書きだったりして。
でも、博学博識というか、SFなところはすごいマニア。
全体としてまだまだ若書きなのだろうが、十分このひとの魅力というかは出てきている。

「これでお前はわしのもんじゃ」
「きゃあ」(p180)
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0455『ヒゲのOL薮内笹子』

★★★3

ヒゲのOL薮内笹子 (Bamboo comics)

ヒゲのOL薮内笹子 (Bamboo comics)

  • 作者: しりあがり 寿
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: コミック



なんというか、しりあがりさんだから、独創的である。
ヒゲのOLのエキセントリックでセンチメンタルなところ、とんでもないところから展開をもってくるところなんかも好きだが、
ジュリアナにいのちを見いだす部長なんかも、やっぱり好きなのだ。

「愛してるよ」
「あーびっくりしちゃった。へんなの・・・リモコン押してないのに・・・」(p193)
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0454『センチメントの季節』

★★★3

センチメントの季節 (1) (Big spirits comics special)

センチメントの季節 (1) (Big spirits comics special)

  • 作者: 榎本 ナリコ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: コミック



少女たちの「過ぎゆくほんの一瞬であるところの少女期(3巻あとがき)」を描いた漫画。
センチメント、という題名通りセンチメンタルな連作短編。
切ない感じというか、少女たちのそれと、それにからむ男たちの。
雰囲気は好き。
女性が描いた性。

あとがきがしっかりしている。

セックスとは、そうした彼等が世界と切り結ぶ最初の刃なのだと私は思います。政治経済文学社会全てが、まだTV画面の向こう側に過ぎない頃から、将来の夢よりも、愛する人よりも先に、それは自分のからだの内奥からやってくる。自分自身の欲情として。他人が他人の顔をしているのは驚くに値しません。自分が他人の顔をすること、それこそが胸騒ぎでしょう。だから、例えばどんなにそれを大人になった祝福だと説明しても、もっと美化して尊い命を生むための神聖な行為だと教育しても、それが必ず傷心でないわけがない。(…)セックスは快楽です。なのにそれがどこかしらうしろ暗いのは、こういう古傷のせいだと私は思います。
 私は、あなたの傷口に触れたいと思っています。これは、悪意です。(3巻あとがき)
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0453『そら模様』

★★2

「そら模様」

「そら模様」

  • 作者: 蒼井 そら
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/06/08
  • メディア: 単行本



マルチアイドル蒼井そらのブログ本。
いろんなことをしていて、野心的なアイドルだと思う。

NGが多いのだろうし、中出しなんかに否定的だったりした印象がある。
業界の中ではしっかりした人なのかな、と思う。

お金の感覚はクルっちゃいけない。
(…)
思うと同時に、あたしは始めて給料を貰ってから家計簿をつけてる。
(…)
忘れちゃいけないのは高校生のころに思っていたこと。
時給800円のアルバイトで稼いでいたころのこと。

この気持ちは忘れちゃいけないって。
だからやっぱり、クルっちゃいけないんだよね。(p23)
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2009年09月12日

0452『Water.』

★★★3

Water (Feelコミックス)

Water (Feelコミックス)

  • 作者: 魚喃 キリコ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2007/04/24
  • メディア: コミック



魚喃キリコの初期の作品。
切れるような若さがある。
青春というか。
もう、自分にはないなあ、と実感しながら読んだ。
懐かしいような、ある意味そういう若さは、無鉄砲、寄る辺ナサ、好奇心、まだなにものにも属していないような、アドレッセンス、モラトリアム、どこへでも行けるような、まだ道は見えていないような、暗闇の中でもがくような、
胎内から外へ出ようとするようなエネルギー、
繭の中から外へ出ようとするようなエネルギー、
そういうエネルギーだから、なつかしくって、また戻りたいと思うような、大学時代のような、
でもいつまでもそこにはいられない、大人にならなくちゃいけない、もう大人になってしまったのか、というような、
複雑な気持ちにさせる、そこまでの気持ちにさせる、切れるように若い短編集。
きっと作者も、もうこんなのは描けなくて、そういうのはやっぱり若さの特権みたいなところはあって。
村上龍氏とかなら、『限りなく透明に近いブルー』みたいな、そんな作品。

それって母親が19んときの写真だったんだ
このババアが19んときのっ!(p23)
posted by B&M at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0451『ZOO[コミック版]』

★★2

ZOO―コミック版 (ヤングジャンプ愛蔵版)

ZOO―コミック版 (ヤングジャンプ愛蔵版)

  • 作者: 乙一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/12/19
  • メディア: コミック



乙一氏の原作が面白いのだろう。
絵柄は、それぞれそんなにうまいとは思わない。
でも、ぐいぐいと読ませ、あっと驚く、みたいなところはある。
けっこうお決まりなところはあるけれど、面白かった。

・・・多分巣から落ちたんだ。・・・そして死んだ。
・・・君ならどう処理する・・・?(p95)
posted by B&M at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月07日

0450『春来る鬼』

★★★★4

春来る鬼

春来る鬼

  • 作者: 近藤 ようこ
  • 出版社/メーカー: 青林工芸舎
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: コミック



やっぱり近藤ようこはすごい。
狂気に近い短編集。

そうよ みんな結婚したり子どもを生産したりしているわ
もう少したつと離婚したり浮気したりいろいろな"創造"をしたりするんだわ
わたしはなにもしてない
売春すらしてない
わたしは自分の影を売って生活してるのよ
勉強は単なる趣味だわ
他にすることがないからやってるのよ
わたしの生活には創造も生産もないのよ(「水の女」)
posted by B&M at 09:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0449『キャバレー・ヴォルテール』

★★★★4

キャバレー・ヴォルテール (ジュールコミックス)

キャバレー・ヴォルテール (ジュールコミックス)

  • 作者: 中山 乃梨子
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: コミック



自分に貞操観念が欠落しているとは思わない
ただそんなことに厳格にこだわるのはバカげていると思ってる(p028)


けっこうよかったので、友人に勧めた漫画である。(キャバレー・ヴォルテール | BIG WING WORKS+

キャバレー・ヴォルテールに住む人々の群像劇で、主人公が変わっていくのだけれど、最初と最後はつながっている感じがして、なかなかよかった。
posted by B&M at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0448『純愛時代』

★1

純愛時代 (岩波新書 新赤版 (688))

純愛時代 (岩波新書 新赤版 (688))

  • 作者: 大平 健
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 新書



純愛。
とは、純粋な恋愛?
ふたりだけの関係性。
もちろん、この世界でふたりだけっていう結びつきはないのだから、それは長くは続かない・・・。
純愛には、性的なものとかは似つかわしくない。
セカチュー、冬ソナ、いろいろ流行ったが、要はそれらは人々がコミュニケーションを疎ましく思い始めたことの象徴のひとつだったのではないか。

今、また転換して、チーム力だとか、コミュニケーション力だとか、コネだとか対話だとか言われている。
コミュニケーションに人々の目は向いているように思う。
新たなつながりを、人々は探しているように思う。(なぜわざわざそれに目を向けなければいけないかというと、人々がやっぱりコミュニケーションを疎ましく思っているからだろうけれど。)
でも、コミュニケーション過多の中で、純粋なこのつながり、という意味で、純愛はやはり求められるのかもしれない。

いくつかの症例を書かれているが、0282『やさしさの精神病理』と違ってどうもあまり響いてこない。
こういう話にあまり興味がないのかもしれない。
『冬のソナタ』は面白かったし、『世界の中心で愛を叫ぶ』でも泣けたのだけれど、それは僕の中にもそういうものを求める気持ちがあるということなのだろうけれど、この本に書かれてあることについて、あまり興味がもてなかった。
著者のまとめ方に興味がもてなかった、ということかもしれない。

 ともあれ、実際に「純愛」へと向かうか否かに関係なく、現代の恋愛では、純愛に憧れる<自分>は、真実の愛を諦めたまま毎日の現実に埋没している〔自分〕にいつも不満をもっている。(p219)
posted by B&M at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0447『安部窪教授の理不尽な講義』

★★2

安部窪教授の理不尽な講義 1 (ビッグコミックススペシャル)

安部窪教授の理不尽な講義 1 (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者: 滝沢 聖峰
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: コミック



オカルトか、科学か。
その間のグレーなものもあり。
まあまあ楽しかった。

「自然現象でも人為的な原因でもないとしたらいったいなんだと思うんだ!?言ってみろ!!」
「ち、ちょう、じょう・・・げんしょうですか・・・?」
「その言葉を安易に使うなと言っただろう!!」(p25)
posted by B&M at 08:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0446『夕方のおともだち』

★★2

夕方のおともだち (CUE COMICS)

夕方のおともだち (CUE COMICS)

  • 作者: 山本 直樹
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2009/05/14
  • メディア: 単行本



山本直樹の自選短編集。
痛いのやペンギンもあります。
各短編に解題が付され、巻末には1万2千字インタビュー「水と夢と家族」収録。

あとまあ、自分が女になったとして、男とやりたいとは思わないよね。女の人はよく男なんかとやれてるなあと。汚らしいじゃん、あんなチンコみたいなものをさあ(笑)。(巻末)
posted by B&M at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0445『鉄道員』

★★★3

鉄道員(ぽっぽや)

鉄道員(ぽっぽや)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: ハードカバー



浅田次郎氏の、直木賞受賞の短編集。
表題作は高倉健さんで映画化もされた。
2篇目の『ラブ・レター』で、当時号泣した覚えがある。
そのあとの短編は特に印象にない。

「損はしてないだろうけど、予定は狂いましたよね。電話が来たとたん荒れちゃって、それでアニキたちはみんな逃げ出したんです。けど、百万ポンと投げるなんて、やっぱたいしたもんだよね。自分、惚れ直しました」(p61)
posted by B&M at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0444『「朝に弱い」が治る本』

★★2


「朝に弱い」が治る本―スッキリした目覚めを手に入れる習慣 (PHP文庫)

「朝に弱い」が治る本―スッキリした目覚めを手に入れる習慣 (PHP文庫)

  • 作者: 鴨下 一郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 文庫




投稿が滞っていますが、1000冊は達成しようと思っています。

多くの本を処分しようと思って実際に実行していっています。
「持つ」と「持たない」では大きな違いがあるし、
それは昔、「持つ=立花隆」と「持たない=捨てる技術」で議論されたこともあるような、まあすべての人間に共通の、根本的な議論のひとつでしょう。
僕はけっこう持とうとする人間で、例えばこういう[記録=ログ]もそうだけど、いろんなことを残そうとする。記憶・記録を捨てていこうとはしない。

あなたは昔の教科書やノート、残していますか?
自分の生きた証、みたいなもんとして。

時間は不可逆で、戻ることはできない。
そして、残せば残すほど、時間が経てば経つほど、残したもの、残されたものは肥大していく。
すると、スペースの問題が出てくる。

で、何を[残して=持って]、何を[捨てるか=持たないか]という選択をしていかなければならない。
0025『「捨てる!」技術』なんかが当時提案してブームになったのは、いかに「取捨選択」して、かついかに「処分」するか、ということだったのだろう。

0443『「挫折しない整理」の極意』を読み返してみたが、そうだ、常にモノは動いている。
時間はどんどん過ぎ去っていきます。
モノをどんどん卒業し、自分の血肉化したものは、手放してもいいのかもしれない。

捨て方の種類として、ただ捨てるのではなく、売る、あげる、などのアクションもある。
そんなことも考えながら、自分の手元からは手放していっています。

この読書ブログに感想や本の画像を記録として残して捨てる、というのは、いい方法なのかな、とこの機会に考え直してみました。

個人はリンクだけ持っている社会。
ケータイ社会、Google社会というのはそういうものなのかもしれませんが、
要は、公共の場にモノの保管・管理は任せる。
コンピュータに詳しい人なら、エイリアスだけ個人が持つ、と言うとわかりやすいかもしれない。
モノの実体はないのだけれど、それにかわる、データ容量の小さいものだけを持つ。
図書館や、レンタルショップや、あるいは古本屋にその物自体はあって。
あの本がまた読みたい、あの映画がまた見たい、あの曲がまた聴きたい、それを必要な時に、必要なぶんだけ引き出す。

ただ、公共の場だから、例えばエロ本なんかを堂々と保管はしてくれない。
そういうものは個人で保管しなければいけない。
政治的な禁書とかもそうだけど。

でも、ここに投稿しているような、僕が読むような本はすべて手放しても、図書館の蔵書検索もあるし、eBookOffもあるし、Amazonも、Amazonユーズドもある、古本屋検索(日本の古本屋トップページ)なんかもある、手間とお金をかければ、再び出会えるのである。
ただ、せっかく再会の機を得ても、そんなめんどくさいならあきらめよう、忘れよう、としてしまうのが人間の性かもしれない。
だから、本は、手元に置いておかなければならない、という人も多い。
し、立花隆さんをはじめ、それをなんとか実行している蔵書家の人も多い。

おいおい作家を目指したおまえは、そういう人間を目指したのではないのか?

いろいろなことが変化していく。

話が長くなったが、本題である。
朝起きるのが億劫でなくなったのは、きちんと仕事に就いてからしばらくしてからだ。
高校時代から、怠惰になり、大学時代はその最たるものだった。
昼過ぎまで眠り、夜は徹夜してものを書いたり。
講師時代も朝は眠かった。
けっこうぎりぎりに出勤していた。
今の職場で朝練を見るようになって、それで早起きが身についた。
で、今は、朝練はなくなったけど、早朝出勤を心がけている。
心の余裕ができて、早朝出勤は、良い。
なるべく残業しないようにしている。

本書はあまたある「早起き本」のひとつで、最後は覚醒と睡眠のめりはりをつけよう、というような感じである。
生きる意欲やら眠りの障害、朝弱いと人生に損をする!、熱いシャワー、内容はまあ万人の想像がつく感じ。
でも、それを実行するのが難しい。
こういう本がなくならないゆえんである。

土日も毎朝決まった時間に起きる(p180)


でも、もう僕には必要ない類いの本になった。
村上春樹氏なんかも、朝は日が昇る前に規則的に起きる、なんておっしゃっていたから、こういう本は必要ないんじゃないかな。
だから、処分する。
また必要になったら、書店に行けばいい。
類書はごまんとあるのだし。
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0443『「挫折しない整理」の極意』

★★★★4


「挫折しない整理」の極意 (新潮新書)

「挫折しない整理」の極意 (新潮新書)

  • 作者: 松岡 英輔
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 新書




※Amazyというリンク生成サイトの調子が悪いので、書籍へのリンク方法をまた変更しました。

2つの原則。
見えること、動かしやすいこと

3つの方法。
材料モノ、道具モノ、愛着モノ。

これを基本に、わかりやすい手書きの図表をもちいながら、整理の極意を解いていく。
先行する0029『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』などを受けながら、さらにわかりやすく整理について書かれている。
わかりやすいし、「システム=方法」の面から、最終的に心のあり方まで到達する、
新書だしわかりやすいし、オススメの一冊です。

 整理の極意では、人生でできるだけ多くの、卒業できるモノを持つことをすすめます。そして上手に、それらのモノから卒業することをすすめます。モノを卒業した分、あなたは成長しているのですから。(p185)