2009年05月10日

0433『ビックコミックセレクション名作短編集』

★★★★★5


帯「ビッグコミックの歴史を刻んできた名作短編を厳選して収録!
単行本未収録作品を含む、今ではなかなか読むことの出来ない作品の数々がここに復活!」

水木しげる、手塚治虫、楳図かずお、浦沢直樹、あだち充、高橋留美子。
0430『孤独のグルメ 【新装版】』の谷口ジロー、0284『ホライズン・ブルー』他個人的に敬愛している近藤ようこ、そして今回拾い物だった西岸良平、諸星大二郎、一ノ関圭(敬称略)といった豪華ラインナップ。
どこかに自分の好きな一編があると思う。

特に一ノ関圭氏の「ほっぺたの時間」は素晴らしかった。
子ども二人とシングルマザーの話だが、いたたまれない。
これはすごかった。
この人の他の作品もそのうち読もう、と思った。
引用はこの作品から。

いつだって背中にべったりあの子たちが張りついてたわ。(p317)
posted by B&M at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

0432『からっぽの世界』

★★★3
からっぽの世界
青林工芸舎
発売日:1998-01
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 衝撃
おすすめ度5 彼女が描いた世界は不思議なほど純粋な世界だ。
おすすめ度4 純文学系漫画


そいつはすごい性格ブスで陰気なので
一週間ぐらいっつと家族全員から全く相手にされなくなった

最近見かけないと思ったら
いつのまにか車にひかれて死んでいた

(←タイヤの跡)(p53)


なんというか、毒がある。
描かれる絵には嘘がなく、だからこそ正直すぎるからこそ痛々しい。
皺とか角度とか擬音語とかがねちねちと描かれる印象。

 自殺に至った理由は、もちろん誰にも分からない。ただ私は、人間関係に繊細すぎる根暗のマンガ家がストレスをためて絶望したというような、世間が期待しがちな筋書きを信ずることができない(…)絶望というなら、山田花子は最初から絶望していた。むしろそこを起点に、矛盾を一コマにねじ伏せる力技の描線が展開したのだった。(解説)
posted by B&M at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月06日

0431『心の悲しみ』

★★★3
心の悲しみ
青林工芸舎
発売日:2002-01
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 不確のなかの確実
おすすめ度5 悲しいという感情は魅力的


しゅうと音をたてて心が壊れた
心が壊れて動かなくなった(p5)


不思議な漫画だった。
どうやら兄妹で描いているそうだ。
兄が原作、妹が絵。
雰囲気としては福満しげゆき氏の0367『まだ旅立ってもいないのに』みたいな感じ。
古屋兎丸氏の0072『Garden』に収録されている、処女作「笑顔でさようなら」にも似たような空気がある。
不条理というか、不思議世界の悲しみみたいな。

よくわからない場所に落とし込まれる。
不思議な漫画である。

痛いかとぼくが問う
うんと女が答える
久しぶりの会話だった(p83)
posted by B&M at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0430『孤独のグルメ 【新装版】』

★★★★★5
孤独のグルメ 【新装版】
扶桑社
谷口 ジロー(作画)
発売日:2008-04-22
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.5
おすすめ度4 日常エッセイ風食事するだけマンガ
おすすめ度5 井之頭五郎の食事スタイル
おすすめ度2 少し気になったので買ってみました。
おすすめ度5 寂しい、でも幸せ
おすすめ度5 いいです!


帯「ハードボイルドな食の美学を味わい尽くせ!」

個人輸入業者にとって個人の顧客は好みもわかるし高値で買ってもらえるので大切なのだが
正直いって3時間も話し込まれるとヘキエキする
俺はまたも空腹を抱えて歩いている(p28)


孤独な男の食欲と満腹。
毎回、
腹が減った→店に入る→満腹になる
というパターンなのだが、なにせ食の描写が絵も文もうまく、この漫画を読むと空腹になってしまうから不思議だ。

ホントに電気屋ばなりだ
この街には”食欲”というものが欠乏している気がする
この街自体が電気製品の内部みたいだ(p170)


気の利いた言葉もあって、はっとさせられる。
が、やっぱり基本は、空腹、うまいもの、満腹、だ。
食べている時の感想なんかもよく、

素朴だなァ・・・屋台の焼きそばともまた違うんだ
けど・・・これはこれでうまいぞ
むしゃ  むしゃ
そうか・・・ビールやなにかが合うような気はする・・・この油っぽい感じが・・・
もぐ  はふ  はふ
このどこか野暮ったい味って・・・いい意味で取り残された渋谷のようだ(p183)


野球場、コンビニフーズ、駅弁などを経つつ、この巻の最後は病院で終わる。

シャカシャカシャカシャカ
カッカッカッカッ
なにかかきまぜてる音だ
「じゃあタカハシさん あと自分で食べれますね?」
隣の爺さん スプーンで看護師が軟らかく砕いたものを食べているのか
「ハイ・・・」
ゴロゴロゴロ
シュコシュコ
なんだか弱々しい音だ
ジュルジュル
それでも ひとり 食べるんだな
ズル  ズズゥ
生きているというのは 体にものを入れてくということなんだな(p192)


YouTubeで、映像化した人たちもいるようで、根強いファンも存在するようだ。

YouTube - 孤独のグルメ

巻末では、小説家の川上弘美さんを交えての鼎談が収録されている。


posted by B&M at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

0429『小説の読み方』

★★★★4
小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)
PHP研究所
発売日:2009-03-14
発送時期:在庫あり。
ランキング:3863
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 小説のつくりかた??
おすすめ度4 小説を読む思考の運動神経
おすすめ度5 小説の魅力、小説の読みの多様性
おすすめ度5 悶々とした頭がスッキリするかも


平野啓一郎氏の、前著『スロー・リーディング』の続編。
今回は小説に的を絞って。

なにか、世間一般で正しいと信じられていること、常識だと思われていること、エライ人が、立派な言葉で「今という時代はこんな時代です」と抽象的に語ってしまったりすること──そういう諸々に対して、違和感を感じたり、退屈したり、間違っていると考えたりして、もっと具体的で、生き生きとしていて、滑稽で、かなしくて、胸が躍るようで、切なくて、美しくもあり、また馬鹿馬鹿しくもある、感動的な話が人間にはあるはずだと信じること。そんなしゃちほこばった言葉では、到底掬い取れないような現実が、人間にはあるのだと信じること。それが、小説が求められる理由だろう。(p13)


平野氏は非常に頭の切れる人で、もうめためたわかりやすく小説を語ってくださっている。(『日蝕』シリーズの作者とは思えない。)

取り上げている作品も、「恋空」「アムステルダム」「ゴールデンスランバー」「幽霊たち」など、ユニーク、あるいは現代的。
その読み方の実践を通して、小説がまたひとつおいしく感じられた。
高橋源一郎氏の著書にも言及しており、名前もなんとなく似ているが、通じるわかりやすさがあった。
posted by B&M at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0428『ペリカン通り』

★★★3
ペリカン通り (F×comics)
太田出版
発売日:2005-06-21
発送時期:通常2〜5週間以内に発送
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 レビューが無い事に驚いた。これは名作です★


0421『西荻夫婦』のやまだないと氏の漫画。
高浜寛氏に通じるようなフランスの感じみたいなのが好き。
写真と漫画をCGでミックスしたような画風。

彼女にだって傷つく権利はあるんだもの
母親だからってそれを奪えないわ(p13)


どこか不思議なペリカン通り。
そこで生きる人々の話・・・。

ところでないとさんの漫画の最後には、決まって
pour K...
とある。
フランス語でpour(プール)は、「〜のために」と、forのような働きをするらしい。
K。カフカの、夏目漱石の、高浜寛の、K。
なんだろう。
posted by B&M at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0427『殻都市の夢』

★★★★4
殻都市の夢 (F×comics)
太田出版
発売日:2005-11
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 良いんだけど人に薦めにくい
おすすめ度4 他人には人の人生は さわれない
おすすめ度5 「愛」がテーマなのか
おすすめ度4 しんみりな鬼頭さん


よかった。
少女の裸とか、そういうのも出てくるけれど(連載媒体が雑誌「エロティクスF」)、攻殻機動隊なんかが好きな人は、はまる世界観じゃなかろうか。

この外殻都市は 都市の上に都市を重ねる形で 成長を続けている。
いったいいつ造られたのかさえ定かではない 下部階層の劣化は激しく、
このグラスをふせたような形の殻構造がなければ 上部階層の安定はおぼつかない。(p107)


センチメンタルであったり、考えさせられたり。
乾いた感じの近未来漫画である。
ロリエロは味付け程度。
むしろSFのほうが強い。
posted by B&M at 06:56| Comment(1) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0426『言葉でわかる「話を聞かない男、地図が読めない女」のすれ違い』

★★2
言葉でわかる「話を聞かない男 地図が読めない女」のすれちがい
主婦の友社
藤井 留美(翻訳)
発売日:2001-09-20
ランキング:99083
おすすめ度:2.5
おすすめ度1 構成がちょっと
おすすめ度2 私の場合は
おすすめ度1 内容が新しくない
おすすめ度4 言葉でわかる「話を聞かない男 地図が読めない女」のすれちがい
おすすめ度4 端的でわかりやすい


悩みがあるときは、女に打ちあけよう。
悩みを分かちあうことは、
女にとって信頼と友情のしるし。(p19)


話題作『話を聞かない男、地図が読めない女』を基本に、わかりやすい端的な言葉を集めた本。
見開きページに男女それぞれについての言葉が書かれているので、男女の違いを比較しながら読み進められる。

悩みを抱えた男は、
ひとりきりになって考えたい
──女が追いかけまわしても、冷たくあしらわれるだけ。(p22)


内容は1ページにふたこと、みことといった程度のものだが、面白かった。
女の空間把握能力、男の直情一直線型、とか。
紋切り型、ステレオタイプ、偏見につながらない程度にご賞味ください。
posted by B&M at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

0425『ステップ・バイ・ステップ』

★★★★★5
ステップ・バイ・ステップ 上 (BEAM COMIX)
エンターブレイン
発売日:2009-04-25
発送時期:在庫あり。


ステップ・バイ・ステップ 下 (BEAM COMIX)
エンターブレイン
発売日:2009-04-25
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 下巻が現実への帰還。虚脱し、哀愁があり、沈静します。


『やさしいからだ』の安永知澄が、今度は階段をテーマに描く短編集。

あの頃にはかづきちゃん以外の人と寄り添い合うことなど考えもしませんでした。
今だって彼以外の人はちょっと思いつきません。
恋をするたび思う。
何度でも。
どうかあの世界がひっくり帰る瞬間に立ち返れますように。(p24)


下巻の最後には、カネコアツシさんとの対談がある。
リンチや川端康成など、白昼夢のような、一瞬の感情のひだのようなものを描いたそうだ。

帯「悩んだり苦しくなると、いつも『安永さんのように漫画を描けばいいんだ』と思う」

しかし、この奇想!
自由さ!
こんなふうになにかを書きたいなあ。
そういう焦燥にかられる短編集、上下巻。


posted by B&M at 03:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0424『アイデンティティの心理学』

★★★3
アイデンティティの心理学 (講談社現代新書)
講談社
発売日:1990-09
発送時期:在庫あり。
ランキング:89678
おすすめ度:3.5
おすすめ度2 自分にはあわなかった。
おすすめ度4 自己を省みる良書
おすすめ度4 学校で勧められて


大学時代、「よく聞くアイデンティティってなんだろう」というところから、入門書として読んだ。
アイデンティティ=自己同一性について、網羅的に語っている講談社新書。

 すぐ国境に達して、別の国に入るような生活が日常のヨーロッパの人々は、外出するとき、自分を証明する証明書をいつも身につけている。(p12)


自分自身を規定するのは自分か、というと、そうではない、と思う。
社会的な「外部」との距離感。村上春樹が言った、「ものさし」。それが自我を形成するのだと思う。
生まれてからの家族。これは大事。
友人関係。これもけっこう大事。
仕事。大事。
何が好きで、何が嫌いか。これも大事。
そういうものが、僕をつくってきたのだと思う。

そして今、アイデンティティとか、自分探しとかいうのではなく、次の段階へ入らなければなあ、と思う、現在26歳。
次の段階ってなにかって?
それは、もう変えようもない癖とか性格で作り上げられた自分を、それとしてあきらめたり、それとして確固たるものとして提出するための工夫について考えたり。その自分でどういうことができるか考えたり。実際に社会で活躍したり。自分がぐらついたら、社会がぐらつく、そういうポジションにつきたい。社会を動かしていく。
子どもたちはぐらぐらで、自分をもってない。
大人がしっかりしていないと、子どもたちは迷う。
多少間違っていても、ささいな部分ではどうだっていい。
根底のところ。
愛された。
愛した。
生きた。
笑った。
楽しんだ。
小確幸
いろいろ。
二十数年間生きてきたことの自信/自身(アイデンティティ)を。
posted by B&M at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0423『翻訳夜話』

★★★★★5
翻訳夜話 (文春新書)
文藝春秋
発売日:2000-10
発送時期:在庫あり。
ランキング:7930
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 村上春樹を理解するための重要な資料
おすすめ度5 バランスのとれた楽しい対話
おすすめ度5 村上春樹が好きなわけ
おすすめ度5 オースターの『オーギー・レーンのクリスマス・ストーリー』は本当によかった
おすすめ度5 村上春樹も、柴田先生も楽しそう


片やポール・オースターなど著名な海外作家の紹介役である東大教授、柴田元幸氏、
片や世界的な作家村上春樹氏。
ふたりの翻訳に関する対談本+競訳!
ぜいたくな1冊。

 小説を書くというのは、簡単に言ってしまうなら、自我という装置を動かして物語を作っていく作業です。(…)
 ところが翻訳というのはそうじゃない。テキストが必ず外部にあるわけです。だから外部の定点との距離をうまくとってさえいけば、道に迷ったり、自己のバランスを崩したりというようなことはまずない。(p16)



posted by B&M at 02:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0422『アカシアの道』

★★★★4
アカシアの道
青林工芸舎
発売日:2000-07
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 いつまでーーーー
おすすめ度5 考えさせられる本
おすすめ度5 出口なし
おすすめ度5 アカシアの道


近藤ようこさんの漫画には、毎回考えさせられる。
描く絵柄、間、すべてが心の迷宮へと入る手がかりになっているようで。
読む度に、自分の深淵をかいま見せられる。

グズ バカ ノロマ
どうしておまえはそうなの
おまえなんかわたしの娘じゃない
おかあさんごめんなさい ごめんなさい(p20)

アルツハイマーになった元教師の母と、その娘。
残酷な現実の前で、母子は・・・。

現実のほうがハードであるに決まっている。現実を写しても現実に負ける。漫画を通して現実を知ろうとするのは愚かだ。現実が見たいなら、自分の足で現実を見にいくべきだ。
 では漫画に何ができるか。(あとがき)



posted by B&M at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0421『西荻夫婦』

★★★★4
西荻夫婦 (フィールコミックスGOLD)
祥伝社
発売日:2001-04
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.0
おすすめ度5 空気感
おすすめ度4 西荻の2人
おすすめ度5 現実の残酷さをストレートに描いた作品
おすすめ度3 フィクションなのかノンフィクションなのか曖昧で柔らかな世界
おすすめ度5 結婚...「恋愛じゃないからね」


最近わたしたちの行動範囲はまったくもって狭いのだ。
実験用のハツカネズミのようだ。と、思う。
狭い実験装置の中を習慣づけられた行動を繰り返す。それに特に不幸や不便を感じているわけでもないだろう、2匹の赤い目の白い小さなネズミ。(p148)

Q太さんが出てきたりして、ナイト(内藤?)という漫画家の夫と、その妻の話で、ノンフィクションなのかなんなのかわからないけれど、空気感が心地よかった。

子供よりも、わたしたちは自分を選んだ。他人よりも自分を。
わたしたちをこの世への出口を決められていた子供がいたとしたら、
その子にはひどいことをした。
たどり着いた出口はコンクリートで向こうから塗り固められていた。
なんて、残酷なことをしている。(p152)



posted by B&M at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0420『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』

★★★★4
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)
幻冬舎
発売日:2008-05-29
発送時期:在庫あり。
ランキング:4471
おすすめ度:3.5
おすすめ度4 目次を読んで,当たり前のことが書いてあると思った人で,おなかがプニっているなら,おすすめ
おすすめ度3 ジムに通う前に、まずは本書を頭にインストール
おすすめ度3 パーソナルトレーナーとの付き合い方
おすすめ度4 運動をしていない人にいい?
おすすめ度4 挫折経験のある方にオススメです☆


村上春樹などの、心の底を探るアーティストなども、走ったり、筋トレをしたりする。
肉体と精神は分かちがたく存在しており、筋肉を鍛えることは、すなわち心を鍛えることなのだろう。
心身を鍛えよ、とはよくいったものだ。

 結果をすぐ求める。努力をしなければ手に入らないと分かると、すぐあきらめる。簡単に絶望して極端な行動に走る。長いスパンで物事を考えたり、他人の気持ちを推し量ったりする余裕が持てなくなっているのだ。(p22)

わかりやすい文章、納得させられる文章で、ビジネス書としては良書だと思った。
よし、ジムへ行こうか、とか、外を走ろうか、と思わせてくれる本だった。
レバレッジの本田直之氏も推薦している。


posted by B&M at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0419『30女という病』

★1
30女という病――アエラを読んでしまう私の悲劇
講談社
発売日:2007-11-13
発送時期:在庫あり。
ランキング:117503
おすすめ度:3.5
おすすめ度4 カリカチュアされた内容
おすすめ度3 笑えない・・・けど笑う
おすすめ度3 後半読むのがしんどくなってくる
おすすめ度1 著者のことについて
おすすめ度5 笑いながら背中がぞっと。。。


 いや、そんなつもりでもありません。お世辞でもおためごかしでもなく、みなさんはどの世代の女性よりも魅力的です。30代女性は人類の宝といっても過言ではありません。(はじめに)


合コン、幸せな婚活、働きマン、アエラが気になってしまう。
25種類の30女をめぐる旅。

書き口やイラストが面白く、さくっと読めるのだが、30代の女性本人たちにとってはどう写るのだろう?

要は世間の趨勢やらヴォーグやら、流行に流されずに、自分の年齢をきちんと受け止め、若さだけが価値だというような世の中にアンチを唱え、熟成、きれいに老いていく、というような話なんだと思う。

posted by B&M at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会(・貧困・格差) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする