2009年03月26日

0416『朝の読書 実践ガイドブック―一日10分で本が好きになる』

★★★★4
朝の読書 実践ガイドブック―一日10分で本が好きになる
メディアパル
発売日:1997-05
発送時期:在庫あり。
ランキング:260751


表紙「朝の読書実践のための必携ガイド。」

朝、学校に来てから朝の会がはじまるまでの時間を、読書にあてようという「朝の読書運動」。
読書を「させる」というか「楽しさに気づかせる」ことは僕も賛成で(こんなブログやってるくらいだし)、自主学習でももちろんいいのだが、やっぱり読書っていうのは勉強の、思考活動の基本なのではないかと思う。

そのための、いろいろな方法や、支援の手だてなどが書かれた、薄くて非常に読みやすいガイドブック。
学校にあったものを読んだのだが、実践的で、こういう手助けをしました、というような著者の話も参考になった。

そのときにそれとなく合図を送ったりすることもあるが、たいていは頭の中にしっかりメモしておいて、後でチャンスを見て注意するようにしている。注意というよりも、その子から話を聞いてやるというほうが当たっている。
(…)
いずれにしても、今の子どもは、(昔だって同じ?)、何かまずい行動をしたら、その時その場で一つ一つ具体的に「それはまずい、ダメだ」ときちんとこまめにしつこく注意することが必要である。できれば、その子がなぜそういうまずい行動を取るのか原因を突き止め、それを直すための手助けをしてやるのが一番である。(p60)

posted by B&M at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

0415『生きるススメ』

★★★★4
生きるススメ
生きるススメ
戸田誠二

宙出版
発売日:2003-12
発送時期:在庫あり。
おすすめ度:4.5
おすすめ度3 半分半分
おすすめ度5 危険な崇高さ
おすすめ度5 人間を深く見つめてサラッと描いた漫画
おすすめ度2 今後のレベルアップの方向が課題
おすすめ度5 現代人


友人に勧められて買った本。
表紙にびっくりするが、ネットで買えば。。。

「メイキング・ワールド」から「ラスト・ムービー」まで、生に関する面白い切り口。

短いものの積み重ねですが、なかなか良いです。

──この日
世の中には
こういうことが
あるのだと知った(p134)


ちなみに出版社の名前は「あおぞらしゅっぱん」と読むらしい。


posted by B&M at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0414『蝿の王』

★★★★★5
蝿の王 (新潮文庫)
蝿の王 (新潮文庫)
ウィリアム・ゴールディング

新潮社
発売日:1975-03
発送時期:在庫あり。
ランキング:9226
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 『十五少年漂流記』を反転させた陰画
おすすめ度2 ドロドロを見たかったのだが…
おすすめ度5 「蠅の王」――ベルゼブブとは
おすすめ度5 サイモンは悪を相対化する
おすすめ度3 19世紀の「LOST」


「ああ、分かってるよ。初めはものすごくうまくいってたんだね。『珊瑚島』みたいにね。」(p348)

小説を読み始めるとき、常に読者が抱く疑念。
この小説を読み込む意味はあるのか?
これだけの努力をする甲斐はあるのだろうか?(デイヴィッド・ロッジ『小説の技巧』p16)
久々にひも解いてみて、言葉がきらめいていることに驚く。
ノーベル文学賞だのと引けをとってはならない。
これは格段に面白い小説なのだ。

映画『バトルロワイヤル』を思い出す。
それが公開されていた頃、もてはやされていた頃、大学の講義のレポートのために、この小説を読んだのだった。
『十五少年漂流記』とか、『珊瑚島』とか、前者は少年文庫でちょっとかじっただけ、後者などその存在すら確かめようとはしなかったのに、そして映画『バトルロワイヤル』とからめて書いたにも関わらず、僕はその映画を見に行かなかったのに、レポートはでき上がった。

大学で、レポートは手書きで、とこの頃言う人もあるらしい。
Wikipediaなどの興隆でコピペレポートが急増するからだ。
せめて手を使って労働して書き写せと、うんそれはうなずける。
学生諸氏にとっては迷惑千万、ファックの回数も数回減ってしまうくらいの重荷かもしれないが。

今回は話は飛ぶ。
映像文化がYouTubeなどの流行とともに発達している。
そもそもサイレントが出てきた頃から、白黒テレビ、大衆映画館を経て映像文化はだんだんと発達していったのだろうが、昔からあった、文字を読んで妄想する、頭の中のスクリーンに自分の映写機で映像を作成するという行為、この能力は衰退の一途を辿っているのではないか。
かくいう僕自身、文字を読むのがしんどくなってきた。
忙しさにかまけてものを読まず、インスタントに笑えるあれやこれやで心をなだめているからだろう。
でも、ぱっと開いた『蝿の王』の言葉は魅力的だった。きらめていた。すぐ引き込まれた。これが文学の力なんだ、と思った。

話はそれながら、ひとつの場所を離れないからご安心を。
『バトルロワイヤル』では少年少女がいろんな武器で殺し合う。
その光景は、暴力映画を撮ってきた監督にとってはお手の物だっただろうが、『蝿の王』はそこまでのグロテスクな描写や展開はない。
ただ数名が死ぬのみである。
とは言っても、文学にとってはそれでいいのかもしれない。
ただ一人の死でも、雰囲気や内面の語りの雰囲気で、十分に重々しくなる。
と、なんだ「ただ一人の死でも」とはなんたることか、命を軽々しく語るな、と言われても、テレビをつければ多チャンネルで24時間のうちだけでも数百名は死ぬのだから仕方がない。とは言い逃れか。

ところでついに本当に話がそれるが、ノーベル賞ってどんな選考基準なのか知らん?
僕の好きな村上春樹氏はもらうかもらうかと結局与えられていないが、まあ文学賞の選考って難しい、常に「革新」が必要で、それを嗅ぎ取る嗅覚が老人たちに必要で、もちろん従来のうまさやら感じ入るなにやらがなければただの新しもの好きにしかならず、そういう文学賞についてのなにやらについて書かれた新書も出て、歴史ある塵芥川賞に関するあれやこれやという新書も出版されたみたいだ。

なにはともあれ、この恐ろしい、環境が少年たちを教育し、少年たちの自律に希望の光はなかったこのケースを見て、子どもは自由にとか、ゆとりとか、放任とか、そういうもろもろについて考えざるを得ない。

 たぶんあいつは、火事の轟々いう音よりも、なおはっきりとこの自分の心臓の鼓動の音を聞きつけているに違いない。いいか、悲鳴を上げるんじゃないぞ。用意はいいか。
 その蛮人は近づいてきた。もう腰から下だけしか見えない。あれはやつの槍の台尻だ。もう膝から下しか見えない。悲鳴を上げるんじゃないぞ。(p342)
posted by B&M at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0413『こころの処方箋』

★★★★4
こころの処方箋 (新潮文庫)
新潮社
発売日:1998-05
発送時期:在庫あり。
ランキング:2857
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 人生の機微を弁える難しさ
おすすめ度5 心の処方箋
おすすめ度5 普段頭で考えていることと、実際に感じていることの差異を明らかにしてくれる一冊
おすすめ度5 「こころ」の温度
おすすめ度5 穏やかになる。


 彼女に言わせると、いつも辛抱して生きているので、時にはたまらなくなって、少しぐらい休んだり、息抜きしたりしても当然ではないか、ということになるが、そのタイミングは、もっとも不適切だ、ということになる。(p52)


心に関しての「常識」的エッセイ。
迷ったときに、ファッションやツールのようには目に見えない「心」というものについてのこの55章の文章を読むと、ふと何かが見つかるかもしれない。

一人でも二人、二人でも一人で生きるつもりができているか、それをどの程度やっているかなどについて自らも知っていることが必要である。(p157)
posted by B&M at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

アフェリエイトの表示方法の変更

これまでは、JUGEMブログの「オススメ商品」を使って、アフェリエイトへの画像とリンクを取得していた。
このたび、JUGEM様は新しい管理者ページなるものを開発なされた。
そのため、このような他ブログへの転載が難しくなってしまった。
まあもともとほめられた行為ではないのだから仕方がない。

ということで、新しい方法を探しに旅立ったのだった。
まず、そのJUGEMの新しい管理者ページでなんとかならんかということだ。
無理だった。
HTML編集ページと紹介する商品とは別になっていて、編集できない。
すなわち、ソースのコピーができない。

次に、このSeeSaaのアフェリエイトを利用するのはどうかと思った。
検索窓の開き方に難があった。
そして、0409『女心はゆれるのだった。』の検索をかけて、ヒットしなかったため、使用を断念した。

ネット上に、アフェリエイトリンク作成支援のソフトかサイトを探した。
あったあった。
クチコミ・レビュー・価格比較・アフィリエイトツール【Amazy】だ。
いろいろなHTMLを吐き出してくれる。
この中から好きなものを選ぼう。

ということで、410冊目からの変更点です。

・画像に影がつきました
・画像の横に本の題名や作者名が表示されるようになりました。
・Amazonのレビュー関係が表示されるようになりました。よって、商品付近のテキストはB&Mのものではなく、Amazonのサイトのものです。これについてはうるさいので、今後どうしようか検討中です。


posted by B&M at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0412『TOKYO STYLE』

★★★3
TOKYO STYLE (京都書院アーツコレクション)
京都書院
発売日:1997-04
ランキング:79363
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 いつでも心をフラットに直してくれる
おすすめ度5 美と乱調のインテリア
おすすめ度5 TOKYO STYLE!!!


東京の暮らしの風景を写真に収めたという画期的な写真集。
この都築響一さんという人は、ほんとうにユニークな著作家だ。

世界はこれからますます不景気になり、多くの人々が経済的な余裕を失っていくだろう。狭い空間で気持ち良く暮らす術は、意外に未来的だったりするのかもしれない。(p19)
posted by B&M at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0411『SNEAKER LOVER』

★★2
ほしのあき写真集 SNEAKER LOVER
ゴマブックス
発売日:2008-02-01
発送時期:在庫あり。
ランキング:116842


ほしのあきとKIKS TYOというスニーカーメーカーのコラボ写真集。
つまり、靴とほしのあきの両方のプロモーションというわけだ。

ほしのあきというグラビアアイドルは、年齢の枠を押し上げて活躍するという意味で、この頃すごく尊敬している。
ので、買ってしまった写真集である。
エロくて、かわいくて、おもしろい。
うん。
まあ。


posted by B&M at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0410『うめめ』

★★★★★5
うめめ
リトルモア
梅 佳代(写真)
発売日:2006-09-04
おすすめ度:3.5


友人からの紹介で知った写真集を、偶然本屋で見かけて手に取って、そのまま買って帰った。
この人の視点が、愛おしい。
posted by B&M at 15:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0409『女心はゆれるのだった。』

★★2



きっと あたし達は
お互いのこと
大好きだったけど
でも それよりも
『自分』のことの方が
もっともっと
好きだったんだろうね(p60)


安彦氏の、女性の本音ぶちまけエッセイマンガ。
なかなか好きなんだけど、こういう暴露系というかは、普段から読みたいとは思わない。

posted by B&M at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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