2008年09月28日

0348『明日また電話するよ』

★★★3
明日また電話するよ
明日また電話するよ
山本 直樹

山本直樹の夢幻と感傷のベスト盤。
ここ十余年で書かれた作品から山本氏自らがセレクトし、解題も付されている。
といっても、解題は分量も少ないし、そんなに大したことが書かれているわけでもない。
『テレビばかり見てると馬鹿になる』とかの、ここ最近の短編を読んでしまってる僕にとっては、めずらしい作品もなかった。
ただ、何を選んでくるか、ってのには興味があったし、解題も、ちょっととはいえ、価値があった。

山本氏の漫画はエロい。
帯には西加奈子という作家が「私の中の女が犯されたような気持ち」と書いているが、エロい。
それは芸術的にエロい。
くどくないし、下世話でもない。
その芸術的なエロが山本氏の武器で、小学生の頃から僕はこの人の虜だ。

男がなぜ下半身をたくましく生きるのかとか、女性の秘密とか、四半世紀生きてまだまだぜんぜんわからない。

「今日、どうする?」
「どうしようかな?」
「・・・明日から仕事だし」
「そうだね。」
「じゃあ。」
「じゃあ。」(p363)


パソコンを使っての使い回しとかも技術にしてしまった山本氏だが、その意味深なセリフは引用だったり適当だったりするという。
そういう作品の作り方もありだし、そういう作り方をして小説を書いてみようかなあ、なんて、ちょっと考えたりした。
posted by B&M at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0347『新・同棲時代』

★★★★4
新・同棲時代―Peter Pans & Wendies’ short stories (ビッグコミックススペシャル)
新・同棲時代―Peter Pans & Wendies’ short stories (ビッグコミックススペシャル)
柴門 ふみ

柴門ふみお得意の恋愛漫画。
同棲をテーマに、「新」シリーズ、全2巻。
副題に「ピーターパンとウェンディのショートストーリー」という英語が冠されている。
未婚の僕にとっては重要な漫画だった。
「いつか見たあなた」とか「見合い専科」なんかが好き。

女たちが激すれば激するほど・・・
ぼくは興ざめていった。
誰だ この女たちは……(1巻、p156)
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0346『バイオメガ』

★★★★4
BIOMEGA 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)
BIOMEGA 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)
弐瓶 勉

宇多田ヒカルがブログでかっこいいと紹介していた漫画。
再編集して刊行されているみたい。
でも、確かにカッコイイ。
ゾンビ・ウィルス・ガンアクション漫画。
もうこれは、画を見てもらうしかない。

「見つけたわね!」
「大失態だ。ひき殺しそうになったうえに取り逃がしてしまった。」
「そんなに落ち込まないで。こんな早く見つかるなんて大収穫よ。
 それにあの おしゃべりなクマのおかげであの子の身元が分かったわ。」(p43、主人公とバイクの会話)
posted by B&M at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0345『聖☆おにいさん』

★★★★4
聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
中村 光

「ち・・・違う違う!大丈夫!今日はコレ 涅槃(ねはん)とかじゃないから!ほっとけ!」
「ただいま。
 ・・・プッ。
 仏なだけに?」(1巻その1 ブッダの休日 より)


イエスとブッダのゆるゆる生活。
こういうシチュエーションコメディみたいなの、着眼点と、あとは引用力ですね。
もうそのシチュエーション作ってギャグ言ってるだけで面白い。
宗教の勉強にもなる、なんて下心もあって読んでしまう。
あと、小ネタで、ブッダが手作りしているというTシャツの文字も楽しい。
現在も連載中。
posted by B&M at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0344『茄子』

★★★★4
茄子 (3) (アフタヌーンKC (314))
茄子 (3) (アフタヌーンKC (314))
黒田 硫黄

茄子をテーマにしたオムニバス短編漫画、全3巻。
黒田さんは独特の筆致で、へたうまな作家さんで、そういう漫画家こそが大人になって好むべき漫画だ。
どことなし、孤独な人たちを描くのもうまい。
孤独な中年なんて描かせたら、もうかなりツボにはまる。
SFなところもすごくよい。

「効いたんじゃないですか煙草が」
「効いてたらさあ
 誰かが外から開けにきてくれるってほれ」
「二本松さん どうして手で積むと強いんですか…」(3巻「その18」より)
posted by B&M at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0343『団地ともお』

★★★3
団地ともお 6 (6) (ビッグコミックス)
団地ともお 6 (6) (ビッグコミックス)
小田 扉

小田扉ののほほん小学生コメディ。
ともおの奇行なんかがさらりと描かれていて。
ヒューマンドラマでもあるんだよな。
まあなんにせよ絵がうまい。動きを絶妙なところで切り取っているというか。
独特のテイスト、まるちゃんとかみたいな漫画の系譜なのかな。
現在もビッグコミックスピリッツにて連載中。

「よしのぶの次は俺の番…一応、落語をパクってきたが、はたしてウケるだろうか…
 いっそ下ネタを使えば…話の中に一言『うんこ』と添えれば、簡単に笑いを…いや、そんなのプライドが許さない!!」(5巻p13)
posted by B&M at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0342『B.B.joker』

★★★★4
B.B.joker (2) (Jets comics (198))
B.B.joker (2) (Jets comics (198))
にざかな

0255『4ジゲン』の作者の昔の作品。
シュールで笑える、ツボにはまる。

「ねーあなた…私の事、まだ 愛してる?」
「何言ってんだ…当たり前じゃないか」
「そこで問題です。実は私もあなたの言を愛してる。○か×か!?」
「○!」
「ブーポン!」
「どっちだあああああ!」(3巻p014)

かなさんの画があると、ますます笑える。
全5巻。
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2008年09月16日

0341『センネン画報』

★★★★★5
センネン画報
センネン画報
今日マチ子

しばらく書いてないから、記事の書き方(フォーマット)を忘れていた。

この本は、ブログ今日マチ子のセンネン画報の書籍化だ。
今もウェブ上で更新を続けておられる。
その、不思議にわくわくしたり、懐かしい心象風景みたいな、何かを訴えているような、でもただそこにあるような、そのすべてが好き。

まずは今日マチ子のセンネン画報を見てみて下さい。

参考:
『センネン画報』発売記念!:AOLダイアリー(しりあがり寿氏との対談などあり。)
posted by B&M at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする