2008年03月23日

0340『Strawberry shortcakes』

★★★★4
Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)
Strawberry shortcakes (フィールコミックスGOLD)
魚喃 キリコ

この前これの映画を見た。(やっぱすごいわ冨樫さん参照。)
それぞれにちょっと違っていて、映画は映画でいいところはあった希有な例だった。
漫画のほうは、鋭く、痛い。

──菊地?
あたしだよ
今日 会って欲しいの
予定があっても 会って欲しいの
あたしに会って(p322)
映画の里子は魅力的だった。
漫画のほうは、なんだろう、どこか所在なげ。
でも、映画のほうの棺桶はなー。
ヒョロリは漫画のがすごい。
映画は神様神様ってうるさかったな。
全員をむりくり繋げようとするのもいただけない。
でも、そうしたほうがメッセージはある。
漫画のほうは読んだあとやっぱり散漫とする。
女性でもない僕にとってはなおのことだろう。
posted by B&M at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0339『新書365冊』

★★★3
新書365冊 (朝日新書)
新書365冊 (朝日新書)
宮崎 哲弥

古今東西新書をバッサリ。
その是非はともかくとして、月60冊(?!)の読書量とか、おそるべし。
そしてそれできちんと内容が理解できているのがおそるべし。
僕なんかでは、知的な新書は1週間くらいかかる(泣)

 新書というのは、世界にも稀な大衆啓蒙メディアで、こんなに気軽に、広範な知識に触れられる日本人は幸せだと思います。だから出版社も、もっと新書というメディアを大事にして欲しい。私にとって新書というのは、何よりも既存の価値観を揺さぶられる、そういう体験をもたらしてくれるものです。そういう新書を、どんどん出して欲しい。既存の知識を、安易にコピペしたり、思い付きをただ繋げたような新書は勘弁してもらいたい。
 じゃないとまた新書評を再開する気になれないよ。(360)

0338『ねじまき鳥クロニクル』

★★★★★5
ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)
ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)
ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)
村上 春樹

大傑作。
まとまりがないとかいろいろ言われても、全体として素晴らしい小説。
これが読めて、よかった。

大学の卒論はこの大長編の前身となった、短編「ねじまき鳥と火曜日の女たち」がいかに海外に翻訳されたかとか、この作品がいかに"Wind up bird chronicle"に「削られながら」翻訳されたか、とかをやった。

作品は妻が失踪する話でもあり、当時の僕の心境と非常にマッチンぐーしたので(失礼)忘れ得ない作品となった。

参考:0115『ねじまき鳥の探し方』
posted by B&M at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0337『ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論』

★★★3
ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論
ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論
立花 隆

知の巨匠。
「ネコビル」なる建物を造り、その要塞の中で知的生産を行う。
少しでもこの人に近しくなろうと思うのだが、到底ムリだ。
でも、その方法とか試行錯誤は参考になる。

 私の好みの書斎の条件は、1外界から隔絶された、2狭い、3機能的に構成された、くうかんである。
 そういう空間を作るのに、リンゴ箱はまたとない素材だった。(ハードp80)
その「わが要塞」の中で、椅子に座ったままで500冊くらい、ちょっと立ち上がるとさらに1500冊くらいの書物にアプローチできる、計2000冊というから驚き!!!

文庫版:
ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 (文春文庫)

0336『教育とは何か』

★★★★★5
教育とは何か (岩波新書)
教育とは何か (岩波新書)
大田 堯

大学時代にこの本に出会い、バイブルになった。
教養深く、わかりやすい文章の中で、教育について深く深く考えを掘り下げて行く。
その掘り下げるやりかたが単純でなく、非常に刺激的で、僕は教師を志すことを迷わなくなった。

 いじめの問題は、人間関係のからんだ複雑な要因にもとづくものではありますが、右に述べたようなばらばらにされた大人社会と、そこで人になろうとする子どもたちの社会的行動能力の獲得過程に生じている現象の一つでもあることは否定できないと思われます。(p66)
posted by B&M at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0335『小説の書き方』

★★2
小説の書き方
井上 光晴

 まず三冊のノートを準備して下さい。仮にそれをA、B、Cとしておきます。(p175)
中学生の頃、市の図書館で借りてきて、この教えを実行した。
3冊の大学ノートを用意して、
Aには日誌的なこと
Bには思考
Cにはフィクション
を書くのだ。
そのうち、ノートはAのみ1冊だけ生き残り、ABCの区別なく、のべつまくなし大学ノートにいろいろを書きまくるようになった。
今のその頃書いた20冊の大学ノートは宝物。
この本に対する評価は低いが、それとこれとは別の話。

今改めて考えるに、自分のその日の行動(A)と思考(B)から飛翔してフィクション(C)を創作するというのは、自分の創作活動について振り返るに、重要な起点になっているのかもしれない。
自分の知っている世界のことをしか、作家は親身になって書けない、親身になって書いていないものを読んでも、よっぽどの才がなければつまらないだろうと思うし、世に出す自信も生まれない、他人の時間ばかり奪って申し訳なくなる。
だから、僕の創作の動機や原点は、あるいはこれら20冊の大学ノート、あるいは頭の中の過去にあるのではないか、と思ったりしているこの頃である。

創作行動とは、常に過去にしか存在しない?
となると、それは歴史と繋がるし、思索したワダチたる哲学なのか?
posted by B&M at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0334『現代人の読書』

★★2
現代人の読書 (三一新書 435)
紀田 順一郎

もう聞かない新書の名前である。三一新書。
読書に関するいろいろ、紀田氏の場合。

六畳一間の団地アパート、盛り場周辺の貸間、慌しいオフィスや税務所の待合ベンチ──いずれこんな環境で読書することはやめるべきであろうが、他に時間がないからには、主観的に「独り灯」の境地をつくるような修養を積まねばなるまい。(p172)
本の保管とか補修とかまで網羅した全体的な本を目指している。

0333『デイト』

★★2
デイト (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選 (み-2-2))
デイト (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選 (み-2-2))
南 Q太

無軌道な若者のセックス、みたいに昔はいわれていたのだろう作品。
まあ今でも避妊しないとか快楽に溺れるとかはいけないことだけどね。
こういうわかものふーぞくみたいなのに憧れることは、今でもちょっとある。
山火事みたいなセックス。
でも、それをしたら疲れるだろうな、とも思う。

南Q太さんの近著がよい。
それについては25peso読書ノート:検索「南Q太」参考。
posted by B&M at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0332『Deadwood City』

★★★3
Deadwood City
Edward Packard,Barbara Carter

昔、小学生の頃に流行った、「○○なら次は○○ページへ」というような、あれ。
選択型RPGみたいな。
けっこう面白い。
中学生にはちょっと難しいけれど、こういうゲーム感覚で英語を読ませてみるのも手だ。

YOU'RE THE STAR OF THE STORY!
CHOOSE FROM 37 POSSIBLE ENDINGS.(表紙)
posted by B&M at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0331『小説家への道』

★★2
小説家への道
小説家への道

昔あった雑誌「鳩よ!」から作られた本。
うーん、どうなんだろう。
高校の頃読んだんだけど、当時から僕にとってはあまり印象がよくない本。
この頃読んだダ・ヴィンチのそれと何が違うのか。
追求する時間はないので捨て置く。

 最初の頃は、他人の作品を読むのが嫌だった。それが素晴らしい作品だと自分が書けなくなると思ったからです。しかし、小説には決定的な一行なんて絶対にあり得ない、そこに僕は気づいたわけです。言葉なんて、自分の内部にあるものではなくて、外にあるものを寄せ集めてきて組み合わせるだけだと。そこで、他人の小説を読めるだけ読んで、使える部分は使わせてもらおうという風に、発想を変えたわけです。(p10奥泉光)
この文章は、自分でも緑色のペンで「そーなんだ!」と書き込みしている、共感した部分。
posted by B&M at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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