2008年02月22日

0291『FOR SEASON』

★★★3
FOR SEASON (IKKI COMICS)
FOR SEASON (IKKI COMICS)
足立 和律

デビュー作にしてはすごいなあ。
思いがそのまま絵に滲み出てくるようだ。

山本直樹さんとか、あと初期の木尾士目さんとか思い出したり。

好きな絵柄だ。

切ない。

地方のなまりもいい。

こんだけ近(ちけ)ー所に埋めたらお互いがお互い遠慮し合って、実がでこーならん。(p11)
posted by B&M at 22:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0290『少年マーケッター五郎』

★1
少年マーケッター五郎 (Bamboo comics)
少年マーケッター五郎 (Bamboo comics)
しりあがり 寿

0268『表現したい人のためのマンガ入門』で紹介されていたので読んでみた。
それなりにおもしろいんだけど、まだ荒削り。
「へたうま」か「へたへた」か、という話が『マンガ入門』ではあるんだけど、『マーケッター』は時々「へたへた」かなあ。

鼻血がタバスコになるという
商品名" ぶ〜け(ハナ・タバ)"はいかがでしょう!!(p16)

でも、なんというか、ほんと視点というか遊びというのが大きいひとだなあ。
人間がまだちっぽけな文明しか持っていなかった頃の晴天みたいな、広くて、強靭な、平明さ。しりあがりさんは、地上にいながら天上の人であるような気もするのです。(しりあがりさんをさがして 小林信彦)
posted by B&M at 22:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0289『バシズム 日本橋ヨヲコ短編集』

★★★★4
バシズム 日本橋ヨヲコ短編集 (講談社コミックスデラックス)
バシズム 日本橋ヨヲコ短編集 (講談社コミックスデラックス)
日本橋 ヨヲコ

面白かった!
日本橋さん独特の物語で、斬新だった。
そして、日本橋さんが学校フェチだってこともポイント。
けっこう率直でエグくて、でもそれが素直でいい。

なんて思っただろう内海さん
「これだからネクラな男にちょっとやさしい言葉かけるとやっかいなのよねー」とか
「その面(ツラ)で告白されてもドリフのコントにしか見えないって」とか
「オナニーネタに使われてたかもーサイアクー!!」
・・とか思ったに違いない!!(p77)

いろいろ思い悩んだ自分の、遠い青春時代なんかも思い出したりして、そして今の子どもたちのことも思い浮かんだりして、もう面白かったし!!

巻末のあとがきみたいな「ワイルドシンプルライフ」の日本橋さんはすごく元気でキュート。

初期作品集なので絵柄に難。星ひとつ分マイナス。

どれもつたない作品ではございますが、一作一作その時期のマックスです。(あとがき)
posted by B&M at 22:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0288『「考える力」をつける本』

★★★★4
「考える力」をつける本―新聞・本の読み方から発想の技術まで
「考える力」をつける本―新聞・本の読み方から発想の技術まで
轡田 隆史

1997年、この本が出た当時、僕は14歳。中学生だった。
その頃、1度この本を読んだ。
理解できたとは思わないが、それなりに面白かったし、けっこう影響を受けたと思う。

2004年、再読。
「この本に救われた気がする。この頃の僕は硬直化していたからだ。ノートをとろう。自分にゆっくり染み込ませよう。」というメモがある。

その後、人に勧めたりもしたと思う。

朝日新聞の記者で、文章は非常にうまい。わかりやすい。
考える力とは何か?
──「自分で考えて動く子ども」を夢想しながら。

この表現では、何ごとかを表現したようでいて、実は何も表現していないに等しいのである。しかも、首相の顔を見つめている記者は、「複雑な表情」という表現を思い浮かべた瞬間、表情そのものに対する鋭い観察を放棄してしまうのだ。(ハードカバーp146)


文庫版:
「考える力」をつける本―新聞・本の読み方から発想の技術まで (知的生きかた文庫)
「考える力」をつける本―新聞・本の読み方から発想の技術まで (知的生きかた文庫)
轡田 隆史

0287『カクテル123』

★★★3
カクテル123 (カラーポシェット)
カクテル123 (カラーポシェット)
後藤 新一

カクテルの作りかたが豊富な写真とともに。
巻末の「カクテルの知識」には、分類や道具、グラス、料理なども。
小ネタもあってなかなかよい。
数日後、軍鶏を抱えた美しい士官が戸口に立っていました。喜んだ主人は早々に2人の結婚式を取り行ないました。この時、棚にあった酒を片っぱしからグラスに注ぎ2人に飲ませました。この混合酒があまりにもおいしかったので軍鶏の美しい尾にちなんで"雄鶏の尾"(Cock tail)と呼ばれるようになり、それがやがてカクテルとなったといわれています。(p36)

こういう本を読んでいると、よし、家に一式そろえておいて、ホームバーテンダーとかやってみるか、という気になってしまう。
すぐに飽きるくせに。
posted by B&M at 21:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0286『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』

★★★★4
村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)
村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)
安西 水丸,村上 春樹

幅が広く、ユーモアがある。
裸で家事をする主婦、文学全集、体罰、ハイネケン・ビール。
僕は村上春樹さん自身の、そういう生き方や考え方に強く魅かれてもいたのだ。

 ものを書く、ゼロから何かを生み出す、というのは所詮は切った張ったの世界である。みんなににこにこといい顔をすることなんてできないし、心ならずも血が流れることだってある。その責は僕がきっちりと両肩に負って生きて行くしかない。(p143)

吉行淳之介さんとの意外な関わりについては、考えさせられた。
posted by B&M at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0285『小説を書きたい人の本―好奇心、観察力、感性があれば、小説は書ける!』

★1
小説を書きたい人の本―好奇心、観察力、感性があれば、小説は書ける!
小説を書きたい人の本―好奇心、観察力、感性があれば、小説は書ける!
清原 康正

保坂和志さんのインタビューも収録されているが、内容はいたって簡素。
こんな単純な創作物にはあまり創作意欲も湧かないように思うのだが、はじめから敷居を高くしてしまうと誰も入ってこなくなる、そうかそれを計算して、すごく簡単そうに見せているのだな、マイッタマイッタ。

考え続けるということは、答えがあることではないのです。野球選手が素振りを続けるようなものですよ。(p23保坂和志インタビュー)

イラストの「いかにも作家っぽい髭の男」もいかがわしい。
いろんなことを単純化してしまった簡潔な受験問題集みたいなハウツー本。
まあそれだけにわかりやすくなっている部分もあるだろうが。
posted by B&M at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする