2008年02月10日

0272『頭がいい人の習慣術 [実践ドリル版]』

★★★3
頭がいい人の習慣術 [実践ドリル版]
頭がいい人の習慣術 [実践ドリル版]
小泉 十三

Q&A方式で、『頭がいい人の習慣術』を復習できる。元版は未読。

それなりにはっとさせられるスパイスみたいなのもあって、けっこうためになった。

 脳生理学者の大島清氏は、『もの忘れをなくす50の生活習慣』(KKベストセラーズ)という本のなかで、こんなことをいっている。「わかったつもりになっていることには、感動がともなわない。感動がないのなら、それはほんとうに理解していないと疑ったほうがいい。それはまだ、発展途上のプロセスの段階なのである。感動するまで、未知なる異性に好奇心を抱きつづけること。これが恋愛の鉄則であり、夫婦生活をマンネリ化させないコツなのである」(p163)
posted by B&M at 08:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0271『ショートソング』

★★★★★5
ショートソング 1 (1) (ジャンプコミックスデラックス)
枡野 浩一,小手川 ゆあ

短歌は初心者のころのほうが楽しいんだ。
つくればつくるほど苦しくなる。
とことん苦しくなるくらいやってみろよ。
それが才能あるやつの務めなんだから。(第一巻p70)


短歌でつづる、吉祥寺周辺の青春。
原作(小説)の枡野さんは南Q太さんの元夫で、歌人。

短歌をこれほど楽しく魅せてくれるのはすごい。
プロデュース力、というような意味でも参考になる作品だと思う。
まあもちろん、短歌をやればこんな風に美女に囲まれたりモテたりするわけでもないだろうが(笑)
随所に読ませる工夫があって、すごい。

芸術家のための言葉、みたいなのもよい。
創作物の面白いところは正しさとは別にあるんだ。
受け取る側はそれをわかってなくちゃいけない。
物を作らないやつには永遠にわかってもらえないかもしれないが(第2巻p81)

絵もうまい。
文句なしに面白かった。

わたしたちは五七五七七のフレームで捉えればいいのよ 虹を(第2巻p204)


ショートソング 2 (2) (ジャンプコミックスデラックス)
ショートソング 2 (2) (ジャンプコミックスデラックス)
枡野 浩一,小手川 ゆあ
posted by B&M at 00:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0270『陰日向に咲く』

★★★★4
陰日向に咲く
陰日向に咲く
劇団ひとり

映画化もされた超話題作。
この本についてレビューしたサイトをいくつか拝見しました。
おおむね、「芸能人が書いた本なんてと思っていたのに」「泣いてしまった」といった感じで、難は「文章力は・・・」「アラがある」みたいな感じで、全体として作品評価は高いみたい。

「巧さ」みたいなものじゃなくて、純粋にほろりとさせられる、そんな感じの小説でした。
やるじゃないか劇団ひとり。
テレビのバラエティなんかで見てると、ちょっとうるさいな(いろいろと)、と感じるところもあるのですが、その才能やキャラクターは憎めない。
むしろQuickJapanの特集とか読んで、生き方はすごく好きになった。

25歳部分を引用。
 二十五歳の頃にギャンブルを憶えて、真面目に貯めていた金がなくなると、愛想を尽かした彼女に振られて、それでも懲りずにギャンブルを続けて、今度はサラ金に手を出してって、あの頃から俺は金と時間と情熱を無駄にして、人生を浪費してきた。(p136)

***

本を読む女。改訂版 | 「陰日向に咲く」劇団ひとりさんとこでは、読んでる途中、読んでる最中に感想をアップしたような跡が見られて、小説は「読んでいる最中にしかない」ということを考えて、よくよく考えてまとめなくても、読んでる最中の感想とか感じを書いてもいいのだと、ちょっと慧眼だった。

読むなび!(裏)さんとこのレビューの書き方が細かくて、感銘を受けた。(陰日向に咲く、Mac版Safariでは表示が崩れてしまう。Firefoxでもダメ。Internet ExplorerならOK。)
感想をブログに書くのに、「穴埋め式」の穴みたいに、項目が決まっていて、
例えば
≪作品タイトル 作者≫
≪読むなび!採点結果≫
≪梗概≫
≪テーマ0:読む前の印象は↓でした≫
≪テーマ1:物語の核(トリック、設定他)を語ります!≫
≪テーマ2:この場面で、私は泣いた、笑った、驚いた!≫
≪テーマ3:気になったポイントにつっこみます!≫
≪テーマ4:登場人物に関して物申す!≫
≪テーマ5:書き残したこと・・・≫
というふうにして、それぞれについて書いていたりする。
100点で作品を評価するとき、『作家の値うち』で福田氏は特に採点基準は公開していなかったが、このサイトさんでは
・おススメ度
・斬新さ
・ストーリー
・読み易さ
・キャラクター
・テンポの良さ
・ラストシーン
・鑑賞後印象
・感動
・デザイン
の各10点、10観点で評価している。
これは非常によく考えられた評価基準だと思った。
まあ各項目について考えていくとまた難しいのだが・・・(例えばオススメ度、道徳的にとかそういう意味合いを含めるかどうかとか。読みやすさとテンポの良さの違いとか。ラストシーンと観賞後印象の違いとか。)
「感動」という項目がいい。「感情」がどれだけ「動いた」か。
あと、デザイン。なるへそ。確かにそこも重要。

***

Yahoo!ブックス - インタビュー - 劇団ひとりにインタビューがある。
気になったところを引用。

「編集者さんからのもともとの依頼は、“ネタ本」
「技術面でいっても、一人称だと難しい表現しなくていいんじゃないかという目論見もあって」
「何回も読み直して、つっかかったら直す、つっかかったら直す、を繰り返して書いていった」
「ノートにキーワード書いて、矢印を引きながら、オチはこうなると考えていても、実際にセリフを起こして、キーボードを打ってると感情が入ってくるから、最初に冷静に考えてたことは見えなくなってしまう」
「小説のオチって、頭で、理屈だけで考えても、そこにいい言葉が出てこない限りは、しっくりしたオチにはならないんだなあ」
「それは、僕のファンではなくて、僕のアシスタントの女の子、ちょうどこの話のアイドル、ミャーコと同じぐらいのアイドルのファンの人たちで。その人たちが、寒さにぷるぷる震えながら、それでも何時間も待っている姿は、ほんとにピュアだなと」
「だから一か所だけ、“山梨のラジオ”というキーワードを入れたんです。それは僕の自己満足でしかないんですけど」
posted by B&M at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする