2008年01月08日

0233『私の読書法』

★★★3
私の読書法
大内 兵衛 他

謙虚な人が多いように思う。
謙虚は美徳だ。

昔の著名な人たちも、読書と悪戦苦闘していたのだなあと思わされる一冊。
トップバッターは清水幾太郎氏。

ショウペンハワーかだれかが、読書とは他人の馬を頭の中で走らせるだけだという意味のことをいったそうだが、あるいは行動し思考するのをさぼるために読書で時間をつぶしているのではあるまいか。そういわれればわたしにも思いあたる節がないではない。(p20 「1月・1万ページ」より)

0232『本とは何か』

★1
本とは何か―豊かな読書生活のために (1979年)
小林 一博

本の世界の仕組み、本がどのような方法で生み出され、読者の手許に届いているか、を一般の読者に向けて解説した本はあまりないと思った(あとがき)
とあるように、1979年近辺の本の周辺事情が伺える。

つまり、いいたいことは、同じような本は出したくないということ。同じような本を出さなければ食べていけないなら、食べることのほうを節したいと思っているのである。(p87)

0231『バカのための読書術』

★★★3
バカのための読書術 (ちくま新書)
バカのための読書術 (ちくま新書)
小谷野 敦

非常に刺激的なタイトル。
著者自身も攻撃的。
挑戦的な本の選択が面白い。

繰り返しになるが、「バカ」といってもいろいろあって、私は「難解な哲学などがわからない」という人にはかなり同情を寄せているし、自分自身そういうバカである可能性も否定できない。けれど、私は「無知」とか「怠惰」に対しては極めて厳しい。「頭が悪い」のを克服するのは難しいけれど、無知は努力によって克服できるし、それをしようとしない「怠惰」は、犯罪的だと考えているからである。(p012)

0230『「反」読書法』

★★★3
「反」読書法
「反」読書法
山内 昌之

樋口氏の「実読」と「楽読」のようなことを、山内氏もおっしゃっておられる。

「反」読書法とは、「他人がどういう本を読んでいるのかをまったく気にしない(p12)」、つまり世間一般の読書とは違っていい、自分の興味、興奮中心の読書法ということ。

こま切れ時間などを駆使して、可能な限りその知の領域にどっぷりと浸かることが必要と説いている。

本の価値としては、著者のユニークな本案内、読書日記あたりにあるのではないか。
普通に読んでいては出会えないような本(学術的なもの)に縦横無尽に触れられておられるのが刺激的だった。
まあ、僕は、そこに書いてあるほとんどを未読なのだけどもね。

 読書する際に、あらかじめ著者や作品に偏見をもってはいけません。(p33)


 ところで、戦史や戦略学は、欧米では大学やアカデミーの重要な学問領域とされており、どこの本屋に出かけても広いスペースを割いています。(…)むしろ真の平和を達成するには、いかに軍事や戦争を廃絶するべきか、必要な知識をもたずにこの問いに答えられると考える人はあまりにもナイーヴにすぎます。(p34)

0229『本はどう読むか』

★★★★4
本はどう読むか (1972年) (講談社現代新書)
本はどう読むか (1972年) (講談社現代新書)
清水 幾太郎

今となっては、読書に関する非常に基本的な書。
講談社現代新書297番である。
上の画像は昔のもの。
現在は、この新書シリーズの表紙は改訂されていて、上のような味のある絵はなくなっている。

清水氏には他に、『論文の書き方』という新書もあったりして、名刺について3(美しさについて)にちょっと書いているけど、実のあることを書かれていらっしゃるので、今になっても色褪せていない。

モンテーニュとは無関係に考えても、読者自身、深い感激をもって読んだ本でありながら、その本の内容を忘れてしまったという経験を持っているであろう。(p71)

0228『大人のための読書法』

★★★3
大人のための読書法 (角川oneテーマ21)
大人のための読書法 (角川oneテーマ21)
和田 秀樹

膨大な著書を書かれている和田氏の読書法。
本は買え。自由度を保つために、一冊の本のはじめから終りという手順に縛られるな、というところは気に入った。
けれどもそれは、結局は「自分を読む」ことに終始することになり、「他者を読む」ことには永遠に辿り着かないのかもしれない。

この頃また、自分と他人について考えている。
孤独とか、他者に辿り着けるかとかは、高校、大学時代の思考のテーマだったように思う。

iTunesや読書記録やなんかは、結局のところ、自分を軸とした世界の定点観測でしかない。
人は、その自分中心の世界しか見れないのではないか。
軸をずらすことなど、できはしないのではないか?

流行っていた「自分探し」というのも要は軸を通しての世界を見渡すことでしかなく、世界に無数にあるメニュー、無数にあるインデックス、無数にあるニュース、無数にある作品群、それらを「自分」にくぐらせて、何が見えるかを考えるだけのことではなかったか。
世界中に様々なコンテンツが存在し、それらすべてを消費できるわけではない僕らは、それでは生涯自分探しを完了させられるはずもなく。

道は、ふたつだ。
ひとつは、
他者には辿り着けない、あるのは自分だけ。
他者はどうにもならない、変えられるのは自分だけ。
というふうに考えて、自分を豊かにしていくことだ。
もしかしたら、ニーチェが言った「超人」って、こういうこと?

もうひとつは、いや、他者につながる道が何かあるはずだ。
ヨガ、スピリチュアル、自然がそのヒントかもしれないし、インターネットの中の集合無意識にひたるのもいいかもしれない・・・。

僕は今、自分の腑に落ちる何ものかを探し求めている・・・。

 自己愛が強いというのは、わかりやすくいえば「プライドが高い」ということである。こういう人は、自分の失敗やミスを必要以上に怖れたり、自分のやることはすごく良くなければならないと思っている。だから完璧にできないものは、必要なことでもつい後回しにしてしまう。現実には優先してやるほかのことに全ての力を注ぐので、完璧にできないことは結果としてやらないことが多くなるわけである。要するに、やるかやらないかの二者択一をしているようなもので、オール・オア・ナッシングになってしまう危険性があるのだ。
 かつて私が本を読めなかったのは、一つにはこんな理由があったからだろう。一冊全部、全ページを読むのが苦痛で仕方がないので、初めから読むことを放棄していたのである。また、そのことが「自分に能力がないせいである」と認めたくなかった。そのため「そもそも読書にはそれほど価値がない」と思い込むことでプライドを保っていた節がある。(p57)

0227『ゆらゆら』

★★2
ゆらゆら (Feelコミックス)
ゆらゆら (Feelコミックス)
南 Q太

ゆらゆら揺れ動く乙女心。
くっついたり離れたり。

でも、主人公がちょっとおバカな女の子ってところあたりが、設定としてずるいな、と思う。
まあそのあたりは『NANA』とか、流行りか。

うかつに人肌を求めたりすると
そのあとがよけいに寒さがこたえてきつい・・・
posted by B&M at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0226『あたしは貝』

★1
あたしは貝 (ぶんか社コミックス)
あたしは貝 (ぶんか社コミックス)
内田 春菊

「結局あたしは仲のいいふりして暮らしてるのよ」
「そうなの?」
「だってそれしかないんだもん」

なんだかんだ言ってもヒモの男をなんともできない女のお話。

残業ってだけで露骨にいやな顔をする・・・
自分より収入が少しでも多いと攻撃してくる・・・
posted by B&M at 21:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする