2008年01月01日

0223『レバレッジ・リーディング』

★★★★4
レバレッジ・リーディング
レバレッジ・リーディング
本田 直之

わかりやすくクリアな文章で、かなり面白かった。
どこかで読んだよ、ということも、確認したり、再考したりできた。
ところで、「すでにどこかで書かれてあること」が一冊の新刊の中に占める割合は、どのくらいまで許されるだろうか?
もちろん、読書法なんてごまんとあるジャンルの本だから、その中で2割でも新しいことや先進的なあればいいだろうか?
そういう意味では、じゅうぶんそのくらいは、読みでのある部分が、僕については、あった。

第2章はこの頃考えている、消費者は「インデックス」とどう接するべきか、みたいなことを考えながら読んで、いいカンフル剤になった。

 わたしも一時期、そんなふうに思っていました。
 ある程度の量を読んだら、もういいのではないか。仕事の「基礎体力」とでもいうべきものが身についたら、あとはその貯金だけでやっていけるのではないか・・・。(p47)

しかし、本書はあくまでビジネス書の読み方であって、実用的な、樋口氏(0140『差がつく読書』の著者)の言い方なら「実読」のほうにしか焦点が当たっていない。
僕の場合は小説もこれからたくさん読まないとなあ、と思っているので、そのあたりは平野啓一郎氏のほうを読んでみるか・・・。

0222『僕たちの好きな村上龍』

★★★3
僕たちの好きな村上龍―Tribute to Ryu Murakami 別冊宝島 (839)

『愛と幻想のファシズム』では500冊くらい経済書読んだんですけど、それは、経済のことをわからないと書けないなあって思ったからなんです。

このインタビューはすごくためになる。
映画化されているものが、見たい。
映画『トパーズ』くらいしか見たことがないので。
posted by B&M at 21:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0221『『希望の国のエクソダス』取材ノート』

★★★★4
『希望の国のエクソダス』取材ノート
『希望の国のエクソダス』取材ノート
村上 龍

中学生が一斉に登校拒否になって蜂起する小説のための取材ノート、対談の記録。
このようにして、あのようなリアリティのある長大な小説は生まれるのだ。

 そして彼らが示してくれる可能性は、そのすべてがわたしの専門外の情報だった。個人的にはまったく興味のないこともあった。だがわたし自身の興味などどうでもよくて、重要なのは『希望の国のエクソダス』という小説にとって必要な情報かどうかということだった。(物語が情報を捉える瞬間──『希望の国のエクソダス』が生まれるまで)
posted by B&M at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0219『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』

★★2
もし僕らのことばがウィスキーであったなら
もし僕らのことばがウィスキーであったなら
村上 春樹

しかし残念ながら、僕らはことばがことばであり、ことばでしかない世界に住んでいる。僕らはすべてのものごとを、何かべつの素面のものに置き換えて語り、その限定性の中で生きていくしかない。(前書きのようなものとして)

去年、ほんの一時期だけ、ウィスキーにはまったことがある。
ニッカのホームページが気に入った頃だ。
丁度、スーパーで売られているボトルにグラスがついていたので購入して、晩酌に飲んでいた。
でも、僕にはウィスキーは向かないようだ。
大学時代にジンをストレートで飲み過ぎて吐いて、それ以来なんとなくジンとは距離を置くように、なんとなく「そぐわなさ」がある。
なので、この写真エッセイとも距離があった。
『シドニー!』とかと同じように。
村上春樹氏とは、かなり親密な感じを抱いているのだけれど。

文庫版(単行本と比べて写真の数はどうなっているのだろうか?):
もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)
もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)
村上 春樹
posted by B&M at 21:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0218『世紀末を一人歩きするために』

★★2
世紀末を一人歩きするために
世紀末を一人歩きするために
村上 龍

村上龍の名言集。
旅、女、欲望と希望、小説など全9章。

いさぎよい答
 なぜ書くか? という問いに、「死にたくないからだ」とシリトーは答えた。そのようないさぎよい答えを私は初めて聞いた。うれしかった(p197)
posted by B&M at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0217『さびしくてたまらないときのために』

★★★3
さびしくてたまらないときのために
俣野 温子

自分よりも大切にしている人がいて
それだからこそ、深く傷ついたこともある
すべての人のために。

かわいいイラストで、日常にひそむいろんな落とし穴に気づかせてくれます。

けれど夢を持ち続けることを目標にしていると
とっくに夢が叶っているのに
足りないものばかりが目について
夢が逃げていかないようにと
見張るようになっている。
posted by B&M at 21:04 | Comment(0) | TrackBack(1) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする